今日は午後3時からの試合なので、朝はゆっくり。子供達とホテル近くの常盤公園に準備運動も兼ねて歩いて出かけた。ここはそれなりに整理も手入れもされている。ただ、この時期は人が少ないのか、回りは何だか淋しい。お年寄り達が時間をつぶしているような、そんな情景が見れる。今日は土曜だし、もっと人が居ても良いような気はするけど。日本の公園100選の看板も有った。
北海道へ来て気温は10度以上は違うし、体調を崩さないか心配していたが今のところ大丈夫なようだね。
12時にホテルを出発し、いよいよスタルヒン球場へ。球場の前にはスタルヒンの銅像も有る。入り口にはブロンズやパネルが飾られていた。地元旭川の誇りなんだろうね。
近くの軟式野球場でアップして試合に備えた。ケントは調子良さそうだが、少し腕のトップが下がってくるのが気になる。相手は中国代表の福川さん。キャプテンの大柄なキャッチ中心のチームだ。
1回表の攻撃では、四球のリクトを2塁まで進めたが、バントがサード小フライで後が送れない。
2回にはユウヤがセンターへヒットの後、ルイはバント失敗の後、何とか転がして2塁。エンドランをかけたが空振りで3塁アウト。普通に打たせたら、中々結果は出ない。動くしかないと思っていたが、バントや最低でも当てる事が出来ていなかった。
ケントは2回裏に1死の後、5番にストレートの四球。速いボールが少なく、体調が悪いのかそんな気さえして、何度か聞いたが大丈夫と言う。どうせならもっと速いボールで押して欲しい。
盗塁の後、6番に左中間へ。打ち取ってはいる打球だが、レフトもライン寄りだしこれは仕方なし。ただカットプレーもお粗末だったが、良くつないで2塁ランナーはホームで微妙なタイミングだったが、リクトのブロックも良く、タッチアウト。ここは良くアウトにした。
そして2死3塁で7番にはセンター前への打球。
この時もシンペイの位置は少し深い。先ほど左中間のイメージも有る。仕方が無いがセンターゴロが取れない。セーフとなって1点先制された。後、2,3歩前のポジショニングなら充分にアウトに取れると思う。
そして3回表、2死からリクトが四球。そして盗塁。キャッチは肩はいいし普通に走れるレベルではない。ただ少しピッチャーの間合いが長く、モーションもゆっくり目だったから思い切ってかけた。
ソウには待たせて3球目にエンドラン。高目のボールをサード前の高いバウンドの理想的なゴロとなり、サードの送球も少しずれてセーフ。リクトが帰って同点に追いついた。
3番レイヤにはフリー。いつもの様に良く粘ってくれた。その間にWPでソウは2塁に行き、打球はセンター前に抜け、ソウはホームインし2点目が入った。
続くケントも良く粘って3塁線の強い打球。サードはファンブルしたが、2死だしスタートしたレイヤが3塁でタッチアウト。これは仕方ないだろう。
1点リードして3回裏。1死から出してはいけない1番バッターへ四球。2死とはなったが、3番にライト前にバウンドするライナー性の打球。タイキは迷った様で、最後に下がってしまった。打球はネットまで転がる。残念だったのは中継プレーが全くつながらなかった事。ショートのソウにも大きく外れ、バッターランナーまで帰ってしまい逆転されてしまう。
あの打球をアウトにするのは難しいかもしれない。けれど問題は1番の四球と中継ミスだ。
4回以降はケントもしっかり踏ん張っている。最初はどうも体の動きが気になっていたので、3回ぐらいに「お前、何か調子悪いのか?」と聞いたが、「大丈夫です!」
ケントはその後をしっかり抑えてくれた。
4回表には四球をもらって無死満塁のチャンス。思い切りのいいコウキを代打に出した。
腰は伸び上がるが、上体や手首の強さでミート出来れば外野まで飛ばせるだろう。
コウキにはフリーで打たせて良く粘ってくれたが、打球は右中間へ。僕のほぼイメージ通りだったけけれども、センターはポジショニングも良く捕球され、3塁のシンペイはベースに戻ってしまう。距離的には難しいと思うけど、あそこは打った瞬間にタッチアップの用意をして欲しかった。
