2018年8月11日土曜日

山をも動かす甲子園!

 今日はAチームは三連覇がかかる伊賀大会へ。僕は申し訳ないけどショウゴ達の白山高校の応援へ。早朝5時からユウ達とお散歩も済ませた。今朝の朝刊には昨日の全国優勝市長訪問の記事が比較的大きく掲示されていました。嬉しいね!
 
  朝8時半には家を出て津駅前の集合場所へ。もうバスも停まっていて沢山の方が来られていた。Aチームが応援に来れないので今日はOBの人達中心。ショウゴの同級生、セイヤもショウダイも来てくれた。アツヤもハヤトのお兄ちゃん、カツミのお姉ちゃんやご父兄の皆さん。マナヤパパも来てくれた。
ショウゴ応援バス 13号

 ショウゴ応援バスのNOは13。ここで13。。どのくらい有るんだろうと思っていた。出発して上野ドライブインでバスが集まり、そこから車列で甲子園まで行くらしい。その上野ドライブイン。沢山のバスが停まっている。ドライブインの中はグリーンの下剋上シャツを来た人達だらけ。で、バスのNOを見ると36まで有った。ここで36台??一体何台来るんだろう。
何と何と何と50番のバスまで有る!!

 そして甲子園のバス駐車場へ着いてバスを降りて入って来るバスのNOを見ていると。。45?そして50を着けたバスも入って来た。凄い数だよ。1台40人乗っていると仮定してもそれだけで2000人だよ。電車や車で来られる人達もいるだろう。白山の山あいの町は半分以上は甲子園に来ているのではないか、そう思えるぐらいの人の数だ。
名電のベンチ外の子達。中学部も有るようだね。

 甲子園球場へ向かう1キロぐらいの歩道。すぐ前には白山の対戦する愛工大名電のベンチに入れなかった選手達だろうね、女子マネジャー達と一緒に歩いている。グリーンの下剋上シャツ着て、白山のキャップを被ってちょっと声をかけて見た。
「君ら、部員は沢山いるの?学年は?」
名電は選抜のトライアウトみたいなのが有って各学年15人しかメンバーに入れないらしい。だから全学年で45人。全部寮生活だ。それ以外は寮にも入れない。予備軍に成るのだろうか。どこも競争は相当厳しい。


 球場に入ると2試合目は延長戦に入りまだ終わっていない。幸いと言うか延長10回で終わったが、まだ1試合待たなければいけない。もうすでに球場の外周はグリーンの下剋上シャツが特に目立つ。他府県でも人気の白山グッズ。地元の人が欲しいと思っても手に入らないそうだ。ネットでは倍ぐらいの値段で売られているとの情報も。。
 マナヤパパが見知らぬ人に声をかけられてリュックを下して背中の下剋上を撮られている。ああ、それ程、世間の人達にも関心が有るんだろうね。僕も「写真いいですか?」と言われてリュックを下した。
ショウゴパパも下剋上シャツ。

 1塁側アルプス入口はまだ西陽がきつい。反対側のNHKの建物の陰で待っていたら、知り合いの人達が時々挨拶をしてくれる。大体は覚えているんだけど何処の誰だったか解らない人もいる。申し訳ないけど覚えきれない。すぐに忘れてしまう。栗葉の人達も沢山来られていたね。いつもの県会議員さんもリーグの人達も。白山オールスターズの選手達、今年卒団した中学生達も来ているね。みんな会釈をしてくれる。ショウゴのお父さんも来た。まだ三試合目は3回が終わったぐらい。それでもアルプスの入口で行列が始まった。しばらくするとゼッツの子達が走って来る。その中からカツミが元気よく挨拶してくれた。トモキも。途中までバスで来て電車で来たようだね。
カナトパパとノブトラパパの背中は大きい~

 6回が始まる頃にはもう相当な人達が並んでいる。日陰も伸びて来て少し涼しくは成って来た。じゃあ、そろそろ並ぼうかと並び始めたらすぐ前に3年生のカナトがパパといた。その前にはノブトラの大きなパパも。2年生のノブトラ・パパは白山の東監督と同級生で同じ高校でプレーしていた様です。その監督応援バスで来たようです。色んな人達とのつながりを感じる甲子園。
超満員のアルプス。外野も凄い人。

 三試合目が終わって入口から少しずつ人は入って行くが、これが中々進まない。良く甲子園のアルプス入れ替えでは試合が始まっても入れ替えが終わらず入りきれない事が有る。今日もそうなるかも。。と思っていたが何とか間に有った。それにしても凄い人だよ。アルプスには入りきれずにもっと席を詰めてくれ!と言うアナウンスも流れている。アルプススタンドは緑の山の様に埋まっている。本当に良く集まったね!

打て!ショウゴ!

