2020年2月24日月曜日

素晴らしい青空!バッティングもピッチングも間を持て。

 今朝は素晴らしい青空。このところはユウが起こす時間がずれ込んで来て朝のお散歩も少し明るく成って来た。風は冷たく、田んぼの畔には霜も降りていたが、空は雲一つない青空。今日はいいお天気に成りそうだ。

 朝のグランドも風も無く、もう暖かく感じる。アップする子供達もみんな元気だ。そんな中でカンタがアップには入っていない。腰を少し痛めた様だ。お母さんとも話したが、同じ練習は出来なくても来ていれば出来る事も有るし、練習した気持ちにも成れるから、と言ってくれている。チームを見る指導者側にとっても有りがたい話だ。試合に出れなくても出来る事は沢山ある。いつも皆には言っているが、僕はチームの為に何が出来るか?いつもそんな事を考えて欲しい。昔は伊勢に転校しても神戸で野球がしたいからとずっとお父さんと通ってくれたキャプテンがいた。体調が悪い時でも、チームの皆といたいからと夏場でも上着を着てベンチに入っていた。今では批判する人も居るかも知れないが、それだけでチームを勇気着けてくれる、その気持ちはとっても嬉しい事だよ。
 
 最近は西洋風の生活様式で股関節の固い子が多い。内股の子も多い。和式トイレで踏ん張る事がない。お昼のお弁当食べるのにあぐら座りをしようとすると後ろにだるまさんの様に転ぶ子がいる。。これ本当の話だよ。それぐらい座る、しゃがむ、そんなバランスが悪い子が多い。今はやりのバランスボールなんかも良いかも知れない。それに加えて股関節のストレッチはしっかりして欲しい。
素晴らしい青空の下の子供達。幸せさえ感じる青空だ!

 アップを終えてからは4組に分かれてのグランド外周の駅伝レース。競争となるとアップの延長でも子供達は声も出るし、大きな応援もしている。野球の試合でもこれぐらい応援したらいいのに、と思うぐらいに。4,5,6年混成の中でも4年生達も元気に頑張っていた。

 ノックやトスをしながらピッチィング練習も始まった。内野ノックで一番目に着いたのは4年生の一番小さいだろうセイゴウ。とにかく動きが速くなった。球際でもしっかり身体全体を伸ばして腕も伸びている。その動きは6年生のエイトと変わらないぐらい。2014年のソウイチロウを思い出した。ソウもエースのケントの肩までも身長は無かったが、横、前後の動きは誰よりも速かった。特に三遊間、サードがトンネルしたボールをアウトに出来るぐらいに。何度もピンチをそのディフェンスで救ってくれたよ。

 ピッチングでは最初にタイセイとユウセイ。腕のトップへの回し方も言われている様だ。タイセイはそのフォームを見ている限り、特に悪い所は思いつかない。ユウセイはオーバースローから、やはり目線が一旦切れてしまうね。腕が振れても中々ストライクを続けるのはどうだろう。もう少しクウォーター気味で肩の回転を意識する方が良いとは思うな。

 続いてケイタとタイガ。暫く見ていて、タイガはインステップだ。小学生の内は身体の関節も柔らかくてインステップでも身体は回って来るが、大きく成って来るとそれは段々苦しく成って来る。わざと小学生の時はその様にインステップを大きく取るピッチャーを作る指導者もいた。それでストライクが入って来たら右バッターはかなり手こずるだろう。でも大抵6年生夏頃を過ぎると身体も大きく成り、バランスが崩れて来て修正が解らなく成って来る。そんな子は対戦して来たチームでも何人かいた。肩、肘にも負担は来るから、出来るだけスタンダードに戻した方が良い。真ん中よりもシューズ半分はファースト側を意識するぐらいで、自分でいい所を探しなさい、と言った。大リーグの大谷は靴幅2つぐらいは外側、1塁側でのステップだよ。
タイガの修正は少しだけ。一歩外へ。タメを作ろう。

