2021年4月25日日曜日

悔しい悔しい準決勝敗戦。それでも3位決定戦延長8回タイブレイク戦に勝利。

  今日は大仏山球場での県大会準決勝から。当たり前だけど勝たないとダイムスタジアム、決勝へ行けない。皆の思いも同じだろう。対戦相手は松尾さんが来るのかな、と思っていたら四日市の大矢知さんだった。2試合続けて勝つには、70球の投球制限の中ではチーム全体の底上げが必要。2試合ともそれ程投手力が落ちる事無く、内外野のディフェンスも落ちる事無く育てていく事が必要に成る。昔は1人2人のスーパースターがいれば大体勝てた。県大会でも連投は当たり前。三重県のチームで唯一高円宮全国大会で優勝しているチームが有るが、その年は息子が5年生の年だった。初めて秋のマクドナルドカップに出場した年。6年生達に連れてもらった様な年代だったが、その開会式でもそのチームの全国優勝の話をされていた。あの時のそのピッチャーはどこに行ったのかな。。そのバッテリーで勝ち進んだと聞いている。その後、何年かして高木の6年生の時、そのチームと菰野のグランドで練習試合をさせてもらった。今でいうプチ交流大会の様な交流戦で勝ち残った神戸とそのチームが最後に試合をしたが、その時に相手のチームで投げていたのが、確か今は首位を走る黄色いプロ野球チームの西だよ。最後には敗れたとは思うが本当にいいゲームをした記憶が有る。

 神戸の先発はカナト。1回はランナーを出したが2回は三者凡退で抑えて来る。シンゴのセンター前へのナイスキャッチも有った。ただシンゴは全てシングルでキャッチに行く。普通に捕れる打球でも左手の上で捕る。多分目線は着いていない。以前はファンブルしたボールもグラブで捕りに行こうとしていて、気に成るプレーだった。球際はそれでいい。でも普通に捕れる範囲はしっかり正面で捕って欲しい。これはオウカも一緒。他の子もそんなクセの子がいる。

 3回表、2死からそのシンゴのセンター前から盗塁、ナオタロウ四球でWPも有って2死2,3塁からオウカのショート横の打球で少しファンブルして内野安打に成る間にシンゴが入り1点先制。ところがその裏、9番にセンターへ返され2死とは成ったがパスボールも有り2死3塁。3番に四球、4番には左中間を割られてこれが3ランHRと成り逆転されてしまった。4回裏にも先頭四球から1死3塁と成り、ここでタイキに交代。スクイズ警戒しながらバントファウルなどで三振を取り2死。次のバッターの時に相手がエンドランでもかけたのかな。タイラがランナーを追い込み3塁でアウトにして無失点で切り抜けた。

 そして相手のピッチャーが代った5回。1死からナオタロウがセンターへ返し、オウカ四球で1死1,2塁から4番タイラ。それまでも2打席内野フライで合っていなかったが、ここで右中間を破る3塁打で2人が帰り同点。カナトも四球で2,3塁からエイタの打球はライトに抜け2点タイムリーと成りここで逆転出来た。特にタイラの打球は久し振りに見る4番の打球だった。この後も四球も出てチャンスは続いたが得点出来ない。

 タイキはその裏、1死2塁から2番の打球は三遊間寄りのゴロ。サードに回っていたカナトが良く追いついてランナーを牽制しながらファーストへ投げる。ランナーがその後スタートしたが、エイタはサードのカバーに入ったオウカにいい返球を送りランナーをアウトにする大きなDP。これで流れに乗るかなと思った。6回表が終わった時点でもう時間は2時間に近づいて来る。先の回からタイキの投球は外に外れるボールが多く成っていて6回裏もそれが続くが何とか3人で抑える。この時はもう後5分も無かったと思う。

 試合は7回に入り得点出来ずにその裏、先頭6番をタイキは四球を出してしまう。続く7番には追い込みながらレフト線を抜かれ痛いタイムリー3塁打と成り1点差で無死3塁のピンチと成った。ここでオウカに代わったが8番にはセンターへ良い当たりのライナー性の打球で1死。ランナーも抜けたと思ったのかタッチアップをしなかった。まだこちらにもチャンスは有る。が、9番にはストライクが入らない高目のボール球が続き四球。ここでナオタロウに交代。1死2,3塁と成ってバッターは1番。この状況なら満塁策でも良いと思ったが、勝負だったね。それはそれで良いと思う。セカンドランナーが帰ったら終わりだから、外野ももう少し詰めても良かったか、とも思う。前進守備のピッチャー上をゴロで抜かれ、同点は仕方が無い。シンゴは前進して来ていたし、普通にバックホーム出来ればセカンドランナーはアウトには取れるだろう。ところがそこでね、シングルキャッチ、ファンブルしてはじいてしまった。。2塁ランナーが帰り、痛い悔しい悔しいサヨナラ負けと成ってしまった。同点は仕方無いし、シンゴには厳しいかも知れないが、こういうプレーはやはり悔いが残るよ。ノックなどではシングルでしか捕らない子達は他にもいるが、これは上を目指して行くなら直した方が良いと思う。

