2019年8月31日土曜日

投球練習。そして野球は打たなきゃ面白くない!全国優勝祝賀会もありがとう!

 今日の天気予報は午後からは雨模様。。子供達は練習。
神戸のグランドは昨日の雨で少しファースト付近がぬかるんでいるだけ。全く問題ない。Aチームは元気にアップを始めている。今日は、先日の八日市遠征でもバッテリーは良く無かったし、打線も余りいい結果は出ていない。バントも出来ていないし、守備でのミスも出ていたので、そんな所を少しでも修正して欲しい。練習の合間を見ながら、特にバッテリーの練習を見させてもらおう、と思っていた。

 櫛形へ行くと、チビッ子達も元気に練習している。このグランドは雨が降ると校舎側から土も流れてしまい、その水の道が出来てしまう。今朝も内野にはそんな段差が出来ている。先日に奉仕作業で草抜きもしてもらっていたが、今朝もお父さん方が草抜きをしながら練習をサポートしてくれていた。そしてある程度アップが終わると、ナオタロウがチームをまとめて皆で挨拶してくれる。この子達は本当に気持ちが良いね!

 8月初旬に終えた奈良での4年生大会への予選。出場への案内などが届いたが、西日本規模の大会の様だ。近畿、東海、中国、四国から28チームの参加。佐藤薬品工業のこの大会としては3回目だけども、これからは規模も大きく成って来るかも知れない。近畿でも予選会が行われている。レベルもそれなりに高いだろう。10月のその大会に向けて練習も頑張って行かないとね!

 神戸に戻って、ノックの合間に随時メンバーを出してバッテリーの練習、ピッチャーのフォームの確認をさせてもらった。まずはコウヤとハヤトのバッテリー。八日市では先発して先頭から2四球、WPですぐに交代させられたコウヤ。上体が前に流れて行くので、腕の振りも後ろ側が大きく成り、スピードも乗って来ない。コントロールも軸がブレて難しい。まず身体を起こしたい。僕のYou Tubeページに有る、浅尾投手のピッチングフォームを見せた。身体を起こして前でしっかり腕を振る。僕のイメージでは一番参考に成るフォームだ。
 2014年⇒ 中日、浅尾投手の投球フォーム(名古屋ドーム)

 近年の高校野球でも、身体を起こしたフォームのピッチャーが多い。それで140㌔、150㌔のボールを投げる。昔の様に後ろ足の膝に土が着くぐらいに低い重心で、何て言われていたが、今年の甲子園でもそういうピッチャーは殆ど見なかった。

 上体を起こして前でビュッと腕を振るイメージで、と言うが、どうしても上体が流れて行くね。腰が回っている様で回っていない。身体が前に行くから前で素早く腕が振れない。

 クイックでの投球も余りに間が長いので、それも詰めた。コウヤはクイック気味に詰めた早いフォームの方がコントロールは良いだろう。無駄な動きが少なく成るからね。でもまだまだフォームは修正必要。上体が流れず、腕を前でしっかり振れたらもっとスピードは出る。

 この後に投げさせたユウトも同じ。上体が前に倒れて行くので、腕が振れて来ない。腰も回らない。蹴りだす右足も下がったまま。本当に後ろが大きいフォームに成ってしまう。午後からのフリーバッティングでもそれは同じ。後ろが大きくて更にバットのヘッドをピッチャー寄りに入れてしまう。これも中々直らない。手投げのフォーム、手打ちのスイングに成ってしまう。
 以下の投球練習でのフォームをそれぞれYou Tubeの僕のページにもフォームをアップしています。見てやって下さい。
 2019/0831コウヤの投球フォーム
コウヤは身体が前に流れてしまう。下の3人と比べると良く解る。

 ブルペンのマウンドの後ろにセカンドベースを見立てて、ピッチャーのクイック投球から、キャッチのハヤトのセカンド送球練習も。まだまだ力みが見えるハヤト。ハヤトも同じ。もっと小さいフォームで。投げれる力は有るんだから。

 後は5年生組。まずケイタ。ボールの力は今は一番有るかな。それでも右足が蹴り上がって来ないので、右足の靴の裏が空を向くぐらいに!と。いいフォームに成って来たよ。セットの練習も入れた。ダイチにキャッチをやらせて、1バッターずつ、3ストライクを取る練習。攻め方、コースも考えながら。
 2019/08/31ケイタの投球フォーム
ケイタも右足が蹴りだせて腰が回って来た。

 そしてタイガ。やっぱり困った時のタイガ。僕のレベルでは何も指摘する所の無いフォーム。左足も良く上がる。腰も肩も上手く回っている。ボールの力も出て来たようだね。それでも少し、自分が思ったよりは狙ったコースには行っていないボールがまだ多かった。タイガもバッター1人ずつイメージしてのピッチング練習。タイガもセットで詰めて投げる時の方がコントロールが良かった。
 2019/08/31タイガの投球フォーム
困った時のタイガ。左腰で肩も良く回れている。

 そしてタイセイ。ランナーがいない時のフォームは良いと思う。でもセットでやらすとね。一旦右足にため込んで投げる。その間にランナーは走ってしまう。そこを詰めた。足を前にカタカナの反対のノを書くように出す。左のお尻から倒す様に。スピードは落ちるかも知れないが、練習する内にコントロールも良く成って来た。タイセイもバッター1人ずつ3ストライクまで。いい感じで投げれていたと思う。
 2019/08/31タイセイの投球フォーム
タイセイも腰が回って来た。

 また練習の合間を見ながら、他の子達もチェックして行きたい。シュンスケは今は身体が開いて投げる感じに成って来ているので、ちょっと注意が必要だな。内野守備の練習やキャッチでもそうだ。ヒジに負担がかかって来る。そんな体の流れがバッティングにも出て来ている。そんな事も注意して今日は投球練習はやらなかった。

 午後からは1列4か所でバント練習をやっている。それを見ていてね、どこまで意識を持ちながらやっているだろうか?疑問に見える子達も見える。。

 一通り終わってからシートで守備も着けてやってもらった。1塁線、3塁線にこの辺りを狙いなさい、と楕円でマーキングをして。セカンドからのストライクの送りバント。3塁からのスクイズ。最初は成功確率がかなり悪かったね。これは試合の中での結果と同じかな。両方とも転がせない子もいる。フライを上げる子も。それに3塁ランナーのスタートも遅い。スクイズでアウトに成るケースが多かった。3組目ぐらいでやっと確率は上がって来たかな。マーキング辺りに転がせば大体成功する。そういう意識をしっかり持って練習して欲しい。
バント練習。しっかり決めろ!

 そして3か所でのフリーバッティング。20スイングの3セット。投げて打つ。打球を確認する。やっぱり野球は打たなきゃ面白くない。子供達にも楽しい練習だと思う。でも最初の約束事は、声が出なかったら発声練習に切り替えるぞ!その約束で始めてもらった。

 そしてその声は大体終わるまで続いていた。やれば出来るんだよ。試合の中でも練習でもチームメイトを励ましながら、そんな声がずっと続くようなチームに成って欲しい。いい打球も沢山飛んでいた。木製バットでもライトの林に入る様な打球も飛んでいる。ピッチングでは良く無かったコウヤも思い切りよく振れている。ただ、まだ荒い。少しずれたら手打ち、ボール打ちに成る。

 ケイタは左足が開くのがまだ大きいが少し内側もコンパクトに成って来た。良く振れている。打球も飛ぶ。普段の練習もしているんだろうね。
 ダイチは今、タイミングが合っていない。下半身のタイミングだ。右足をダラ~とタイミングを取れば合って来る。差し込まれる打球が多いハルトには、高目を捨ててグリップを胸の位置まで下げろと言った。グリップの位置より高いコースは打つな、と。少しバットの出も早く成った。まだ高目には手を出すが、以前よりはいい打球が飛んでいたと思う。
 シュンスケは今はアッパースイングに成っている。左肩も開きやすい。バットを寝かせてしまうハヤト。低目は打てないので、バットを出来るだけ立てさせて構える様にさせた。タイセイの飛距離も出て来た。タイガもいい。ユウトはあの後ろのヒッチを直さないと速いボールは難しい。小さなハルノブもミスショットも多かったが、タイミングは合っている。いい打球も飛んでいる。ユウセイは打ちに行くときに力が入って後ろに一旦引いてしまう。この無駄な動きと力が抜けたらいい。ソウマはステップするタイミングとスイングが少し合っていない、バットが振れていないスイングに見える。どうすれば良いかな…。ちょっと考えよう。