 ケイタは腰は回っている様でそうは回っていない。まだまだ腕の力で投げている。上体が前に流れる。指さした左のグラブの引き方ももっと外へ回す様に、左胸を張るぐらいにタメて、左胸が右肩を引張って来る様に。その意識をもっと持ってくれたら身体は前に流れずもう少し起きて来ると思う。腕の出どころも時々サイド気味に成る時も有る。踏み出す足も前に出すのでは無く、カタカナのノの反対の字を書くようにタメを作る事。それらが出来ている時は大体いいボールがゾーンに入って来るよ。
ケイタ。もう少し身体を起こそう。

 そして午後からはネットも張ってもらって、楽しみな6年生と新チームとの試合。6年生は3人居ないのでタイガ、シュンスケもハルノブも入っている。これでもし新チームに負けたらちょっと恥ずかしいよね。。

 新チームで先発したタイセイ。特に悪くは無かったと思う。2ストライク追い込んでから狙うアウトコースで少し力みが見られたかな。腕の振りが時々違って来る。キャッチがダイチだったので、比較的インコースは少なかったが、ピッチングを組み立てる最初のボール。もっとインコース低目、悪くても真ん中低目でも良いと思うね。少々甘くてもストライクを取れるボールを低めに集める事だ。

 対する6年生はコウヤ。シュンスケは初球からインコースを呼んで左ピッチャー独特のボールがそこに入って来ると、まずバッターは打たない。打ちにくいと思う。少し抜いたボールも入れながら時折速いボールを両サイドに投げとけば良い。いい打球が打てたのは、4回2死からのダイチ。ショート頭を狙え、と言ったが高め外寄りのボール、その通りの打球が左中間を抜ける。オウカもレフトへ良い当たりのヒット。そしてカナトが低目のボールだと思うけどね、レフト越えのタイムリー。ヒットはこれだけだったね。

 セカンドの頭を狙えと言ったケイタ。外一杯ぐらいのボールを2球ファウル。あそこがバットの先だと言う事はまだ狙い切っていない、タイミングも速いという事だよ。シュンスケはもう一つ外のボールを呼ぶ。ボール一つ以上外のボールを空振り。理想的な攻め方だと思うね。ケイタで言えばストライクゾーンをもっと見極める事、特に高め、そして詰まるぐらいのタイミングまで呼び込む事だ。そこまで待てれば無理に意識しなくてもアウトコースもケイタの体格なら届くと思う。タイセイにも言ったけどね、狙うボールが来てイチっと言ってから振る間を持つこと。今日はバットを構えてヒッチの時から前の足のバランスを取るペットボトルなどを置いてやっていたが、目的はそれと一緒だと思う。投げる時も打つ時も間を持つこと。意識を持って取り組んで欲しい。

 6年生は伸び伸びとバッティングが出来ていたかな。ソウマのネット越えHRもいい当たりだった。シュンスケもレフトへいい打球を飛ばしている。エイトもコウヤも。そんな中で新チームのディフェンス。ちょっと気に成ったのは5回に無死2,3塁から何とか2死までこぎ着けたが、バッターのハルノブの打球。前進守備からショートのタイラは定位置に戻っていなかった。2,3塁間のライン上ぐらいでは無いかな。タイガなら何でもないショートライナーだと思う。タイラも定位置から前の打球を意識したポジショニングなら充分に捕れるライナーだ。こういう所で間を置いて確認したりする事がチームの中で必要だよ。サード後ろの打球もサードは追わなかった。レフト前のポテンも勝負まで来ていない。ファーストのミスも見える。そんな所をシートノックの中でしっかり修正して欲しい。

 2試合目も始まったが、Bコートでは試合に出ていない4年生達が練習している。トスもしているが気に成って一緒に練習していた。中々コントロールも難しい状態の中ではトスバッティングも続かない。トスを投げたり、ロングティーをやらせたりしていたが、時間の有る時はこの子達のレベルアップにも力を入れて行きたいと思う。

 来週日曜はいよいよ卒団式。ご父兄の皆さんも色々準備が大変だと思います。チームみんなで6年生達を送る事が出来たらとても嬉しいです。来週もよろしくお願いします。

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