2018年7月29日日曜日

もう少し居たかった高野山。また次へ向けて!

 今日は高野山旗全国大会の2回戦目。試合開始は今日も8時だから津から3時間は見て4時には家を出ようと思っていた。
夜半。。雨が降っている。台風が来ているようだがそれ程強くは無い。高野山は大丈夫だろうか。。気に成りながらマーキュリーと寝ていて3時半頃には一旦目が覚めた。もう少し寝ようと起きたらもう4時を回っている。。すぐに起きたが部屋は真っ暗。。スイッチを入れても着かない。「ええ、停電?」真っ暗な階段を下りてブレーカーを懐中電灯でのぞくと飛んではいない。玄関を開けると外も真っ暗。街灯も着いていない。どうやら地域一体の停電の様だ。今時、電気が無いとガスは有ってもスイッチが入らない。トイレの水洗スイッチも電気なので流れない。特にトイレは困る。ウチには2階に普通のトイレが有るのでまだ良いが。。

 暗闇の中、充電していたハズのスマフォもまだ60%少々。何やら夜中に着信が数件入っているようだ。その着信先は高野山。留守電を聞くと第一試合を2時間遅らせて10時から行うという連絡。夜中の0時頃に連絡で電話を掛けてくる大会本部の人達。少しでも早く連絡はこのような全国大会だし、夜中でもそれは当たり前だと思う。でも、その人達の日当ってどうなってるんだろう、と僕は考えてしまう。

 10時スタートなら時間に余裕は有る。そこからモモ達みんなお散歩済ませて、5時前には高野山にいる監督にも電話を入れて、しばらくして家を出て来た。外は少し雨が残る程度だが停電の影響でバイパスへの合流の信号も消えたまま。台風は過ぎた様だが高野山は大丈夫かな。早朝の道路はとても空いている。休憩も入れてコンビニで朝食も食べながら8時前には西門院さんに着いた。

 着くとチームの皆はもう出発準備。しばらくして高野山高校のグランド駐車場へ。グランドでは役員や審判の人達が水抜きをしている。結構内野は溜まっているね。後で聞いたがここは一番水はけのいいグランドらしい。グランドの下には排水の暗きょも入っていると言っていたが。。まあ神戸の方がもっと水はけは良いね。
 
 チームのお父さん方もみんな手伝ってもらって水抜きをする。外野のネットフェンスも半分は倒れたままだった。レフト側のポールも倒れたらしいからかなりの風雨だったんだろう。まだ少し霧雨のような雨は感じるが、もうこの後はお天気は大丈夫だろう。

 この高校のバックネットには到 夢 和 倶 と大きなパネルが掛けて有る。
3年前の高野山1200年を記念した時期に高野山に来たが凄い人、車でこの高野山高校の更に奥の駐車場まで案内された。そこから降りて来てこのグランドを見た時にその看板が目に入って気に成った。「何て読むのだろう。。。」しばらく考えているとヨメが「チームワークちゃう?」って言う。確かにそうだ。ヨメはこういう事や歴史には詳しいんだよなあ。。あれから調べたよ。このブログにもそんな事を書いた。高野山の大会に出たらここも会場には成るとは知っていたがまさか、またここへ来て試合をさせてもらえるとはね。
 人には縁、導きが有るとは思うがこれも一つのそれなのかな。
2015年6月3日のブログ → 到 夢 和 倶 

 9時過ぎには水抜きも終わり審判の人達が土入れもしてくれている。このグランド状況なのでシートノックは無かったが10時過ぎには試合が始まった。
相手は埼玉代表の西堀ファルコンズさん。キャッチボールや練習振りを見ていても選手達はみんなしっかりしてる。みんな坊主頭だしかなり練習はしているだろう、と思えるチーム。
さあ!試合開始だよ。

 先発したケイジロウは初回からピンチの連続。県大会でも今まででもそうだったがケイジロウらしいピッチングかも知れない。先頭に四球。1死の後、センター前ヒットなどで1死2,3塁のピンチだったがショートゴロ、バックホーム、三振でしのぐ。

 続く2回も先頭四球からファースト後ろのフライ。リクトはバックしてこれがミットに入ったがこぼれた。サードエラーも有り2死満塁に成ったがその後も内野フライで良くしのいだ。こういうのがケイジロウのピッチングだろうなあ。先頭打者の四球は無くして欲しいが。昔の巨人にいた高校時代は甲子園を沸かせた定岡投手。そのピッチングを称して当時の巨人の監督だった藤田さんは「不安定の安定」と上手い事を言っていた。それに近い内容。

 打線は2回裏、1死からブンペイのサードゴロが悪送球で2塁。コウセイのライトへの打球は低いライナー性だったがライトはこれをこぼし1,2塁。ブンペイにはハーフウェイから3塁を狙って欲しかったけど難しい判断だろうね。そしてユウスケのサードゴロ。サードはしっかり捕って投げたがボールが左にそれる。こぼれる間にブンペイが帰りラッキーな先制点。

