2019年7月15日月曜日

全力で取り組め!全力疾走、手を抜くな!

 今日は名張大会2日目。朝から霧雨の中のお散歩。名張へ向かう途中もワイパーがいるぐらいの雨が何度も降ってきた。あまり水はけは良いとは思えない名張球場。僕は8時頃に着いたが、沢山の方がグランド整備をされていた。神戸の子達はレフト側でアップを始めている。試合は何とか皆さんのお陰で出来そうだね。
雨の後の名張球場を皆さんが整備してくれている。。感謝、本当に感謝。

  昨日は少しいい兆しが見えて来たチーム。今日はどんなゲームを見せてくれるだろう。
準々決勝第一試合。スモールさんとの試合。先発はコウヤで始まった。立ち上がり、追い込みながら外の高目の甘いボールをセンター前へ。盗塁されて無死2塁からレフトフライで1死。続くサード正面のゴロ。この試合の内野はサード・ケイタ。ショート・タイガ。セカンド・ユウタにファースト・ダイチ。これも新鮮で面白い。グランドは雨に濡れて柔らかい。ボールは弾まない。打球はケイタの足の間を抜ける。ところがタイガが2塁ランナーがいるのに、これをバックアップした。もちろん投げれないが、ランナーは進めない。ここまでショートが来れるのはファインプレーだよ。

 コウヤはストライク先行でリズムもいい。先週の安濃球場での神戸大会でのピッチング。敗れはしたが、ピッチングは悪く無かった。イニング毎の3球の投球練習。その中でいいフォームで投げる時が有る。上体が突っ込まず腰から上で上手く早く回って腕を振る。この時のボールが一番速く感じた。その時のフォームを、昨日の青山の会場で説明して、出来るだけ上体が前に流れない様に右足の腰中心に身体を回せばいい。それに肩が回って入れ替われば良い。今日は少しはコンパクトに成って来た様だ。とにかくストライク先行でピッチングを続ける。微妙に腕が遅れて来るので、スモールさんのバッターは殆どがタイミングが合っていなかった。初回の1死1,2塁から4番。上手く拾われてシュンスケの頭上を越える打球。ランナーが帰るのは仕方ない。レフトからのカットボールもタイガからサードのケイタまで戻って来た。いいボールを投げたら完全にアウトだろう。ところがケイタの送球は投げた瞬間から高く抜けたボールだった。初回に痛い3失点。ケイタはこの後にユウタに交代させられていたが、仕方無いね。いい経験だよ。次に一つでもつなげて行けば良い。

 打線はその裏、ユウトの四球からタイガも出てパスボールも有って1死2,3塁から4番コウヤがセンター前へタイムリー。ダイチのファーストゴロで2点目を返した。残念だったのは3回表。2死2塁から打球はセンター寄りショート後方のフライ。僕はバックネット裏から見ていたが、簡単なセンターフライだと思った。ハルトなら普通に捕れたと思う。ところがそれより早くレフトのシュンスケが声を出して、いいスタートを切って突っ込んで来る。僕にはハルトは引いてしまった様に見えて、シュンスケの後ろ側で追うのを止めた様に見えた。。シュンスケはハルトが目に入ったんだろうね。その間に打球が落ちて、これも痛い4失点目。ベンチに帰ってシュンスケが怒られていた様だが、一番早くスタートしたのはシュンスケで声も出した。後は周りが声で指示しなければいけない。本当は6年生が捕って欲しかった。

 ところが、今日のスモールさん。らしくないミスが出る。その裏、2死からタイガ、コウヤが出て2死1,2塁でバッターはダイチ。打球は左中間を割る2点同点タイムリーに成った。昨日に続き、ナイスバッティングだよ。4回表、1死からレフト線の3塁打の後。ファーストゴロで1点勝ち越されたが、その裏、1死からライトに入ったエイトが右中間へ2塁打。ハヤトDBで1,2塁。エンドラン崩れか、ダブルスチールで2,3塁と成り、ユウトは追い込まれていたが、低目のボールを上手く拾って右手一本でのセンター前へのタイムリー。ハルトも四球で出て、盗塁、パスボールなどが続き、この回ラッキーな4点が入り逆転。このイニング、ランナーを置いての2度のパスボールが勝敗を分けた。

