2015年7月20日月曜日

チームワークが見えて来た名張大会!

 今日は名張大会の2日目。
準々決勝の相手は川合さん。
今年はリーグ戦、予選で1勝1分け。
中軸の打線の力では凄いパワーが有るが、神戸はチーム力でどれだけそれを抑えれるか。
ミスが無ければ充分いい試合が出来ると思っていた。

 7時50分頃に会場に着いたが、相手チームはもうキャッチボールをしている。
少し遅れたかな、と思ったけど試合開始までは1時間。これぐらいがギリギリの時間だろう。
すぐアップしてピッチャー組の練習開始。どっちにしてもコウキしか考えていなかったが、今日も高めに抜けるボールが多かった。これは昨日と一緒。投げるにつれて収まって来るだろう。
タイキは少しサイド気味に自分でフォームを変えたようだ。これがまとまれば低目に大体くる。インコースに外れるボールは多いが、このフォームの方が良いかも知れない。
ヒロトも練習ではいい感じだったが、本番ではどうだろう。

 川合さんとの初回。一番マークのトップバッターをコウキは追い込んで少し抜いたボールで内野フライ。ナイス配球だ。
が、続く2番の左エースにライトの倉庫の屋根に当たるHRを打たれて1失点。こんなもんは仕方無し。相手を褒めるべきだよ。
続く3番バッターにもセンターオーバーを打たれて1死3塁。あの打球を停めれるユウヒの足は凄い武器だ。もう少しカットプレーが上手くつながれば3塁でアウトに取れたね。
でも良かったのはこの後の失点を抑えた事。三振、内野ゴロでコウキは良く抑えた。

 その裏トモキが良く粘って泳ぎながらも右中間へ落す。盗塁の後、アユムは倒れたが2死3塁からシオンがショート横を速い打球で抜き同点。この後ハヤトも続きチャンスは続いたがコウキは内野フライ。
でもね、この回に逆転までは出来なかったけど、1番から6番まで皆2ストライクから速いボールに負けず良く何球も粘っていて、この回だけで38球。相手のエースに結構プレッシャーをかけれたのではないかな。

 2回はタイキもショート横へ返し無死1塁。WPの後リョウマが送り1死3塁。
リュウセイには1ストライクから上手くライト方向へ強く打ち返し逆転。サイン通りに良く打ち返した貴重なタイムリーだった。
ユウヒの3塁線バントも内野安打、トモキは四球で1死満塁でアユムも追い込まれてから良くセカンドへ高いゴロを打ち返した。これもサイン通りで1点追加。
そして2死2,3塁からまたシオンがセンター前に2点タイムリー。この回4点目の貴重なタイムリーだった。

 3回に先頭の10番の打球は高く上がった三遊間のゴロ。サードでまだ慣れていないタイキは少し迷ったかな。トモキは捕っても間に合わないタイミングだった。
無死3塁からピッチャー横の打球を慌てたのかファンブル。ここは落ち着いてファーストアウトだけで充分だったよ。
HRを打たれている3番バッターはセカンドゴロで1死3塁。4番にセンターへタイムリーを打たれたが、後続に四球も出しながらも何とか踏ん張ってくれた。

 4回には9番に四球から2番にライト前のライムリーで1点差に詰め寄られる。
バッターはHRを打たれているしライトは下げてマークしている。体調が万全ではないアユムは捕りに行けなかったかな。それなりのポジショニングとライトの位置をちゃんと頭に入れておけばライトゴロは到底無理。あそこはファーストが動くしかないよ。飛び込めば捕れる打球だよ。覚えておこう。

 この試合の勝因はコウキが打たれながらもその中で最小の4点に抑えた事。バックのタイムリーミスも無かった。
4回裏に2死2塁から4番シオンが右中間に3塁打。試合を決めた大きなタイムリーだった。
シオンは3安打4打点で1,2番のユウヒもトモキも5回出塁している。良く打線が大事なところで繋がっていた。

