2016年7月31日日曜日

切れる気持ち。。つながらない声。チームワーックって何だ!

 和歌山交流戦2日目の朝。
5時には起きて身体も動かした。昨夜の沢山のアルコールの疲れも無い。モモやマーキュリーは元気かな。子供達も朝食前にはユニフォームを着てみんな元気そうだ。



 朝食はホテルの12階の展望レストラン。和歌山市内が一望出来るぐらい。学生時代に見た和歌山城も見えるね。それを見ながらの朝食もお腹一杯でお代わりもした。今朝も快調だ!
ホテルを7時40分には出て試合会場の貴志川スポーツ公園のグランドへ。
ホテルから40分程、山あいの大きな3面は取れるグランドだ。お天気は快晴だが山合いで気温はそれ程暑くも感じない。子供達は動けているかな。。

 1試合目は兵庫の塚口さん。
先発したマナヤは6回で3四球。今日は疲れも有るかも知れないが3回以降から特にコントロールに苦労している印象。それでも5回の2失点だけ。
その2失点。
ライトへ落ちる打球と四球で無死2,3塁。次バッターの三振エンドランで3塁ランナーを挟んでハヤトはソウイチロウへ投げる。ソウイチロウは持ったまま追うが足が動いていない。これではランナーに何もプレッシャーかからないよ。その後、心配していた返球はワンバウンド。。ベースカバーのマナヤは捕れないよ。そしてこの後、スクイズ。マサトは思い切りよく捕球してランナーにタッチしようとしたがよけられたね。完全にアウトのタイミングだろうが審判はセーフの判定。仕方ないがプレーは出来ているから良し。

 6回も1死から連続四球。このイニングもそうだがハヤトのプレーが気になる。内野の本当にふがいない送球ミスで失点するのも原因は有るだろう。
それでもこのイニング、一番いけないと思ったのが気持ちの切れたそのハヤトのプレーだった。中々コントロール出来ずに四球を出すピッチャーもいけないが、高めに抜けたボールを取ろうともしないプレーはもっといけない。誰が見てもバッテリーの気持ちが切れてしまっているよ。一度ならず二度も。。タイムをかけて内野を集めて確認した。

 「身体の調子が悪いのか?」暑い中でキャッチを続けている。でもそうでは無い。疲れは有るかもしれないが。
「勝ちたくないのか?こんな情けないプレーを続けて良いと思うのか?勝ちたかったら必死にやれ!」叱りたくはない。でもこれは叱るしかない。励ますレベルの話ではない。タイムを掛けて叱ったのも僕は初めてだった。
 2死1,3塁と成って1塁ランナーは盗塁してくるだろう。ハヤトには3塁ランナーは帰ってもいいからランナーを刺せ、と指示した。少しそれたがハヤトはアウトにしてくれてこれでゲーム。内野のミスはこの状況では確率は高い・・・。打たせるよりもこれが一番確かなアウトになると思った。

 試合の後、こんなプレーはもうするなよ!と皆にもう一度確認した。中心となるべき6年生がこんな気のないプレーをしていたら誰も着いてこないよ。

 打線は初回にハヤトがショート横へ強い打球。これが抜けてHR。
2回はハルトのセフティーバントで1死1塁。塚口さんはサードもショートもダイレクトで高い送球をしている。三塁線のバントならミスは出るだろう、チャンスも有ると思っていた。
走塁ですぐに最速のダッシュが出来るハルトはスタートがとにかくいい。6年生以上だよ。キャッチの弾くミスで2盗、3盗を決める。これはとっても大きな戦力。だから、何でもいい。セフティーは指示したがとにかく塁に出る事を考えよう。この後コウセイとのエンドランで2点目。コウセイも高目を良く叩いた。

 3回は9番に下がったマサトが2ストライクから抜かれたボールを上手くためてセンターへ。盗塁、ハヤトのバントで1死3塁。リュウガにはセフティー。プッシュ気味には成ったがマサトのスタートがいい。3点目。
 4回はマナヤのヒットから無死2,3塁でハルトのレフト線へのタイムリーで4点目。
尚、2,3塁で追加点のチャンスだったがコウセイは初球を打って1ゴロ。取れる時に取る。ここは一つ待って欲しい。後の後続も続かず、課題を残す攻撃だった。

 気持ちの見えないプレーが目に付く子供達。でもあれだけ言ったし理解はしてくれているだろう。いい試合を見せて欲しい2試合目は地元の西貴志さん。

 先発はマサト。このチームでは初めてかな。
前の試合で叱ったハヤトにも投げさせたいが、ここはもう一度気持ちを切り替えてリードして欲しい。
 マサトは4回まで1死球の1失点のみ。
2回は死球、送りバントのお見合いミスで1死2,3塁にはなったが後続を良く抑えた。
3回は右中間の打球にセンターのヒロトはダイビングはしたが抜けてHR。抜けた打球は仕方ない。でもピッチャーに合わせてしっかりタイミングを計っていたら捕れなかったか、ヒロト?

