2010年7月17日土曜日

1勝、マイナス一からやり直し!

 今朝はやっと雨も上がり梅雨も明けそうだが、空は今にも降りそうな雨雲だ。
今日はアツシは居ないが、フウジロウ達も入っていしぐれジュニアカップに参加。
行く途中には何度か雨も降って来たが、会場に着く頃には雨も止み、何とか出来そうだ。これから晴れてくるとかなり暑くなるだろう。アツヤは調子が悪そうだし、皆、体力が持つかな?

 開会式が始まったが、どこのチームも元気に行進して来るが、最後の行進となった神戸のそれは・・・。監督として見ていて恥ずかしかったね。声も出ない、下を向いておしゃべりしながら、横を向いたり、後ろを見たり、列もバラバラ。何の元気さもヤル気も感じられない。本当に情けない行進だった。1年半、自分なりには厳しくして来たつもりだが、これがこのチームの実態。人まかせで引っ張る者が居ない。ご父兄の方も同じ様に感じられたのではないだろうか?
 開会式を終えて試合会場に移動して、まずそこから始めた。皆を集めて「何が足らない?今まで試合前は何が大事だ!と言われてきたんだ?」と問いかけても誰も答えられない。あんな行進や態度に何の疑問を持たない所に大きな問題がある。練習も含めて根本的にやり方も考える必要が有ると感じる。

 試合会場はアップする場所も無くて狭い場所で軽いキャッチボール、素振りなどを行って試合開始。
ピッチング練習ではやっぱり一番まとまっていたユウキとキャッチはユタカで先発。ユタカは初のキャッチ先発だが、暑い中、良く頑張ってくれたね。欲を言えばもっと声が欲しい。まだ下半身も弱いので座り込んでしまうが、もっと練習して強くなろう。さすがにお昼からの2試合目の2イニング目には、長い守備でさすがに応えたようで、「気持ち悪い・・」と言って来た。でも始めての試合で良く頑張ったぞ。
 1試合目、1回の表を簡単に三者凡退に取り、その裏、四球やタカヤのヒットなどをからめて5点先制出来た。でもその後の2,3回、無死2,3塁と攻めながら4番以降が三振、三振と点が取れない嫌な流れ。本当にバットに当たりもしないね。3回はバントをしたかったが、サインを出す前に打ちに行って小フライ。
 続く4回は3塁ランナー、アモンでバッターはユウキ。ここでバントのサインを出したら、ユウキはちゃんrと転がしたし、アモンはリードして守備機会の後、滑り込んで1点が取れた。これがこれから覚えて行かなければいけないプレーだ。
この試合は守備もミスが無く抑えて勝利。褒められた内容では無いがユウキを中心に良く守れた結果だろう。

 2試合目は神田さん。神戸大会でも負けているし、何とかいい試合をしたいが、中々安定したピッチャーがいない。タカヤもアモンもミユもセイヤもコウタロウも投げさせたが・・・。ここは何とか自信を着けて欲しいアモンで、と思っていた。試しにフウジロウに投げさせてみるとそこそこストライクは入る。左だし面白い。で、先発はフウジロウ。
1回、先頭にセンター前に打たれたが、まだピッチャーでのフィルディングなんてした事無いだろうから、抜けるのは仕方が無い。この回に11点取られ長い長いイニングになったが、打者15人に四球1、死球1とコントロールはこの後、投げたピッチャーの中では一番良かった。いい当たりも打たれたけど相手が4年生なんだから打たれるのは当たり前。悪いのはフライも取れないバック。悪くても普通に捕球していれば3,4点で終わっている。
 ピッチャー後ろの内野フライ。ショート後ろ、センターの前、レフト・・・ことごとく何でも無いフライがグラブにも当たらない。これではピッチャーも持たない。バックもベンチも点差が広がるともう声も出ない。もう1回の表の守備で声の出ない内野や動かない外野はもう替えようか、と真剣に考えていたぐらいだ。
 この後、セイヤもミユも投げたが、アウトに出来る打球をアウトに出来ないので試合にならなかった。
 ・フライの取れない外野
 ・打球のカバーラインに入らない外野。
 ・攻撃ではサイン無視の自殺行為の盗塁・・・。フライの取れないのはまだ仕方ない、としてもカバーやサインは何で出来ない?!いい加減に野球を覚えよ!

 一番監督として情けなかったのは、ソウタはしっかり声を出して応援していて試合に出たが、守備では打球を後ろにそらしてしまった。まだ技術的にも難しいだろうから、これは仕方が無いと思っている。責めるなら監督の責任だろう。けれどそのプレーに対してベンチで文句をいう者がいる!これは許せない。そんな者は絶対に上手くならないし、こんな状態ではチームワークなんて程遠い。またソウタはソウタなりに良く頑張ったけれど、自分の出番が無くなると途端に野球から離れて声も出ない。それではダメだぞソウタ。ベンチの皆も帰って来たら「次、また頑張れ」ぐらいの励ましはして上げて欲しい。
 
 野球を覚える事も大事だが、もっと、チームメートの為、チームの為に自分が何が出来るか真剣に考えて取り組まないとチームワークも出来ないし強くなれない。そんな事を試合の後に皆に話したが、ほんの数人しか頭に入って無いだろうね。まだ3、4年生。仕方が無いといえば仕方無いが、もう秋からはBチームだぞ。道のりははるか遠いけれど、もうそんなに時間も無い。そんな事を考えていると、あの2007年の関での試合を思い出した。
 まだ5年生だった一番思い切りのいい直哉がセカンドからバントエンドランでホーム手前でアウトになってベンチに帰って来た。ナイスランだったけど暫くしてアウトになったのが相当悔しかったのだろう、ベンチで直哉が泣き出してしまった・・・。すると風悟や啓太達が「泣くな、直哉!頑張れ!」と背中をたたいて励ます・・・。監督としてはたまらない光景だった。5年生主体のチームで選手達も僕も何とか食らいつく野球を必死でやっていた。普通のチームワークなら当たり前だろう。けれどあの光景は今でも僕の宝物だ。

 Cチームの皆は今日の試合でどれだけ自分達に力が無いか良く解ったハズだ。ボールにも当たらず三振して、無謀な盗塁でアウトになって、フライが取れない、打球にも当たらない・・・・お腹の底から何人が悔しく感じているだろう。何人が真剣に取り組んでいるだろう。本当の悔しさが無かったら次へのバネは無いぞ。明日から一からやり直し!

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