 続く3回表は先頭セカンドベース後ろセンター寄りの詰まった飛球。これがセカンド、ショート、全く捕りにいかない。普通ならセカンドフライかな。ショートでも充分に捕れると思う。そこへセンターのユウト8が来て落下点には入ったが回りが気に成ったんだろうね、グラブに入りながらボールはこぼれた。センターよりもこれぐらいは内野手が捕らないと。完全に打ち取った打球なんだから。
 その後、盗塁され5番に左中間2塁打を打たれて同点。それでもケイジロウはこの後良く抑えたよ。

 その裏、1死からリョウセイの低いショートゴロはショートがトンネル。その後のケイジロウが左中間超えの3塁打で再び1点勝ち越し。

 1点リードして4回からピッチャーはユウト1に交代。アップではいい感じでボールも来ていた。ところが8番下位打線から連続四球。一番警戒の1番バッターにレフト前ヒットで同点に成り更に四球で無死満塁。続く3番バッターにも初球ボールに成った所で再びケイジロウに代わった。
 この後、左中間2塁打、四球やスクイズなどでこの回痛い6失点。でもね整理しなければいけないのは何でビッグイニングにしてしまったか、と言う事だよ。このイニングのヒットは3本確かに打たれた。それは仕方無い。けれども問題は四球で出た4人が全部帰ってしまった事だよ。スピードも大事だがコントロールはもっと大事。フォームをしっかり見直して修正する努力をして欲しい。

 その後のケイジロウは気持ちを切らさず6回まで無失点で良く投げたね。四球がケイジロウも多かったが大抵その時は低いワンバウンドが有る。もう少し後ろを小さく、頭をブラさなければストライクは入ると思う。
 打線はその後、四球でランナーを出しただけ。残念だけども高野山の夏は終わった。

 4回を終えるとこの大会は給水タイムと称してインターバルが有る。4回表に6点を入れられ逆転されてその裏の攻撃も三者凡退。チームの力の差は確かに有る。けれども試合が終わった訳でもないのにスタメンメンバーの数人は泣いている。自分の失敗や不甲斐なさが悲しいのか!まだ勝負も決まっていないのにこんな所で泣いていてどうする!!試合放棄も同じだよ!これでは勝てる訳が無い。ボールに食らいつこうとする気持ちも出てこないだろう。

 泣くのが悪いとは言わない。それだけ純粋で素直なんだから。でも勝負だからね。強い物が勝つとは限らない。特に野球では油断した強者が格下にやられてしまう、という事は良く有る。それはなんだと言ったら勝ちたい!勝ちたい!何としても勝ちたい!と言うチーム皆の気持ちの力だよ。それが相手をしのぎ圧倒する。試合の途中で泣くヒマが有ったら、何で打てないんだろう?何でコントロール出来ないんだろう?必死で考えて声を出せ!声でチームの力に成れ。

 もう少しここ高野山に居たかったけどね、今のチームの実力だと思う。もっと力は有ると思うけれどもそれに向けた気持ちも取り組み方もまだまだ甘いと思う。今日の悔しさを絶対に無にせずに次へ向けて取り組んで行って欲しい。すぐに今週末から大会が続く。労金杯県大会、秋マクドの予選に向けてもっとチーム力を上げて行こう!

 西門院さんへ荷物も取りに行き清算の確認もしてお礼も言って出て来た。全くお土産も買っていなかったのでその途中にお土産も買って来た。到 夢 和 倶 のグランド。また来たい。余談だけどこの高野山高校。選抜にも夏の甲子園にも出場しているんだね。知らなかった。その野球部員達がグランドは使えないのでランニングや素振りの練習をしていたが、ちょっと声をかけて見た。「夏の予選はどこに負けたの?」すると智辯和歌山って答えが帰って来た。和歌山地区は確か40校も無いと思う予選だけれでもどこも厳しい予選だ。

 グランドの駐車場でお弁当を食べて2時前にはグランドを出た。車列は12台と多かったが渋滞もなく御所南のSAで休憩ししてから一気に神戸まで。これだけの車列でもそこそこのスピードだったし3時間弱で神戸に着いた。


 神戸のグランドは。。台風の影響か奥の林の手前のサッカーゴールが後ろへひっくり返っている。その奥の大きな木も2本、根こそぎ倒れていた。奥のブロックの塀も押しつぶしている。Bコートの古いBチームの倉庫も風で倒されていてみんなで起こして整理して貰った。サッカーの小さい倉庫も起こした。凄い風だったんだね。去年の台風以上かもしれない。

 ご父兄の皆さんに子供達と大会のお礼も兼ねて挨拶をする。本当に皆さん、色々とありがとうございました!結果は少し残念でしたが、これからも大会は続きます。応援サポートをよろしくお願いします。

 最後にはご父兄の皆さんがもうすぐの僕の誕生日を祝って小さなケーキをリクトが渡してくれました。皆さんや子供達の気持ち、とっても嬉しいです!本当にありがとう! 
 これからも頑張って行きます!よろしくお願いします。

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