続くトモキには動くしかない。2球目にスクイズをさせたが、キャッチ前のゴロ。動きのいいキャッチがベースを踏み、ファーストへ投げてDP。
一番のチャンスで点が取れない。残念だけども仕方なし。
そして1点リードされて7回表。
2死の後、ソウイチロウからケントまで連続四球で2死満塁のチャンス。
この時、最後に成るかもしれないレイヤに声をかけてやろうと、ソウが出てからタイムを取ってレイヤに一声をかけたが、もうこの時に泣いていたね。
ケントも5回に左中間へ打ったライナーの打球を好捕されて、マウンドへ行く途中は、もう下を向いていた。
そしてシンペイは呼んでも声も聞こえていない。攻撃で1イニングに2回もタイムを取る、なんて事は僕も初めてだけど、タイムをかけた。
「シンペイ、頭の整理は出来ているか?どこを狙う?どのコースを狙う?」
「右中間、センター方向の打球・・・」とは答えてくれたが、このプレッシャーの中、追い詰められた緊張が有ったのだろう。1球目ストライクを見送る。2球目も。僕としてはエンドランをかける事が出来なかったのが悔いが残る。ファーストゴロでゲームとなった。
この試合で一番感じたのは、まだまだ子供達には気持ちの弱さが有るという事。
まだ小学生だし、それは無理がない事だけど勝負事で一番大事なのは、本当にプレッシャーのかかる追い詰められた時でも冷静に状況を理解する事だ。
僕も大きな勉強をさせてもらった。もっと解りやすいいい言い方をすればよかっただろうし、積極的な攻撃も必要だった。
これからも子供達の野球は続いて行く。最大のピンチの時に、最大の最後のチャンスの時に冷静で、ちゃんとやるべき事が整理出来る様に、しっかり練習して自信を付けて強く成って欲しい。
この素晴らしい全国大会。素晴らしい球場。素晴らしい主催者のサポート。ほんの一握りの選手達しか経験できなかった事。
僕に取っても、子供達にとっても、またずっとサポートして頂いているご父兄の皆さんにとっても素晴らしい経験だったと思う。
全国大会でベスト8なんだから、自信を持って胸を張って帰ろう!
夢をつないでくれてみんなありがとう!!また、次を目指そう!
北海道へ来て気温は10度以上は違うし、体調を崩さないか心配していたが今のところ大丈夫なようだね。
12時にホテルを出発し、いよいよスタルヒン球場へ。球場の前にはスタルヒンの銅像も有る。入り口にはブロンズやパネルが飾られていた。地元旭川の誇りなんだろうね。
近くの軟式野球場でアップして試合に備えた。ケントは調子良さそうだが、少し腕のトップが下がってくるのが気になる。相手は中国代表の福川さん。キャプテンの大柄なキャッチ中心のチームだ。
1回表の攻撃では、四球のリクトを2塁まで進めたが、バントがサード小フライで後が送れない。
2回にはユウヤがセンターへヒットの後、ルイはバント失敗の後、何とか転がして2塁。エンドランをかけたが空振りで3塁アウト。普通に打たせたら、中々結果は出ない。動くしかないと思っていたが、バントや最低でも当てる事が出来ていなかった。
ケントは2回裏に1死の後、5番にストレートの四球。速いボールが少なく、体調が悪いのかそんな気さえして、何度か聞いたが大丈夫と言う。どうせならもっと速いボールで押して欲しい。
盗塁の後、6番に左中間へ。打ち取ってはいる打球だが、レフトもライン寄りだしこれは仕方なし。ただカットプレーもお粗末だったが、良くつないで2塁ランナーはホームで微妙なタイミングだったが、リクトのブロックも良く、タッチアウト。ここは良くアウトにした。
そして2死3塁で7番にはセンター前への打球。
この時もシンペイの位置は少し深い。先ほど左中間のイメージも有る。仕方が無いがセンターゴロが取れない。セーフとなって1点先制された。後、2,3歩前のポジショニングなら充分にアウトに取れると思う。
そして3回表、2死からリクトが四球。そして盗塁。キャッチは肩はいいし普通に走れるレベルではない。ただ少しピッチャーの間合いが長く、モーションもゆっくり目だったから思い切ってかけた。
