今日は秋季大会の2日目。気に成るお天気。早朝のお散歩は星も全く見えない。6時過ぎには少し明るく成って来たが空は低い雲一面だ。6時半過ぎに家を出ようとするとフロントガラスに雨が落ちて来る。。やっぱりね。でもこれぐらいで済んでくれればと思っていたが、芸濃グランドに着くと雨は止んだ。もうお手伝いをお願いした津各チームの皆さんがグランド準備を進めてくれている。今日は2日目の決勝トーナメントに神戸は残れなかったし、交流戦の対応も有るのでネットは無くてもいい、と言ったが、もう外野ネット半分近く設置を進めてくれていた。いや、自分達のチーム以外の所でもこれだけお手伝い頂き、本当に有り難うございます、と言うしかなかった。また閉会式にもお手伝い来て頂き無事に終える事も出来ました。本当に有り難うございました。
グランド準備も出来る前に、第一試合の野登さんもUNさんも来てくれてアップも始まる。この時点での天気予報は9時頃から11時頃まで小雨。それでも雨量は0~1㎜だから傘も要らないぐらいだろう。が、そんなお天気の心配も有るので出来る範囲で開始時間を早めてもらった。9時予定を8時45分にはスタート出来る様に。審判部の方も来てくれて準備もでき、その時間より少し早く試合は始まった。
UNさんは一桁の背番号の子が数人だけというより2,3人?後で聞いたが今日は修学旅行らしいね。昨日は松尾さんもそうで5年生で大会に参加してくれた。今日の神戸との交流戦はフルメンバーらしいが、神戸もいい試合が出来るだろうか。。見てみたいが今日は動けない。そんなUNさんの初回の守り、内野ミスから始まった。それでもね、初回にミスや四球などから4失点したが、フルメンバーの野登さん相手に5回コールドと成ったが8点で抑えている。僕は良く守ったと思うね。
2試合目はてい水さんと笹尾東さん。そのてい水さんの先発は7番の本当に緩いボールを投げる。監督さんにも試合の後で「やっぱりてい水さんらしいピッチャーやなあ。」と話すと笑っていたが、この様なピッチャーを作るのがとても上手だ。その子が単発のヒットは打たれるが4回まで無失点。バッターから見れば打ちやすそうなボールがストライクコースに来るんだろうね。そのボールがスピードが尽きてベース付近で落ちて来る。力みやこねるスイングならまず芯には当たらない。それに球数はバッターの早打ちも有るがとにかく少ない。普通に続ければ6回ぐらいまでは投げれるんでは無いかな。試合はてい水さんが先制から追加点で押し切ったが3回から投げた笹尾東の1番。キャッチから変わったが大きな身体から左で投げおろしてくるけれども肩の上から担ぐ様に下に振りぬく投げ方で割とコントロールは良かったが、ちょっともったいないなあ、と思うフォーム。コントロールを着ける為にボールのトップを出来るだけ固定出来るようなフォームにしているのかも知れない。けれど、もっと軽くクウォーター気味で肩を回すイメージで投げればもっと伸びの有るボールも来ると思うなあ。
決勝は野登さんとてい水さんとの県大会出場チーム同士と成って、どちらもベストに近いだろうし、どの様な試合に成るか楽しみに見ていた。予定より15分以上早く13時5分には試合が始まった。野登さんの先発は1番。この子はアウトステップ気味のセットの状態で構えるがそこからサード側へ左足を踏み出してクロスで投げ込んで来る。クロスで来るがそれ程無理にひねっているという印象は少ない。アウトローへボールを集められればそうは打てないだろう。野登さんの1試合目に投げた5番はオーバースローから上体が突込み右腕がその後ろから大きく遅れて出て来る。それで低めに集まって来るので、スピードは無いがタイミングはとても合わせずらい。この試合のてい水さんは6番の先発で、てい水さんにしては普通と言っては失礼だが、ややインステップでまとまっているフォームで投げて来る。やはりこのピッチャーには野登さんも合わせて来たようだ。2回にレフト越え2本の長打で先制し3回には長打やミスも絡めて6点。
てい水さんも2回裏に長打を絡めて2点取り、一旦は逆転。3回に1点、4回にも1点返したが3回の失点が大きかったね。4回から登板したてい水さんの1番。とにかく大きくクロスして尚変則のフォーム。ちょっとびっくりした。このように作っているのかも知れない。3イニングで四球は2個だけどもコントロール出来れば打ちにくいだろう。それでも野登さんのバッターはしっかり合わせて来る。6回に3点を追加し試合を決めた。
