2015年10月4日日曜日

甘さ、油断、バントミス。これでは勝てない。

 今日は伊勢でのぎゅーとら杯の大会。
昨日の練習試合では課題一杯。。でも今のコンディションで頑張るしかない。
6時半に出発したが、朝の中勢バイパスは空いていて流れも早い。予想より早めに到着して子供達にはアップをしっかりやりなさい、と言った。

 タイキはサブコートのグランドでランニングを始める。ところが1周も回りきらずに止めて柔軟。。
何で。。。季節も朝晩は寒く成って来ている。ここへ来るまでのランニングをしている子なんて一人もいないだろう。何でもっと走らない。。
 そしてアップを見ていた。どれだけ真剣か?
6年生はダッシュでもそれなりに見れる。でもね、5年生、頑張っている者もいるが途中で流しす子が多い。それが段々目に付いてくる。この子達はどこまで意識が有るんだろうね。
野球がたのしいのかな?とさえ思ってしまう。

 アップを終えて皆にいつもと同じ事を言った。今日も。
5年生達にはもう一度アップのやり直し!
普通ならたった4本のダッシュの往復。それさえ必死で頑張っている姿が見えないのにどこまで出来る?
ダッシュを始めた2回目、3回目、やっとそれらしくなって来たのは4本目。やらないと終わらない、とやっと解ったのか。5本目でまとも。やっと終えた。
 何で最初から必死にやらない!!

 開会式を終えて会場移動してキャッチボールを始めた。
今日はアユムも来ている。夏からの練習や投球でも体の硬さや張りが気に成って、ご父兄にもお願いして病院でも見て頂いたたが、特に問題ないと言う事だった。
それなら思い切ってやってもらう。背番号1だからね。今日は先発だよ。

 相手の中島さんは大きな子が3,4人いるね。多分今のアユムのボールなら打たれるだろう。後はどれだけ守れるか、どれだけ確実に得点できるかだ。
勝負事は何が起こるか解らない。いつも僕は余裕なんて感じた事は無い。
けれども子供達は「これ、勝てば次は・・・」なんて甘い甘い事を言っている。

 「お前ら勝負事、なめたらあかんよ!油断していたら絶対に足元をすくわれるぞ!バントも出来ないのに!」と叱ったけどね、一人一人どこまで意識が有るだろうね。バントも決めれない打線。内野守備の不安もここに来て沢山出ている。タイキもコウキも出れない状況で一球一球、どこまで真剣に徹底出来る?
始まった試合。内容は僕の予想通り以上だった。

 アユムの立ち上がり。先頭四球。相変わらず外の高めに外れるボール。この試合ずっとだったね。2死3塁に成ったが何とか抑えた。
2回は先頭レフト前の後、四球も有って1死1,3塁。ここも何とか抑えた。
3回は1番にレフト越えの3塁打。1死3塁からスクイズはアユムの前。体が硬いのが影響しているのか、捕球してからファーストへ投げれなかった。
4,5回も四球を出しながらも何とか抑えてくれている。
口野コーチがアユムにバックに声をかけろ!ユウヒに声をかけろ!とずっと言ってくれている。その様に小さな声でユウヒにアウトカウントを示す。
チームで一番欲しいのはこういう事だよ。ファーストもサードもこれが出来ない。だからそこでミスが出る。

 4番バッターの右中間真ん中の大きな打球。少し下がっていたユウヒはボールから目を離さずずっと落下点へ向けて必死に走る。僕は完全に抜けたと思ったけどね。最後に左手のグラブの先に入った!素晴らしいプレーだよ!声を掛け合う、確認する。これが守りのリズム。頭と体がすっと動けたらこんなプレーが出来る。ナイスプレーだよユウヒ!

 6回にも先頭四球。そして何でもないバントをアユムは1塁へ悪送球。自らピンチを広げ2死まで取ったが1番にセンターへ返されて2失点目。
7回には3,4番に短長打を打たれ2失点。
7回で4失点は、アユムには悪いけれど良く抑えた方。中島さんが左ピッチャーとハヤトの送球を警戒して盗塁を仕掛けて来なかったからこれぐらいで済んだ。僕はそう思っている。

 打線は1回2死からトモキがレフトオーバーの3塁打をシオンが続かない。
2回は1死3塁でリョウマはバントが出来ない。昨日も。。9月に入ってバントが一つでも出来たかな?
3回は同じ1死3塁でユウヒもバントを決めれない。結果的にはいい当りだがサードライナー。
トモキのショート横のヒットで1点は入ったが得点はこれだけ。
とにかく打てない、バント出来ない。これに尽きる。

 4回も1死3塁カツミ。後続が転がす事も出来ない。
5回は無死2,3塁。ここでもバント出来ない。1死後トモキがピッチャー横に転がし、ハヤトは滑り込んだが審判はセーフのコールをしない。タイミングはセーフだけれどもハヤトのベースタッチを認めていない様だ。これも仕方無し。2死と成って3度目のチャンスの4番シオンも頭の整理が出来ていないね。バットは空を切る。

 アップの時から意識しながら集中して行かないと、一球一球を大事にしないとこういう結果に成る。気のゆるみ。甘さ。バントも出来ないチームは絶対勝てないよ。

 この後玉城さんが午後からBコートで練習試合を誘ってくれた。
この中で。。。このところ全く打てなかったシオンは「どうせ打てないんだから右で打て!」
すると低目のボールを上手くヘッドに乗せてセンター前へ。
一つ凡打の後、今度は言う事を聞かずに左打席へ。これも同じ様に低目のボールを上手くヘッドに乗せた。右バッターでニコニコしながら入る表情がいい!どうせやるなら楽しくやらないと!

 一番残念だったのは2死2塁でバッターは三遊間よりのサードゴロ。 
5年生のセカンドランナーは「ああ、3アウトだ。。」と思いながら軽く走っている。そしてファーストのアウトを確認したのかしないのか。。。そのままベンチに戻って来る。
何で全速でサードを回ってミスが有ったらホームを狙おうと思わない!!!
情けなく成ってしまうね。こんなプレーは。
特に5年生、新チームの子達はプレーを決め込んだ情けないプレーが目に付く。
バントだと1塁へ全速で走らない。フライも一緒。守備のプレーでも一緒。そんな甘さから手痛いミスが出る。
 こんなんで楽しいかな?どう見ても伸びて行かないよ。

 今日はぎゅーとら杯の試合が終わった後、ご父兄の皆さんに、そんな新チームの状態なのでこれから続く大会への参加はどうしても必要な5年生1,2人だけ帯同していく。他のメンバーは4年生達と新チームの練習を続けてもらう。その様にお願いして了解頂いた。
早速来週の滋賀の大会にはタイキとコウキの代り5年生二人だけ。
まだまだチームワークもないバラバラ。ディフェンスも出来ていない。
しっかり練習してチームを作っていこう!

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