 皆で声をつないで生きた打球を取る。気を抜いているとあっちこっちから打球が飛んで来る。ボックスに入っていい打球を飛ばせば、気持ちもいいだろう。試合の中でも少しでもいい結果がそれぞれにつながる様にしっかりバットを振ろう。

 この後はシートバッティングもやってくれていた。僕は4時過ぎに一足早く家に帰り、ユウ達のお散歩。今夜はBチームのティーボール全日本選手権優勝、全国2連覇の祝賀会。もう一月前の出来事だけど、本当に良く頑張ったね。ミチト・パパの作ったスライドビデオも素晴らしい。もうこのチームは卒団式も安泰だな。

子供達が誕生月を祝ってくれたよ。ありがとう!
  皆の笑顔一杯の祝賀会。限られた時間の中で皆さんとも少しだけどお話も出来た。子供達のこれからの決意表明も。そんな中でセイゴウ・パパがマイクを持って音頭をとる。何、何??ちょっとびっくりした。こんな中で、今月は確かに僕の誕生月だけど、もう月末。僕の誕生日を祝ってくれたよ!嬉しかったね!もうこの年だし・・65歳に成ってしまったけど、まだまだ頑張らないと!と思う一時でした。この4年生達が6年生になる時は、チームは40周年。野球でも全国で活躍できるように頑張って行こう!

 皆さん、今夜は本当にありがとうございました。素晴らしい一時。沢山のパワーをもらいました。これからもよろしくお願いします!

2019年8月25日日曜日

八日市遠征。。気持ちを見せろ!

  昨日24日はAチームは滋賀八日市での練習試合。二日間の日程で合宿を兼ねての遠征だ。久し振りの滋賀遠征。昔は水口、甲賀、長浜、琵琶湖大橋を渡って琵琶湖の対岸のチームとも練習試合をしていた。今回は八日市のチームが色々段取りして頂いた様です。色々お世話をありがとうございました。

  先日の新聞に入れらてた三重タイムスの記事には、Bチームの前葉市長への全国優勝報告会の記事が載せられていました。また先日の鈴木知事への報告表敬訪問のプレス向けの案内を見たFM三重の馴染みの記者からラインで、祝福と取材の依頼も有りました。Bチームは昨日は櫛形のグランドの草抜き奉仕作業から練習予定。午後からの取材なら相互にOKなので、その様に手配した。

  8時に櫛形小学校に寄り、それから八日市へ向かった。良く滋賀遠征していた頃の鈴鹿峠から1号線、東近江方面など良く混んでいた記憶が有るが、昨日は全くと言って良いほど混んでいなかった。櫛形を8時過ぎに出て9時20分には長山公園グランドに着いた。子供達も9時頃に着いた様だね。もうアップを始めていた。それ程暑くもない。

 色々お世話頂いた八日市のベンチにも挨拶に。今日はアイスの差し入れや夜のお酒も差し入れして下さった様で、本当に色々とありがとうございました。これからまた交流を深めて行ける様によろしくお願いします。

 試合前のアップ。コウヤが先発する様だが、どうもコントロールが定まっていないね。身体の軸で回れていない、そんな印象だ。1回の表、ハルトはセカンドゴロ。それ程早くも無いボールに遅れている。完全に詰まっている打球。今日の試合の中でも大体同じだった。後ろが大きいのが自分が思うよりもタイミングが合わない原因の様に感じる。割り切って高目は無理なので打たない。グリップを胸の辺りの高さまで下げてバットの始動を早くする。今はそれぐらいしか思いつかない。タイミングを早く、と言われても多分子供はどうしていいか良く解らないだろう。力んで空振りするだけだ。具体的に指示して試して行くしかないだろうね。
タイガのレフト越え

 2番のタイガ。バットは振れている。打球はレフトからセンター寄りのライナー性の打球。これが抜けてHR。3番のシュンスケはちょっと今、タイミングが合っていないかな。ボールと目が離れている様にも感じる。4番に入った小さなエイト。でもしっかり振っている。センター前に落ちて1塁。5番ユウトは右腰が開く。ショートゴロ。軸で体重を乗せて振れているバッティングでは無い。今は手打ちに近い状態だ。
小さなエイトはしっかり振っている。

 その裏のコウヤ。先頭に四球、盗塁されて次打者も四球、WPでバックは何もせずに同点に成ってしまう。ここでユウトに交代したが、この状態では仕方無い。無死3塁からこの後、ショートゴロで本塁でタッチアウト。次打者はレフトフライと思ったが、久し振りにレフトに入ったソウマは目測を誤ったね。打球が落ち2,3塁。この後もショートゴロで本塁アウト。良く守ったと言うか、ミスも有り締まらない立ち上がり。
コウヤも前の右腰が開いて来る。

 2回表、コウヤがセカンドへのバウンドのゴロで1塁。続くユウタはセカンドゴロ。進塁打には成るが、大体ユウタはセカンドからライト方向への打球に成ってしまう。僕はスタンドから見ていたが、明らかにバットの出が遅い。ポイントは身体に近い所。高目は殆ど押されてしまう。左の方から先に開いてしまうのでバットが出て来ない感じだ。アウトコース高目の空振りが多いのもそんな要因だと思う。逆の発想で、直らないなら左足も開き気味でアウトコースだけを狙うか、又はインコースに踏み込むか。。ソウマも同じで左足から先に開く。だから捉えたと思ってもファウル。外のボールの空振りも多い。このスイングも言ってはいるけれど変わって来ない。

 その裏、レフトへのヒット、四球、内野ミスなども重なって3失点。簡単に点が入ってしまう。3回表にユウトの四球からコウヤのセンター越えの3塁打で1点。ユウタ四球、ハヤトのショート前フライがポテンに成り1死満塁に成ったが、後続は続かない。逆にその裏、ショート、高いバウンドのヒットからWPで3塁。三遊間のゴロがアウトに出来ず5点目が入る。時間切れに成る5回表も攻撃では良い所が無かった。

 何より感じるのは元気の無さ。ここへ何しに来たんだろうとさえ思う。僕はベンチの上のスタンドで見ていたが、守備の時のつなぐ声も、攻撃の時の応援の声も聞こえている様には感じなかった。これでは何も次へつながら無い。2試合目も余り変わらず。そこそこは速いかも知れないピッチャーの投球。でもこれぐらい攻略出来ないと、せめて進塁打やバントは出来ないと点は取れない。たまにヒットする外野へのタイムリーを期待するしかないが、今のスイングを見ていると、どれだけ可能性が有るだろう。それぐらいに振れていないとしか僕には見えない。2試合目が終わって、元気の無さを叱った。このチームのずっとの課題だ。家での素振りはしているとは言うが、どれだけ真剣にコースを意識しながらやっているかな?バットのヘッドが走って、ビュン!!と言うぐらいの音が聞こえてるのか?脇が開いた振り回すだけのスイングならやらない方が良い。しっかりと内側から振り抜けるスイングを身に着けて欲しい。

 2試合目は3回にタイセイがセンター前でこれが初ヒット。外野にすら飛んでいなかった。2死と成って5番のユウタが良く粘って、打球は右中間へのHR。ユウタらしい打球だけど、ユウタならスイングの力は有るからね。開かずに左中間、ショートの頭を狙える様に成って欲しい。得点はこれだけ。

 この試合、先発したケイタは速いボールは充分力が有る。少し抜いたボールでもっとストライクが取れたら、もっと楽にピッチングも出来ると思う。フォームの乱れは余り無いので、これから経験を積んでいけば、もっと良く成るだろう。ただあの大きく抜いた緩いボールは不要。ランナーのいる時には投げてはいけない。余裕の有る時だけでいい。
 
ケイタのピッチング。フォームは固まって来た。後はコントロール。
失点は3つの四球のランナーがタイムリーも1本有るが、内野ゴロ、ミスで返されている。四球はいけないが、どちらかと言うとチーム全体のディフェンスの問題だと感じる。

 2試合が終わってホテルへ移動するまでの間、お母さん方がビンゴゲームを用意してくれていた。ビンゴに成るとそれぞれお楽しみが貰える。盛り上げ隊長のタイセイ・パパが最後まで楽しくゲームを進めてくれていました。ご父兄の皆さんも色々とありがとうございました。
楽しいビンゴゲーム。タイガの代わりにビンゴしたよ!

