2021年4月11日日曜日

まだまだ発展途上。。課題を乗り越えて強く成れ!

  今日は神戸でリーグ戦2試合。8時前にはグランドに行くともうグランド準備を終わって子供達はキャッチボールを始めている。3月後半の異常な暖かさから一変してこの所は少し肌寒い朝晩。薄手の上着も着ているが、車には冬用のジャンバーも積んでいる。まあ、これぐらいが普通なんだろうなあ。

神戸小学校の花壇のチューリップと可愛い花達。

 高円宮賜杯の予選1回戦で悔しい敗戦となった高茶屋さんとの第一試合。何とかしまった試合で雪辱して欲しいな、と思っていた。高茶屋の監督さんも来られて、その監督チェアに座らせてもらって暫く雑談。子供達への思いは一緒。それがチームカラーに出て来ている。今の監督さんに代わられてからも、中々神戸に勝てなかったチームは今度は神戸が追う立場に成って来た。仕事で言うと、少年野球は1年ごとのプロジェクトだと僕は思っている。それが年ごとにつながって行かなければ成らない。チームカラーや方針を守りながら個性や体力、能力の違いを上手く組み合わせていく。仕事や家庭も大きく犠牲に成って来るだろうが、気持ちを切らずに引っ張っていく。これらは自分の人間形成にも大きく役立つけれども大変な事だよ。

 その高茶屋さんとの試合がほぼ予定通りの時間に始まった。1回の表、シンゴがエラーで出て盗塁。内野ゴロで3塁へ進みエンドラン気味の内野ゴロで1点先制。2回は同じように1死3塁からハルヤのスクイズで2点目。3回はシンゴの左中間2塁打からナオタロウの左中間タイムリー。4番の内野ゴロで4点目。ここまでは盗塁や内野ゴロでも進塁する積極的な走塁がとても良かったと思う。これも練習の成果が出て来てると思う。大してタイムリーは無いけれども相手にとっては嫌な失点に成る。

 先発したカナトは立ち上がりは高目が多かったが、ボールは走っていたと思う。それでも小さな先頭1番。右中間へいい打球を返される。シンゴもここは良く追い着いた。今までは抜かれている打球だ。2~4番も打球は外野フライには成っているが良く振れているな、という印象だ。甘く成ればしっかり返される予想は出来た。

 2回はボールも低目に集まり少し抜いたボールも効果的。続く3回。簡単に2死と成ってから1番に抜いたボールをセンター前。続く2番への四球が痛かった。3番にはセンターを越される2点タイムリー。4番の打球はライトへのワンバウンドだったが、深めに守っていたハルヤの返球はファーストへ間に合わず3点目が入る。4回はまた2死から8番にレフト線へ。ここで切って欲しかった9番にフルカウントから四球。これも残念。いやな1番の打球はライト前。ここもハルヤはポジショニングが深かった。ファーストアウトに出来ず1点が入り同点と成ってしまった。チームとしてはこのポジショニングとファーストへの速い返球が大きな課題と成って来た。高茶屋さんはライトゴロでピンチを切っているのとは対照的だった。

 高茶屋さんは4回からピッチャーは4番に。神戸は5回からオウカに交代。オウカの投球はボールの伸びは有るけれどもランナーを出すと回りが見えていないね。2死から簡単に2四球出す。。ランナーセカンドでも殆どマークしていない。普通なら3盗かけられても仕方が無い様な間合い。せめてセットに入ってランナーを見る余裕が欲しい。それに何よりもバックとの声の連係。これが聞こえない。セットに入る前にバックに向かってアウトカウントの確認の声をかける。ランナーを背負った時はこれ1球ずつやってもいい。昔はピッチャーにはそんな事を当たり前の様に良く教えていた。自分だけのペースではダメ。バックに向かって声をかけて確認して、キャッチを見て投げる。バックのリズムもそれでピッチャーの投球リズムに合って来る。だからミスも少なくなる。カナトもそうだけど、ピッチャーとしてはここだ一番大事だよ。