 本当に悔しい敗戦。。ナオタロウもカナトもみんな悔しかっただろうね。でも仕方が無い。今のチームの力なんだから少しでも良く成る様に頑張って行くしか無いだろう。試合が終わって相手の大矢知の監督さん。ご丁寧にお通夜の様なベンチに挨拶に来てくれていた。中々挨拶には来にくい状況だと思うけども、律儀な監督さんだね。負けた方が行くときは良く有るが、僕も相手が相当ショックだろうと思える状況の時には、口出しが辛くて行けなかった記憶が有る。

 準決勝が終わってから、それからの3位決定戦までの時間。子供達は涙の見えた選手もいてご父兄の皆達も含めて暫くお通夜の様な状況だったが、状況を受け入れて次に頑張るしかないよ。昼食を食べてまた球場内で練習が始まりやっと気持ちも切り替えが着いただろうか。

 3位決定戦の相手はUNファイターズさんと成った。球場に来られて挨拶にも来てくれたので話を聞くと、4点リードしながらスモールさんに最終回にひっくり返されたらしい。。ウチ以上にそれは辛い状況だ。。試合前のシートノックを見ていてもしっかりディフェンスが出来ている。下を向いているヒマは無い。神戸の選手達にもいいゲームが出来る様にしっかり頑張って欲しい。

 3位決定戦が始まる。1回先頭のシンゴが右中間を割り無死3塁。が、そこから2三振が続きチャンスを生かせない。その裏、エイタが先発したがヒット、四球で無死1,2塁。ここでタイラに交代。3塁線バントの送球はエイタの足がベースから離れて無死満塁と成ったが、ここから内野フライ、中間守備と成ってセカンドゴロはカナトが良くバックホームして2死。6番もピッチャーフライに取り、一番大きなピンチを切り抜けた。

 2回にカナトの右中間2塁打から3塁へ進み、タイキが良くスクイズを決めて1点。ただこの後、シンゴのヒットも続いたが得点出来ない。タイラの投球は2回はボールが多く2四球を出したが2塁ランナーをサードで刺したり、何とか0で抑えた。そして3回裏、1死から死球。続くキャッチ前のバントも内野安打に成り1死2,3塁で6番。ここで前進守備と成ったがセカンドランナーは大きくリードを取り、2ランスクイズを狙われる。。と思ったがその通りに成り逆転されてしまった。以前にも有ったが良く有る2,3塁のディフェンス。1点は仕方無いが2塁ランナーのマークも状況によっては対応も考えるディフェンスの必要も有ると感じる。

 5回表は1死の後、UNさんの先発はここで70球を超え、ピッチャーが代る。2死とは成ったがナオタロウが内野安打で出て、オウカの打球はレフトの右中間寄り。グラブには当たった様だが打球は抜けてナオが帰りやっと同点。タイラは4回も四球を出したが4,5回も良く抑えて70球を超える。6回は準決勝に投げたカナトは後13球は投げれるので再登板し三者凡退で抑え70球を超えた。そして7回裏はナオタロウに交代し、2死からセンター前に返されたが、タイラが盗塁を刺し、7回同点で8回のタイブレイク戦となった。

 ここで神戸に取って廻り合わせが良かったのが打線。無死1,2塁からオウカからの打順に成る。1球ファウルの後、3-1から打球はライナーで左中間を抜けて行き、大きな2点タイムリー3塁打。タイラは前進守備のショート横の強い打球。はじく間にオウカが帰る。そしてカナトはレフトオーバーの3塁打でタイラが帰る。エイタの高い内野フライは前進守備のセカンドの後ろに落ち、カナトも帰ってこの回大きな5点が入った。何よりオウカからの連続タイムリーが悔しい思いを一気に晴らしてくれた様だったね。その裏、ナオタロウは落ち着いて1,3塁でのダブルスチールだけの1点に抑えて、3位決定戦タイブレイクに勝利!

1チームだけの3位表彰式。でも勝てば嬉しい!

 最後にやっとクリーンナップの打線がつながった勝利。まだまだ発展途上のチーム。ミスも有りながら良く頑張ったと思う。全国大会や大鳴門の西日本大会は無く成ったが8月末の東海大会出場へのチャンスは掴んだ。練習の課題はまだまだ一杯有る。バッテリーも内野も外野も。中々スタメンで出れない子達のレベルアップも。バントの精度もバッティング力の向上も。走塁での3塁ベースコーチのレベルアップも痛感した大会だった。

良く頑張った!でもまだまだ頑張れ!上を目指せ!

 ご父兄の皆さまにも2日間の早朝からの対応を本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。5月GW、1日、3日には春季大会も控えています。来週もよろしくお願いします。

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