 ちょっと古いホテルで部屋に入り、お風呂も済ませてお父さん方とビールやお菓子で小宴会。久し振りの皆さんとのお酒も楽しかった。この後、子供達との食事に成ったが、その食道の僕達の前のガラス戸に割と大きいヤモリさんが張り付いている。家の虫などを食べてくれるヤモリ。沖縄へ行った時もペンションの外にはヤモリが居たし、夜はヤモリも鳴くんだよね。
古いホテルのヤモリさん。触れないけどね。。

 夜、部屋に戻り少し寝たら、ヤモリの鳴き声では無く、にぎやかな話声で起きた。お母さん方もかなり盛り上がっている様子。翌日に疲れ残らない様にお願いしますね。

 今日の日曜は田舎五条での所要の為、早朝6時過ぎにはホテルを出て皆さんとは別れてまずは自宅まで。それからモモ達の世話も済ませて五条へ行って来ました。昨日に叱った子供達、今日は少しはいいゲームを見せてくれたかな。秋の予選まではもうすぐ。自分の長所や良い所をもっと伸ばせる様に、一旦は初心に戻って取り組むのも良い。まずはチームの為、その為には僕には何が出来るだろう。守備で出来る事、バッティングで出来る事、ベンチでは何が出来る?何をするのが一番だろう。いつもチームを想い、考えてプレーに反映して欲しい。

2019年8月22日木曜日

鈴木知事への全国二連覇表敬訪問

 今日は全国小学生ティーボール選手権大会の全国二連覇達成の三重県鈴木知事への報告会。13時頃に駐車場へ入り、県庁のロビーに行くと、もう皆が集まってくれていた。お父さん方も岩田監督も仕事を都合付けて来てくれていた。

 前年に続く、とっても嬉しい知事報告会。去年と同じ知事室のプレゼンルームへ入る。担当の説明が有って、知事が来られるまでの間に写真撮影の事前準備などをしていた。まだお若い40代の知事。いつも元気で、伝える言葉もハキハキしている。奥さんはシンクロの元メダリスト。何年か前のM1カップの開会式にも、昨年の東京オリンピックへ向けた三重県でのキックオフ式典にも来られていて、ご夫婦とも本当に多忙だ。

 元気な鈴木知事が入って来られて、知事挨拶の後、ナオタロウの挨拶と報告が始まる。いつも感心するけど、ナオタロウはこんな時でも動じず、ちゃんと挨拶をし大会での報告や苦しかった1回戦の事などを話す。そして出れなかった子達の応援やチーム皆のサポートに感謝する話をする。本当に立派な挨拶だった。

 僕達は大体在り来たりな当たり前の話をしてしまうので、特に相手に印象付ける事もそれ程無いと思うが、2度目に話を振られたナオタロウ。その中で、色々試合の状況やチーム皆の様子を話しながら、ベンチにいる時も打席に入る前までも、全力で声を出して一生懸命応援していました。と言う。すると知事が・・。

  お前、ええ事言うなあ~。と関西弁風に首を傾けて感心して褒める。知事が感心する程、本当に立派な返答だった。僕達も見習らわないとね。

 知事表敬を終えて、家に帰ると甲子園の決勝が始まる頃だった。
ずっと見ていたけど、星稜の奥川投手はこの試合はストレート、スライダーともコントロールが悪かったね。ホームラン打たれたコースも外低目を狙ったスライダーが高めに入ってしまった。それにしてもバットの先っぽで左中間スタンドまで飛ぶとはね。バットスイングも本当に素晴らしいが、あれは金属バットのお陰だと思うな。木製と金属との大きな違いはバットのバランスを金属は遠心力の着く方向に調整出来る事だよ。だから外寄りのバットの先でも遠心力、そして木製よりも高い金属の反発力が伝わり飛んで行く。あれ、木製バットだったら平凡な外野フライだと思うな。飛びすぎる打球、強い速い打球はその危険性も昨今は指摘されて来ている。強く速い内野ゴロが抜けてしまったり、野手に当たって骨折してしまったり、そんな状況が今年の甲子園でも良く見られた。アメリカではその危険性に気付き、金属バットの反発係数を木製と同等にするように定めているらしい。高校野球を離れて国際大会や大学野球、プロも木製バットだ。

 数年前に出場した千葉大会での試合。マリンスタジアムで勝ち上がったチームの試合を観戦していたが、大人より大きい6年生がいる。その子が打つ打球は正面のショートゴロでも野手は人工芝で更に球足が速まってグラブにすら当たらない。23mの塁間では危ないと感じる程の打球だった。レフトを超える打球はマリンスタジアムのフェンスにワンバウンドで当たるぐらいだった。

 智辯和歌山戦での延長戦でも全く失投が無かった奥川投手のピッチングは本当に素晴らしかったが、この日のピッチングは本当にコントロールに苦労していた。本来の調子ならあの4番にも、もっとインコースを攻めたと思うが、この日はそれが出来ていなかったので、見ていても残念だった。ただ苦しくても笑顔を絶やさない星稜の選手達。特に奥川投手の表情は明るく投球中も笑顔が良く見える。僕個人的には投球フォームも表情もマー君とラップするぐらいのイメージでとても好きだ。相手選手にコールドスプレーを出したり、力投する相手の投手にドリンクを持って行ったり、そんな光景が見られたのも素晴らしい。奥川投手と履正社の4番井上君との対戦。お互いに笑みが見えて対戦を楽しんでいる。そんな風にも見えた。

 アウトコース低目でも痛打される時代。それでもピッチング次第では抑える事も出来る。チーム相互のマナーも向上して来た様に感じる。いい大会だったね。来年はどんな素晴らしゲームを見せてくれるだろう。
 子供達にも夢を忘れず、ずっと思い描いて欲しいね。

2019年8月18日日曜日

ユウスケのスクイズとショート

 今朝の早朝お散歩。空はまだかすんだ様な晴れ間では無かったが、日が登るにつれ、青空が広がって来る。今日も暑く成りそうだ。Aチームはお盆休みを終えて今日から練習。朝のグランドには、休みの子も多かったが12人が集まってくれた。

 お盆休みの台風の雨でグランドの雑草が一気に増えて来ていたので、今日はまずグランド均しをやりたかった。約40分程、Bコートから外野中心に均したが、雑草は倒れるだけで、そうは減らない。毎週の様にしつこくやり続けないと減っては来ない。もう10年以上こんな事を続けているが、今年は雑草に少し侵略されている。。。また頑張らなければ。10年以上前はセンター定位置後ろからBコートは雑草だらけで、雨が降るとズルズルだったんだよ。今ぐらいにするまで2年以上かかった。

 12人の子供達。アップが終わる頃には2,3人減ったかな。。休み明けだし仕方無い。ずっとエアコンの効いた部屋の中での生活だろうから、身体は元気でも、この暑さの中でのアップは相当こたえるだろう。こんな時は休みながら無理しないのが一番。子供の身体は何が起こるか解らないからね。大人でも一緒だけど。

 サッカーの練習も始まって、監督さんと色々立ち話をしていた。僕も10年前はほとんど部屋でもエアコンは使わなかった。出来るだけ子供達やご父兄の皆さんにも寝るときなどはその様にお願いしていた。それぐらいまでは、まだ少しは通用したかも知れないし、その様に協力してくれているご父兄もいた。サッカーの監督さんも同じ事をいう。子供達には出来るだけエアコンを使わない様にと。けれど今はもう無理だね。そんなにむちゃくちゃ暑く成ったとは思えないが、今は僕でもエアコンを使う。子供達のお家でも今時エアコンを使わない様にしたら、お父さんやお母さんが持たないだろうし、それこそ熱中症に成ってしまうかも知れない。でも本当に冷えすぎ無いようにお家では気を付けて頂きたい。

 今日は新チームに成った中学野球の大会が有る様で卒団生達も出ている様だ。午後からその安濃球場へ。卒団生のマナヤやユウトの西橋内は午前の試合で勝って終えた様だ。マナヤはチームの上級生に成って投打の中心で活躍している様だ。午後からの3試合目はユウスケ達の西郊中の試合だ。球場のスタンドに入る途中には沢山の球児が挨拶してくれる。久居西中の子達かな。栗葉さんや榊原さんの子達も沢山いるだろう。スタンドに入るともう試合は始まっていて初回に大量失点した様だ。暫く相手の橋南さんのペース。どちらのチームも失礼だけども、あんまり練習してないなあ。。と感じるプレー風景。中学野球部が有るんだから、もう少し練習も頑張って欲しいけれども、昨今の学校事情。とにかく練習時間が短い様だ。