 5回表、コウヤは初めての四球を先頭に出してしまって1失点はしたが、一打同点のピンチに成りながらも良く踏ん張ったね。僕が見た中では一番良かったコウヤではないかな。

 今、木製バットでの練習や、試合でもそれを使っているね。外から見る限りミートする打球はビヨンドと変わらず飛んで行く。昨日のダイチのセンターオーバーもそうだ。シュンスケの2塁打や今日のエイトの右中間も。要はどれだけバットの芯で捉えられてフォロースローが出来るかだよ。まだ力の無い選手なら金属の方が良いかも知れないが、それでは飛ばないと思うね。芯で捉えるにはタイミングもとっても重要だ。この試合での初回のコウヤと4回のユウトのセンター前タイムリー。どちらも低目を泳ぎ気味で右手一本でミートした打球。多分金属バットならあんな打球は飛ばないと思うなあ。

 次の試合でもそれは感じた。しっかりミート出来たら打球は外野を軽く超えて行くんだよ。ただ問題はミートするまでだ。特にこの後の2試合目の準決勝。殆どがミートする以前の問題。緩い貴志さんのピッチャーの投球。三振したバッターは外のボールにバットすら届いていない。タイミングも合っていないが、ボールに届いていないんだよ。目が離れているんだよ。外一辺倒の攻め方はバッターボックスに入っていても解ると思うが、一歩ベース寄りに立つとかせめて工夫をして欲しかった。この試合も1,2番が機能していなかったね。タイミングが合っていないんだからバスター成り、何とか工夫を見せて欲しかったと感じる。

 この試合は初回のサード悪送球のランナーを4番のタイムリーで返され、2回にエイトのヒットから盗塁、パスボールで同点には成ったが、5回裏に先頭四球から1死3塁、スクイズで勝ち越されてしまった。

 6回表にタイガ四球で出たが、初回のハルトに続き、牽制に戻れずアウト。この後、コウヤのライトオーバーの3塁打が出ただけに惜しかったね。コウヤには1試合目の1打席目のバッティングを見ていて、グリップを高く大きく構えているが、スイングは緩いボールに上からのダウンスイングに見えた。これではミート出来ない。ベンチへ行ってコーチに「コウヤはグリップを下げてフライを打つつもりで」と伝えたが、その後の1試合目のライト前の打球や、2試合目のライトオーバーは少し下げた分、後ろが小さく成ってミート出来たのかな、と感じる。

 チームとして考えたら、2失点の内容は四球やエラーのランナーだ。特にエラー、送球ミスは無くしたいね。イニング毎のファーストが投げるボール。サード、ショート、セカンド、深い所からしっかり投げる練習に成っているだろうか?いや、とてもそうは成っていない。ディフェンスでの大事な所だよ。そういう所のミスが一番多い。
 後は打てない打線だが、調子が上がって来ている子達もいる。木製を使うならしっかりボールを見てミートする練習をしよう。外を攻められるのだから、打てない所のストライクは、せめてファール出来るタイミングを覚えよう。今はバットが届いていないんだから当たる訳が無い。直す所が沢山有る。タイミングが合わずにいつまでもサードゴロでは進歩が無い。バントさえ失敗が多い。変えなかったら変わらない。工夫を見せて欲しい。

 そしてもう一つ、今日も内野ゴロで全力疾走していない選手がいた。思わずバックネットから大声で叱ったけども、それはもうダメだよ。僕は昔、そんな主力選手がいて頭に来て、すぐに交代させた事が有る。後悔する時も有る。でも、出ていない子はベンチに沢山いるのにそれでいいのか?お父さんやお母さんが一生懸命応援してくれているのにそれでいいのか!!試合に出してもらっているのは当たり前ではないんだよ!

 2試合目は内容が残念だったけど、今のチーム力だろうね。仕方が無い。でも、コウヤの投打での良い所も見れたし、次も楽しみ。ミスが続いていたショートを一旦外されたエイトがサードが抜けた打球をカバーしてファーストアウトにするいいプレーも、右中間へのいいバッティングも見れた。皆も、もっと緊張感を持って工夫して進歩して欲しい。5年生のレベルも確実に上がって来ている。監督が悩むぐらい競い合って、互いに向上して欲しい。

0 件のコメント: