2017年9月10日日曜日

悔しい予選敗退。この教訓を生かせ!

 今日はマクドナルドカップ津予選の二日目。
天気予報は晴れだけども早朝の散歩では雲が多く、少し霧の様な雨もかすかに感じる。大丈夫とは思うが昨夜に雨も降っているようだ。7時過ぎにはオオタカの第一試合のチームにグランドの確認もしてもらった。ちょうど湿り気も有っていいコンディションの様だ。確かに9時過ぎにオオタカへ向かう途中の工業団地の道路は少し前に雨の降った水溜まりがかなり残っていた。

 神戸のグランドでの子供達のアップ。頑張っているようだがみんな身体が重たそうだね。昨日の疲れが有るのかな。ダッシュもいつもより少なめに終わった様だ。楽をしていていい結果は着いて来ない。昔から言っていたけど試合は練習開始からもう始まっている。どの様な気持ちで、コンディションで試合に入れるか。日々のルーティーンでは無いがとっても大事な事だと思っている。

 戸木さんと高岡さんとの試合も少しは見たかったので9時半頃に先に神戸を出た。
オオタカに着くと「え、もう5回裏?」
 この試合、想像していたのは総合力では戸木さんだと思う。けれども高岡さんのバッテリーがしっかり投げてリードしていたらそうは打てない。僅差の試合になってるかも知れないと思っていた。スコアは1-0で高岡さんがリードしている。戸木さんもチャンスは作っているが決定打が出ていない。高岡さんの1点も内野ゴロの間のホームインだけ。
 高岡さんのピッチャーは6年生だが小さな5番だったかな、身体を一杯使って切れの有るボールを投げ込んでいる。身体を一杯使うと言う事は突っ込む事ではない。昨日の栗葉さんとの試合で最後に投げたユウト7。今は上体が突っ込んで来て手投げの状態。ヒジも上がって来ない。ボールは走らない。ヒジを壊した時の悪い時のフォームだよ。すぐに直して行かないとまたヒジに負担が来る。いいボールは投げれない。コントロームも難しい。

 その試合、戸木さんの7回最後の攻撃。2死から2塁打が出てバッターはキャプテンの10番。一番のポイントだろう。高岡さんは敬遠を指示したようだ。バッテリーは外のボールから入る。そして2ボールの後、ストライクが入った。ここで色気を出したらアブナイぞ、と思っていたら次も外のストライク気味のコース、バッターはファウルする。もう少し内側だったら危なかっただろう。ここでバッテリーはもう一度攻めを切り替えて外のボール球で四球。2死2,3塁、一打逆転のピンチとはなったが次のバッターをインコースで三振を取りゲーム。バッテリーのナイスピッチングだと思った。

 1時間少々で終わった第一試合。暫くして神戸の子達も来てアップを始める。シートノックでファーストのマナヤから戻すボールを受けていたが、何であんな担いだ投げ方をするんだろう。違和感が有るからああしているのか?ボールの回転も抜けた回転だ。直さないといけない。変な投げ方で済ませてしまうとそれが少しずつ自然にクセに成って来る。戻らなくなってしまう。

 立成さんのピッチャーはリーグ戦の試合でも完全に抑えられた5番のサイドスローのピッチャー。外のボールを徹底して右狙いしないとそうは打てないだろう。狙ったつもりで引っ張っても芯は外れて行く。
 初回にマサトの1塁線内野安打からハルトのショートゴロでセカンドはアウトになったがファーストへの送球が抜けてハルトは2塁。続くマナヤのショートゴロも思ったよりボールで押されている印象。引っ張っていては難しい。
 この後、右狙いの姿勢も見えたが7回までチャンスらしいチャンスは無く3塁も踏めなかった。殆どがショート方向の内野ゴロ。芯の打球はリュウガが出た後のマサトのショートライナーだけだろうね。外野飛球は詰まったレフトフライだけ。悔しいけれどもこれが結果。スピードで手も足も出ないと言う訳ではない。低目のイン、アウトをしっかり攻められた時にどうすれば良いか。打線のこれからの課題だろう。

 先発したケイジロウは5年生ながら良く投げたと思う。
1回裏に1番マークの1番にレフトネット越えのHR。初球は高目のボールでファウル。攻めるならここだろう。低目よりも高めは少しバットが遅れる。次の2球目はベルト寄り少し下のコースかな。高く上がったから捕れると思ったけどね。ユウト7はネットに倒れたようだが打球はネットの外側に落ちた。フェンス際まで下がって構える事が出来たら捕れていたと思う。
 続く2番にはセンター前。リュウガはまだアウトに取れない。4番にはライトへも打たれ1死2,3塁のピンチだったが良く後続は抑えた。

 3回、先頭の1番に四球。先頭で四球を出したら走られて3塁まで進められるのは見えていたから本当は打たれても勝負して欲しかった。そのまま1死3塁と成り2死までこぎつけたが4番バッターへの投球の後、その3塁ランナーがマサトがボールを返す瞬間にスタート。ケイジロウは気が付いてバックホームしたがマサトのミットからボールはこぼれ痛い2点目。それもノーヒットで。タイミングはアウトだっただけに悔やまれる。
 3塁にランナーがいる時のセオリーは3塁ランナーを確認してピッチャーへ投げる事。もちろんセカンド、ショートのピッチャーカバーも必要だ。甲子園の高校野球ではこれを必ずやっている。この時は2死だから守備機会の時はサードもベースを離れるだろう。間違いではない。でもキャッチが捕球した後、ちゃんとユメトはベースに素早く戻ったかな?マサトは3塁ランナーを見たかな? 
 僕も昔に同じ事をやった事がある。中々点が取れない、打てないピッチャーだったがキャッチはすぐにピッチャーへボールを返していた。ずっとそれを見ていて、そして盗塁のサインを出した。

 4回に先頭四球を出してアツキに交代。盗塁されて2塁から予想される3塁線のバント。これがアウトに出来ない。1死2,3塁と成って8番にセンター前。前に来ていたリュウガは迷っていたようだ。一度ホーム方向を見ていたがそれからファーストへ投げた。それでは間に合わない。あそこでアウトに出来るのはファーストしかないよ。続く9番にもライトへ返されてこの回2失点。

 続く5回は先頭にセンター前、四球で1,2塁からキャッチ前のバント。マサトはサードへ投げてタイミングはアウトだと思ったがサードはベースに入れていなかった。この後レフト前、センター前と2点を追加され尚無死満塁。ここまで6失点だから後1点取られるとコールドに成ってしまう。この後、三振、ピッチャーの高いバウンドのゴロもアツキは良くホームアウトにした。続くショートゴロ。ハルトの送球は難しいバウンドだったかも知れない。審判はアウトのコールをしてくれたが僕にはマナヤのミットからボールがファンブルしたように見えた。すぐに収めたけどね。

 試合の内容は完敗の内容。6点は取られたが僕にはバッテリー、特にキャッチの1番一人にやられたという印象だ。リードでも2球ボールが続いたら前に出てピッチャーに声をかける。神戸のバッターを良く研究していてバックに守備位置もそれぞれに指示をしながらリードしている。2ストライクと追い込むと次の指示も出していた。
 神戸の子の内野では動きの甘さも見えてくる。カバーリングやランナーがいる時の鉄則も忘れないで欲しい。
 
 今日は悔しい結果だけどこれを大きな教訓にして欲しい。基本に戻ってやり直して行こう。

 敗戦の後の立成さんと高岡さんとの決勝戦。暫く見るつもりが最後まで観戦して閉会式まで終えて帰って来た。
 その決勝戦は中盤から立成さんが地力を発揮して押し切った内容。それでも高岡さんの頑張りには感心するね。下位打線、内野も外野も小さな3,4年生が守る。5番までの6年生が続く上位打線で点を取らないとまずそれ以下ではヒットを狙うのは難しいかも知れない。それでもここまで頑張っている。ピッチャーは10番が低目中心に投げて頑張っているが先の戸木さんとの試合で投げたピッチャー程は球威も無い。良く踏ん張っていたが中盤から外野へ安打も多く出て押し切られた。
 立成さんの先発した1番も高岡さんの上位には失点したが下位打線を四球も出さずしっかり切っていた。

 夏休み前から大会が続き、月末にはBBQ大会。そして労金県大会とこの秋季予選と本当に忙しいスケジュールが続きましたがご父兄の皆様には万全のサポートをして頂き、本当にありがとうございました。少し一段落と成りましたがまた気持ちを切り替えて頑張って行きましょう。これからもよろしくお願い致します。

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