 1年生の小さなユウスケはセカンドを守っている。背番号4。一応、ピッチャーカバーはセカンドのユウスケだけが動いていた。ショートの子は動かない。多分教えてもらってないんだろうね。僕が見たユウスケの打席はセンターへ抜けそうな内野安打。いい当たりだった。そして後半、満塁に成りユウスケの打席。5点ぐらいは負けていたと思うが、まさかスクイズをする。満塁で。ユウスケは三塁線へする。。それ反対だよユウスケ。一塁線が基本だよ。キャッチが捕ってランナーにタッチしようとした様だが、主審はセーフ。ラッキーに点が入り、また満塁。その後走者一掃の右中間も出る。今日見た中で一番の打球だった。この回に一挙に大量点が入り、逆に4点のリード。ユウスケのこの回2打席目も回って来た。最後はライトフライだったけどね、まあまあの打球だった。
最後の打席はライトフライ。顔は良く残っている。

 その裏無死2,3塁に成ったが、途中からショートに入ったユウスケ。最初は前のショートゴロ。1塁に中途半端な送球でファーストはファンブルしたが、何とか捕ってアウト。続いて今度は三遊間寄りのゴロ。これは上手く回り込んでファーストへ投げたが、これも難しいバウンドをファーストが好捕してくれた。岩田監督と一緒に観戦していたが、次も多分ショートゴロ来るよ~と言ったら、その通りに正面のショートゴロ。この時はいい送球だった。これでゲーム。でもユウスケの送球はヒジをこねる悪いクセがまた出て来ているよ。これは早く直そう。
ショート、ユウスケ。

 神戸に戻るとシートバッティング。ティーバッティングも並行しながらやっている。右バッターは半分は右方向の課題も着けながらやっている様だ。振り切るのは良いが、こねる子も多いので、チームではサード、ショートゴロ、ポップフライが多い。まずはボールを呼び込んでセカンド方向中心にミートする事を覚えて欲しい。右バッターはライト線、左バッターは三遊間からレフト線を狙うぐらい呼び込むぐらいで。

 今年の夏の甲子園。去年も逆転サヨナラ2ランスクイズ、何てのも有ったが、色々見せてくれた。プロ野球よりずっと面白いし勉強に成る。バッティングはこの数年更に強力に成った。HRを打つ様な子のスイングはプロにも劣らないぐらいだ。そして徹底したスタイルが見える。特にアウトコースを狙う左バッターが目につく。バッターボックス一杯に踏み込んでアウトコースをレフトへ痛打する。対するディフェンスもその様なシフトに成って来ている。もちろんインコースは引っ張るが、基本は反対方向だ。

 ウチは色んな引き出しを一杯持っているので、と言っていた明石商業の監督さん。個人的にはあのコテコテの関西弁が好きだが、その試合内容もとても勉強に成る。1死2塁、2-2から三盗。ピッチャーのクセを読んでいたね。そして1死3塁、2-3と成って次の1球。エンドランでバッターは確実に転がしに行く。たった2球で、ノーヒットで1点もぎ取ってしまった。そして試合を決めたのは満塁からの一発スクイズ。これも完璧だった。多分、こんな練習を何度も繰り返してると思う。でないと大事な試合では絶対に出来ない。他のチームの試合では1-3塁からの時間差(僕はそう呼ぶ)ダブルスチール。キャッチがファーストかセカンドへ投げた瞬間にサードランナーがスタートする。セカンドランナーがアウトに成ってもその前にホームへ入ったら得点は認められる。

 僕が最初にチームを預かった時は5年生中心のチームだったので、打って得点するのはまず難しい。だから何とかランナーをつないで1,3塁にする。そこで必ず1点でも取れる様に、時間差Dスチールやセフティースクイズは徹底して練習した。その精度とスピードが上がって来ると、それは面白い様に決まって来る。チームとしてこの形に成れば点が取れる。そんなスタイルが出来て来る。これがイザと言う時の強みに成る。ランナー2塁からのストライクエンドランやバンドエンドランも良く練習した。こういう練習を繰り返すとランナーの動きも良く成って来る。形は何でもいい。星稜と智弁和歌山の延長14回も見ていたが、星稜のピッチャーの投球は本当に素晴らしい。殆どがコース一杯に決まっていて失投はまず無かった。打てそうなボールはたまには有ったが、14回まで全く智弁の攻撃スタイルは変わらなかった。あれだけ三振しているんだからね、強打のチームでは有るけれど、何か工夫して欲しかったなあ、と偉そうに思う。相手も疲れて来ているんだからね、セフティーバントとか、もっともっと揺さぶって欲しかった。今はプロも経験している監督さんだからね、そんな事はやらないだろうなあ。。明石商業の監督さんならどんな野球をやるかな。見てみたい。

 今日のフリーバッティング、全部は見れなかったけどね、タイセイがセンターオーバー、エイトのレフトオーバーもいい打球だった。来週はAチームは滋賀での合宿だね。秋の予選に向けてしっかり調子を上げて行こう。来週もよろしくお願いします。

2019年8月16日金曜日

台風一過

 お盆は台風。。15日の早朝、雨風も有ったがグランドの倉庫やバックネット回り。Bコートの古い倉庫は去年に台風の風で倒れたので、太いアンカーを打ちこんで左右から太い針金で引っ張って有る。緩んで来て時々増し締めもしている。その日も緩みは無く大丈夫だった。バックネット回りも大丈夫。トンボだけ少し片付けただけ。

 そして今朝のグランド、全く異常なし。ただ雑草が増えて来ている。ちょっと草刈りもやらなければいけないかな。。そんなレベルだ。18日からはAチームも練習開始予定。暫くは暑い暑いグランドだろう。今からしっかり身体を慣らしながら調子を整えて練習に入って欲しい。

 昨日15日の中日新聞にはBチームの市長への全国優勝報告の模様が載せられていました。次は知事への報告会も予定されています。また次を目指して頑張って行きましょう!

2019年8月13日火曜日

ティーボール選手権全国優勝市長報告!!

 今日は全日本ティーボール選手権大会の全国優勝、二連覇の前葉市長への報告会。
予定は15:30~なのでお昼から休みもらって、家に帰りお昼を食べて高校野球を見ていた。

 最近の高校野球、去年も白山の下剋上が有ったので三重大会も何度か見に行った。もちろん甲子園も。それでも去年は特にディフェンスの変化などは余り感じなかった。ところが、今年は明らかに違う。内野も外野も深め。特に外野が深い。ランナー2塁で1点やりたくない所でも深い。外野で言うと、その時に外野に打球が抜けると、いい当たりのライナー性の打球でも、まず間違いなく2塁ランナーはホームインする。クロスプレーにも成らない。これは見ていてもあんまり面白くない。また例えば、打者走者がライト前に打ち、野手が少しファンブルしただけでも打者走者は2塁を狙う。それぐらい深い位置だ。

 これは内野も同じ。サード、ショートが少し前にはじいたら、もう間に合わない。この1,2日に見ただけで、良くそんなプレーが見える。これが今のスタイルなのかな。確かに打力は一昔前とは比べ物に成らないぐらい強く成っているとは感じるけどね。今日の智弁和歌山と明徳との試合。明徳の1,2塁で打球はレフト前へ。少し前にいた智弁のレフトはダイレクトでキャッチにボールを返し、2塁ランナーは3塁を回って戻った。こんなプレーが普通だと思うんだけど。。そういえば甲子園でも2塁打のランナーが1塁ベースを踏み忘れて、相手のアピールプレーで、ボールをファーストへ戻されて1塁の塁審は、俺は見ていたぞ!とばかりアウト!!のコール。多分ランナーは気付いていたね。戻ればよかったのに。記録上はレフトゴロだよ。過去にも少年野球で相手のバッターにレフトーオーバーの打球を打たれて、ああ、HRやられた・・と思っていたら、ファーストがピッチャーにボールを戻せ!と呼ぶ。ファーストがベースタッチして塁審にアピールすると、鬼の首を取った様に1塁塁審はアウト!!の宣告。この時の塁審は長くお付き合いしているM1カップの事務局などをやってくれていた人だよ。
 2008年10月 ⇒ 幻のホームランとディフェンスの勝利!

