2018年10月8日月曜日

課題だらけのぎゅーとら杯の試合。

 今日は伊勢でのぎゅーとら杯の大会。昨日もそうだが最近は6年生バッテリーも余り元気が感じられない。昨日はブンペイにも声が無い。聞こえないと叱った。このシーズンの春先に同じように怒られて次からは見違えるように声で引っ張るブンペイに成っていたが、それはどこへ行ってしまったんだろう。エース、ユウトのピッチングもしかり。。

 ブンペイにはリードもしっかりイン、アウト、ハイ、ローを使い分けて、と注意はするがそのように構えてくれていても7、8割以上はそこからは大きく外れていたのではないかな。狙っているところに来ないのだから、中々これでは配球の組み立ても大変だ。が、それ以上にピッチャーをその気にさせる声のリードが欲しい。コントロールで言えば今日も2試合目に投げた5年生のユウタの方がずっと良かった。何より上体が突っ込まないのが良い。このフォームなら大きくは乱れて来ないだろう。

 今日もとにかくミスが多かった。サード、ショート、セカンド、ファースト。。これに四球を出していたら今のバッティングの調子では勝てる見込みは薄い。そのバッティング。特に中軸。良い時のケイジロウはセンターからレフト方向の長打が良く出ていた。それは上体が前に動かない待てるスイングだったからだと思う。今の打球は右、ライト方向が多い。ヒッチから始動する時に突っ込んで行っているね。自分のポイントよりも前で捉えようとしてる感じなので、その分詰まるタイミングが多い。
 ユウト1は明らかに後ろが大きすぎ。あれだけ後ろをブラブラとバットをゆすってタイミングが合うだろうか?色々選手それぞれでは良いと思う。でも基本はバットのヘッドを身体の中心線上の頭の上から動かさない事だよ。そこから一気に振ればいい。当たれば越せる力は有るけれども捉えられない。
 ブンペイはスイングは何も悪くないと思う。今のゲームの状況なら何に絞るか、どこを狙うか、そこに狙うならどのコースに絞るか、常に先を読んで積極的に考える事。それが出来ていたらもっと普通に打てると思う。

 今、一番振れているのはユウト8だろう。腕っぷしも強い。詰まっても今はレベルで振れているからライトへ持っていける。思えば春に成る前のユウト8のスイングは凄くクセが有った。当たっても打球はレフトのファウルゾーンを大きく超えるぐらいの打球が殆どで空振りも多い。下からのスイングで体の前で右手を返してしまうので殆どがレフト線ファウルか内野フライだったね。それが今は良く成って来たんだよ。リョウセイやコウセイ達もすぐ傍に見本が有るからね。良く参考にして欲しい。

 6時45分過ぎには神戸を出て大仏山の開会式会場へ。伊勢、鳥羽のチームの人達が駐車場案内から色々世話をしてくれている。馴染みの監督さんや代表さん。暫く皆さんと色々話もさせてもらった。伊勢地区も学校の統合や団員減少もかなり進んでいる。。と言う話。同じ学校の子があっちこっちのチームに入っている状況もかなり増えて来ている。チームの地域の線引きも無く、一つの学校に少年団が有っても他の学校のチームに入っている子も多数いると言うのが現状だ。津地区でも来年はチーム数も減少する。津地区も年を追うごとに統合チームに変化してくるかもしれない。


 開会式は各地区選出の16チーム。派手さも無くトライ君の始球式も有ったが、10分少々で終わって朝熊グランドへ会場移動。30分近くかかったが、この移動は面倒だなあと思いながら、秋季大会のグランドの配置を考えていた。そしてその朝熊グランド。そのグランド沿いや公園の周りには季節外れの桜が咲いている。今まで何度かこのグランドに来ているがこれを見るのは初めてだ。彦根城にも2期成り桜が有って、ちょうどこの頃にお堀の周辺の桜が咲いているだろう。
朝熊山のグランドには2期成り桜が咲いている。数本の桜が咲いていた。

 1時間弱のアップを終えて試合は10時半にスタート。第一試合は五十鈴さん。先行の1回に先頭ユウト8がライトへのヒットで出て3塁まで盗塁で進みリョウセイがファーストのミスで先制し続きケイジロウ四球からユウト1はライト越え3塁打。確かに3塁打でタイムリーだけど出来ればもう少しセンターから左を狙って欲しい。今、その打球が無い。右方向が多いが僕は半分は振り遅れだと思う。それが力のある分、ヒットに成っているがもう少し速いボールならどうなる?