 そして準決勝。相手は勢和さん。練習試合では負けていないし普通にやれば大丈夫と思っていた。
先発は練習ではサイドからのボールが良かったタイキ。

 2回に4番にセンターへ大きな飛球。振り切られたスイングでは無いしユウヒなら捕れると思っていたが高く上がった打球に足が止まってしまったね。普通に反身でバックすれば捕れるよユウヒ。
1死3塁でスクイズ警戒から上手く外して3塁ランナーの挟殺プレーに成ったが、これがアウトに出来ない。走者の頭を超えるボールを返球し、サードカバーは捕れない。痛い痛いタイムリーエラーだ。
 この後もヒット盗塁からスクイズで2失点。このセンター前の打球もユウヒはファーストへダイレクトで投げ少しそれたがタイミングはアウト。アユムのミットからボールがこぼれた。本来なら0で終るハズのイニング。

 続く3回は先頭9番バターに四球。下位打線の四球は大抵得点に成る。もう仕方無し。イニングの途中では代えたく無かったがヒロトに交代した。ヒロトはまた四球でバントで1死2,3塁。
この後レフトオーバーを打たれて2失点。この後のピッチャー横の高い内野フライもヒロトは落下点にも入れない。本当はファーストが取るべき飛球だろうが、どこまで気持ちが整理されて集中出来ているだろうか。こういうところがヒロトの大きな課題だ。

 それでも3回表で4点差。まだ何とかなる。その裏にハヤトのバントで1点を返したが、次のイニングも先頭に四球。続くバッターにも大きく外れる初球。ここでコウキに交代。
1死の後、四球で2,3塁。この時の外野、特にライトのポジショニングは犠牲フライ、又はライトゴロでアウトに出来るギリギリの位置。それがベストだと思うが、カツミは段々前に出て来ていたね。
しっかり指示をしなかったベンチのミスだけどもこれは必ず覚えておこう。
 打球はライト線の飛球と成りカツミの頭上を超えて、痛いタイムリーとなった。

 この後四球も有り満塁での押し出し死球も有りレフトへのタイムリーも有り失点したが、このイニングでも3塁ランナーの挟殺プレーでアウトに出来ない、記録に出ないミスも有る。
バックがちゃんと守っていればもっと失点は少なかったハズだ。
コウキには申し訳なかったけど、この暑い中で良く投げてくれたね。
まだ本調子に成れないアユムもタイキも、もっと強く成って欲しい!!

 それでもこの大会嬉しい光景が何度か見れた。トモキが何度かコウキに励ましに声をかけに寄って行く。「バックに任せて打たせて行こう」と。その声が聞こえる。今までには無かった光景だ。有ったかも知れないが今までは余り解らなかった。こんな事がね、タイキにもアユムにもリョウマにも欲しいんだよ。

 チームの気持ちがつながって来たのか。その裏、得点差は8点有る。四球などでランナーを溜め、ピッチャーが代わった後もユウヒも良く粘って押し出し四球。トモキも良く粘ってライト線に2点タイムリー。再び満塁からハヤトもライト線タイムリー。コウキは倒れたが2死からタイキも速いボールに負けず何球も粘る。この打席は今までにないタイキの気持ちを感じたね。この気持ちが有れば誰だって納得するよ。
 高めのボールに少し押されたけれども打球は左中間2塁打で、とうとう1点差まで追い上げて来た。あの打席は素晴らしい集中力だったよタイキ!ナイスバッティング。

 あと1点は届かなかったけれども、ここまでは本当に諦めずに良く粘ったね。
この暑い中でも応援して頂いた沢山のご父兄の皆さんも子供達の頑張りにはとても喜んで頂いたと思う。

 けれどもね。失点の中身は何だっただろう。
普通のキャッチボール。ピッチャーのストライク。試合の状況の中でのポジショニング。そして集中力。それらの一つでもキチンと出来ていれば状況は変わっていたと思うぞ。

 食事をして休憩してから名張球場に行くと3位の表彰式を先に行って頂いた。
暫く暑い暑いスタンドで決勝戦を見ていたが、残った両チームとも疲れを感じるプレーに感じられたなあ。やっぱり大事なのはスタミナ。体力もメンタルも。

この大会、万全でない体調でも頑張ってくれたコウキ。ピッチャーに声をかけて励ませるようになったトモキ。最後の打席で素晴らしい集中力を見せたタイキ。
みんな、素晴らしい素質を持っていてやれば出来るんだよ。
チームワークの芽が出て来たかな、と感じた嬉しい大会でした。
皆さん、暑い中でのフォロー、応援を頂き有り難うございました。
来週はもっと暑く成るでしょう和歌山遠征です。
体調を整えてまたよろしくお願いします。

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