 6回表。カナトが出て、ミスも有って2死1,3塁で9番セイゴウ。セイゴウの打球は三遊間を抜け貴重な追加点が入った。その裏のオウカは三者凡退で抑え、7回裏1点リードのままその先頭2番に四球を出す。一番出して行けない四球だったが、盗塁をタイラが刺して1死ランナー無し。ところが3番にも四球を出す。今度は盗塁も決められ2死3塁と成って5番バッター。速いボールで追い込んでから打球は完全に打ち取った弱いセカンドゴロ。セイゴウのOK,OKの声も聞こえた。弱いゴロだったしタイミングは際どいかも知れないがセイゴウが捕ればアウトだろう。ところがオウカもボールを追い、グラブに当たったのだろうか。打球はコースが変わりセイゴウも捕れない。何とも痛い連係ミス。同点に成ってしまった。

 タイムをかけて監督もマウンドに内野を集めて叱る。監督の気持ちは痛い程解るな。これは僕でも同じ事をするだろう。何度も何度も大きな声を出せ!確認の声を出せと言われている。セイゴウの声が僕にも充分に聞こえていた。オウカが捕るならオウカがもっと大きな声を出して捕らなければいけない。一番近くにいるファーストも指示も必要かも知れない。

 高円宮予選での高茶屋さんとの試合でも満塁でホームゲッツーしなかったファーストや右中間の打ち取った打球を誰も勝負しなかった内外野。ハッキリ言ってこれが敗戦の原因。でもそこの所はしっかり練習して来たし、今日の試合を見ても良く成って来たと思う。終盤での連続四球もいけないが、何よりピッチャー中心にしたチームのリズム。確認し合う連係プレー。もう一度徹底して見直して行こう。

 7回裏痛い痛い同点と成り時間はまだ100分も経過していない。今年のリーグ戦要領から軟式野球連盟の規約に合わせてこのような場合は時間内ならタイブレイクをやると、先週に各チームに配信して決めたばかりだった。でもね、今の打線の力からすればある程度勝負は申し訳ないが少し見えていたね。8回裏、先頭8番にレフトを越されゲーム。仕方が無いね。これが今の力だ。勝てたゲームを落とした高円宮の予選も、このリーグ戦ももう一度課題を整理して頑張って行こう。

 午後からの2試合目の立成さんとの試合。先発したナオタロウは3回まで30球。ボールが2球続く事が無かった。4回に先頭にフルカウントとは成ったが四球は出さない。3番に打たれたレフトへのゴロだけ。これもレフトゴロ狙える打球だったが、レオは頭に入っていたかな。。

 この試合、オウカ、シンゴ、タイキ、セイゴウも控えに入っていたが大きな内外野のミスも無く打線もコツコツとつなぎながら得点出来ていた。4回に4点が入り9点リードと成って5回でゲーム。何より四球の無いナオタロウのピッチングがチームにリズムを作る。これが一番。1試合目のカナトもいいピッチングは出来ていたが3,4回は力みも出て来るんだろうね、ボールも高く成って来ていた。3回の四球一つ無ければ、それだけでゲームも変って来る。オウカで言えば4四球が間違いなく失点につながる。それが野球だ。

 痛い敗戦、悔しい敗戦だが、その原因はハッキリしている。勝負所での外野のポジショニングも早い正確な返球も。チームの課題はハッキリとしっかりと出た。要はそれを直して行けばいい。それが出来たらもっと強く成れる。今のままではダメ。先の事を希望を持って言ってたら鬼に笑われてしまう。まずは県大会の1勝。その為に何をしなければいけないのか。今日はそれがハッキリ見えたた。これをチームのプラスに変えて行こう。

 来週もリーグ戦。そしてその後は県大会です。来週もよろしくお願いします。

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