2012年9月8日土曜日

ショウダイのナイスピッチング

 今日は秋の県予選一日目。
朝からお天気はかんばしく無い。天気予報は大雨警報が出ている。。。
神戸のグランドは雑草もかなり伸びて来ている。グランド均しをしながら9時に判断する、と言う事で連絡を廻した。

 そのグランド均しをしていると、池内さんと若い子が車に近づいてくる。誰だろう・・・・。
顔を見たら、小学生の頃と変わっておらず、すぐに解った。もう大学4年で地元の津で就職活動中らしい。10年前に神戸のチームでキャプテンをしていた健人だった。

10年前のキャプテン健人
健人はとにかく休まない。覚えているのは4,5年生の時、風邪をひいて熱が有ってもジャンバーを来て試合を見に来ていた。5年生の新チームに成る頃だっただろうか、お父さんが伊勢に転勤に成っても、神戸で野球がしたいから、とお父さんと毎週、伊勢から通ってくれた。それでも休まないし、ご家族の負担も本当に大変だっただろうと思うけど、とても熱心な野球小僧だった。

 今は10年経ち時代も子供達の気質も大きく変わっている。でも野球が好きなのは一緒だろうから、神戸の子達も一生懸命な野球小僧に成って欲しい、と思っている。

 オオタカでの第一試合目は倭さん。
セイヤで先発したが、立ち上がりから高目に大きく外れるボールが多い。先頭に四球を出し、右中間に返されて1点先制される。その後もボールは高く制球は安定しなかったが、今日の公認の主審の方は高目も低目も幅も広く取ってくれていたので、セイヤにはとても有りがたかった。
6回、コールドまでその後は安定して抑えてくれた。

 攻撃でのヒットは記録上は8安打だけど、普通の守備だったらどうだろう。殆どアウトでは無いかな。ストライクでもバント出来ないし、主審のストライクが広かった性も有るが、甘いストライクの見逃し、三振が多い。本当はもっと早く勝負を決めて欲しかったけれど、今は取りに行く点が、中々取れない。課題が多く残る試合だった。

 お天気も何とか持ちそうで、2試合目は午後から栗葉さん。6年生で2チーム出来る程の人数がいるが、この夏から大きくチーム編成を若いチームに変えている。9人ぐらいは6年生が居る様だが、後は4,5年生だ。あの3番を打つ4年生は体も大きいし力も有る。素晴らしいバッティングをするね。

 先発はショウダイで1回に先頭を四球で出したが、早い牽制も良く、コフルが盗塁を刺して2死に成ったが、その4年生にライトへ痛烈なライナー。マサタケは一歩迷った分、ボールが抜けてHRとなった。当りは完璧だったし、ここは仕方がないだろう。
 
 その後は低目に緩急のボールを使いながら、しっかり抑えて行くナイスピッチングだった。バックも4回には5-4-3のDPも取る。
6回にランナー3塁で、4番にレフトへ大きな犠牲フライを打たれたが、カットプレーもつながっていたし、これも仕方が無い。

 問題はやはり打線だ。
ショウダイは3安打し、チャンスを作る。フウジロウもしっかりバントを決め2度、1死3塁。けれどもこの後が続かない。バントがしっかり出来れば1点は取れただろう。それも出来ないし、1点では勝てない。打たないと勝機は難しいと感じていた。
 下位打線でもチャンスは作るが、打球が内野を越えない。

 唯一、6回にショウゴの3ベースから相手のミスで1点を返す。
その後、セイヤの内野安打からアツヤが1塁線にしっかりバントを決めて2死2塁でアモン。
アモンは原因は解らないけれど、腕の不安も有るのか、僕にはずっと気持ちが乗っていないと感じていた。1試合目もスタメンを外したし、この試合もいい所が無い。
 この打席の前に
「アモン、本当に出来るのか?気持ちが乗らないなら交代するぞ!」
「出来ます」
なら、しっかり気持ちを出してやれ!と打席へ送り出した。

 アモンはファウルで粘っている。前の打席とは違うスイングだ。そして守備固めで交代している深めのレフトへライナーのヒットを打つ。アモンは集中すればこんなバッティングが出来る。いつも気持ちを出してチームを引っ張る存在に成って欲しい。
 同点に成るチャンスだったけれど、セイヤも良く走ったが返球のカットもいいボールが帰って来て残念ながらホームアウトに成る。キャッチのブロックも良かったし、ボールの正面で捕球していたから走塁妨害でも無い。
 走塁は本当はボールの返球ライン、イン側に入って欲しかったけど、仕方が無いね。

 試合が終わって、本当にいいピッチングをしたショウダイは一人泣いていた。皆はそれを見て、何か感じてくれただろうか?
皆も一生懸命やってくれたけど、まだまだ足りない物が沢山有る。
 県大会への夢は断たれたけれど、また次の目標目指して頑張って欲しい。

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