2011年2月27日日曜日

無死満塁のピンチの後は・・・!!

 今日は水口大会2日目。天気予報は午後から雨模様だが、何とか持って欲しい。試合は8時半からの第一試合なので、昨日と変わりなく615分までに出発だ。朝の神戸の空模様は予報通り雲が厚い。
 日曜日で予想以上に道路も空いている。水口近くになると空は真っ青!これなら1日大丈夫だろう。でも外の気温は予想以上に寒く感じる。

 早めにベンチに入ってアップを始めたが、1時間近く前に来てもこの時間はアッと言う間だ。キャッチボールの後、3組でのランニングノックを始めて、ボールを打ちながら皆の動きを見ていた。ここで今日のスタメンを決めた。まず前に動けているか、グラブまで目が行っているか、送球が安定してるか・・・。気が入っていなかったらすぐに解るね。
 フウジロウは昨日投げたせいか肩が痛いと言っていたので今日は外そう。昨日のあの腕だけのフォームで6回投げたんだから肩の筋肉には辛いかも知れない。筋肉痛だとは思うが、油断は禁物だ。ケガだけは無いようにフォーム作りをしっかりして行こう。
 ピッチャーのアップはアモンとコフル、それにミユもやらせた。コントロールはアモンが一番まとまっている様だし、セイヤも「来てます」と言うのでアモンで先発。ミユも勢いの有るボールが来ている。でももっとコントロール。
 相手の浅井西さんは守備も出来ている様だし、バッテリーも力がある。このピッチャーもボールもリズムが早い。

 1回の表、いきなりレフトへライナーで抜かれ、盗塁で無死3塁のピンチ。ショートは一番落ち着いている様子のユウキに任せたが、次バッターがその前進守備のショートへ強い打球。ユウキは3塁ランナーを牽制してハルヤへ、そしてハルヤがバックホームして練習していた通りのDPが取れた。
 2回にも、まだまだ落ち着かないアモンは先頭に四球を出したが、今度はセイヤがセカンド盗塁をナイスボールで刺し、アモンを盛りたてる。
3回には2死から左中間を完全に割られたが、コフル、アツヤ、ユウキとボールがつながりバックホームしてホーム手前でアウト。と一旦は成ったがグランドルールで3塁打でランナーが残る。いやな感じだったが、次のサードゴロをしっかりアツシがさばいてこの回も0点に抑えた。
4回も23塁となったが、ここもアツシがしっかりアウトにした。しかし6回には3塁線を抜かれて無死3塁から当たりそこないのサードゴロでとうとう1点先制されたが、これはもう仕方が無い。
 問題はその後の7回だった。
アモンもずっと3塁にランナーを置くようなピッチングの連続で辛かったのだろうが、先頭から3連続四球で無死満塁のピンチ。前の打席で空振り三振でも泣いていたようだが、もうアモンはマウンドで泣いている。回りが見えていない。
代えようとも思ったが、ここまで踏ん張ったゲーム、アモンには乗り越えて自信を着けて欲しい!
タイムも考えたが、僕が行ったら余計アモンは泣くだろうし・・・試合時間も迫っていたので途中で切られたくも無かった。その時にセイヤはタイムを取ってくれたね。
 何の話をしたのか聞かなかったが、これでアモンは少し落ち着いたようだ。
次のバッターも3-1まで行ったが、ボール打ちにも助けられて何とか三振を取り1死。次のバッターには前進守備のピッチャーゴロ。アモンはもう状況が解っていなかったんだろうね。捕球してすぐ投げれば1-2-3でDPだと思ったが、ゆっくり走ってトスの様な送球でホームアウト。セイヤは待ちきれずに慌てて1塁へ投げたがこれがハルヤの頭上を越える暴投。でもその後にコウタロウがいい場所にカバーに入っていて、迷わずホームへ返球すると、低い2バウンドのボールがセイヤのミットに入りそのまま入って来たセカンドランナーにタッチしてDP!無死満塁を乗り切ってしまった。これは普段からのボール回しでのカバーの練習の成果かな。

 こうなるともうベンチも凄く盛り上がっている!逆転するしかない。それまで何度か3塁までは進めたが、ピッチャーの力で抑え込まれている。けれどこの7回の裏は逆に相手のピッチャーが嫌な感じのままマウンドに入ったんだろう、力が入っていた。何とか頑張ったアモンを四球で出す。盗塁の後、1死と成ったがセイヤがセンター前に落としアモンが帰って同点。
アツヤも続いて1死2,3塁と成ってベンチはサヨナラの期待で大きな応援。ここでフウジロウの引っ張るゴロを期待して代打に送ると3球目にWPとなり大喜びのサヨナラ勝ちと成った。

 70分ゲームの中で7回まで出来るほど良くバックが守ったのが最大の勝因、ミスの無いナイスゲームだった。アモンも良く投げたが、いつまでも上手く行かなくて泣いていたらダメだぞ!もっと強くなって乗り越えろ!アモンの後ろにはしっかり守ってくれるバックがいるぞ。
セイヤも良く守ってくれたし、アップアップの時にいいタイミングでタイムをかけたのもファインプレーだ。最後にはこの2人が逆転にからんでくれたし、水口大会での個人表彰はこれからの期待も込めてセイヤとアモンにあげた。2人ともまだまだ課題は沢山有るがもっと強くなって欲しい。それにしても良く勝てたね!こんなゲームは大きな力になる。  

お昼からの次の試合。大阪RWさんのゲームを少し見ていたが、打力も小技もディフェンスも神戸よりは1学年の開きがある。ずっと3年生のピッチャーが頑張ってくれているし何とか4年生で、と考えていた。
コフルとセイヤとタカヤそれにミユもアップさせたが、コフルがフォームが一番速くて低目にまとまっていたので、コフルの先発で始まった。
1回の裏に2連続四球、WPなどでバックは何もせぬまま失点。相手はバントも上手で3塁線にきっちり決める。ヒットや四球も続いて仕方無くユウキに交代。初めてだしまだまだ仕方が無いけれど、前の試合の様にもっとバックを信頼してバッティングピッチャーのつもりで、「打ってください」の気持ちで投げよう。まずそこからだ。次も投げるぞ、頑張れ!
相手のバッティングはさすがに上手い。代わったユウキは1回は抑えたが、外野へ強い当たりを飛ばされる。集中力も少し切れたのかアウトに出来る打球の送球ミスも出てくる。この辺は3年生だから・・・とは言い訳にはしたく無い。コントロールのいいユウキでもしっかり狙われたら仕方が無いとは思うが、アウトに出来る打球はしっかり送球アウトに出来る様になろう。それさえ出来てたら今は充分OKだと思う。
 
 攻撃では初回にタカヤがヒットで3塁まで進んだが後続が続かない。ヒットはタカヤとセイヤの6内野安打のみ。押された当たりのピッチャーゴロが特に多い。

 この水口での大会。1点差勝ちの試合が2つでナイスゲームで良く踏ん張って守ってくれたが、3年生が多い打力はやっぱり大きな課題。今は細々した事はあまりやりたくないが、秋に向けてそろそろ必要かも知れない。4年生はチームを引っ張れるようにもっと一生懸命に強くなって欲しい。
内野の守備も外野も、まだまだ皆にチャンスがある。自分の目標を持ってしっかり頑張ろう。

0 件のコメント: