2015年10月10日土曜日

一球ずつ。。考えて考えて覚えて行こう。

 今日は滋賀の甲賀・湖南の野球大会。今年で3回目というが、第一回目は縁有って出場させてもらった。まだその頃は水口や綾野の沢山のお付き合いして頂いた方々が沢山声をかけてくれた。
去年は大会が重なって出場をお断りしたが、今年は上手く日程に入った。

 今日の開会式で開会宣言をやられた方は水口の監督・代表さんだった方。受付でわざわざ挨拶にも来て頂いた。もう10年、20年前、あの頃の神戸が交流を広める事が出来たのはこの人達のお蔭と言ってもいい。
その代表さんは現在はチームからも身を引かれているが、この様な大きな大会の時にはやっぱり必要な人なんだね。あの人もガンを克服した人なんだなあ。。

 開会式を終えて試合会場へ移動。今日は僕も初めての会場だ。
対戦相手は3チームの選抜チームの様だね。出来る子は揃っているようだが、ミスさえ少なければタイキとコウキは出れないけれどもそれなりには踏ん張れるだろうと練習を見ながら思っていた。

 アップしてピッチング練習。先発予定のヒロトはやはり課題はコントロール。しばらく受けてじっくり見ていたが、ヒロトの解らないところで時々少し抜けるボールが有る。これが意識的に出来れば言う事は無い。ボールの握りを見ていると三本指が掛かる時が有るかも知れない。
そこを注意しながらハヤトとのバッテリーには今日はしっかり緩急を使う様に、そう指示をした。
身体の柔軟、柔らかくしなさいと宿題を出しているアユムは少し高めには外れるがいつもよりはいい感じだ。ボールもいい回転だし、抜けるボールはない様だ。

 今日の打線は一番当たっているトモキを1番に。リュウセイは5番に下げた。
その初回は簡単に三者凡退でその裏、ヒロトの立ち上がり。
2死を取りながら大きな体の3番に四球。次の4番にもボールが続くが打球は高いバウンドのピッチャーゴロ。普通にすぐに下がれば何でもない打球だろう。それがヒロトのグラブに当り後ろへ抜ける。トモキはすぐそこまで来ていたからトモキが捕ればショートゴロだったかも知れない。中途半端なプレーでグラブに当てたばかりに後ろへ抜ける。
ヒロトは何度もこういうプレーが出てピンチを広げる。ボール一つ、グラブに入れてはじく。徹底して集中しなさい、ともう何度も言ったよ。。
 そしてその後に長打。その後のショートのミスも有ったが、今日もミスから初回2失点先制される。

 打てそうで打てない打線。速くもない左ピッチャーを崩せない。
3回2死からユウヒの内野安打。これがいいね!ユウヒは自分の特徴をしっかり理解してくれている。ボテボテでもチャンスを作れる。アユムがヒットで続き、フライを狙え!と言ったシオンは四球で2死満塁で5番に下がったリュウセイ。
 リュウセイは右中間の打球で抜き同点。相変わらず動きが大きく体が開くハヤトは当り損ないのバットの先の打球。ライト前のフライがラッキーに、これが落ちて2点勝ち越し。

 ピッチャーが代わった4回はリョウマがセンター前のゴロで1塁。ヒロムが送ってトモキ四球、1,2塁でユウヒ。セカンドがランナーをカバーしている相手のシフトは少し深いライト前が大きく空いている。ユウヒにはそこへ転がせ、と指示をした。
その打球は思惑通りに転がりリョウマが帰り5点目。ナイスバッティングだよ。スイングなんてどうでもいいんだよ。あのシフトならセカンド前のプッシュバントでもいい。ユウヒやリュウセイなら絶対セーフに成れる。そんなチャンスを試合の中でしっかり覚えて欲しい。

 普通ならこれで波に乗って勝ち切らないといけない。
ところがその裏、1死から四球。2死と成って今度は一番悪いDB。いつもこれが失点に絡む。
そしてWPで失点。。。どうすれば防げる。バックは防ぎようがないよヒロト。

 6年生が投げれないから5年生バッテリー。とっても良くやってくれている。今日は緩急も使えと言ったし、それもちゃんと使っていた。肝心なところでは僕もサインを出した。でもそれはピッチングを組み立てられるボールカウントだから出来る。ボールが先行してしまったら、もう回りが見えなくなるね。ランナーが1塁に出ても牽制しない。ハヤトがいくらいい送球をしてもアウトにするのは難しいよ。

 5回は先頭にセンターへヒット。これは仕方ないだろう。でも何で牽制しない?様子を見ない?
初球走られて3番バッターにはボール2つから追い込みながらここで緩急を使えなかったね。
打球は左中間越えのHRに成って同点。遊具やサッカーゴールが有るところだし、審判判断でボールデッドの2塁打か3塁打でも良かったと思うが仕方ないね。時間も迫るこの回に同点に成った。
 打たれたんだから仕方ないけれども、もっと1球ずつ大事に積み重ねて行けば防げたかも知れない。ランナーへの牽制もそうだよ。

 同点に成って、試合時間も迫ってこの回を早く終えないと次の攻撃は無い。
そして打球は正面のセカンドゴロ。低い打球だったけどリョウマは前に出ず待って構えたが打球は右中間へ抜けて行く。。イレギュラーでもない。このランナーが出た事で次のイニングはもうないだろう。
そして四球。1,2塁でヒロトはファーストを向いたまま、そのファーストへボールを投げるが、これが大きくそれてファウルラインを大きく抜けて行く。あれは牽制では無くてキャッチボールだよ。

 最後はまたミスで試合を落とす展開。
ヒロトもハヤトも今日は大きな教訓だよ。ヒットを打たれても1球ずつ1球ずつ、大事に大事に考えながら。ランナーも牽制でアウトは難しいけど、相手のスキ、そこを探るのが野球だよ。
そこをピンチでも動じずに考えて内野にも指示してやってくれたら、もっといい試合、ピッチングが出来ると思うぞ。もちろんコントロールは必要。
 これから良くしていくのにどうしたら良いか。しっかり考えて練習しよう。

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