 そしてすぐに試合が始まった。白山の先行、ショウゴのバッターボックスから試合が始まる。ショウゴは少し身体が開いたか、センターフライ。続く2番がライト前ヒットでアルプスは凄い声援。2死の後、4番の打球はライナーで左中間へ飛んで行く。抜けそうな打球だったが名電のレフトは良く鍛えられている。これを好捕され無得点。1回の表を見た印象では面白いゲームに成りそうかな、と思っていた。

 そしてファウルボールの後、ピッチャーにボールを返すアンパイヤは左で投げる。あ、堅田さん?と思ってスコアボードを見ると主審は堅田さん。このブログの中でも何度か紹介したあの簑島×星稜の延長18回を投げぬいた星稜のエースだった堅田さんだよ。そんな事も有って、いいゲームに成るように期待していた。 2009年夏三重高VS熊工の主審はあの人!
主審は堅田さん。

 その裏、先頭をセンター前ヒットで出す。先発した5番。県の準決、決勝でも投げていた投手。今日は力んでいるのか慎重に成っているのか少し前に来ているようにも感じる。低く外れるボールが多い。そして1塁けん制。何でもないボールだったと思う。背伸びする必要もない送球だと思ったがファーストのミットの上をボールは抜けてライトファウルゾーンへ。ファーストも捕球したと思っていたようですぐに何が起こったのか解らない感じだった。その間にランナーは3塁。相当緊張しているんだろう。1回の表裏のファインプレーと何でもないミス。これがこの試合の流れを分けたような印象だった。

 まだ初回、前進守備をしなかった白山。それで良いと思うが2番バッターにもセンター前へ。3番の打球は高く上がった深いショートフライ。ショウゴが回り込んで良く捕った。4番にレフト前で1,2塁。続く5番は三遊間寄りのゴロ。良くショウゴが捕ったというべきだろうね。セカンドはフォースアウトにしたがファーストは間に合わない。その間にランナーは帰る。6番にはまたセンター前で痛い3点目。

 名電のこの試合の打撃は殆どがセンター前の打球。特に左バッターが待って小さくミートする、と言う印象だった。2,3,4回と無失点で抑えたが5回、1番バッターのピッチャーゴロをはじいた打球をショウゴがダッシュしたが間に合わない。2番、3番と続けてセンター前の低い打球。センターも少し深い位置なのでバックホームも間に合わない。更に5番にセンター前。徹底したセンター返しのバッティング。これは少年野球でも見習うべきだろうね。この回4失点。ディフェンスでのミスは無い。後はポジショニングだけだろう。

 6回にも1番にセンター前から盗塁、2番にはレフトへタイムリーを打たれて8点目が入った。白山の打線は名電の左の先発をランナーを出しながら中々チャンスを作れない。5回からは右のエース1番が登板してきて大きなチェンジアップ気味のカーブと低めに曲がるスライダー、140㌔代のストレートで殆どのバッターが手こずっている。8回四球とセンターへのヒットで2死1,2塁でショウゴに回って来たが良く粘ったけれどレフトフライ。フルスイングは出来なかったね。
後半はナイターと成った第四試合。凄いアルプス!

 でもそのショート、ショウゴのフィルディング。本当に素晴らしかった。高いバウンドのピッチャーがかすめたゴロ。ダッシュしてきてファーストアウト。三遊間の一番深い所の打球もダイレクト送球でファーストアウトにした。良くセンター前への打球が多かった名電。センターへ抜けようとする打球を球際好捕して一回転してファーストへダイレクト。スタンドが大騒ぎのプレーだったね。
みんな良くここまで頑張った!!

素晴らしい夢をありがとう!

 アルプススタンドに入りきれない程の白山応援団。埋めつくすグリーンとホワイトカラー。この場にいたみんなの脳裏に残るだろうね。グランドの選手達も敗れて悔しいだろうけど、清々しい気持ちだろうと思う。グランドの選手達、監督さんコーチの皆さん、そしてスタンドの山のような応援団。全てに拍手を送りたい。ショウゴ、ありがとう!

甲子園の砂を集める選手達。また来年戻って来い!

 球場を出て大混雑のバス駐車場への帰り道。殆どが下剋上シャツの人達でその中で後ろから声をかけてくる人がいた。え?と思ったら名電応援シャツを来た人だった。
 彼は元職場の僕とは20才ぐらい違う同僚。息子さんが野球をやっていて良く話もしていた。同じスポーツ少年団で頑張っていた。その子は大きく成って名電に入り学年15人枠にも入って寮生活をしているらしい。今日の白山の5番バッターで3打点を上げられたセンターの子だよ。守備も良かった。それにしてもあの下剋上シャツ軍団の中、もう辺りは8時近くで暗い中で良く僕だと後ろから解ったね。ちょっとビックリした。今度は目先も変えて応援してみよう。
ショウダとアツヤは高専の全国大会(宮崎)に出場するようです!頑張れ!

 ショウゴの同世代には小学生時代に対戦した関パワーキッズの子も竜谷大平安で出ている。この日の第一試合で先制3塁打を打った3番バッターだよ。セイヤ達は知っていたからショウゴも覚えているだろうね。
 バスが津に着いたのはもう11時前。長い一日だったけど素晴らしい思い出に残る一日。ショウゴのお母さん、お父さんも皆さんも本当にお疲れさまでした。
 さあ、次に夢を見せてくれるのは誰かな!!これからも楽しみが増えてきそうだ。
 皆さんありがとうございました!!

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