 市長報告会が終わって、家に戻り高校野球の第4試合を見ていたが、敦賀気比の左バッターは右足はバッターボックスのベース寄り、ライン上ぐらいだろう。真ん中より内側は引っ張り、それより外は完全にレフトを狙っている。ピッチャーが外のボール気味のコースに投げても高さが甘ければボールのコースでもレフトへ痛打されていた。確かに野球は変わって来た。それは少年野球も。色々指導も変化は必要だと思うけれど、大事な所は変わらない。しっかり守って、1点でも多く取る事、色んな攻撃手法、大事な時は確実な方法も大きな選択肢、そして、それが大事な時でも出来る様な練習をしっかりしておく事だ。バントなんて最近の少年野球でもしっかりしておかないと肝心な時に出来ないからね。

 そして今日の前葉市長への全国優勝の報告会。去年に続いて出来るなんて本当に嬉しい事だよ。今日も岩田監督もしっかりと挨拶から話をされていた。選手の先頭を切ったナオタロウの言葉。試合に出れなかった子達への思いも入れた話をして、ちょっと感心した。その後に続く子達もしっかりと話していた。前葉市長もその様な子供達のつなぐ挨拶、言葉に感心されていた。

 思い返すと皆が試合ごとに入れ替わる様にヒーローに成っていたなあ。そんな皆が力を、気持ちを、ご父兄の皆さんも加わって心一つに成っていた。こ゚の様な経験は子供達にも大きな自信に成るだろうね。毎週の様に練習に来て頂いてるお父さん方にも素晴らしい思い出に成ったのではないでしょうか?本当に皆さん、お疲れさまでした。この次は野球です。まずは奈良の大会、いい試合が出来る様に頑張って行きましょう。
 これからもよろしくお願いします!

2019年8月10日土曜日

暑い伊賀大会。4連覇は叶わず。。

 今日は伊賀大会。いつも一番暑い時期の大会。以前はお盆明けの土日に行われていたが、この数年はお盆前に成って来た。モモ達とのお散歩終えてチームとは少し遅れて家を出た。台風も近づいて来てはいるが、今日も暑く成るだろう。

 伊賀町スポーツセンターの駐車場に着くとまだ車は半分ぐらい。馴染みの高茶屋さんが先に来られていた。面白い監督さんらと暫く話して開会式会場へ。行くと子供達は最初のアップを終えて休憩中。この暑さが続く日々。今までもだが、大体土曜の朝の子供達は動けない。練習のない合間にエアコンの中で過ごす時間が多分多いんだろう。身体が外の暑さと湿気に全く慣れていない。こんな時は必ずダウンする子がいる。そこにはもう4人、着いて行けない子がへたっていた。まあ、仕方が無い。そんな事も計算に入れて、試合もやって行けなければいけない。

 馴染みの監督さんや代表さんらと話している間に開会式も始まった。昨年まで3連覇しているこの大会。僕が最後に監督として参加させてもらったこの大会。2日目の準々決勝からの3試合はどれも大接戦だった。準々決勝の高茶屋さんとの試合も、準決勝の桃園さんとの試合も。そして決勝の栗葉さんとの試合も7回裏2死まで3点リードされていたんだよ。忘れないなあ・・あの日の3試合。
 2016年8月 ⇒ 7回裏3点差2死。。伊賀大会まさかのミラクルV!!

 ユウトが優勝旗を返還する。開会式前に返還する優勝カップを見たら、ちょっと汚れが気に成ったので、自分のタオルで一生懸命拭いていたが、金属の汚れだからそうは落ちない。事前に掃除しておけば良かった。もう20年ぐらい前に初めてこの大会で準優勝した時に大きな準優勝盾を頂いたが、そのケースが無かったのでご父兄の大工さんにお願いして綺麗な箱を作ってもらって、翌年にはその箱と一緒に返還した。そしてその年はまた準優勝だった。今でも準優勝盾の箱はその箱を使われていると思う。
スマフォも暑さでちと、おかしい。。

 開会式が終わって試合会場の伊賀町スポーツセンターへ。昔はここで4面コートでやってたんだよ。開会式もここで行われて、真夏の炎天下で中学か高校の吹奏楽部も入って、チーム紹介しながら、立派な入場行進や開会式だった。僕が20年以上前に、初めてその開会式を見た時に、これは一つのスタンダードだな、と思った。近年は色々周りの施設の使用などの関係で問題が有るのかな。
キャッチボール開始。暑いけれど、この青空が素晴らしい!

 第一試合、相手は滋賀の甲南さん。開会式の前に桃園の代表さんと話していたら、ウチと同じユニフォームの甲南さんだ、と教えてくれた。本当にそっくりなユニフォームだ。相手の1番、エースの投球。オーバースローから結構スピードも有る。最初にそれを見ていて、半分ぐらいは打てないだろうな、特に高目は、と感じていた。

 その初回、先頭のタイガ倒れて2番ハルト。少しタイミングが合って来たかな、と言う印象のバッティングフォーム。でもまだまだ。右足に体重を溜めて左足を上げるなら、それまでのノンステップの構えが余計な動きに成っている。最初からじっくり構えて体重を右足に溜めて、ドン!と踏み出してバットを前にフルスイングすればいい。一番自分で確認して欲しいのはセフティーバントのタイミングだよ。今はバントも失敗が多いからね。それが合えばバッティングも大丈夫。ハルトは高目だと思う。ちょっと押され気味だったと思うが、木製バットで打球は右中間へ。セカンドが捕れたかも知れないが、打球は抜けて行きHR。2死の後、4番に入ったエイトがDBで1塁。5番ユウトは切るスイングが目立つ。低目のインコースぐらいしか、今は合わないかな。押し込まれた打球が内野に上がり、ラッキーなポテンで1,2塁。続くコウヤ。外のボールはカットするようなスイングで難しいかなと思っていた。追い込まれてからインコースの高目だと思う。良く木製バットを振り抜いたね。打球はライトを超えて3ランのHR。いいバッティングも見れて幸先のいいスタートだった。

 その裏、先発したシュンスケ。1番にセンター前、2番にDB、3番の打球は強いファーストゴロ。ハヤトは横にはじいたがすぐに取って、一気にベースタッチすればアウトだったかも知れないが、近くでピッチャーにトスしても間に合わない。無死満塁で一番マークの4番。打球はハルトの上を超えて行き、満塁HRと成って一気に同点。この暑さだし、僕にはなんだかシュンスケの動きにも元気が無いなあ、と感じていた。後で聞くと指のツメの状態も良く無かったようだが、暑さや疲れも有ったのではないかな。
 
 2回裏に先頭に四球、盗塁され無死3塁と成ってタイガに交代。タイガにはちょっとアップ不足だったね。次の9番バッターに追い込みながら四球。まだコントロールが上下安定していなかった。続く1番にファーストゴロ、ハヤトがはじいてライトがカバーしたが間に合わない。1点勝ち越され、続く2番のライトゴロで2点目が入った。記録上見ればタイガは先頭四球からその後は3回もノーヒットに抑えている。

 打線は2回表にハヤトがセンター前。外のボールを追いかけるスイングはいけないが、ハヤトもこのところは高目でも振り切れる様に成って来た。が、その後の打線は全く打てていなかった。ハルトもタイミングが遅れてセカンドゴロ、ユウトは1打席目と変わらず内野フライ。ユウタは遅れ気味のセカンドゴロで、それぞれ悪い所がそのまま出て来ている。特に感じるのはボールをセンターへミートする練習、後ろを小さく、前のフォロースローをしっかり取る練習が必要だと思うね。

 昼食を挟んでの次の試合は敗者同市の対戦。相手はスポーツ少年団の県大会で敗れたつつじヶ丘さんと成った。この試合、つつじさんはベストでは無かったね。初回に相手のミスで1点先制し、3回にエイトの3塁横の打球が抜けてHRと成って勝ちはしたが、余りいい打球は無かった。先発したユウトが打たれながらも最小失点で抑えた事。ボールのスピードも少し出て来たが、もっと左の腰で回り腕が振れたら、もっとスピードは出て来る。前に突っ込むよりも腰と肩の回転だよ。
5回に投げたエイタもヒットは打たれたけど、ボールもまとまって来たし、良く投げたと思う。

