2021年2月13日土曜日

7回裏同点1死3塁のピンチ。。どう守る?

  今日はAチーム高茶屋さんとの交流戦。6年生にとっては最後の試合に成る。新チームのメンバーは神戸での練習に成る。どちらも気に成るが、8時過ぎに神戸へ行くと新チームのアップは始まっていた。清水コーチが見てくれている。新チームの育成もまだまだなので、高茶屋さんとの1試合が終わったら神戸に戻るつもりで出かけた。監督が考えるフォーメーションも考慮しながら午後からでもそんな練習が出来たら、と思っていた。

 そして11時過ぎに神戸に戻って、ノックなどを終えた新チームのメンバーにまず聞いて見た。新チームではショートを守るだろうタイラ。「7回裏同点で1死3塁のサヨナラのピンチ。タイラだったら内外野にどんな指示をする?」

 タイラは内野は前進守備でバックホーム体制。外野はタッチアップでアウトに取れる位置で守らせる。。」正解だよね。きっちりとそういう返事が返って来たのでちょっと感心した。練習やプレーの中でも凄く伸びて来てるな、と思えるのはそういう事も有るのだろう。同じ場面でキャッチの立場だったら相手は一番当たっている4番バッターだったら、まずどの様な攻め方をする?初球はどこを攻める?これにナオタロウの返事は少し僕のイメージとは違っていた。僕ならストライクにならない様にインかアウトかボールから入る。2人は四球を出してもいい場面だ。でもまあこれは結果論に成るからどれが良いかは解らない。力の有るボールで勝負するのも良いとも思う。バックにもバッテリーの攻め方を伝えてその様にポジショニング出来たら尚いいだろう。ただ野球の中ではこのディフェンス、ポジショニングが出来るか出来ないかで、勝負所での差が出て来るのは多々ある。

 1球の打球に皆が動ける様に、カバーリング出来る様に考えて守ろう。とそんな話もした。キャッチフライでもランナーがいたら外野でもカバーリングが必要に成る。まず1球ずつ動けと。コーチに打ってもらってのシートノック。レフトの左中間寄りに打球は飛んでいるが、センターはカバーに行かない。。。何で。。人の練習とでも思っているのか!また大声で叱った。それから暫く、カバーリングはしっかり出来ていた。間を抜けたボールでも止めれるぐらいにね。センターに怒られたレオ。レオは何より声が良く出る。静かなセンターは要らないからね。監督も同じだろう。

 午後からはランナーを付けてのシートノックも行った。カバーリングもまずまず出来て来て間を抜けてもボールはカットから返って来る。ライトに入れたオウカは打球までが速いしカバーリングも同様。送球も速く強い。これも大きな魅力。深めのライトゴロやバックホームでもアウトに取れるだろう。そんなシートノックの間にカナト、オウカなど4,5人の投球練習50球も投げさせた。ブルペンではそれぞれいい投球をしていたが、カナトはフィニッシュまでに顔の目線が切れるぐらいに成るのでもう少し上体を起こして欲しい。今までも高めのボール球が多い印象なのでね。明日は庄野さんとの練習試合だし、いい試合がどこまで出来るか楽しみだね。そうこうしている内に6年生達が午後からの試合も終えて帰って来た。

 その高茶屋さんとの1試合目。グランドに行ってまず感じたのはこの高茶屋さんのグランドも綺麗に成ったな。まずそれを思う。昔はここはサッカーなどで試合は出来なかった。何度かした事は有ったがサッカーゴールを動かしたりその準備も大変だっただろうね。今でもそれは変らないだろうけど内外野とも良く手入れされている。いつも面白い監督さんと雑談して暫く、試合が始まった。

ご父兄に送って頂いた写真。高茶屋の皆さん、ありがとうございました。

 先発したタイセイ。1回裏、先頭は一番マークすべき10番。その初球。ベルトより少し低いぐらいのストライク。打球は大きく伸びて右中間ネット越えのHR。打たれたんだから相手を褒めるべきだろうけど、ボール気味から入ろうとしたボールが内に入ったのかな。それは仕方無い。その後4回までボールも低目に集まりだし良く抑えたと思う。

10番とカンタ。10番は肩・腰が回り体重も乗っている。いいフォームだ。

 打線は相手の先発した10番のスピードに大抵押されていたね。高虎カップでも1イニングは投げていたので見ていたがスピードは充分に有る。タイミングとスイングから見てカンタが一番合っているかな、とは思っていた。5回までランナーを出しても速い1塁けん制で2人がアウトに成っている。それ程広くもリードしていない。2つの盗塁も全部刺されている。これがチャンスも作れなかった要因かな。6回にケイヤのヒットからユウセイのバントもFCに成り1死2,3塁で期待のシュンスケ。シュンスケは腰より低いコースはグリップが下がって行くクセが有るので速い球は高目の方が合うかな、とも思っていた。打球は少し押されたが右中間に落ちやっと同点に成る。1死だっただけに2塁ランナーは返れなかったのが少し残念。

久し振りに見たタイガ。ちょっと下半身が回っていなかった印象。。

 5,6回とタイガが交代して投げる。昨年秋口の試合からは多分見ていないと思うのでその投球も楽しみだったが、少し身体が伸びた分、ボールを押し出している様に感じるフォーム。最初は腰と肩の回転が上手く合っていないような印象だった。以前の様に綺麗に肩が入れ替わるフォームではないかな・・とも感じた。投げ込みが出来ていないのも有るんだろう。6回はボールのスピードもちょっと出て来た様だったが、7回裏同点のままで先頭8番にライト越えの2塁打。この1球前にキャッチフライの打球を捕れなかっただけにこれも残念。野球とはこういう物だ。そんな後に大抵痛いヒットを打たれる。

 そして送られて1死3塁で、バッターは一番マークの10番。ここでケイタに交代したが、交流戦だし四球よりも勝負でいいだろう。でもその入り方はこの場面で、チーム全体で共有出来ていただろうか。。最悪四球でも良いが一番当たっているバッターだし、初球はボールから入るのがセオリーだろうな。でもその時に気に成ったのはライトの深いポジショニングだ。あそこでフライを捕ったとしてタッチアップでバックホームしても到底届かない位置だった。センターも前に来て取れば間に合うかも知れない位置だ。そして初球、ボール気味を狙っただろう低目のボールは真ん中近くに入りセンターへライナーで返される。センターは前に来たが捕れずサヨナラと成ってしまった。きちんとしたポジショニングが出来ていて打たれて返球しても間に合わなかったのなら仕方無い。これが残念な所。牽制アウトや盗塁アウトも厳しいようだが課題の走塁の甘さが出た結果だと思う。6年生達も今日で試合は終わってしまったが、これからみんな野球を続けて行くと思うし、こういう事はこれから経験して行くチームでも頻繁に有ると思う。こんな経験をしっかり生かしてこれからのチームでも頑張って行って欲しい。

 新チームは明日は庄野さんとの練習試合。どんな試合が出来るか楽しみだ。明日もよろしくお願いします。

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