2019年9月16日月曜日

チームの為に僕は何が出来るんだ!?

 今朝は空は雲が多い。予報は晴れだけどね。それでもお散歩2便目、モモ達と行く頃は雲は一気に流れて無く成って行く。今日もいいお天気に成りそうだ。

 先日来の秋のマクドナルド県大会津予選。大会出場は果たせたが、チームの課題は一杯有る。バッテリーの弱さ。勝負所で得点出来ない打線。まだまだバントの成功率も低い。先日、ラグビーの昔の監督さんの言葉で、「作戦は絶対では無い。しかしそれを信じない者は敗者と成る」と聞いた。野球に置き換えると、「勝つ為の作戦は色々有るが、それを信じて、その意味を理解して、徹底してやる事」だと思う。それが出来ても得点出来なかったら、もっと精度を上げて次の事を考えれば良い。

 以前に練習を見させてもらった時のバント練習で、みんなに聞いた。「スクイズバントでどこを狙う?」ユウタは3塁線を狙います、と言う。「何で?」と聞くと「自分もセーフに成れると思うので」と言う。それはそもそも考え方が違うよ。スクイズバントの意味は何だろう?3塁ランナーを一番安全にホームに入れる事だよ。その元は自分を犠牲にして1アウトに成っても1点を取る事だよ。一番はチームの為に。自分の為では無い。もちろんショートのプッシュが甘ければそれでも良い。でも3塁線はランナーが走って来るライン。ショートやピッチャーが捕ってタッチされる可能性も高い。一番安全なのは1塁方向だ。送球されても追いタッチに成る。そんな事を皆には話した。いいバントも有ったが、皆には少しでもその意識が残ってくれていただろうか?
 
 昔のチームではその追いタッチを逃げる様に、ベース外側に左手でタッチするスライディングも練習していた。自分がアウトに成るつもりで、しっかりボールを見てコースを狙う。その意識がしっかり有れば、昨日のピッチャー正面のバントアウトの2つやバント失敗で結果的に得点出来ず、などは少しでも良い結果は出たと思う。

 今日はAチームの皆さんには伸びて来たグランドの草抜きを9時からお願いしていたので、その前に櫛形へ。櫛形では今日も元気にチビッ子達が練習を始めている。行くと今日は監督が仕事で不在でも、ナオタロウが号令をかけて皆で、そろって挨拶してくれるんだよね。。余り堅苦しい事はしてもらわなくても良いと思っているが、今時の子供達の為には、こんな事もきちんとする事がいい経験につながる事も有るかも、と思うので、僕も帽子を取って皆に大きな声で挨拶する。いつもありがとう。

 そんな中で去年の秋に入団してまだ1年も経たないオウカ。学校で額をケガした様で14日の練習試合にもガーゼを貼ったままで試合にも出ていた。聞くとまだ縫ったままで抜糸もまだだと言う。15日には頭に包帯を巻いて傷口を押さえている。そして今日も包帯を巻いて。チームの皆さんからも「無理しない様に」と言ってはくれているけれども、どうしても本人が試合に練習に行きたい、と聞かないらしい。お母さんにも今日は聞いたが「本人がどうしても行きたい、というので」と言われる。僕達にとっては、そのオウカの気持ちは本当に嬉しいけれども、まだ無理をしなくてもいいよ。こういう時代だし。

 けれども昔はね、足を骨折しても石こうでガチガチに固められた足を引きずりながら松葉づえを付いて、ノックのキパーをしに来てくれていた。手を骨折した子も腕を吊りながら同じ様に。5年生でお父さんが伊勢へ転勤した子は、僕、神戸で野球したいから、と伊勢から毎週お父さんと一緒に通ってくれた。キャプテンとしてね。高木の一つ下の子だったが、熱が出ても暑い中に上着を着こんでベンチに入っていた。今の時代なら、そんな事は難しいかも知れない。でもその気持ちはどれだけチームに取って嬉しいだろう。調子の悪い時こそ、自分の事より僕はチームの為に何が出来るか、あいつの為に頑張ろうと言う気持ち。そんな事がチームで相互作用すれば、チームは強く成る。

 ティーボールの全国優勝でもオウカのバッティングは素晴らしかった。決勝での2本のHRはあれで勝負が決まったと言ってもいい。辛くても頑張る!そんな子にはもっと練習して上げたくなる。。そして神戸でのAチームは。。。

 グランドの草抜き、ご父兄の皆さんも暑い中、本当にありがとうございました。お陰様でグランドはサッカーゴールから西側は草刈りもし、大変綺麗に成りました。本当にお疲れ様でした。また時間を見てBコートにも手を着けようと思っています。
草抜きの後、雨天整地用の砂も2トン入れてもらいました。

 そしてその後のAチームの練習。僕は昨日の終わりの挨拶でも言ったし、監督からも色々言われたハズだ。優勝出来なかったのは何が足らなかったのか。。練習が始まり、いつもの行進練習が始まる。が…すぐに監督から怒られる。 「何や、その声は!」と。当たり前だよ!僕ならもっと怒るよ!僕も言ったよ。「声出やんのやったら、もう止めとけ!!二度と言われるな!!」と叱った。

 そしてランニングが終わってストレッチに入るが。。。その元気の無さ、声の無さにまた監督が叱る。もっともっと怒ってもいいと僕も思うね。チームの為に自分は何が出来るのか、しなければいけないのか。そんな気持ちも声も無いから情けない試合に成るんだよ。監督からは、自分らで考えてまとまったら言いに来い!と言われて暫くほったらかしにされた。自分達で何とかしようと言う気持ちが見えないチーム。もっと怒ってもいい。僕もほったらかし。いつまでも人任せのチーム。オレが声出して引っ張る!と言うような姿勢も見えない。そんな状態で強く成れる訳が無い。子供達はユウトやハヤトらが輪の中で、どうしよう。。。と言う様な感じで話し合っているのか。。誰かお父さんの助け舟でも有ったのかな。それは解らないが1時間近くして監督と輪に成って話している。

 僕は練習で声が切れたら、即外野に並ばせて発声練習をやらせた。オーイ、オーイとただの声では無く、意味の有る言葉を出し続けろ!と。いつも30分ぐらいはやっていたと思う。試合前でも声が無かったらやらせた事も有る。
 暫くして監督と選手達の輪は切れて練習が始まった。少しでも意識が変わってくれたら良い。オレが引っ張ってやろう、あいつの為に打ってやろう、しっかり守ってやろう、チームの為に自分はアウトに成っても1点取ろう、と意識がしっかりプレーに入ったら結果はそれに近付く。何もしなかったら、言われた事だけなら何も変わって来ない。

 今日はそんな調子でお昼前にはやっとアップも終わり。皆でチームの為に話し合うのも時には必要だよ。少しは意識改革が出来たかな。

 午後からは3か所で元気にノックをやってもらっている。この晴天の下。この神戸の素晴らしいグランドで元気に練習する野球小僧達。6年生達のカットプレーは5年生達とは流石に一日の長が有る。上手いよ。5年生は捕球からの送球もカットプレーも、まだまだ練習必要だね。そんな練習を見ながら、こんな光景が10年経っても続けれる様に、と願う。しっかり頑張って行こう。
青空の下、素晴らしいグランドでの練習。この光景がずっと続く様に!

 暑い暑い3日間。ご父兄の皆さんも本当にお疲れ様でした。また草抜きも有り難うございました。皆さまのお陰で、秋の熊野の県大会はもう半月先です。色々準備も忙しく成ると思いますが、来週もよろしくお願いします。

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