2011年8月15日月曜日

9回2死からまさかの大逆転!

 今日は急遽、甲子園へ。
昨夜、16日も行きたいけど、15日もいきたいなあ・・・と考えつつ朝起きると今日もいい天気だ。
すぐに用意をして津発8時22分の特急に飛び乗った。
電車で行くのは初めてだけど、この暑さと渋滞を想像したらとても車では行く気に成れなかった。
でも、難波からそのまま阪神線の甲子園まで行けるとは初めて知った。特急料金入れても往復6千円ちょっとで甲子園まで行ける。眠れるし、ビールも飲めるし、ウォークマンも聞けるし安いもんだ。


 ところが尼崎駅の案内では、甲子園の内外野とも満席で入場できません、のテロップが流れている。
「え~~、マジ・・・・」と思いながら甲子園駅を降りたら凄い人並みがチケット売り場に並んでいる。
聖地甲子園
満席でまだこの状態・・・、ではと諦めてライト側の外野に無理やり席を探して入り込んだ。ちょうど右中間の中ほどのスタンドで全部が良く見える。2試合目が始まってすぐに座る事が出来た。


 その2試合は中盤までは打ち合い、中盤以降は1点差のしのぎ合いでいい試合だった。
3試合目は関西と明豊。この試合、何で明豊はピッチャーを代えたのかな?そのピッチャーはボールがずっと先行するし、バント守備も素人目から見ても横着だ。動きが遅いし、1塁線のバントもファーストに指示している。事実、それを狙われて2度バントヒットを決められている。
ランナー3塁でライト線寄りのかなり前のフライだったけど、最初から明豊のライトはゆっくり走ってホームへ返さなかった。何でバックホームを狙わないのかなあ・・。
トリプルプレーは有ったけど、ヒット数では変わらないのに大きな得点差に成っている。


 そして4試合目、智弁と横浜。どこまで智弁が踏ん張るかなあ・・・と思っていた。
1回、2死、1,3塁で横浜は1塁ランナーがスタートして3塁ランナーが一瞬遅らせてスタートする重盗。セカンドでタッチすれば終わっていたけど、ショートが慌ててホームへ投げようとしたが、ボールを握れていなかった。「へ~横浜のあの名将、渡辺監督は少年野球でやる事を甲子園でやるんだ…」と少し感心。
2回以降も智弁のエース青山は四球やヒットなど、先頭打者を出し、いずれもきっちりと送られて2死からタイムリーを打たれて5回で4対0の劣勢が続く。


 智弁の内外野のシフトを注意しながら見ていたが、外野は横浜に比べて4,5歩は深い。セカンドは特にファースト寄り。だからセンター前付近が一番空いている。
多分、青山の力のあるボールと、横浜の打線を想定してそのようなシフトを敷いていたのだろう。
けど、横浜打線は低目中心の力の有るボールには大降りせず、チャンスではしっかりミートしている様に感じた。その守備体系なので、センター前にゴロが抜けるし、もう外野が捕ってもホームは間に合わず、クロスプレーにもならない。


 対して横浜はオーソドックスな守り。それ程スピードの無い低目のコントロール重視のピッチャーに対して智弁は中盤まで大振りしているのか、若いカウントのボールを狙っているのか、早打ちで殆どがショート、サードゴロだ。完全に横浜ピッチャーの狙い通りだ。
この試合、チャンスは作るが智弁は得点出来ない。6回に青山のタイムリーで1点を返すが、ここまでは完全に横浜ペース。横浜が野球の基本をしっかりやっている、という印象だった。


 そのまま9回に入り、何とか食らいついてほしいなあ・・・と思っていたら、先頭打者がヒットで出塁。次は横浜に取っては一番マークしなければいけない青山。ヒットもタイムリーも打たれている。でも点差は3点有る。
ここで渡辺監督はピッチャーを交代。ちょっとびっくりしたけど、青山に対して左ピッチャーを、と言う意識が有ったのかな。ここから流れが大きく変わって来た。
青山がヒットで続いて1,2塁。
その後、センターフライ2つでタッチアップで1,3塁とは成ったがもう2アウトだ。ここまでか・・・と思ったが、次のバッターは2ストライクから粘ってセンター前へ。
それでもまだ2点差有る。ピッチャーも動揺してきたのだろう。次打者にまた2ストライクからDBで、再び満塁。
そして次は代打。このバッターも2ストライクまで完全に押し込まれているファウルを打つ。完全に振り負けているタイミングだ。そして何とか振り切った打球は振り遅れながらフラフラとライト線に落ち、まさかの同点となった。
それでも2死だし、裏の攻撃も有る。けれど横浜の同様したピッチャーは次打者にも四球で再び満塁。横浜はまたピッチャーを代えて今度はレフト前タイムリーで逆転。


まさかの9回2死からの8点
その後は押せ押せの智弁、四球、WPなどで更に1点追加。そして再び青山が左中間を越えてダメ押しの2点。この9回、2死から一挙に8点取って逆転してしまった。
本当に野球は解らない。あのままピッチャーが変わらなかったら、青山以外は殆ど抑えていたのに・・・と横浜のファンはそう思っているだろうね。




 大逆転した智弁に取っても、8回までは完全な横浜ペースの野球なんだから修正するところは修正して次の試合も頑張って欲しい。
でも何十年振りだろう、甲子園で校歌を聞いたのは!
 スタンドの雰囲気も9回はセンターよりライト側は異常な盛り上がりだった。やっぱりテレビと現場では全く臨場感が違う。凄い雰囲気だった。何年か前の智弁和歌山と帝京のお互いの逆転を繰り返す凄い試合のあの雰囲気以来だ。
無理してでも今日はいい試合が見れたし、来て良かった。帰りも凄い混雑だったけど比較的すんなりと電車もつながり、美味しいビールを飲みながら9時には津に着いた。
また明日も行こうか!

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