2020年10月25日日曜日

またしてもタイブレイク。決勝進出ならず。でも良く頑張った。

  今日はマクドナルドカップの準決勝。試合会場は昨日と同じ熊野防災公園野球場。試合開始は9時からの予定だったが、試合準備も相互に早く、僕が会場に着いた8時20分過ぎにはもうシートノックが始まろうとしていた。対戦相手はてい水さん。僕より大きな小学生が3人ぐらいいるね。当たれば外野は軽く超えて行くだろう。どこまでそのバッター達の前にランナーを出さないか、が試合の中では大きなポイントに成るだろう。てい水さんのピッチャーは今まで僕が見て来た中ではスピードのある子は見てはいない。右も左もボールは緩くてもとにかく低目、両サイドのコントロールを徹底する、というピッチング。打たれても最小失点でしのぐ、そういう野球だろうと感じる。はた目にはなぜあのボールが打てないのか、そう見えるが大抵はアウトロー低目に緩い分沈んで行く。強振して引っ張りにかかっていたら内野ゴロが多く成るだろう。だからディフェンスが大事に成る。

 空は真っ青でとってもいいお天気に成った。来る途中の熊野七里ヶ浜の海岸もとっても穏やかで綺麗だった。試合は15分以上早くスタート。先発したタイセイ。高いボールが無ければ、と見ていたがアップでも高目のボールが多かった。1番には高目のストライクから入り、少し落ち着いて三振。2番にはセンターライナー。3番にはインコース低目だろうね、ファーストゴロと上々の立ち上がり。その裏、先頭シュンスケがレフト前で出塁。キャッチは僕よりは大きい小学生で動きも早い。いいスタートを切らなければ盗塁はチャレンジに成る。バッター、タイガの時にキャッチがボールを少しファンブルした。2次リードしていたシュンスケは一瞬迷ったかに見えたがスタート。キャッチの投げた送球は低くダイレクトで審判のコールはアウト。後、半歩だろうが仕方が無い。2死の後、カンタ四球の後ダイチの右中間ヒットで1,3塁に成ったがケイタはセカンドゴロ。このところのケイタはセカンドゴロが多い。身体が先に開いて右狙いの手打ちに成っている様だ。身体を開かずもっとボールを呼びこんで叩けばもっと強い打球が行くとは思う。

 2回表、大きな左の4番バッターにはレフト越えの3塁打。ボール3に成った分、コースは甘かった。続いてキャッチの5番。高さは悪くはないと思うが打球は左中間を抜けて2ランHRと成ってしまった。それでもこの後、1死から7番にライト線にポテンヒットの後、8番の打球はタイセイが捕り、1-4-3のDP。その裏、2四球などで2死2,3塁で1番シュンスケは申告四球で満塁でタイガ。タイガもフルカウントから良く粘って三遊間のゴロ。ショートは球際で捕球してダイレクトでファーストへ。一瞬送球が速かったね。ナイスショートだよ。

 3回途中からタイセイからケイタに代わり四球やランナーを出しながらもなんとか0に抑えている。てい水さんも4回からは8番の左に交代。身体は大きいがこのピッチャーも徹底してコース狙いのピッチング。5回裏、1死からシュンスケ、タイガと四球。2死と成ってダイチのライト前ヒットでシュンスケが返り1点差で2死1,3塁。2死だし1塁ランナーが走ればキャッチは盗塁刺殺を狙って来るだろう。こういう時、キャッチが2塁へ投げたら1塁ランナーはベース手前で止まり、バックしてアウトに成る時間をかせぐ。3塁ランナーはピッチャーや内野手がカットしなかったら一気にスタートし1塁ランナーがアウトに成る前にホームを狙う。昔の打てない時のチーム。良く1,3塁でのこんな練習をしていた。何とかその場面を作り1点取る方法を探る。走者を殺す自信の有るキャッチの時は迷わず、キャッチが投げたら同時スタートした時も有った。こ゚の様な場面での2,3種のサインも決めていた。ダイチはケイタの初球にスタートしたがキャッチはいい送球を2塁へ。タイガはスタート出来なかったね。時間の有る時にこんな練習も良いと思う。