 この二試合目の前。。子供達を見ていて感じた事。今日もこの暑い中でも沢山のご父兄の皆さんが応援に来てくれている。2試合目の準備に道具などを持って移動にかかるが、何人の子が野球道具を優先して運んだだろう。。大抵は自分のバット、グラブだ。誰かがやってくれる。お父さん方がやってくれる?そう思っているのかな?
 今はそれぞれ、ピッチャーや内野や外野、キャッチのポジションを複数こなす子が多いので持ち物も多いし木製バットもビヨンドも有る。大変なのは理解する。でも率先する子がいない。試合前、審判の人達も相手もスタンバイしている。ところが神戸の子達はテントの中で水分補給している。それも必要だが、ちょっとマイペース過ぎる。周りが今、どんな状況か見ていない、解っていない。
 こんな暑い中での試合も沢山の人達のお陰で成り立っている。間違ってはいけないのは、そのお陰でやらせてもらっているんだよ。ちょっと大事な事が忘れられているように感じる。こういう所が今のチームの状態でも有ると思う。キャプテンも大変、副キャプテンも大変、でも特に6年生達はチームを引っ張って行かなければいけないからね。周りを良く見て何が大事なんだろう?何が望まれているのか?いつも考えて行動して欲しい。

 僕はその後、明日の家でのお盆の法事の準備に一足早く帰りました。今日の試合で少しはバッティングでのいい兆しも見れました。一生懸命やってくれている子も見える。力は及ばなくてもそれは解る。でもチームとしてはまだまだ。後は本当に自分達でやって行く気持ち、そんなプレーを期待したい。
 厳しい暑さが続きそうですが、子供達の体調管理もご父兄の皆さんも体調など崩さぬ様にお願いします。僕もさすがに今年はエアコン使って寝ていますが、身体を冷やさない様に長そで、腹巻、靴下履いて寝ています。お盆休みもケガなど無いようにお願いします。

2019年8月4日日曜日

暑い関グランドでの6年、5年それぞれの交流戦

  今日はBは神戸で練習。Aは関大会の交流戦に参加。5年生での試合も組んでもらっているらしい。それはちょっと楽しみだなあ。

 神戸のグランドではBチームが元気よく練習している。まだ朝方は日差しもそれ程無く暑くも無いが、お昼頃からは暑く成って来そうだね。アップの後、盗塁練習も行っていた。そしてキャッチボール、ノック。みんなそれぞれにゴロやフライの捕球は上手く成って来ている。キャッチボールからの、その練習を見ていて、やっぱり一番の課題は正確なボールを投げれているか、と言う事だ。ティーボールでショートで素晴らしいディフェンスを見せていたカナト。攻守の要と言ってもいいだろう。でも送球はティーボールに合わせた送球フォームのようでステップする間も減らせて早く腕を振る。ティーボールの短い塁間ならそれでいいが、塁間23mの野球に成って深いショートからだと多分ボールはおじぎしてしまうと思う。必要に成るのは強い肩、速い強い送球だ。だからフォーム、ステップが大事に成る。それをしっかりして行かないと、ヒジにも負担は来る。そうならない様にしっかり送球フォームを作って欲しい。他の子も投げ方を直したい子は一杯いる。そんな所も少しずつ直して行けたら、と思う。

 ライト側でのファウルゾーンでは1年生達がお父さん方とマンツーマンで練習している。ユウジロウなんかは投げるフォームも良く成って来ている。こんな風に指導を続けてくれている皆さんに感謝したい。これが有って次につながる。本当にありがとうございます。
ユウジロウは良いフォームだよ。

 10時前には神戸を出て関に向かった。これぐらいから日差しは一気に広がって来る。暑く成りそうだね、今日も。関のグランドに着くと5年生チームが野登さんと試合をしていた。ケイヤがあの独特なフォームで投げている。もう少しコントロールを何とかしたいんだけど、ケイヤのフォームは手の入れ処が難しい。独特な前に流れて行くフォームなので、動く箇所が沢山有る。良い時と悪い時がハッキリするフォームだと思う。一番はボールの出どころ、投球初めのトップを位置をしっかり決めれたらまだ良いと思うんだけどね。まあ、まずはそこからだろう。順番に直して行くしかない。後半につかまっていた様だが、結局はリードが有って勝てたのかな。野登さんは来年のチームも力の有るチーム。これからも対戦する事も有るだろう。まずはバッテリー。どういう組合わせ、フォーメーションに成るか、これは僕も楽しみだ。

 そして2試合目。5年生はホープさんのAチームと。Aは亀山のみどりさんと、それぞれB、Cコートでほぼ同時スタートに成る。今日はAチームの選手と兄弟がいる4年生のショウゴやタイラもそれぞれにチームに参加している。ギリギリの人数だけど、来年に向けて、こういう事も面白いだろう。

 僕は両方の試合を見たかったので、コートの中間点辺り、Bコート行ったり、Cコート行ったりしながら見ていた。Bコートの5年生達。先発は先の試合に続いてケイヤ。キャッチはシュンスケ。3にユウセイ、4ダイチ、5タイセイ、6タイガ、7ケイタ、8カンタ、そして9に4年生のタイラが入っていた。大体そうだろうなあ・・と思えるディフェンス。ダイチ、ケイタ、シュンスケ、タイガ、タイセイはそれぞれにローテーションしても出来る様に成ればもっと面白いかな。

 初回、先頭四球から2死3塁まで来たが、後続は良く抑えた。その裏、先頭シュンスケがレフト前。盗塁、3番ケイヤも四球で1,2塁から4番ダイチ。ダイチの打球は左中間の2塁打で2人が帰り2点先制。あの方向へ木製バットでライナーを返せるんだからね、タイミングが良い所でミート出来ている証拠だ。
 2回表は1死から連続四球などで1死2,3塁まで来たが、内野ゴロ、三振で良くしのいだ。続く3回表はピッチャーはユウセイに交代。内野ミスから3番にレフトオーバーのHRで2点。2死から四球、盗塁されて2塁からサードゴロの送球はファーストの取りにくいワンバウンド送球と成り、ケイヤはベースを離れて後ろで捕球したが、踏み直しても間に合わない。ケイヤはワンバウンドなどタイミングが難しい送球にはベースから足を外してしまう。これでは捕球してもベースから離れているんだから、ランナーとの競争に成ってしまう。送球が来た方向へ足を踏み出し、出来るだけ片足を着けてキャッチする様に勝負して欲しい。それで取れなければ仕方無い。カバーも来ているだろうし、練習して精度を上げるだけだ。ファーストが難しいバウンドでもさばいてくれたら、チームに取ってこんなに助かる事は無いんだよ。

 逆転されたその裏、1死の後、ケイヤの四球から4番ダイチ。ダイチの打球は1打席よりも大きな同じ方向の打球。センターを超えて2ランHRと成り逆転。2死後、タイセイ四球で7番カンタ。カンタはカンタ特有の脇を締めて高目のインコースを振り抜くスイングが金属バットで出来た。あのコースはピンポイントのタイミングだと思うね。木製だったら詰まったかも知れない。バットのお陰も有ると思う。

 4回表、先頭7番に右中間の打球。カンタはいいポジショニングをしていてグラブをもっと前に出せば捕れたかも知れない。ちょっとタイミングがずれてスライディングキャッチを試みたような感じだった。打球は後ろへ抜けてHRと成る。その後も3塁打を打たれたが良く後続を抑えた。バックも良く守った。

  5回表はケイタに交代。先頭に四球を出したが、続く5,6,7番を高目の力の有るボールで連続三振でゲーム。バッティングでは良い所が無かったけれども、このピッチングが出来るのは魅力だね。ちょっと緩いボールでストライクも取れていた。キャッチのシュンスケも速いボールの力を見て追い込んで、高目を要求していた。それも正解だ。

もう少し左腕を胸を張る様にたたんで欲しいかな。。
この時は高目のボールだったが、腕の振りも目線が動いていないのも良い。

  6年生の試合は・・。と言うと3回までユウトが投げて0-0。特に嬉しかったのが2回の守備。センターの前へのハーフ飛球。ハルトが突っ込んで来て捕球した。これぐらいハルトなら普通だよ。続く打球はセンターへのライナー。これも前に突っ込んで捕球した。そしてセンターフライ。このイニングは全部ハルトの捕殺だ。ただバッティングはノンステップの今までの構えから、左足を上げた直立した構えに成る。身体が立って足を前にステップして振り出すが、体重が後ろ加重だ。まだタイミングも遅れている。それは緩いボールでもハルトが思っている以上に遅れていると思う。ただ打球は転がる様には成った。けれどもスイングの後も後ろに加重が残っているので、1塁へのスタートが遅い。ハルトの足なら三遊間の打球、セーフには成ると思うけど、そこまで届かない。課題はこのスタートだと今日は感じた。盗塁でもそれは一緒なんだよ。ハルトはスタートの瞬間に立ち上がってしまう。ハルトには言ったよ。「今日のセンター前への守備は良かった。後はバッティングだ。前加重ぐらいに成る様に踏み込んで振り抜け」と。

