2019年11月10日日曜日

ミスは良し。でも腹の底から声を出せ!!

 今朝も空は快晴だ!このところはやっとお天気が安定して来たね。11月に入って寒く成ってくる頃だが、今日も暖かいだろう。

 新人戦開会式会場の住友電装グランドへ。2016年から住友電装津製作所杯として開催してもらっている。今年もこのグランドをベースとする硬式野球の津ボーイズのご父兄の皆さんが出迎えてくれる。グランドではもう参加チームの選手達が沢山アップを始めていた。それらを見ていて、今年はこの時期の新チームの状態としてはどのチームも選手達が揃って来ている、と感じる。今までなら人数ギリギリと言うチームも有っただろう。何チームかは去年の選手達がそのまま残っているチームも多い。レベルの差は多少は有るだろうが、油断したり、ミスをしたらやられる・・来年の津リーグは混戦模様だろうな。

 8時前から開会式が始まった。この様に地元の企業さんが色んな所で子供達の野球をバックアップしてくれる。本当に有り難い話で感謝しか無い。これからも続けて行ける様に僕達もしっかり頑張って行かないとね。

 開会式が終わり、第一試合の栗葉さんの試合も見たかったが、一旦神戸に戻り、9時を回ってからオオタカへ向かった。オオタカでは第一試合の高茶屋さん、戸木さんの選手達がアップしている。どちらも元気に声が出てるね。

 予定通り10時頃から始まった試合。僕は3塁側の土手の上で椅子に座って見ていた。1回裏、高茶屋さんの先頭6番。この子は4年生以前から試合には出ていた様に記憶する。それ程甘くはないコースだと思う。多分インコースだと思うが、バットを追っ付て手首を返したようなバッティング。普通ならファウル成ると思うが、手首が強いんだろうね。その打球がライトを超えて行く。足の速い6番は優々HRと成り先制。そして3回裏にも再びその6番。今度は1塁線を抜くゴロがライト奥まで転がり、これもHRと成り2点目。戸木さんも良く守っていたが、3,4回と得点を重ねられ試合が決まった。

 そして次は新チーム、初めての公式戦。白山さんとの試合が始まる。先発はタイセイ。いつもショートのタイガはセカンド。ショートには4年生のタイラ。これから先の事も考えてのフォーメーションかな。ゲームでは大事な二遊間。これからしっかり練習して覚えて欲しい。

 タイセイは初回先頭をフルカウントまで成ったが、三振で取り楽に成った。2回は1死の後、何でも無いサードゴロだけど、ずっと気に成るリュウノスケの送球。捕球してから立ち上がってしまう。その後も伸び上がって腕を上から回す。だからボールには身体の回転、肩も腰も回転が乗って行かない。バウンドするとボールは滑らず、捕りにくい送球に成る。内野手をやるのなら、何度も言っているが、これは絶対に直して行かないといけない。不安をかすめたその送球は2バウンドでボールの勢いは無く、ダイチは捕れない。
 1死1塁で次は6番。その打球は早くも無いサードゴロ。普通に正面に入って、ワン、ツーと捕球すれば間違いなくファーストアウトは取れる。でもね、声の出ていないリュウノスケ。一つのエラーで頭の切り替えが出来ていなかった。セカンドダブルプレーの意識も有ったのかも知れない。ダッシュはして来たが、多分不安な気持ちのままグラブを左足の前で出したのだろう。打球は入らない。ミスが2つ続いて1,2塁。ミスをした後に一番大事な事はお腹の底から声を出して無心に成って吹っ切る事だよ。それが出来ていたら2つ目のミスは無かったと思う。

 続く7番はピッチャーフライで2死。そして8番の打球はショート寄りの打球。リュウノスケは動いたが捕れない。でも捕れなかったらすぐにベースカバーに入れば良かったが、戻らなかった。レフトのケイタが捕ってサードに投げようとしても誰もいなかった。ショートでもピッチャーでもカバーが出来ていればサードはアウトのタイミングだろうね。この辺りはその様なカバーリングも含めてしっかり練習必要だね。そして9番バッター。小さな子だし次はマークしなければいけない1番バッターだ。タイセイはフルカウントまで成ったが、良く踏ん張って三振に取った。やはりピッチャーで一番大事なのは、こういう時のコントロールだよ。野球に、もし、たら、れば、は無いが、もし四球を出して押し出しで1点を取られて満塁で1番バッターだったらどうなるだろう。守りに入った試合は解らなく成ってしまう。