 7回表からケイヤに交代。この所はいつも先発で試合を作ってくれているが、今日は少しボールがハッキリしていた。先頭9番バッターに四球。大きな1番バッターは緩めのボールにバスターの構えからタイミングを合わせている。1ストライクの後、バスターから完璧にミートされて打球は右中間を割る2塁打で1点。2死3塁とは成ったが次は長打を打たれている4,5番。申告四球で満塁にしたが6番バッターには四球で押し出しで2点目。ここでカナトに交代し、フルカウントまで粘られながらも、ここは良く抑えた。

 3点リードされて7回裏。ケイヤ四球で9番の代打にオウカはセンター前に強い打球で1,2塁。1番シュンスケの打球は3遊間寄りのゴロ。ショートは捕球して3塁へ投げたが無理なフォームだったね。送球はそれて3塁側ベンチに入ってしまった様だ。1点が返り、2,3塁でタイガの打球もショートへ。オウカは帰って1点差で1死3塁でカンタ。カンタは追い込まれながらレフト前へ返し、大きな同点タイムリーと成った。何とか3点差を追いついて後は4,5番。ここでピッチャーは背番号4番の子が投げる。この子もスピードは無い。徹底してアウトロー主体のピッチング。ダイチにはレフトを狙って欲しかったが、引っ張りにかかったかな。三振でケイタはやはりセカンドゴロだった。

 7回同点で8回延長のタイブレイクに成った。1,2塁から8番バッターはお手本の様に3塁線に送りバント。カナトがいい送球が出来ていたらアウトだろうが、中途半端なバウンドでファーストは捕球出来ず無死満塁で9番はショートゴロでホームアウトにしたが尚満塁でバッターは7回にも打たれている1番。また打球は同じように右中間を抜け満塁HRと成ってしまった。2打席とも要所で打つ。相手のバッターを褒めるべきだろうね。その裏、先頭四球で無死満塁とは成ったが、内野ゴロで1点のみ。悔しい敗戦では有るけれども7回裏に良く追いついたと言うべきだと思うね。

 この試合の中での走塁アウトを上げると1回のシュンスケ。4回セカンドランナーのナオタロウとのエンドランだったかな、インコース低目のDBに成りそうなボールでバッターは振れなかった。1,3塁でのダイチ。6回先頭で出たケイタも。今日の試合で言えばこれらが惜しまれる所だけど仕方が無い。みんな良く頑張ってここまで勝ち上がったんだから。

 今朝、駐車場から球場の方へ入って行くと20人以上は居ただろうか。。最初は何をしているんだろう、と思った。ライト側の外野のフェンスから、てい水さんのご父兄の人達だね。大きな声で応援エールを神戸の3塁側にも送ってくれている。スタンドの有る球場では応援団がお互いに応援エールを送る、と言うのは見かけられるが、この様なスタンドの無い所でも、このコロナの中でスタンスを開けながらも、そんなエールを送ってくれていた。神戸の人達も拍手をしてくれていたが、こういう事はそのチームカラーに良く出て来る。そんなチームの雰囲気やチームカラーが力に成りチーム力につながって行く。少子化で選手集めに苦労するチームが多い中でも低学年まで沢山の選手がいる様だ。それらはそんなチームカラーが大きな要素に成っているんだろう、と思う。今日の悔しい試合が終わった後、神戸の選手達はベンチの掃除やグランド整備やゴミ拾いもしてくれていた。これも誇らしい。勝っても負けてもいいチームだね、と言われる様にこれからも頑張って行きたい。

試合後に球場奥を回ってみると穏やかな熊野灘がとっても綺麗に見える。

 監督、コーチの皆さんも、ご父兄の皆さんも早朝から本当にお疲れさまでした。決勝には進めませんでしたが、選手達にも思い出に残る県大会に成ったのでは無いでしょうか。また来週は秋季大会が控えています。強豪揃いのゾーンに成りましたがそれも大きな楽しみ。来週も色々大変ですがよろしくお願いします。ありがとうございました。

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