この決勝戦で感じた事は右バッターでは間違っても左足、腰、左肩が開いて外のボールが見えないようなバッターはほとんどいない。ランナーがいる時は右方向を狙って来ている。ライトゴロに成ってもランナーは返って来る。左バッターは左中間からレフトも狙って来ている。3,4点リードしていてもバントを使ってでもランナーを進めて来る。その精度も高いし三塁線のバントなどは何度か内野安打に成っていた。攻撃ではこの基本の強さが良く出ていた。
そしてディフェンス。内野ではやはりキャッチの強さが大きい。そして外野、特に外野へよく飛んでいたてい水さんのセンターの守備。左右後方の打球は殆ど、いうか全部捕球していたと思う。左バッターでも左中間寄りにポジショニングしている時も有った。やはりそこへ打球が行くんだよ。チームにとっては頼りに成るナイスセンターだと思う。ちょっと肩を壊しているようだったが、飛球を捕られる野登さんは6回はセンターへ低いライナーで前に落とすヒットを連ねてタイムリーを打つ。やっぱりこういう所が強さだろうな。
優勝した野登さん。やっぱり強いね。 |
準優勝のてい水さん。 |
決勝戦は6回表で90分を過ぎ2時40分過ぎには試合終了。そこから10分少々で閉会式の準備を済ませ、3時過ぎには無事に閉会式も終える事が出来た。心配したお天気は9時頃に少し落ちて来ただけでお昼頃には晴れ間も見えて、この表彰式の時には大きく青空も広がっていた。9月下旬まで開催するか迷っていたこの大会。緊急事態が明けて一気の感染減少で開催を決めて皆さんの協力を沢山いただいて何とか準備をして来た大会。とりあえず全部終わった!!良かった。今日は久居、美里、オオタカ、北部の4会場でも交流戦を組んでそれぞれの責任チームで対応してもらっている。Aゾーンの安濃球場でも少し遅れて全試合が終わり表彰式も終えてくれた。安濃では栗葉さん、桔梗さん、桃園さんがそれぞれ1勝1敗で失点差で桔梗さんの優勝、そして桃園さん、栗葉さんと成った。各チームの皆様にはそれぞれの会場の対応が有りながら安濃や芸濃への協力、審判対応もして頂きました。本当に皆さんのご協力のお陰。ありがとうございました。
芸濃Bゾーンでの個人賞表彰 |
芸濃の片づけを終えてグランドを出る頃には雨が少し落ちて来た。ごくろうさん!と祝ってくれたのかな。もう時間は3時20分。家へ寄る用事が有って急いでバイパスから戻りオオタカへ向かった。
そしてオオタカへ4時前についてちょっとビックリした。もうみんな子供達もマウンド付近に並んで表彰式も監督さんらも全部そろって準備完了の状態。皆さん、交流戦の対応なども全部終えて時間通りに、いやそれより早く集まってくれた。僕が一番遅かった。リーグ戦個人表彰の賞状などを取り出して準備してリーグ戦の表彰式。
チーム表彰では栗葉さんの優勝。6年生が少ないにも関わらず春からはミスも少なく強かったね。準優勝は高茶屋さん、3位に神戸。来年は神戸も6年生が少ないが、これはチーム作りへの大きなチャンスだよ。少年野球の原点に戻ってもいいのではないか、と僕は思っている。僕が最初にチームを預かった時も6年生は3人で内1人は春先にヒジを壊して1年出来なかったから実質2人だった。基本は1つのアウトをしっかり取る。ランナーが出たら、とにかく先の塁を目指す方法を考える。それだけだ。それでも5年達が夏を超えると一気に力を付けて来た。
津リーグ戦敢闘選手賞の表彰 |
優秀選手賞の表彰 |
個人表彰では今年も全員の賞状と表彰盾を用意して、それにも全部チーム名と名前を刻印してもらっている。数年前からどうせ表彰するなら、それまでの時間は有るからと刻印まで全部する様にした。それまでは賞状もなかった。選出してもらった各チームの監督さんから賞状を読み上げて表彰し盾を渡してもらう。こんな事でも子供達の記憶に残ってくれたら嬉しい。
本当に皆さんのお陰で、きついスケジュールの中で秋季大会もリーグ戦表彰式も全部無事に終える事が出来た。皆さん、本当に有り難うございました。秋季大会に参加頂いた全チームの皆様、交流戦に参加頂いたチームの皆様もありがとうございました。神戸のご父兄の皆様も沢山のサポートを有り難うございました。今日の交流戦もいい試合が出来たと聞いています。いよいよ3日からは新チームのメンバーも合流しての練習と成ります。2週先の県大会へ向けてしっかり調整していきましょう。来週もよろしくお願いします。