 打線は1番にタイラ。Bチームでのティーボールでも4年生の野球の試合でも良く見ているので大体の事は解っている。投げる力もバッティングでも力は有る。でもまだ攻守とも荒削りかな、と言う印象だった。でも今日は白山さんの速いボールにも負けず、良くボールのコースも見極めていた。ボール球を振る、と言う事は無かったね。逆らわずサード線への打球がミスを誘い1塁。タイガ四球で1,2塁からWPで2,3塁。シュンスケの打球はセンター前に落ちるポテンで1点。でもこれは捕られる打球だよ。4番ダイチは左中間へ上手く返す。右手のバットコントロールが上手く成ったという印象だ。ケイヤのヒットも続いて打者一巡で、この回5点。

 2回先頭は再びタイラ。今度は上手く左中間へ返すナイスバッティングだ。タイガの内野安打で2,3塁からシュンスケの打球はレフトフライ。タイラはタッチアップからホームへ。この辺りの走塁も良く出来ていた。3回はケイヤのサードフライ、カンタはセンターフライ、ケイタはファーストフライとフライアウト3つ。これはダメだよ。ケイヤは身体が前に大きく流れてしまう。カンタは高目ボール球に手を出すね。ケイタは右手が強いんだろうね。バッティングでは手首の柔らかさがもっと欲しい。外のボールにタイミングが合わなかったり当てに行ったり、の印象が多いので、まずはボールをしっかりみる事。当たるまで見る事。その為には徹底してセンター右狙いも良いと思う。詰まるぐらいのタイミングまで見る事だ。下位打線では無く、早く中軸を打てるバッターに成れ。

 4回はそのケイタが登板。その前の1塁側ネット際での投球練習をベンチから見ていたが、腕の力で投げている。肩は回っては来ているが、腰が回らない。長いイニングはこの前の秋季大会での登板の様にコントロールを続けるのはどうだろう。以前、夏頃にブルペンで練習を見た頃はもう少し良かったと思うんだけどね。蹴り上げた右足の靴底が空を向くように腰を回せ、と言った。タイガなんか良い見本だよ。今は右足が地に着いたままだ。コントロールを狙うなら、ストライクの取れるスピード、フォームを作る事。困った時でもそのボールならストライクが取れると言うぐらいに。一番はそのフォーム作りだよ。腰が回ればもっとスピードは力まなくても乗って来るだろう。

 4回裏には3点を追加し、4回ケイタ、5回ユウセイが登板してゲームと成った。次は2週間開けての24日の準決勝から。相手は高茶屋さん。他のゾーンは栗葉さんと高岡さん。特に高岡さんは先の秋季大会のメンバーから6年生2人しか抜けていないと思うな。しっかり力を着けているね。今日はミスが出たリュウノスケ。でも直す事は自分の意識次第で直ぐに出来るよ。まずはもっともっと声を出して気持ちを前に出す事。今日の教訓をしっかり生かして次にもっといいプレーが出来る様に頑張ろう。

 そして今日、1試合目を3塁側の土手の上で観戦していたらケイタママがバナナを持って来てくれた。そのバナナにはね、One For All All For One と書かれている。。。
皆の気持ち。バナナをありがとう!

 一昔前の2014年の春を思い出した。大事な大事な県大会の予選前。同じようにお母さん達からバナナを貰った。そこには同じようにOne For All All For One と「私を全国に連れてって!!」と書かれていたんだよ。その時のチームはまだまだ発展途上で皆必死だった。けれどチームは一つ、今年のラグビーでは無いけれど「One Team」だった。僕にはとっても、とっても重たいお願いだったけどね。でもあの時、勝率5割のチームが一気に全国まで駆け上がった。みんなの願い、夢が叶った。
 2014年3月 ⇒ 伝えたい事。そして伝わる気持ち
今日も6年生の皆さんはもちろん、Bチームの皆さんも応援に来て頂きました。選手達のお爺ちゃんお婆ちゃんも。チームは一つ。One Team!来週もこれからも宜しくお願いします!

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