今日の試合は2試合目なので、8時前に神戸を出発。空は青一色で、寒いけれどもいいお天気に成りそうだ。
松阪球場に着いて、その下の芝生広場で今日もアップ開始。
アップのダッシュを見ていて、リョウマの走り方が形に成って来たな、と感じた。ランナーコーチでは一番声が良く出ている。これから練習を積んで行けば、きっと上手く成れる。そう感じるね。
1試合目の間にグランドは霜が溶けてヌルヌルに成って試合を中断してグランド整備をする間に、球場に入れてくれてキャッチボールを外野の奥で始めた。
グランド状態を確かめるのに、ワンバウンドで、と指示をしたが何度ボールが後ろへ抜ける事か。。。何人かは相変わらずボールが抜けて力の無い高いバウンドに成る。捕球に入る時に上からグラブを出すからこの状況ではいくらでも後ろへ抜けて行く。。
途中で止めて、「何で同じ事をくり返す?グラブは下から!」と叱ったけれど、やっぱりその不安が試合にしっかり出た。
尾鷲さんとの試合。取りあえず勝たないと次は無い。一番内野のフォーメーションが安心??なケントの先発でスタートした。
尾鷲さんは、今見る限り、例年の様に大きな子がいない。それでも守備は走塁はしっかりしていてスキは無さそうだ。
ケントは昨日のピッチングと同じ様に、自然な緩急の差をつけたピッチングで尾鷲さんを抑えて行く。3回の自らの牽制エラーでの1死3塁も無得点に抑えた。
4回、先頭に左中間、ショート後ろの何でもない外野フライ。
シンペイの「OK!」の声は聞こえたが、ユウヤがすぐ近くまで来ていて、お互いにグラブを出さなかった。今まで何度も注意したお見合い。
盗塁、ピッチャ―前のバントでトモキがダッシュして1塁へ投げたが、アウトに出来ない。
1死2,3塁と成って、前進守備のセカンドゴロだったが、ルイはホームを見たが、ランナーはエンドランでスタートしている。タッチプレーだし、「投げるな!」と思ったら、ルイは振り返って1塁へ投げた。
結果、このプレーで2死と出来たしたし後続を抑えてミスからの1点だけに抑えたのが、後のチャンスにつながった。あれで、ベストだと思う。
リクトに「あの時、ホーム!と呼んだのか?」と聞いたら、「ハイ」と言っていたので、ルイの単独判断だと思うけれど、あれで正解だと思う。あれでホームへ投げてしまったら今のチーム事情なら傷口が深まるだけだ。
次の5回表。トモキの四球からチャンスを掴み無死2,3塁。昨日はバント出来なかったルイにセフティー。1塁線に転がったが、トモキは途中でサードへ戻る。。多分セーフのタイミングだったと思うが仕方無い。ところがピッチャーはホームへ投げたのでFCと成り無死満塁。
満塁だし、セフティーでは無理。スクイズしか無い、と思って昨日の練習でバントが良かったアユムを代打で、1ストライクの後スクイズ。外の外れるボール球だったが、アユムは良く当ててファウル。3バント目もファウルで失敗したが、空振りしなかった事を僕は誉めてやりたい。
この後、1番リクトにはエンドラン。ここで外のボール球を良く転がしてやっと同点と成った。
後続は続かなかったが、練習して来たバントやエンドランで点が取れたんだから、今はこれで良し、としたい。
最終回裏に2死からレフト線を破られてフェンスまで転がって、カットもつながら無かったが、3塁で止まってくれたのはとてもラッキーだった。普通ならホームインされてるね。
ここも落ち着いて後続を抑えて引き分け。そして今度はラッキーな抽選勝ちと成った。
そして準決勝は桃園さん。ソウイチロウで先発するしかない。多分外野には沢山飛ばされるだろう。どこまで守ってくれるか?そう思っていた。
その1回。2死からヒット、盗塁で2塁。続くバッターにレフトへ打たれたが、ユウヤはバックホームを焦ったのか、ボールが抜けてしまう。ここは仕方無いと思うが、その後のボールがショートまでつながらず、また転がって行く。。。これが一番の問題。キャッチボールが出来ない。
痛い2失点だが、3回にもレフト線を抜かれて、これもボールがつながら無い。3点目。
続くバッターにも3遊間のヒット、盗塁で無死2塁。
この時にバント警戒でショートのケントを前に守らせたが、それを見たバッターはしっかりとセカンド方向へ転がす。
皆はあのバッティングを見ただろうか?何か感じただろうか?今のチームで誰があの様なバッティングを出来る?
