2009年2月21日土曜日

熊野古道走破!

 今日も凄くいい天気になった。
先週に続いてのチャレンジは今度は熊野古道の走破。
尾鷲方面の高速がこの2月に一部開通し7時半に神戸を出て尾鷲の登り口をスタートしたのは9時半過ぎ。尾鷲、熊野は凄く遠く感じていたが、2時間で尾鷲まで来れるのは確かに早くなったね。

 残念な落書き・・・
 記念撮影してスタートしたが、あっちこっちに世界遺産反対派の落書きが沢山あって延々と続く・・。
道端の石にも檜や杉の木にも・・降り口まで続き、これは残念な事だね。
地元住民との合意がなされていない状態で遺産に登録されて、遺産付近の人は自分の土地でも自由に木を切ったり出来ないのが原因なのか・・。
でもこんな理由が有ったとしても品の無い落書きはレベルを疑ってしまう。地元や日本の恥さらしとも思えるし、もっと他に方法が有るハズだと思う。行政も悪いのだろうが、せっかく楽しみに連れて来た子供達はどう感じただろうか・・。この沢山の落書きを見てまた来てみたいと思うかな・・・。
 そんな事を考えながら30分弱登って一度目の休憩の時には天気もいいし、体温も上昇。皆ここで上着を脱いで再スタート。この辺からは坂も急になりもう70近くになる団長は結構辛そうだが、あまりペースも落さずに何とか着いて来ている。感心するね。2人のお母さんも3人の小さな女の子達も元気についてくる。6年生らと言えば全くいつもの調子でしゃべりながら楽々と登っている様子。自分は痛めたアキレス腱も良くなって痛みも無いし、登り坂は筋が伸びて気持ちがいい。

 まさに快晴!
 2回目の休憩の頃には道は更に急に狭く成って来た。一昔前の子供達はこの道を通って学校に通ったらしいけどこれを毎日はさすがに大変だね。団長も遅れながらも頑張って着いてくる。
3度目の休憩をした11時過ぎには皆、さすがにお腹も空いて来た。木立の間からもう太平洋が見えるし頂上はもうすぐ!大きな岩の有る八鬼山頂上を過ぎ、大きく開けた桜の森広場に着いたのは11時30分過ぎ。
 今日は浜歩きの時とは違って自分達ではペースを作らず、大畑さんのお父さんが先導してくれたので任せて登ったが、それでも計画よりは15分ほど速い。子供達は疲れも見せず広場で走り回っている。さすがに元気だ。この峠道で唯一の開けたこの広場からの眺めは天気も最高だし、太平洋を見下ろす素晴らしい景色だ。来る途中の道の駅で買って来たサバすしも美味しかったが、一口ビールが飲みたい気分!  古道も浜も貸切!
 お昼を済ませて12時15分に出発。
ここからは急な下り坂が続く。道幅も狭いし下りはやはり歩きにくい。ヒザの登りと違う筋肉を使う感じでこれは中々普段では鍛えられない所の筋肉かな。スキーでヒザがパンパンに成るような感じと似ている。ちょっとアキレス腱にも辛い感じだ。それでも少しの休憩だけで1時半過ぎには熊野灘の大きな浜に着いた。やはり下りの方が辛かったね。
子供らと言えば、天気がいいとは言えこの2月にシューズを脱いでズボンを濡らしながら浜の波とワーワー言いながら遊んでいる。この皆の姿を見ているだけでもなごんでしまうね。ホントに無邪気だし疲れを見せない。
 けど、土曜日のこんな天気のいい日でも古道では最初に一組の老夫婦に会っただけで熊野灘に下りてきても誰とも会わなかった。まさに貸切状態。坂も急だしあまり人気の無いところなのかな。それともあの落書きのせいなのか。凄くもったいなく感じる。
 無料の立派な資料館
 帰りの途中に熊野古道の資料館に立ち寄ったが、檜と大きなガラス張りの凄く立派な資料館で何と入場無料。今時こんな所は無い。中の資料や沢山の案内やディスプレイもかなりセンス良く展示されているし立派なシアターでは氷河期辺りからの地形の成り立ちを説明していたし一部の子供達は昔話のモニターの前に集まって見入っていた。相当行政のお金が注ぎ込まれている感じがするが、それほど来館者も居ない。ここもとてももったいない感じがする。これだけの資料館があってお風呂もあって周りには広い芝の広場とベンチと大きなジャングルジムだけ。いいところだけどこれだけでは人は来るだろうか?
 
 帰りのマイクロバスの中は行きと変わらず、全く子供らのパワーは落ちずに神戸に着くまではしゃぎぱなしで、さすがに疲れ知らずだ。
この子らとの団活動もあとわずか。
明日はボーリング大会の後、久し振りに野球で軽く練習してみよう!

 

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