2010年8月21日土曜日

酷暑の中の4試合の成果

 今日はCチームの練習試合。4チームが来てくれるし神戸で2面のコートを使っての計8試合。神戸はホストだし今日は辛いとは思うが4試合を組んだ。他のチームは3試合だ。体力も少し心配だが、3,4試合目のピッチャーが試合を作ってくれるかが気になるところ。
 Aは6時半には伊賀大会へ出かけた。7時前には皆も集まりご父兄の方も沢山お手伝いを頂いて7時半頃にはほぼ準備も出来た。子供達を集めてアップを開始したが、やっぱり体が重たい。
 昨日、休みが取れてこの練習試合の前に体慣らしをしたかったので、急だったけれど来れる子供達と練習をした。何よりも目的は暑さに慣れる事。この日も朝は相当辛そうだったが、一日の練習を頑張ってくれた。今日、お盆前の練習から開いている子は汗も多いし辛いだろう。それでもアップでハーフダッシュも2本追加して朝の汗を出し切った。少しは楽になるだろう。

 1試合目は桃園さん。先発はユウキ。今日はショウダイも来てくれているので内野は少し安心。キャッチはアツシでスタートしたが、やっぱり今日は辛かった様だね。これからも大きくなって行くと真夏の土曜の連戦なんてしょっちゅうある。普段の練習の無い日もその日に合わせて体調を整えておくぐらいの心構えを持って欲しい。特にスタメンで出れそうな選手はそんな事は当たり前だと思うぞアツシ。もっと強くなれ!他の皆もしっかり自己管理をしよう。
この試合もユウキは安定したピッチングで4回無四球。途中から相手のピッチャーが崩れて差が着いたが、守備ではサードの悪送球ぐらいで大きなミスは無い。
 しかし、攻撃で1死満塁。ミユのピッチャーゴロに3塁ランナーのアツヤは3塁へ戻ろうとする。すぐに交代したが、アツヤはこの後の4試合目にも同じ場面で、また一旦戻ってしまいホームアウトになった。アツヤには怒ったが、これは経験して怒られてしっかり覚えて欲しい。前は満塁でない時に突っ込んで2回は怒られたからちょっと混同しているのかも知れない。

 2試合目は玉城さん。多分今日のチームの中では一番ツブが揃っていると思うのでショウダイで先発。キャッチはユタカ。ショウダイのボールを低めに集めたらまあ4年生でもそうは打たれない。バックも3回まではリードしていたし良く守っていたが、レフトフライのエラーから叩きつけるバッティングで内野の頭を越される。ミユもユウキもかなり前には突っ込める様になって来たが、もっと思い切りが欲しい。抜けたらこんな打球は仕方が無い。思い切って突っ込んでグラブを出そう。
 玉城さんのピッチャーは県大会で投げていたエースの弟だ。なるほど線はまだ細いがフォームは良く似ているしボールの速さはショウダイよりも有るね。玉城さんも相手が神戸という事でエースをぶつけてくれた様だ。これは感謝!このチームもかなり強くなるだろう。2年、3年後にも良い試合が出来る様に神戸の子供達も負けないで練習を積んで欲しい。フウジロウは皆が打てないこのピッチャーに対して3安打は良く打ったね。3年生でこのスピードに負けずに良い当たりを打てるスイングが有るのだから、ボールにもっと集中出来たらもっと打てるぞ。
 2試合で1勝1敗。予定通りピッチャーは2人で投げきってくれた。ここまではほぼ予定通り。

 昨日の練習の合間に今までに撮ったピッチングフォームの連続写真のスライドショーを皆に見せていた。ワーワーうるさく言いながら見ていたね。特に直したいのはミユとアモン。ミユもお盆前に撮った写真で悪いところが僕にもすぐに解った。フォームは本当にピッチャーらしくなってきたが・・・。
・ボールの握り。左腕の内から外へのひねり方。フィニッシュ前の目線も・・まだまだ下半身が弱いのでボールを前に押し出せない。ステップを少し小さく。そんな事を朝、アップしてキャッチボールしていたミユとアツヤを呼んでミニノートの映像を見せて説明した。この後、ミユは自分なりに工夫しながら投げ込んでいたね。3試合目はどんなピッチングをしてくれるだろう。楽しみだ。