 この後、5回で5-3とリードされ、時間の6回裏、2死から相手のミスも有って追いついて引き分け。この後は昼食を挟んでもう1試合、6年生の関さんとの試合と成った。

 神戸の6年生チームは5年生が居ないので、誰が投げるのかな、と思ったらエイトが先発。立ち上がり心配はしたが、良く投げたと思うね。4回途中まで4四球。まだコースにコントロール出来るのは難しいだろうし、ストライクは真ん中に集まってしまう所を打たれた印象。2回までは良く抑えたが、3回からレフト越えのHRが4本有ったかな。外野を越されたらHRに成ってしまうグランドだし仕方無い。こういうゲームでも大事なのは腐らずに一生懸命やる事だよ。他の6年生が投げれない状況の中で頑張っているんだから。

 グランドの土手で応援する5年生達。タイセイ・パパのリードでとってもリズミカルでいい応援だった。いつもの試合でもベンチでこういう応援が出来るチームに成って欲しいね。

 打線は3回裏に満塁からコウヤのショートゴロで1点。が、この後セカンドランナーのソウマが本塁を狙ってDPに成ってしまった。これからランナーを溜めて、と言う時だけにちょっと残念。4回裏もランナーを置いて内野ゴロで得点出来ただけ。転がす意識はチーム全体に着いて来ているが、外野を抜くようないい当たりは殆ど無かった。関さんのピッチャーはエイトよりも小さな子だが、その子のボールにハルトはまだ遅れている。詰まった内野ゴロで足を生かせて内野安打には成っているが、今の伸びあがった腕だけのスイングでは外野フライまでだろうと感じる。全部頭を真っ白にして、最初から一本足でも良い。コウヤの様に軽く構えて踏み込んでフルスイング。それで良いと思う。ケガの影響で暫く出ていなかったソウマも変わっていない。左足が外へ開いて踏み込んでしまうので、内野フライか空振り。もっとセンター寄り右側、セカンドの頭を意識するスイングでないとインコースしか打てないだろう。が、それも多分ファウルに成ってしまうと思う。エイトはイン側に踏み込んでいるので、まだレフト方向にいい打球が飛ぶ。もっとセンター方向を意識して欲しいけどね。

 暑い暑い関グランドでの二日間、皆さん本当にお疲れ様でした。来週も毎年暑い伊賀大会です。子供達も体調管理をしっかりして頂いて、また来週元気にお願いします!

2019年8月3日土曜日

暑い熱い夏。運をも呼び込む子供達。

 今日はAチームは関大会への参加。Bチームは今年の10月に奈良で行われる佐藤薬品主催の4年生大会出場への三重県予選を今日、オオタカと神戸で行う様に調整をさせてもらった。今年初めて、軟式野球連盟から案内が来て、エントリーはしたが、三重県内で8チーム集まったので予選を行う。勝ち残った2チームだけが出場資格を得る。今日と明日の予備日はサッカーにもお願いしている。

 7時から集合してグランド準備。その前にBチームのティーボール全国優勝を、Aチームの関大会への出発前に両方揃っている所で、報告とお礼を行っていた。AチームもBチームに負けない様に、秋の県大会出場を目指してしっかり頑張って欲しい。
応援ありがとうございました!

 4年生大会の予選ルールはバッテリー間は14m。塁間は21mで行う。その為にマウンドのプレートの2m前に木製のプレートを埋め込んだ。ベースも21mでセットした。終わってから4年生のピッチャー組にはナオタロウのキャッチで実際に10球ずつぐらい投げさせた。少しマウンド傾斜の残る14mでの投球。そのフォームを見ているとね、カナトはフォームも一番安定しているが、少し左肩の開くのが早いかな。ボールのスピードも有る。8分目ぐらいで低目でストライクが取れれば問題ないと思う。左のタイキは独特なサイドスロー。後ろも大きくて軸足の右足はクロス気味。ボールが1塁側からクロスに入って来るので、右バッターのインコースに来るボールは打ちにくいだろうね。右バッターのアウトローを狙ってもインコースへ入る事が多い。なのでナオタロウにはアウトローのボール気味に構えろ、と言った。それぐらいの意識でインコースのストライクだ。逆に左バッターには投げにくそうだ。試合の中でも感じたが、左バッターの時はアウトローのボール気味の所で構える方が良いようだ。
 タイラはボールの力は有るが、身体の流れがまちまち。左の腰で身体を起こし気味で回してくれれば充分なんだけど、上体の流れが上手く肩が回ったり、突っ込んだり、、まだ固まって来ていない。このフォームを何とかまとめたいね。

 第一試合の相手は二見さん。ノックや練習を見ていても良く野球の練習しているな、と言う印象。対して神戸の子達はこの月曜のティーボール全国大会まで、神戸大会以外は殆どティーボールの練習をしてきたからね。試合前のシートノックを見ていても、打球への動き、送球など、その差は結構有るなあ、と感じていた。

 先発したタイキの立ち上がり。ボールは乱れる事無くストライク先行で三者凡退。その裏、先頭ミチトが四球で出て1死3塁。カナトの打球は強いサードゴロ。ベンチの監督からは抜けてからでいいよ、と言われていたが、ミチトはスタートし、挟殺されてアウト。こういう所の野球での練習がまだ出来ていない。

 2回表、先頭にセンター前。1死3塁で三塁線のスクイズバント。タイキのファーストへの送球も少しずれて1点先制されオールセーフ。ただその後は内野安打、四球などで1死満塁に成った所でカナトに交代。カナトがこの後、三振、内野ゴロで抑えたのが後のチャンスにつながった。

 ただ試合展開は3回にも3点を追加され、チームとしては苦しい展開。2回裏の攻撃で先頭オウカがセンター前で出塁して、無死2塁から振り逃げ1塁への送球の間に3塁を狙ったが、スタートも思い切りも悪い。キャッチが1塁へ投げる瞬間にスタートすれば何でも無かったが、こういう野球の練習がまだ出来ていないんだろうね。仕方無い。ただこの後、エイタやタイラにヒットが出ていただけに残念なアウトだった。

 3回裏に1死からカナト、タイラの連続四球の後、シンゴの打球はレフト前に落ちるポテンヒットと成り、やっと1点を返す。ただその後も2死満塁まで攻めながら後続が続かない。今回の大会要綱では5イニングで時間は70分ゲームと成っている。エイタがショートゴロで際どいタイミングでファーストはアウトに成ったが、もうこの時点で70分目前だった。時間、ゲーム!と言われても仕方無い状況だった。

 残りわずかで4回に入り、カナトは2死から四球を出したが、後続は抑えていよいよ3点ビハインドのままで4回裏。もうこれが最後の攻撃に成る。先頭の9番タイキ。セカンド横を抜いてこれがネットまで抜けて行き、3塁打と成って無死3塁。1番ミチトの打球は1塁後方のフライ。ミチトは外のボールを当てに行くクセが有るね。大体がボール球をライト方向へ打つ。本当はもっと内側のボールをセンター方向に徹して欲しい。そのミチトの打球はラッキーにもライト線に落ち、タイキが帰って1点。ミチトの盗塁、WP。セイゴウの四球、WPなどが続き、無死のまま同点に成ってしまった。もう負ける心配のない時間制限70分を超えた4回裏。ピッチャーが変わったが、3番カナトが四球で出て盗塁、無死2塁でタイラ。それまでタイラは全く合っていなかったが、打球はレフトに落ちるポテンヒットと成り、カナトが勝ち越しのサヨナラのホームを踏んだ。それにしても内容は完全に負けゲーム。打線の内容も二見さんの方が良かったね。走塁、2時リード、カバーリングなど見てもまだまだ練習しなければいけないレベルだ。それにしても良く勝てた。この子達の強さはチームの皆さんの気持ちも勝負運も全部プラスされているように感じる。

 次の試合は多度さん。予定なら多度さんと伊賀の合同チームが対戦して、その勝者と当たる予定だったが、伊賀の合同チームが棄権したため、30分の時間をもらって、多度さんとの試合開始と成った。

 その30分の間にお母さん方が捕食を用意して頂き、サヨナラ勝ちから少しエネルギーもお腹に入れて、子供達は次の試合は伸び伸びと良く打ち、良く走った。
 1回表、ミチトのセンター前、2番は打順を変えてカナト。カナトの低目を救い上げた打球はレフトを超え、ワンバウンドでネットを超えるぐらいの打球。これで一気に勢いがチームに着いた。カナトは3盗でアウトには成ったが、タイミングはセーフだろうな。3番シンゴもライトへタイムリー。4番タイラもセンターへ。5番オウカもセンターへ。6番エイタもレフトへ。7番タイキもレフトへ。セイゴウやナオタロウの内野ゴロでも得点が入り、この回打者一巡で5点。
ナオタロウ、打て!

