2017年2月4日土曜日

高虎カップ、エース対決!ナイスゲーム!!

 今日は6年生最後の大会、高虎カップ。
6年生達と試合をするのも今日が最後に成るかもしれない。いいゲームが出来るように。それだけ願っていた。

 芸濃球場へ行くともう沢山のチームが来ていた。そんな中で昔神戸で頑張っていた卒団生を見つけた。今日はこの大会の協賛企業の代表として挨拶に来ていて開会式でもちゃんとその挨拶をしていた。

 いつ頃の子だっただろう。高木の2,3歳下ぐらいだと思う。確か今年、海星高校でキャプテンをしている神戸出身の子が居るがその子のお兄ちゃんと同級生だと思う。お母さんはソフトボールで慣らした人で女の人ながら練習でのフリーバッティングではバンバン投げていた。お父さん達以上のスピード、球数で。お母さんが練習でマジに投げていたのは未だにあの人だけだ。もう出て来ないかな。出て来て欲しいなあ。。

 開会式で紹介されていたしあえて言うけど落合くん。当時はキャッチで体格も今で言うとブンペイの様な体格だった。オオタカでの予選か何かの試合で僕はベンチ後ろで見ていたが左中間を割る貴重なタイムリーを打ってお母さんに頭を撫でられていたのを覚えている。その子が成年らしく立派になってスタイルも細目。今は津のジビオの野球用品売り場にいます。彼は卒団の後、シニアへ行ってヒジを壊し移植手術までして相当苦しんでいた、と当時にも聞いていた。本当にそんなケガだけはさせない様に。これからは指導者の大きな責任だとも思っている。

 神戸の試合は3試合目。多分相手は高茶屋さんだろう。今日はドラゴンズジュニアで慣らすエースもチームの皆もヤル気満々で向かってくるだろう。高茶屋さんのご父兄の多さも今日はチーム全体、その意気込みが有るんだろうし、伝わってくる。
 相手は充分。気負けする事なくベストで立ち向かえばいい。

 一旦神戸に戻ってアップしてノックからトスバッティング、投球練習まで行い軽く食事をさせて再び芸濃球場へ戻った。土曜授業だったハルキも途中で抜けて合流し6年生6人が揃った。
先発はもちろんヒロト。まだ肩に不安が残るハルトはレフト、走れないなら声を出せ!!と叱ったマナヤはファースト。セカンドはハルキ。センターへカツミ。

 先発したヒロトは6回で2安打のみ。だがその2安打は2本ともセンター右を超えて行く3塁打。3回の1本目は仕方ないだろう。7番バッターで僕には今までにも良く打たれている印象が残っている。カツミにもマークさせたがその上を超えられた。
 無死3塁で前進守備。スクイズファウル失敗もラッキーだったしピッチャー後ろにバウンドする打球を良くマサトが回り込んで捕り1アウト。そして9番バッターは初球スクイズ。打球は1塁線のキャッチ近くにバウンド。ハルキが前進し捕球して滑って来るランナーにタッチし、2アウト。そして振り返りファーストへもいい送球をしてとっても大きなDPと成った。

 ピンチをしのいだその裏、チャンスは廻って来る。
相手の投球は速いのは解っている。ならどうすればいい?どんなバッティングがいい?
皆に試合前に聞いてこう話した。
バットは一握り以上は短く持って、後ろを小さく脇を軽く閉めて右バッターはセカンドへバットを投げる気持ちで打て。自分ではセオリーの事を言った。どこまで子供達が意識してくれるだろう。

 2回まで5三振。完璧に抑えられている。それでも上位打線はしっかりファールで粘っている。2回で30球を超える球数を投げさせている。相手にとってはイヤだろうね。
そして3回裏。打席に入ったソウイチロウは今までに見た事の無い短い握りだった。一握り半以上は短く持っていただろう。それでも2球ファウルで追い込まれて高目のボール。いつもの力みのスイングでは無くスッとバットが出たね。打球はセンターを超えて2塁打。