ソウには待たせて3球目にエンドラン。高目のボールをサード前の高いバウンドの理想的なゴロとなり、サードの送球も少しずれてセーフ。リクトが帰って同点に追いついた。
3番レイヤにはフリー。いつもの様に良く粘ってくれた。その間にWPでソウは2塁に行き、打球はセンター前に抜け、ソウはホームインし2点目が入った。
続くケントも良く粘って3塁線の強い打球。サードはファンブルしたが、2死だしスタートしたレイヤが3塁でタッチアウト。これは仕方ないだろう。
1点リードして3回裏。1死から出してはいけない1番バッターへ四球。2死とはなったが、3番にライト前にバウンドするライナー性の打球。タイキは迷った様で、最後に下がってしまった。打球はネットまで転がる。残念だったのは中継プレーが全くつながらなかった事。ショートのソウにも大きく外れ、バッターランナーまで帰ってしまい逆転されてしまう。
あの打球をアウトにするのは難しいかもしれない。けれど問題は1番の四球と中継ミスだ。
4回以降はケントもしっかり踏ん張っている。最初はどうも体の動きが気になっていたので、3回ぐらいに「お前、何か調子悪いのか?」と聞いたが、「大丈夫です!」
ケントはその後をしっかり抑えてくれた。
4回表には四球をもらって無死満塁のチャンス。思い切りのいいコウキを代打に出した。
腰は伸び上がるが、上体や手首の強さでミート出来れば外野まで飛ばせるだろう。
コウキにはフリーで打たせて良く粘ってくれたが、打球は右中間へ。僕のほぼイメージ通りだったけけれども、センターはポジショニングも良く捕球され、3塁のシンペイはベースに戻ってしまう。距離的には難しいと思うけど、あそこは打った瞬間にタッチアップの用意をして欲しかった。
続くトモキには動くしかない。2球目にスクイズをさせたが、キャッチ前のゴロ。動きのいいキャッチがベースを踏み、ファーストへ投げてDP。
一番のチャンスで点が取れない。残念だけども仕方なし。
そして1点リードされて7回表。
2死の後、ソウイチロウからケントまで連続四球で2死満塁のチャンス。
この時、最後に成るかもしれないレイヤに声をかけてやろうと、ソウが出てからタイムを取ってレイヤに一声をかけたが、もうこの時に泣いていたね。
ケントも5回に左中間へ打ったライナーの打球を好捕されて、マウンドへ行く途中は、もう下を向いていた。
そしてシンペイは呼んでも声も聞こえていない。攻撃で1イニングに2回もタイムを取る、なんて事は僕も初めてだけど、タイムをかけた。
「シンペイ、頭の整理は出来ているか?どこを狙う?どのコースを狙う?」
「右中間、センター方向の打球・・・」とは答えてくれたが、このプレッシャーの中、追い詰められた緊張が有ったのだろう。1球目ストライクを見送る。2球目も。僕としてはエンドランをかける事が出来なかったのが悔いが残る。ファーストゴロでゲームとなった。
この試合で一番感じたのは、まだまだ子供達には気持ちの弱さが有るという事。
まだ小学生だし、それは無理がない事だけど勝負事で一番大事なのは、本当にプレッシャーのかかる追い詰められた時でも冷静に状況を理解する事だ。
僕も大きな勉強をさせてもらった。もっと解りやすいいい言い方をすればよかっただろうし、積極的な攻撃も必要だった。
これからも子供達の野球は続いて行く。最大のピンチの時に、最大の最後のチャンスの時に冷静で、ちゃんとやるべき事が整理出来る様に、しっかり練習して自信を付けて強く成って欲しい。
スタルヒン球場。スタルヒンよ永遠に・の銅像の前で |
僕に取っても、子供達にとっても、またずっとサポートして頂いているご父兄の皆さんにとっても素晴らしい経験だったと思う。
全国大会でベスト8なんだから、自信を持って胸を張って帰ろう!
夢をつないでくれてみんなありがとう!!また、次を目指そう!
素晴らしいサポートをして頂いた皆さん、ありがとうございました!! |
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