 3試合目は松雄さん。相手は前回負けた4年生の女の子のピッチャーだ。彼女は今日はちょっとコントロールが定まらなかったね。ミユは4回で4四球。まだ高めに抜けるボールも多いが、前回よりは大きな進歩だ。主審をしてくれた松雄の西代表も結構甘めに取ってくれたようでミユは最後まで1人で投げきってくれた。キャッチは1試合目に走塁ミスで怒られたアツヤ。アツヤも本当に強くなったね。病弱だった1年生の頃がウソのようだ。この暑さの中、4試合目もまた走塁ミスをするまでホームを守ってくれた。後はキャッチングも送球ももっと欲を出して練習しよう。
またこの試合、先発で出たソウタが特にバッティングで良い結果を出してくれた。ヒットは無いけれど強いゴロを3打席とも打ってくれたので走者は進んだしチャンスも広がった。ファーストのカバーもまずまず出来ていた。後は走塁、そしてしっかり守れる様になる事だ。

 4試合目は高岡さん。内野もキャッチも良い動きをしている。バッティングも内側からしっかり振っている。このチームもかなり練習をしているね。先発は昨日、ピッチングフォームを見比べて、少しずつ直していこう、と話をしたアモン。アツシも投げさしたかったが、また今度だ。今度は投げるぞアツシ。アモンは昨日からも練習したが、まだまだ後ろが堅くて体の前でしっかりヒジから先が振れていない。ミユの刺激も有ったのか、それでもアモンは何とか直そうと投げ込んでいるし、気持ちも伝わってくる。四球を出しても気持ちも切れていない。ボールも多かったが5回まで8死四球で最後まで1人で投げてくれた。それにしても高岡の子は死球を取るのが上手い。神戸の子は逃げるだけだけど、あれは当たり方を練習しているね。そんな事はどうでも良いが、一番はアモンが最後まで投げてくれた事が大きい。良いボールも有ったしこれから慌てず少しずつフォームを直して強くなろう。

 今日、コウタロウもアツシも外れた中で、この4試合、4人のピッチャーで試合を作れたのが一番大きな収穫だ。ソウタも少し結果を出した。レイヤもピンチヒッターからホームにヘッドスライディングした。サードでショウダイの3塁牽制球を顔面に当ててうずくまったたソウイチロウも泣かずにそのまま頑張った。2勝2敗だが、大崩れのしない試合が出来たしこの暑さの中で4試合出来た体力も大きな成果だ。皆強くなって来た。しっかり練習して4年生にも負けないように、明日かも頑張って行こう。

 夏の甲子園は興南の春夏連覇で終った。興南の監督さんは1968年のベスト4まで残った興南旋風の時の選手らしい。まだ僕が中学生だった頃、その時のゲームをテレビや新聞で見ていて、あの時の興南は記憶にある。まだ弱小だった沖縄のチームが勝ち進み沖縄以外の人達も皆応援していた。
今年の興南は本当に素晴らしいバランスの取れたチームだね。小さな事を大事に一生懸命やる、とおっしゃっていたが、あのエース島袋を見て納得した。彼は死球を与えると当たり前だが、帽子を取る。そして違うのはキチっと両手を体につけておじぎをしていた。ここまでするピッチャーはまあそんなにいないだろう。天狗になってもいいぐらいの春のチャンピオンのエースがそれだから、チームの規律は想像がつく。
2回戦の明徳戦も少しビデオに撮ってみたが、体つきはプロの様な明徳の選手達に対し高校生らしい選手がほとんどだ。詳しい事も知らないで言うのは申し訳ないが、見ていて応援したくなるチームだ。おめでとう興南!

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