2022年4月10日日曜日

まず早く動け!走れ!

  昨日の悔しい敗戦から一夜。今日の練習はまずは課題の外野守備。監督からコースを変えてノックをしてもらっているが、まだまだ動きは遅い。それでもレオンなんかは早く動ける時も有る。ヒジは低いがノッカーのキャッチまでいいボールを返せる時も有る。それが試合でも普段の練習でも出来ればいいのに、と思うがなぜそんなに差が有るのだろう。プレイが終わったらもう歩く。ゆっくり戻る。そんな所から変えていきたい。取り組み方の気持ち一つで動きは変わって来る。それは間違いがない。叱るだけではそれはその時だけだ。やらされてる感の練習に成ってしまう。他の子達も良く座り込む子が多い。キャッチ用具を付けるのにも本当に時間がかかる。用具の整理や片付けでも座り込む。何とか直していきたい。

 そんな外野ノックの中に今日から練習に参加してくれたベネット君。動きはまだぎこちないが身体の力が有る。投げる、捕る、打つの基本の所はまだ出来てはいないがとても楽しみな選手だ。ただ育ち方も全く日本の子と違うので、同じような指導では気持ちも伝えにくいとも思うし、これからの指導では工夫も必要だろうな、と感じる。でもこれはね、今の世代の子達を指導して行くのも同じような事だ。子供達、その家庭の気質も大きく変わって来ている。昔の常識は通用しない。けれどもゆずれない所も有る。子供達の意欲をそがない様に注意し時には叱る。そのバランスが難しい。余談だけども今日のプロ野球、ロッテの佐々木投手が19奪三振の完全試合達成。凄いね!ニュースでしかそのピッチングは見なかったが素晴らしい腕の振り。今、これが有るのも2年前の恩師の決断が有ったからでは無いか。。とふと思い出す。甲子園がかかった夏の県大会決勝で前日に投げた佐々木投手を登板させなかった。目の前の甲子園よりもこの選手の先の為の決断。色々批判も多かったと思うが、元プロ選手の中では養護する声も多かったと思う。選手の将来の為の指導。これが理想だろうな。

 その外野ノック。昨日ももっと競争意識、危機感を持てと言ったが、4年生のユウジロウの動きは一番スムーズに思えた。捕球も上手く成って来た。「いいぞ~ユウジロウ!」と大きな声で言うと、リュウキは「ユウジロウには負けたくない!」と明るく大きく答える。そして走る。その明るさと気持ちが嬉しいな。もう夏にはもっと上手く成るだろう。それは間違いないよ。レオンも負けない様にいつも気持ちを持って頑張って欲しい。

子供達はすぐに友達に成るね。

 子供達は休憩時間にバックネット裏で、ベネット君を囲んで4,5年生が集まって話している。話す言葉を英語で話して、とベネット君とそれぞれ話している。簡単な言葉だったのである程度僕も理解出来た。子供達はすぐに友達に成れる。暫くはチームメイトが色々教えてくれるだろう。アップやダウンでもユウジロウが良く教えてくれていた。

 そんな今日は高円宮賜杯県大会の津予選、準決勝から。決勝戦後にスポ少予選の抽選も一週間前倒しで行い、スポ少予選は16日から始める事が出来る様に審判部とも調整がやっと土曜の朝に出来た。そのついでに春季大会の代理抽選もやってもらおう、とその準備に春季大会の要項も改訂して組合せ表も昨夜に作り直し、今日はPCをグランドに持ち込んで、テーブルを借りてバックネット裏で暫く、その抽選の準備も進めて出来上がり、お昼前にはオオタカへ向かう。準決勝の第二試合は高岡さんと高茶屋さん。同点の終盤に2死からの内野、ファーストへの送球エラーで高茶屋さんが痛い失点をしタイムリーも打たれて敗れたようだ。やっぱり野球はミスをしたら勝てない、と言う事だよ。

 決勝戦では栗葉さんと高岡さん。初回に栗葉さんがレフトへの大きな長打で2点を先制したがその後の両チーム、センターもレフトもネット近くまで飛ばされる打球を何度も良く好捕していた。芯で捕らえられた打球でもアウトに出来る。この外野の守備力の差は本当に大きい。終盤まで2-1での接戦だったが栗葉さんに2点を追加され、高岡さんのピッチャーの投球数が70球を超えてピッチャーが代わってから無死満塁でのホームDPを取れなかったのが響いて6点を追加され終わってみれば10ー1だけども終盤まではお互いに良く守り合っていたいい試合だった。

 栗葉さんの試合前の練習でのトスバッティング。1対1でしっかり返しているね。身体を開き気味で両目でしっかりボールを見て打ち返している。ミート力、ミスのない送球などこういう所での練習が基礎に成っているのだろう。2007年の栗葉さんは労金県大会でも優勝するほど、その年はリーグの中でも敵なしだった。その年の秋ごろ、6年生が2人しかいなかったチームの翌年に向けての試金石にその強い栗葉さんに練習試合をお願いした。そんな格下のチームでも快く応えてくれて、エースが投げてくれる。今でも忘れない。中学生と小学生ぐらいの差以上かと言うぐらい外野へ飛ぶ打球も殆ど無かった。そんな試合の合間に栗葉さんの選手達が子供達だけでレフト線に並び、1対1でしっかりとトスバッティングをしてるんだよ。その精度を見ていて、まずはこれからだな、と思った。あの時のチームはあれからラインを狙うバント練習、トスバッティングは本当に良く練習した。子供達同士でね。この年には全く勝ち目は無かったが、 翌年2008年は栗葉さんとの戦績は6勝1敗。本当に伸びたチームだった。

 決勝戦の後の表彰式も終わり集まってもらった各チームの代表さんや監督さんで、まずはスポ少の津予選の抽選。神戸は16日の第一試合。そして春季大会の招待チームの組合せの代理抽選も全部終える事が出来た。準備や調整を進めるのも大変だけどそれが出来るのも審判部の皆さんやリーグの皆さんのお陰。今日は皆さんありがとうございました。栗葉の皆さんも予選優勝おめでとうございます。県大会でも優勝目指して頑張って下さい。来週16日土曜はスポ少予選と夜には支部総会も有ります。2022年度のルール改訂などの説明もして頂きます。来週もよろしくお願いします。

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