 1回に3点先制し、チーム全体に気の緩みが出ているんだろうね。先発したコウセイはコントロール出来ず2四球、ヒット、スクイズのFCなどで一気に同点にされてしまう。
2回に1点勝ち越したがその裏にサードのミス、四球の後、ピッチャーはユウタに交代したがタイムリーを打たれ逆転されてしまった。3回には相手のミスから同点には追い着いたが4回から交代した10番のピッチャーに4,5回と完全に抑えられている。
 
 この試合、何とか6回の逆転までつないだ3回からのユウタのピッチングがチームを救った。大体ブンペイの構える所に来ているように見える。ミットはそう動かない。時間切れ寸前で6回に入った攻撃で相手のミスのお陰で勝ち越しは出来たが、普通なら3人でチェンジだよ。

 その裏、抑えに登板したユウト1。ベンチから見ていてもそれ程スピードは感じられない。三者三振で抑えたけれども完璧な投球だっただろうか。。

 この試合の後、途中で下げられたブンペイ、リクト。監督の言う事は僕も同じ。僕ならもっと早く交代させているかも知れない。それに6年生の中軸。皆に叱ったよ。甘すぎると!何にも強いとは言えないチームだと。6年生がもっと気持ちで引っ張って行かなくてどうして強く成れるんだ!声は出ない。内野ミスも多い、動きも悪すぎる。声の連携指示も無い、聞こえない。バッティングも結果も出ていない、勝たせてもらっただけ。コウセイはストライクが入らなかったが一生懸命に成っているのは伝わって来る。もっと必死に緊張感を持ってやれ!と。最後三振では締めくくったがユウト1のボールは速くもそう感じない。もっとコントロールで配球も考えないとふたばさんには打たれるよ、とも言ったが、やっぱり2試合目のその試合、中盤以降は痛打されたね。

 打線は3回までチャンスも作れず。ランナーを出しても進める事も出来ない。
ユウト1は初回先頭から連続四球。粘られて球数も多い。1死の後にまた四球で満塁。高野山での2試合目の時のようだなあ、と頭をよぎった。続く前進守備の当たりそこないのショートゴロ。ランナーはスタートしているし、これは間に合わない。声は出たのか!聞こえなかった。リョウセイは間に合わないホームへ投げて1点先制されてまた満塁。5番の打球はキャッチ前のゴロ。ブンペイが捕ってベースを踏んでホースアウトには成ったが、その後の送球。ファーストは捕れずライトへ抜ける。カバーも遅い。その間に2人が帰ってしまう。初回に四球、FC、エラー、ノーヒットで3失点。。これでは勝てないよ。

 2回は先頭ショートゴロをはじく。1死3塁から1番にセンター越えの3塁打。労金杯の県大会で打たれたような同じコースの投球、スイング、打球だろう。低目をうまく引き付けて引っ張らずにセンターへ押し返している。低目を打つ見本のようなスイングだよ。3回も先頭サードゴロのファンブルで出し、1死3塁からライトゴロの間にランナーが帰る。点を取るための手法をしっかり子供達がやっているな、と感じる。大体これまでの5点でほぼ勝敗は決まっていただろう。

 4回にユウト1のセンター前ヒットから3塁に進みブンペイのショートゴロで1点は返したが少し前進守備でもされていたら帰れないだろう。6回にもハルト、ユウト8、ケイジロウなどのヒットで2点は返したが、その裏に5失点。打球は外野を越され勝負は決してしまった。ただ思うのは外野を越される打球にも、コウセイもハルトもあと一歩の所まで追っている。しっかりチームでキャッチ中心に指示を出してポジショニングをすれば防げる打球だ。失点も1,2点で済んでいるハズだ。それがチームプレー、野球だよ。四球や内野エラーでは勝負に成らない。
戦国時代村のお城をバックにダウン。。悔しい思いを忘れるな!

 まだまだ課題多いチーム力。今はケイジロウも投げらないのでユウト1に負担はかかるが今日の投球を見てもどれだけコントロールが大事かは良く解るだろう。スピードはそこそこ有っても配球出来るコントロールが無いと、終盤にスピードが落ちて来たら合わされてしまう。それは明らかだ。ブンペイにも大変だとは思うがもっと声を出してピッチャーをその気にさせるリード、励まして気持ちを乗せるリードを覚えて行って欲しい。帰りの車の中ではそんな話もした。気持ちが切れたら終わり。何事も前には進まない。まだまだ大会は2月まで続く。最後までしっかりレベルアップしていくチームに成れ。

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