 初戦に続き先発したタイキ。初回に2点は取られたが、3回までは1四球のみでコントロールも良かった。打線は2回にもオウカの左中間HRなどで5点。3回にも四球の後のシンゴのセンター越え、タイラもセンター越えなどで4点。4回にも2点を追加し勝負を決めた。打線で見る限り、ティーボールでのバッティングの調子がそのまま、この野球にも出ているね。今一番当たっているのはオウカだろうね。バッティングの間でも前の左肩が動かない。しっかりボールを呼び込んで身体の近くで速いスイングが出来ている。だから打球がセンター中心に伸びて行く。シンゴもボールは良く待てている。外に流されるようなスイングは無い。対してタイラなどは力は充分に有るけれども上体がボールに流れて行く。だからスイング出来ていない時が良く見られる。
タイラの悪いフォーム。泳がされている。。

オウカのセンターへのバッティング。タメがしっかり出来ている。

 最後の4回はタイラが投げてゲーム。でもタイラの投球はまだまだフォームはまとまっていない。ボールの力は充分だからね、まずはストライクを取るフォーム、練習からかな。そして、今日一つ感心した事。試合が終わってからナオタロウが僕の所へ来た。「あの、試合中にミットを高目で構えろ、と言われたのは何故ですか?」と聞きに来る。
 あの時はね、1試合目の敗戦濃厚の状態でタイキからカナトに交代してからだね。カナトのボールも勢いは有る。何とかしのいでいたが、力みが見えて低目のボール、ワンバウンドが多く成って四球も出ていた。こんな時はピッチャーの目線を変えさせて真ん中高めのストライクで良いんだよ、とキャッチが構える。その後のボールは高目のクソボールだったけどね。ピッチャーの状態を良く見てどうしたらストライクが取れるか、と考えるのもキャッチの仕事だと。ついでにタイキのピッチングでも左バッターには投げにくそうだったよね。インコースを構えるとD/Bに成らないか、と腕が振れなく成る。そんな時は外寄りのボールのコースでもいいから構える。そんな事も試してピッチャーが気持ち良く投げれる様に考えてリードを、と話した。
 
 まあ、子供達には色々叱ったり、注意したりはする。でもあれは何故ですか?と聞いて来る子はそうはいない。理解してプレーするのと解らぬまま、言われたからそうしているのとでは大きな違いが有る。自分が理解して考えたリードで、相手のバッターのスイングを崩したり打ち取る事ができたら、こんなに面白い事は無い。これからもどんどん吸収して行って欲しい。
奈良佐藤薬品さんの4年生大会へ出場決定!

 それにしても暑かった。。その後は片付けも少しお手伝いしながら昼食を済ませて関のグランドへ向かった。関大会も僕らがお世話に成った頃から招待してもらっている。その頃から馴染みの代表さんもバックネット裏で椅子に座って元気にくつろいでおられた。挨拶してチームのコートの方へ向かう。グランドは日差し一杯だが、土手の林の中は日陰も有って涼しいね。

 先の試合が長引いて始まった有馬さんとの試合。初めて見る今年の有馬さん。例年なら小さな子達が間に入りながらチームで勝つ野球をする、そんなイメージだが、今年は大きな子が揃っている。スイングの力も充分。こねる様なスイングをする選手はいない。バットも長いバットを一杯に持ってフルスイングしている。低目のストライクは持って行かれるだろう、と想像は出来た。

 先発したタイセイ。今日は今一つコントロールが定まらなかった。低目はストライクが取れているが、高目でストライクを取るコントロールがこれからの課題だろうね。スピードも出て来ているし、課題はクイックでの早いフォームとそのコントロールだろう。
 先頭に粘られて四球。2番にセンターへ返され、3番には低目をレフトオーバー。2死とは成ったが6番に四球、7番にもセンターオバーで5失点。打たれたコースはそれ程悪いコースとは思えない。このイニングが終わってハヤトには高目、インコースを攻めなさい、と言った。長いビヨンドのバット。フルスイングで低目を狙われたら体の近くのタイミングで、外の低目ストライクでも持って行かれるだろう。どうせ打たれるなら早いタイミングでないと振り負ける高目、それも長いバットの苦しく成るインコースだよ。

 タイセイは2回はそのインコース、D/Bは有ったがアウトは全部押し込んだフライ。これで充分だよ。3回には打たれもしたが、タイセイにとってはとってもいい経験だったのでは無いかな。コントロールがどれだけ大事か。今のスピードでもアウトロー、インハイをしっかりコントロール出来たら打ち取る事も出来る、そんな事も解ったと思う。なら、次はしっかりコントロール着ける為にどうすればいい?答えは見えて来るよ。

 対して神戸の打線。1番ユウトの内野安打から3番タイガの右中間HR。2回にはシュンスケのライト線のHR。得点はこれだけ。3回からピッチャーは代わったが、高目の速いボール球に手を出して三振など、有馬さんの打線とは対照的だった。まずタイミングが合っていないね。その前の試合、野登さんとの試合でもHRを何本か打たれたようだが、何とか最終回にシュンスケのHRでサヨナラだったらしい。今日のスタメンを見ていても5年生が伸びて来ている。6年生、もうちょっと気持ちを見せて欲しい。結果は出なくてもチームを引っ張る気持ち、プレーを見せて欲しい。

 残念なプレー・・。有馬さんのセンター前に落ちるヒット。どちらかと言うとピッチャーが頑張った打球だよ。難しいかも知れないし、日差しも正面に有るから勝負しても取れないかも知れない。ハルトは一瞬置いて勝負しなかった。そう判断したのだろうから、それは仕方ないかな、と思っていたし勝負はして欲しかったが、言わなかった。そして後半のシュンスケが投げて打球は右中間。僕はセンターフライだと思った。が、それより早くケイタが声を上げ構えて捕球した。その時、ハルトはスピードを落として近くまで来たが、ケイタのカバーリングには入っていなかった。何でだ!!今までこんなプレーで間に落ちた打球がどれだけ有った?それが決勝点に成ってしまった打球も有る。敗れて悔しい思いもしたハズだ。何で最後まで勝負しない!しないなら何でカバーリングをちゃんとやらない!ベンチへ戻って来たハルトにはそれを叱ったよ。言ってる事は間違っていないだろう?やらなければいけないだろう?と。ハルトは涙を浮かべていたけどね。素晴らしい身体能力が有るんだから、ハルトにしか出来ないプレーも一杯有るハズだ。そんな気持ちを見せる、チームを引っ張るプレーを見せて欲しい。

 試合が終わって監督と輪に成ってミーティング。子供達もそれぞれに感じた事を話している。監督も言っていたが、じゃあどうしたら良い?もっと具体的に考えよう。チームとしては一生懸命やって失敗、エラー、三振ならそれは良し。でも次につながる事を考えてチャレンジしていかなければいけない。チームは20人。スタメンは9人しかいない。スタメンに出る子はベンチにいる出れない選手の期待も背負っている。手を抜くようなプレーなら、それは申し訳が無い。そんな気持ちを忘れず、一生懸命を忘れず、プレーして欲しい。

 昔から夏は暑いから、暑いの当たり前だから、暑い、暑いと言うな!!と良く周りには言っていた。殆ど家でもクラーは寝る時も使っていなかったが、時代も年も変わって来た。暑さがこたえる。。家ではエアコンも使う様に成った。ウチのワンコなんかは一日中、遮熱シートを覆ったエアコン23度のサンデッキでくつろいでいる。夏バテを知らないワンコ達だ。。。
涼しいサンデッキの中で、マーキュリーとユウ~

 暑いけれども、でも野球は楽しい!今日も本当に暑い中、皆さんありがとうございました。明日もよろしくお願いします!