 打線は2回2死からコウセイが四球。その後のユメトが好きな高めのコースを振り遅れ気味に打球はライト線を抜けて3塁打となって1点先制。2死からの下位打線での得点はありがたい。
3回には1番に入れたハルトがレフト線へ2塁打。脇をたたんでいるから打球が切れない。この後キャッチがはじく間に3塁へ。相手がスクイズを警戒する間にWPで2点目。
 5回にはユメトのヒット、バント失敗したアツキにもライト前のヒットで無死1,3塁からハルトにはセフティーで3点目。アツキは積極的に3塁まで狙ったが間に合わずアウトでDP。これから3,4番というところでちょっと勿体ないプレーだった。

 そして問題の5回裏。マサトは先頭に四球。僅差リードでの終盤の四球。一番やってはいけない事だよ。まだ仕方ないけどね。それも9番。これからしっかり覚えよう。
そして1番にお決まりの長打が出て1点返され無死3塁。
 この後2番バッターはソウイチロウのすぐ左のゴロ。ソウイチロウはここで体が立ってしまっている。ミスをする姿勢だよ。動けない。打球はレフトへ抜けるが、ランナーはそれを見てスタートした。前進していたコウセイはすぐ捕球したしバックホームすれば充分に間に合うタイミング。ところが何を迷ったのかすぐ横にいたハルヤにボールを渡してしまった。。。

 声が出ない。誰も近くでバックホーム!の指示が出来ていない。とても残念なプレー。ミスをしたソウイチロウは何で呼ばない?声がつながればアウトに出来るのに!
同点に追いつかれたが、それでも2死3塁まで踏ん張った。ところが最後にWPで勝ち越されてしまう。普通なら絶対に後ろにやらないハヤト。もうハヤトの気持ちも切れていたね。

 1点リードされたがまだ少し時間はある。時間ゲームだけどもつなげば逆転も出来る。
6回は両チーム無得点のまま7回表。
先頭のソウイチロウがセンターへ、コウセイがレフトへ連続ヒットで無死2,3塁。1死の後、アツキはサード横へのいい当たりの打球。サードははじいてファーストへ投げたが少し送球がそれた。
これで1死満塁。何度も言うが1死満塁だよ!

 打順は1番へ戻りハルトは初球を引っ掛けてしまった。先の試合でもそうだったが、チャンスでの初球打ちでチャンスをつぶしてしまうのが目立つ。確かに打てのサインだが、この子達にはそこまでハッキリ指示を徹底した方がいいのか、と思う。
ホームゲッツーは仕方ないと思ったが、ソウイチロウは止まっている。。何で。。。何で止まっている?これには相手もビックリしたんだろうね。
 普通ならバックホームでファーストへ投げて終わりだが、ホームへ投げた後、今度はサード方向を見ている。2塁ランナーのコウセイはソウイチロウが止まっているので、また勘違いしたのか2塁へ戻ろうとする。1死満塁だよ。。3塁へボールは渡りゲーム。

 もちろん普通でもホームゲッツーで終わっていただろう。でもあの走塁はなんだ!!6年生がもう夏を過ぎようという時に!!
1死満塁の確認が出来ていない。一番の逆転のチャンスなのに声の確認が出来ていない。
本当に情けない情けないプレーを最後に見る事になってしまった。

 こんな試合では恥ずかしいし、遠くまで応援しに来てもらっている皆さんに申し訳がないからね。
夏休みの間も労金の県大会まで関大会や伊賀大会。試合が続く。
でもこんな調子ならもう間が空いても練習試合は入れないよ。大会の試合で労金まで調整しながら確認していく。後は声をつなぐ練習だけでもいい!
 いい事も内容のあるプレーも有った。でも今日のこの2試合で反省するところばかりが目立った。
でもそれらは声をつなぐ事が出来ていたら、気持ちを前に出す準備が出来ていたらほとんどがクリア出来る内容だよ。

 2日間の暑い和歌山遠征。ご父兄の皆様には色々と本当にありがとうございました。
まだまだ課題多きチーム。これからも応援してあげて下さい。
ありがとうございました。

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