1死3塁の問題はこの後で、前進守備のショートゴロ。ケントはランナーを牽制してファーストへ投げたがワンバウンド。レイヤはファーストをアウトにしてバックホームしたが、送球も高くタッチも出来ない。去年の年末の練習試合でも同じ事をやられている。ウチだったら突っ込めない。桃園さんはフリーで打たせた内野ゴロでも点が取れる。この差は明らかに走力とキャッチボールの差だ。
やっと5回にケントのレフト越えのタイムリーとトモキのバントで2点を返したが、2点止まり。
3回以降はソウイチロウは緩いボール中心に良く我慢して投げていた。7回で4失点だけど、外野のミスがらみの3失点だし、充分に良く投げたと思う。後はしっかり守ってカットプレーをしっかり練習して、キャッチボールが速く正確に出来れば失点はもっと減らせる。
ちょっと残念な試合が終わって、スタンドで遅めの昼食を食べながら桃園さんとJBCさんの決勝戦を見ていた。
両チームともとにかく次の塁をねらう走塁やスタート、間合いが本当に上手い。ランナー3塁の時のバッティングも徹底されている。
ピッチャーの牽制プレーもお手本に成るところが沢山有る。
バッターの内側のボールを上手くデッドボールにする逃げ方も。神戸の子はのけぞる様に逃げるだけ。この差も大きい。
子供達は見ているのか?と思ったら5年生達は3塁側のスタンドの芝生のところで転がって遊んでいる。。。これには、もうキレそうだったね。情けない!!遊べ、と言った覚えはない。試合を見とけ!と言った。
練習では解らない、自分達の出来ない、やろうとすれば出来るお手本がここにあるのに何を遊んでいる!
僕の後ろにいた4年生達はセカンドランナーのリードが大きいとか、スタートが良いとか色んな事をリョウマなんかが話している声が聞こえる。まだ試合にもそんなに出れない4年生がそんな話をしているのに!
また子供達を集めて叱ったけれど、大事な事は、試合で覚えて欲しいところは、こう言うところだ。
内野ゴロで全力疾走しない者もまだいる。せっかく試合に出ているのに無気力なスイングも見れる。。2死で外野フライで戻るランナー。中軸の内野フライの多さ。ミートしようとしているとは思うが、振り切っていないスイング。この決勝戦でそんなプレーが有ったかな?
今回のベルカップ。まだミスも有る。キャッチボールがつながらない事もあるが、僅差でもここまで来れたのは一つずつアウトを取って行く事がピンチでも少しは出来る様に成ってきたからだ、と思う。ピッチャーはケントもソウイチロウも充分に投げてくれた。後はキャッチとのリズム。リクトとユウヤにはキャッチでお互いに競って欲しい。
次の試合を作れるピッチャーも早く育って欲しい。フォームさえ作ればそれなりには出来るハズ。
サード、ショートも外野も、皆にチャンスが有る。
表彰式でベスト4と成って3位のメダルをもらって表彰されて子供達はとても嬉しそうだったけど、まだまだもっと上を目指して、皆欲を出して頑張って欲しいね!
でも、取りあえずベスト4、おめでとう!次はもっと頑張ろう!
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