2010年10月24日日曜日

挨拶、規律の大切さ

 今日は少し雨が心配だが何とか持って欲しい。7時半に集合して玉城スポーツ少年団さんへB、Cチームで遠征試合だ。今は高速はタダだし玉城インターを降りるとすぐだ。8時20分頃には着いてすぐにアップ開始。玉城さんももう準備万端で迎えてくれている。朝の挨拶の話の中で挨拶は大きな声でしっかりするように!と注意したが、本当にこの子達はそういう習慣が無いのだろうか?挨拶したとは言うが、僕にはアツシの声しか聞こえなかった。

 興南高校監督の意識改革
 先ほどテレビのニュースの中であの甲子園春夏連覇の沖縄興南高校の意識改革を伝える番組を見ていたら・・・。
OBである監督さんが母校から監督を要請されて合宿所を訪れた時、がく然としたそうだ。規律も無い。野球部の合宿所なのに遅刻は茶判事、挨拶も出来ない、片付けもされていない・・・。これでは20年近く甲子園にも縁が無いハズだ、と思ったそうだ。
それからは野球よりもまず、人として当たり前の事が出来る様にと、起床は6時、そして全員で1時間近く散歩をする。その間にごみ袋を持って目に付くごみや道端に落ちている吸殻をも全て拾って帰るそうだ。何の為かというと、人の間違いや失敗、野球で言うとエラーやミスをした後、皆でカバーする精神を養う為だと言う。
これこそONE FOR ALL,ALL FOR ONE  1人は皆の為に、皆は1人の為に!だ。 そして散歩が終わったらメンバー1人ひとり、その中で感じた事を話させる。言葉にする事を習慣つける。片付け、整理整頓、キチとした挨拶は当たり前。

野球の練習の中で何も特別な事、練習はしていない。春はまだ寒い甲子園になれる為、暖かい沖縄では氷水に手を暫くつけてそれで練習するそうだ。明徳のプロの様な体格をした選手達と違って普通の子供達が小さな事を積み重ねてチーム全体で強くなって行く。
素晴らしいなあ・・・。少しでも見習いたいし、子供達にも規律正しくチームメイトに思いやりのある選手に育って欲しい。

 そんな挨拶の大事さを叱って1試合目、玉城さんとの試合が始まった。
ユウキは同点最終回から、センターの落球からヒットでサヨナラされたが内容はまずまず。でも今日はちょっとコントロールが悪かったね。
今日、試したかったのはショートのアモン。どれだけ動けるか見ていたが、昨日の練習でも良く動けていたし、ボールに早く反応出来ていた。その後の3試合目もピッチャー後ろのゴロにもセカンド前の小フライにも、三遊間の打球にもグラブに当たる所まで反応出来ていた。後は早い送球だ。これでショートも競争が激しくなった。
玉城さんは半分4年生がいるが、バッテリーは3年生。この試合、アモンやセイヤなど中軸以外は殆ど打てていなかったしバッティングはまだまだ課題。

 2試合目は小俣さんでアモンで先発。大方4年生の様で体も大きい。ただ、まだチームとしては出来ていないようだ。この試合、ヤル気の見えて来たレンを1番レフトで先発させたが、バッティングは極端なアッパーが直らない。バントは上手いハズだったので2,3塁でバントのサインを出したが、ファウル。一発で決めれる様になれ!
レフトに抜けた打球を低いボールならアウトに取れるタイミングだったが、高いバウンドでフウジロウは取れず。普段いつも言っている高いボールはダメ、と言う事をしっかり意識してキャッチボールからやり直そう。
 この試合で特に走塁の時の状況が解っていない子が目に付く。ファーストのリードも、1死2,3塁と2死2,3塁で状況が変わっても理解してなくて簡単にアウトになる。3試合目も同じ事をやっている。これは解っている、と思っていたが理解していない子が多い。1死2塁からの内野ゴロでの走塁も、3塁からの走塁も課題あり。これらはしっかり反復練習をしっかりやろう。アモンやセイヤはヒットを飛ばしている。3試合目、アモンは今日はストライクのボールを右中間へ抜いた。ユウマもこの試合、振り遅れながら力で三遊間へヒット。昨日、いいバッティングをしていたマサタケも先発でヒットは無かったがボールを捉えていた。皆、少し進歩かな。

 3試合目は再び玉城さんと3年生でスタート。ピッチャーは昨日、少し良かったコウタロウとミユをアップさせたが、どちらもストライクは少ない。ここはいつでも行ける様にアツシにピッチャーの準備をさせながらフォームが出来て来たミユにかけて先発。1回に4点先制の後、エラー3つなど有ったが何とか3点で踏ん張ってくれた。
心配していたが、投げるにつれ調子も出て来た様で、2~5回まで2四球とHRを打たれた2点だけだった。フォームにもバラツキ無く安定していたし、ピッチャー、アツシは必要なくキャッチャーで交代した。これは大変嬉しい誤算。自信をつけてまたいいピッチングを見せて欲しい。攻撃でも2,3塁でユウキがしっかり叩いて内野ゴロで2点が取れた。打てなくても、ヒットが出なくてもこれで点が取れたら上出来だ。
 途中から出た一番小さなソウイチロウはジャンプしてセカンドライナーを捕った。出るか?と聞いたレイヤは、暫くして「うん、いく!」と言ってキャッチボールして、代打から入って最後まで守った。今まで心配していたレイヤも、もう大丈夫だろう。
フウジロウはセンターからファーストへ投げたが、難しいバウンドでファーストのユウマは捕れず。けどアツヤのレフトからの送球をダイレクトで捕ってレフトゴロに出来た。まだまだ怖いファーストだが何とか最後まで守れた。アツヤの送球も高い送球で誉められた送球では無いが、レフトからダイレクトで投げれる力が着いて来ている。間違いなく遠投力は一番だろう。

 今日は他にもハルヤのセンター前打球をファーストアウトもある。アツシ、アツヤ、ユタカのキャッチもそれぞれ課題はあるが、良く頑張ってくれた。アツシは練習した通りに、課題だった振り逃げのこぼれたボールをダイレクトでファーストへ投げてアウトにした。他の皆にももっと声を出して欲しいが、アツシの声は出ていない時もしっかりチームをまとめてくれている。この一生懸命さが何よりいい。昨日から兆しが見えていたユタカもショート超えのヒットも打った。
今日は失敗も有ったが、いいプレーを沢山見る事が出来た。今日、応援に来て頂いたご父兄の皆さんもその様に感じられたのでは無いだろうか?
子供達はプレーでは一生懸命だ。確実に力も着いて来ている。
いい時ばかりでは無いし、調子を崩したり、これから負ける事も沢山ある。「このアホ!」も今日は沢山出てしまったが、厳しさだけでは無く挨拶や当たり前の事が出来る様に、子供達が一生懸命野球が出来る様に、これからもご協力をお願いします。

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