2016年11月13日日曜日

2016新人戦優勝!!

 今日は新人戦二日目。マナヤ、ハルト、マサト、リョウガ達は昨日土曜授業で練習もしていない。
条件はどこも同じだろう。昨日練習した事、今までの事がしっかり出来れば結果はいい。今のベストで臨むだけ。そう思っていた。

 マーキュリーとお散歩に出た頃はまだ暗い。空には少しもやが掛かっているようだったが今日もいいお天気に成るだろう。
7時20分には出発したが、白山さんのご父兄はもうコートの準備を始めてくれていた。いつもありがとうございます。子供達は?いない。多分早くから練習して気合充分で来るんだろうね、と思っていたが、やっぱりそうだったね。
 一日目の桃園さんとの試合も少し見ていた。良く打っていたし、バッテリーはしっかりしている。キャッチの子も大きく簡単には盗塁は難しいだろう。試合はまず一つ、が基本。先の事まではまだ考えない。マナヤのアップも大体良かったし、昨日練習していないのは気に成るがマナヤの先発に決めた。

 少し考えたのは外野。アツキも来てくれているしユウスケとアツキの外野も考えたが、昨日の練習でもフライはまずまず捕れていたリョウセイに決めた。
その初回。無死2塁からピッチャー前バント。内野にはまだ初回だし、1個ずつ!その指示を出していたが、マナヤは少し飛び出したセカンドランナーを追う。セカンドへ投げるがもう遅い。FCに成り無死1,2塁。そしてWPで2,3塁。ここも2点は仕方なし。1アウトの後、4番がスクイズ。セカンドのアツキも前進していたので2塁ランナーまで帰りノーヒットで2点先制されてしまう。一つずつを徹底してれば点は入ったかな。こんな時はしっかり確認する事を覚えておこう。

 その裏、リュウガがライトへヒットで出る。迷わず盗塁で2塁。ここでアツキがキッチリ送ってくれた。そしてハルトの時にWPで1点を返す。
2回以降、マナヤは安定して来て4回に6番にレフト前ヒット打たれた1本のみ。5回に2四死球を出したが低目に外れるボールが多かったからね、スタミナ切れだろう。それでも後続は抑えてくれた。

 打線は3回にまた先頭リュウガがピッチャー強襲で出て盗塁。アツキの3塁線バントが相手の送球ミスを誘いリュウガが返り同点。アツキ2塁から少しタイミングが合っていないハルトには3塁線バントが完璧に決まって1,3塁から2,3塁。マナヤが四球で満塁に成ってマサトは倒れたがケイジロウの打球は3塁線のゴロ。これもミスを誘って2点が入りラッキーな逆転に成った。でもね、転がせたから良かったんだよ。これを忘れてはいけない。

 4回にはレフトに入ったリョウセイが右中間に抜ける3塁打。そしてリョウガはここでもセンターへ強い当りを返し5点目。盗塁の後、またアツキがバントは失敗したが、しっかり送って1死3塁。ハルトの四球の後、マナヤにやっとレフトを超える2塁打で7点目。でもこの打球は詰まっていたな。それでもあそこまで飛ぶ。
 マサト四球の後、今度はケイジロウが左中間を抜き、9点目。ブンペイもセンターへ返して10点目が入った。一番のポイントはケイジロウだ。振りだすまで後ろが小さく動かない。良く見てしっかり振れている。4年生でもあれだけのバッティングが出来るんだね。これで5回で試合を終える事が出来たが2失点の中身はしっかり整理しないといけない。4年生達はまだまだサインも理解していない。待ても、スクイズも。両方とも見逃しているからミスには出ていないけどね。しっかり整理しよう。

 そして午後からの決勝戦は立成さんに成った。立成さんと栗葉さんとの試合は7回同点で8回は特別延長。どちらに転んでもおかしくない試合。どちらも良く守っていた。打線もしっかりしている。
特に立成さんのランナーのリードはしっかり出来ている。神戸の子達より1塁のリードはずっと広いだろう。走られてもどこまで守れるか、それが勝負だと思っていた。

 先発は先週に初めて投げたハルト。練習では良かったが中々ボールがまとまらない。1死後四球、盗塁で2塁の時にショートゴロ。ここでマナヤはランナーを牽制したがバッターランナーの足が速かったね。先の試合と同じように1,2塁から送られて2死2,3塁。ここで痛いWP。マサトはバックネットまで走ってボールを捕ったがカバーのハルトに投げなかった。自分でタッチにし行ったが、間に合わずこの間に2人目まで入ってしまう。後で聞いたけどマサトは風邪の休み明けだったんだね。少し辛かったんだろう。でも良く頑張ってくれたよ。

