2021年6月20日日曜日

労金杯津予選は決勝戦へ。もう一度基本を思い出そう。

  昨夜も遅くまで雨は降っていたね。。明け方には道路は濡れていたが雨は上がって風も吹いている。お散歩終えて家に戻ると6時過ぎにはLINEが入っている。もうオオタカのグランドを見に行ってくれた様だね。8時前からは第一試合の皆さんも来てグランドの水抜きもして頂いたようです。本当にありがとうございました。9時前にグランドに行くともう両リームの選手達がグランド一杯に練習していました。審判部の方々も来られていて準備を進めている。その中には僕が少年野球でお世話に成り始めた頃から審判をされていた方がおられて、暫く話をしていた。2年程前には入院もされていたと思うが、もう81歳に成られるそうだが本当にお元気だ。審判歴はもう47年に成るらしい。それ以前には少年団野球チームの監督もされていて、今も活躍する津のチームの初代監督さんだ。試合会場に入る前にチーム皆できちんと整列して、大きな声で一礼してグランドに入る。出る時も同じ。今ではおそらく当たり前だと思うが、その頃から始めたとおっしゃっていた。少年野球も技術は向上して長い月日が経って来たが、お互いのマナーアップも、もっと大事に向上していきたいと思う。

 労金杯津予選の準決勝第一試合はIKUSEIさんの先攻で始まった。高茶屋さんの先発は県大会でも素晴らしい投球をした4番。あれから1カ月半少々だが、今日は立ち上りに少しコントロールに苦しんでいた様だったね。いつもの様な膝より低く構えるミットに入るボールが少なくボール一つ、二つぐらいは高いコースが多かった様に思う。1死からレフト越えの連続2塁打で先制され2死の後にまたレフトへ打たれて初回に2失点。この回はいい時の膝より低くコントロールされるボールは少なかったが、2回は6球で3アウト。その低目のボールが来ていた。3回にも長打やヒットで2失点。5回にも外野を越されて1失点。IKUSEIさんは思い切り良く振って来ている。打たれているのは大抵が膝より高いコースのボールだ。いかに低目のコントロールが大事か教えてくれる。

 IKUSEIさんの先発は6番の子。投球に入る時の右手は下に有るが1塁側へ大きく振っていたので、スピードは有るがコントロールには難しいだろうな、と感じていた。初回にヒットのランナーを置いて2死から連続四球の後、ライトへ打たれて3失点。2回にはDBからヒット、3四球、ヒットなどで6点が入り試合の流れが大きく高茶屋さんへ流れる。やはり四死球が一番失点に絡んで来る。2回途中で70球にかかり2死から11番に交代した。高茶屋さんは3,4回にも追加点を入れ、5回表はピッチャーは1番に交代し、これでゲーム。

 子供のピッチャーの育成はこの試合を見ていても本当に難しいと感じた。小学生なら2,3か月で体力も体幹も向上してくる。ちゃんと基本通りに練習を積めば、だけどね。だから同じ様に投げているつもりでもバッターから見れば最初はタイミングが合わない。けれど少しスピードが出て来たらそれが合いやすく成る。春先にエース級だった子が、夏頃には打たれ出す。。今までも良く有るパターン。そこを超えて行くのは本当にコントロール。そしてスピードに頼るかどちらかだ。ただスピードはね、今は70球制限も有る。スピードが出て来てもコントロール出来なくて、四球を出していたら話に成らない。それは問題外の話。3回まで投げれるだろうか。。70球でバッターを押し込める球威が有ってストライクが取れて5回ぐらいまでは投げれればまだいいが、少年野球ではそこまでは余程の身体の素質が無いと難しいと思うね。選手の先の事を考えての指導。速いボールも必要だけども怪我しない様に投げ方の基本から育てていく。理想は今はそう有るべきだと思う。

ビデオカメラ一杯のバックネットから。準決勝第二試合が始まった

 予定通り第二試合は1時前には始まった。先攻の神戸の1番はセイゴウ。栗葉さんの先発はやはり6番。緩いボールで低目を狙ってくる。セイゴウも全くタイミングは合っていなかったが、ボテボテのセカンドゴロが幸いし1塁セーフ。1死2塁からシンゴのバント。ここでピッチャーから受けたファーストの足が速く離れた様だ。タイミングはアウトだったが、3塁からホームを狙うセイゴウを牽制しようとしたのか、1塁の公式審判は足が早く離れた、とセーフのジャッジ。ここは大きなポイントだったね。2死2,3塁から4番オウカは大振り無く右中間へライナーの2点タイムリーで先制。チームを勢い付けるナイスバッティングだよ。

 2回には先頭ナオタロウがフルカウントからセンターへライナーで返す。盗塁の後、無死2塁で7番のハルヤ。栗葉さんはサードを前に出してショートは三遊間からサード寄りのシフト。ここも狙った様にそのショートの横、普通なら定位置辺りの打球だが、大きな3点目のタイムリー。何より強く転がせていたのがいい。3回には1死からタイラのライト越えの2塁打からシンゴはレフト前へ。2,3塁からオウカは今度はレフト越えの2点タイムリー。ここでピッチャーは7番に交代したが、カナト四球の後、パスボールで1死2,3塁と成り、ナオタロウのスクイズでこの回3点目が入った。

 先発したカナトは初回から低目によくコントロール出来ていて、2回にレフトエラーでのランナーを出しただけで4回までノーヒット。ディフェンスでのサードはケイトとショート、タイラだったが、4回のサードゴロ、ショートゴロ2つはいずれもファーストへは1バウンドから2バウンドに成るとても捕球には難しい送球だったが、ファーストのオウカは得意のシングルで手首の柔らかさを生かして難なく捕球してしまう。僕ならまず捕れない送球だよ。相手チームも神戸のベンチも大きな声援だったが、チームを助けた捕球と言ってもいいぐらいだ。ただ間違って欲しくないのはファーストならあれがベストだと思うが他は違うよ。今はしっかり基本を覚えて欲しい。

 4回表は1死満塁に成りながら得点出来ず。ここは反省材料だろうな。何がなんでも右方向を狙って欲しかった。5回は2死満塁からオウカの時にWPが有り、大きな7点目が入った。その裏、タイラにピッチャーは交代したが、タイラは左足が大きくサード側に入りクロスしてそこから身体を乗せて投げて来る。多分横のコントロールはこれでは難しいと思う。かなり以前に注意して良く成ってはいたが、最近はまた大きく戻ってしまっている。アップの投球でも左右に外れるボールが多い。案の定先頭にDB。栗葉さんは1点を取りに来たがピッチャー横のスクイズはホームでアウト。後続も抑えてゲームと成った。

 良くキャッチボールでもワインドアップの投げ方で1塁側から右足をプレートに踏み出して投げる子が多い。身体も1塁側から動いてくるので、そういう子は次に踏み出す左足はサード側へのクロスしたステップに成る。シンゴもそうだ。他の子もそんな子が多い。大抵はその投げるフォームのスタートが悪い。僕は昔から一直線上をステップして投げろ、と教えられたし子供達にもそう教えて来た。直線をグランドに書いて、まず右足の内側をキャッチに見せる様に踏み出して立つ。左腰も左肩もキャッチを向く。次は左足をカタカナのノの逆の字を書くようにタメを作りながら左足を真っすぐ直線上に踏み出して投げる。それだけを教えて来た。気に成る子には良く今でもそう言うが、少年野球では基本はそこだと思う。クロスしてストライクが入って来たらバッターにはとても打ちにくい。だからそういうピッチャーをあえて作るチームも有った。でも大抵は一つバランスが崩れるとストライクは全く入らなく成る。プロ野球では良くワンポイントで投げる左ピッチャーがプレートの1塁側一杯を踏んで大きくクロスして投げる事を武器とするピッチャーがいるが、その様なピッチャーは長いイニング通用するかな。誰が見ても解るよ。基本の投げ方からもう一度取り組んで欲しい。その方がスピードも、もっと出て来ると思う。

 先発で使ってもらったレオもね。前の戸木さんとの試合でもバッターボックスで大きくバットを背中の方までヒッチする。基本はバットのヘッドを動かさない事だ。それでは絶対に打てないよ。あの時も注意はしたが今日も全く同じだった。あのスイングでは投げて来るボールに対してバットが直角に当たるポイントは殆ど無い。身体の後ろ軸でバットを回しているから当たっても当たり損ないの内野ゴロだよ。セカンドへバットを投げる様にイメージして振れ、と言った。そうすればボールとバットはミート出来やすい直角に近く成る。バントをするのはどこのタイミグかな。それと同じタイミングだよ。とにかく直して欲しい。

 これで決勝戦は高茶屋さんと神戸と成りました。その予定は来週は相互に無理なので7月3日に設定しました。10時開始。オオタカグランドで。審判部さんとも調整が今夜にはつきました。予備は4日としましたが、この日は審判部さんも都合が有るようで午前完結の試合、9時スタートぐらいの予定に成るかと思います。いい試合が出来る様に課題をもう一度整理して頑張って行きましょう。

 この後、栗葉さんと練習試合をして頂きました。ベンチの子達も皆出してもらってね。結果は引き分けの様だったが、先発したノブトラは今日はストライクが入って来ていた。何よりフォームのスタートから真っすぐ流れて来ていたのがその根拠だと思う。お父さんとも以前に話していたが、それが今日は出来て来ていた。後はもう少しクウォーター気味の方が良いとは思う。特にピッチャーゴロでもファーストを守る時でもその送球までの時間が大きくかかる。それも直さないといけない。バントで攻められると苦しく成るよ。

 早めにオオタカを出て用事を済ませてミヤタさんで神戸大会の景品などの打ち合わせ。その後は今日もぎゅーとらさんへ出向き、お弁当注文資料の再確認。昨日はここで卒団生のタイセイとお母さんにお会いしが、今日はユウ達のお散歩でも卒団生のご父兄が車を停めて声をかけてくれた。神戸大会も今年もやるからね~と挨拶。皆さんのお陰で今年も神戸大会が出来そうです!来週もよろしくお願いします! 

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