2010年11月8日月曜日

4番サブローとキャッチ里崎

  千葉ロッテの逆転で優勝となった昨日までの日本シリーズ。テレビで観戦出来たのは第一戦、そして延長15回の後半と昨日の中盤からの試合だった。
 その中で特に感じた事が有る。普段はセントラルの試合放送が多いし、ロッテなんかは衛星などでしか普段は中々見れない。
まず一つは、何で4番サブローなの?
何も知らない僕が見ても調子が良いとは思えない。他に韓国の大砲や大松や(他は知らない)4番らしい選手がいるが、何でサブローなのだろう、と第一戦の時に感じた。でも暫く見ていると納得。
チャンスでサブローに回ってきた時、サインは4番にバントだったね。結果は失敗してパスボールの後、タイムリーだったけども4番にでも大事なところはバントをさせてつなぐ野球に徹する姿勢が感じ取れた。確か僕が見た中では4番に2度バントサインが有った。ホームランでしか点の取れないどこかのチームとは大きな違いだ。
 韓国の大砲も大きな体からセンター中心に返すバッティングに徹して大事なところでタイムリーを放つ。そして次へ次へつながって行く。ホームランも良いが、タッチプレーやホームでのクロスプレーもある、こんな試合はスリリングで勉強になるし、やっぱりこれが野球本来の面白さではないかな。

 そして次にキャッチ里崎。故障上がりで万全ではない状態で凄く良く頑張って気持ちが出ていた。そして何よりそのリードが見ていて気持ちがいい。昨日の9回、同点にされた時も凄く早いボールでも無いのに和田、ブランコにインコースをどんどん攻めていた。これもどこかのチームとは大きな違いだ。守りに入ると外のボール気味のコースしか投げない、四球、ピンチ・・・すぐ先が見えるようなかわす野球は見ていて全く面白みが無いし試合の続きを見る気にも成らない。ファンが遠ざかって行くのもうなずける。
失敗する事も沢山有るだろうが、その攻めのリードがピッチャーをその気にさせてグイグイ引張っていい結果を出した。中日のピッチャーも凄く良かったが、ロッテの中継ぎピッチャーも皆自信を持って投げている様に感じた。
 ピッチャーに限らず、他の選手も何故かノビノビ楽しんでいる様に感じる。これはチームの方針、監督の人柄がそうさせるのではないか。
 一つ気に成ったのは敗戦が決まった瞬間、ぼう然とする選手やコーチ達を尻目に某監督は言葉も交わさず、さっさとベンチを出て行ったけど、あれで良いのかね・・・・。
中日ファンの方には申し訳ないが、ラグビーでは試合が終わればノーサイド。全力で戦った相手や選手達に挨拶や励ましは有っても良いような・・・。どこかではしているんだろうけど同じスポーツを愛する者として、全国で見ていた人の中には同じ様に感じる人が沢山いる様に思うが・・・。

 けどこのシリーズは久し振りの野球らしい野球を見させて貰った。日韓戦もあるようだしロッテの野球に暫く注目してみよう。

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