2012年9月4日火曜日

パラリンピック

 先日開幕したパラリンピック。その映像を見ていて、五体満足で体重もずっと変わらない健康な体に感謝しながら、自分の気持ちの甘さをつくずく感じていた。

 あの男子、水泳でメダルを取った選手はどうだ。。。
片手がヒジから無い。両足はヒザから無い。先まで有るのは片手だけだ。
何であんなに泳げる?
自由形や平泳ぎや背泳ぎが、何で出来る?
 あの泳ぎ、レースを見ていて、僕達とは次元の違う不屈の意思を・・・人間の強さを・・・・
僕達が簡単に言ってはいけない・・・・そんな凄さを感じて感動を通り越していた。

 オリンピックに出ていた陸上の両足義足のランナーも凄いとは思うが、彼には義足も義手も着いていない。もちろん水泳にはそんなの無いけどね。

 車いす陸上の40代の選手。前回は400mで金メダルを取っているらしいが、彼は神経がマヒしてくる病気にずっと侵されている。だから下半身が動かない。
トレーニングを続ける事は寿命を縮める事。このパラリンピック前に病気が進行して来て医者からはすぐに入院の指示が来たらしいが、彼はそれを断りロンドンを選んだ。奥さんもあえて反対しない。今を必死に生きて輝く・・・そうだと思う。

 100mでは左半身のマヒが進行して来て為か、バランスが崩れメダルには届かなかった。それでも400mは若い選手に離されながらも銀メダル。
「いつかは負けるよ~」と明るく笑い飛ばす彼には病気の深刻さ、苦しさなんてみじんも感じさせない。

 オリンピックも凄い。けれどこんなパラリンピックの選手達も本当に凄い。彼らは障害の生にはしたくないだろうし、余り表舞台にも出たがらないとは思うけど、もっともっとメディアにも共有されてもいいのではないか・・・と思う。
 オリンピックと同じように彼らにもしっかりとサポートが有り、また次を目指して頑張れる様に願いたい。

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