 ヒロトにはバント失敗の後、高いバウンドで転がし1死3塁。コウセイが倒れて後、一番合っているなと思っていた1番ハルト。ハルトは1打席目に続きこの打席も2ストライクと先に追い込まれながら10球近く粘っただろうか。ハルトのバットの構えもヘッドを少しキャッチ寄りに寝かせて構え出して来た。自分でタイミングを掴んで来たんだろうね。狙い通りミートした打球はセンターを超えて3塁打の大きな先制タイムリー。この後、マサトもハヤトも初回に続いてしっかり粘り続ける。この後の追加点は取れなかったがこの回の投球は38球。3回終えて相手はもう69球だよ。

 それに比べて6回まで投げたヒロトは71球。ハヤトのリードもほぼ完璧。反省すべきは5回の5番バッターのセンター横の3塁打。カツミは4番を1アウトの後、何故かかなり前に来ている。5番バッターなのに。すぐに下げたがそれがワンテンポ遅かった。普通に守っていたらシングルヒットだよ。
 1死3塁、バッテリーの攻めとしてはここでも様子をまず見て欲しかった。簡単に初球スクイズを決められ同点。でも仕方なし。攻めて点を取るしかない。

 そして時間が迫った6回裏。先頭のハルトから。それまでカツミもマナヤも変わらず大きなスイングが目に着く。特にマナヤは2三振。皆がバットを短く持ったり脇を閉めたりバットを寝かせたりそれぞれに工夫は見える。
マナヤ!お前だけだぞ!話聞いて無いのは。短く持ってやって見ろ!とマナヤには叱った。
 先頭ハルトはここでも粘り四球を選ぶ。相手はもう100球近く。ずっと力投しているが明らかに中盤からはボールの伸びも落ちて来ている。ハルトが盗塁を決めマサトはDBで1,2塁。ハヤトが送って1死2,3塁と成って4番カツミ。試合時間から見てもう1点でいい。カツミはセフティーも決めれずサードランナーが入れ代わって2死2,3塁でマナヤ。

 この打席のマナヤは追い込まれながらも気持ち短く寝かせ気味でコンパクトに振っている。
フルカウントから真ん中のコースだろうか、打球はセンター横へ抜け大きな2点タイムリー。このバッティングで充分だよマナヤ。この時点で審判が時間、ゲームのコール。
とっても楽しみだったエース対決に成るだろう試合。ミスでは無く打ち勝ったんだからね!ナイスゲームだよ。他のチームの皆も沢山観戦していたし馴染みの監督さんもナイスゲームやな!と声をかけてくれる。6年生達とは僕の監督としても最後に成るかもしれない試合だったし、最後にいいゲームが出来て本当に良かった。皆のお蔭だよ。みんなありがとう!

 試合の後にね、チームの皆が一つの事に同じ意識で同じ方向を向いて気持ちを一つにする。これが出来たらチーム力は12人の力よりもずっと大きく成る。正に今日の試合がそうだよ。特に新チームの5年生達はそれをしっかり覚えて吸収して新チームの中でも引っ張って行ける存在に成って欲しい。そんな話をした。

 また今日はね、ケントやリョウマ達の中学野球の監督さんも見に来られていた。昨夜に電話も頂いていた。もちろん今日の高茶屋さんのピッチャーもお目当てだろうけどケント達が僕が下りる事も話しているようでそれで今日はわざわざ花束まで持って来て頂いたようだ。たかが少年野球だけのお付き合いなのに。。。本当に申し訳なく本当に有りがたく頂いて帰りました。
 本当にありがとうございました。

 また今夜は皆お疲れの夜に新チーム以下Bチームの皆さんも集まって頂いて今年の神戸・積水大会の準備と打ち合せ。遅くまでお疲れ様でした。
またこれから忙しくなります。よろしくお願いします!

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