 先の試合と同じように2点先制される展開。その裏リュウガはまたセンターへ返し盗塁の後、アツキがまた送ってくれて1死3塁。完璧に1,2番が機能している。これは監督としても凄く有りがたいよ。ここでハルトにはまだ初回だし、1点確実に返していくセフティーを選んだ。これも完璧に決めてくれた。
 続く2回表には1死1,2塁から8番はサードゴロ。ブンペイがベースを踏んで2死。この後、2,3塁に成って1番の打球は高いバウンドのピッチャーを超える打球。マナヤは良く走ったがグラブの先に当たって取れず。また1点追加されてしまう。

 そして3回。またリュウガから始まり打球は上がったが、センター前に落ちる。盗塁、アツキが送って1死3塁。ここでハルトの打球はサードゴロ。リュウガは一旦完全に飛び出したが、あ!と思ったんだろうね、すぐに戻った。それにサードが惑わされる間にハルトもセーフ。そしてマナヤがセンターを超えて2塁打。
 当たっていなかったマサトには任せたが自分の一番いい物を出してくれた。3塁線にバントを決め盗塁で2,3塁。そして当たっているケイジロウがまたレフト横へライナーの打球。レフトはグラブに当てたが捕れない。更にセカンドを狙うのを見た中継のショートがセカンドへ投げたがこのボールが右中間へ抜けていき、ケイジロウも返って来てこの回、大きな5点が入り逆転した。

 ハルトは3回から安定して来て早いカウントで打たせてアウトを重ねる。3~6回までヒットも無く1四球だけで抑えてくる。3ボールに何度か成ったがそれでも踏ん張っていた。
そして3点リードしていよいよ7回表。1死からセンターへ打たれ、リュウガは捕球してすぐ投げたがボールは低く3バウンドぐらい。これはもっと練習しないといけない。絶対あのコースはミス無ければアウトに取れるように。そして1番はライトへの打球。少し詰まった打球だったし、ユメトはすぐ投げたが1塁は間に合わず1,2塁。

 ここでタイムを取って、皆を集めた。そしてハルトに聞いた。
マナヤは先の試合5イニングだし、まだ2回は投げれる。ケイジロウもマナヤも準備はしていた。
「ハルト、マナヤに代わってもいいがどうしたい?最後まで投げるか?」
するとプレーの中では普段大人しいハルトが「自分で投げたいです!」と言ったよ。
「よし、それならハルトに任せるよ。最後まで投げろ。みんな頼むぞ!」

 ハルトの口から出た気持ちが嬉しかったね。県大会が掛かった試合なら代えるかもしれない。でも今は、その気持ちが有るなら代えるつもりもない。まだ先発2試合目。初めて投げる7イニングだよ。どっちに転んでも納得できる。
 続く3番はレフト前へのヒットでランナーは1人帰り、また2,3塁。次の4番の打球はレフト線寄りの打ち取った詰まった打球だったが前進して来たリョウセイはグラブに当てながら捕れない。落下点までは来ているからね、後はグラブの使い方だけ。これで1点差に成り、次のバッターに四球で2死満塁。一打逆転される展開に成った。それでもハルトに任せるよ。決めたんだから。
 そして6番の打球は左中間寄りの少し大きな打球。一瞬抜けたか・・と思ったがリョウセイが落下点に入っていた。最後はしっかり捕ってくれたね!リョウセイにも大きな自信に成っただろう。

 終わって見れば6×5の勝利。久々の新人戦優勝と成った。10月、熊野マクドの県大会が終わってから合流した4年生。今日もブンペイもケイジロウも良く守った。リョウセイもミスは有っても最後良く守った。まだ試合経験の少ない中で今日の状況では他の子達を出す事は出来なかったが、これは皆が練習して来た成果だよ。
 そして今日の2試合の中で一番機能していた1,2番。特にリュウガは7打席の内6度出塁しアツキが完璧につないで5得点。
リョウセイと交錯した左中間の打球もリュウガのグラブに本人もビックリするぐらいにすっぽり入った。左中間の抜けそうな打球も右寄りのポジショニングから一気に走って好捕した。全部大きなプレーだった。そう言や、今日はマナヤもノーサインで3盗したね。行けると思ったんだろう。ナイスランだった。

 ただ、新人戦は力試し。ここで勝っても春に勝てないチームが今まで何度も有る。この2,3年の神戸もそうだね。新人戦は敗れたけど春から夏には勝って来たんだから。
だからこれで浮かれてはいけない。少しでも油断したらすぐに追いつき越される。今まで以上に真剣に練習して行かないとね。子供達にもその話をしっかりした。
 絶対に浮かれるな。日々の努力を怠るな、と。

 また、ご父兄の皆さんも熱い応援をありがとうございました。たかが少年野球ですが子供達と一緒にこれだけ気持ちが入り一喜一憂出来る事は他にはそうないと思います。チームの力は皆さんの応援やご協力が大きな力に成ります。これからも練習も含めてご協力をお願いします。
  
そして今日もOBの人達や6年生達、沢山のみんなが応援に来てくれました。
皆さん、本当にありがとう。これからも応援よろしくお願いします!

0 件のコメント: