今日は4年生以下のサンフォレストカップの大会。昨年は第一回目のこの大会は現在の5年生達も活躍して優勝したが、今年も4年生達はティーボールで全国優勝しているメンバーだからね。充分期待できるだろうと思っていた。
会場は明野高校の野球部のグランド。色々大会のお世話頂いた戸木のコーチの方やこの大会のスポンサーであるサンフォレストさんの代表さんも明野高校の出身の様だ。トイレには練習試合に来たチームのお礼のティッシュペーパーが有るが、それを見ても高校野球のチームに混ざって沢山の小学生チームの名前が見れる。この大会以外にも少年野球で使われている様だね。普通は高校のグランドを借りるのは難しいと思うけど、ここは開かれているのだろうか?
7,8年前まで鳥羽のパールカップと言う大きな大会がこの時期に開催されていて鳥羽の市営球場や鳥羽高校のグランドで試合をした事が有ったな。あの大会はインフルエンザの凄い勢いの大流行で学校閉鎖なども発生しその年は止む無く中止と成ったが、あれから消えてしまった。
開会式が9時から始まり、9時半頃から尾鷲さんとの第一試合が始まった。先発したタイセイ。最初はセットから投げていたが、途中からノーワインドアップに変わった。セットの方が安定しているかな、とは思ったがワインドアップでも左足が良く上がって右足に完全に体重が乗っている。タメも出来てボールの力も出て来ている様だ。
今年の尾鷲さんはまだ出来ていないのだろうか。背番号の若い選手達が出て来ているがタイセイは4回までランナー3人出しただけ。良い当たりのヒットは1本だけだろう。四球も無かった。ランナーを3塁に置いた時が2度有ったが、キャッチ・ダイチとのサインで何度か首を振っている。勝負したいんだろうね。速いボールで抑えていた。
打線は1回に1死から連続四球の後、ダイチのライトへのヒットで先制し、続くケイヤの打球は前進守備のセカンド横を抜け、外野も抜けてHRに成り4点先制。2,3回にも1点ずつ追加。この4年生達はランナーセカンドからのサード、ショートゴロでも投げるタイミングを上手く見計らってサードを取る。ランナーサードでもショート、ピッチャーゴロでも上手く図ってホームへ入る。こういう所はちょっと感心した。皆がみんな出来る訳ではないようだが、前の塁を狙うこういう走塁はとっても大事だ。内野の守備力の差も有るけれども、6年生でも余り出来ていないからね。
4回には一挙6点で試合を決めた。印象に残るのはシュンスケのスイング。サード、レフトへの良い打球。ケイタのスイングは後ろも大きいので少し遅れるがその分ミートして力で押し出している印象。ライト越え、センター越え。もっと後ろコンパクトなシェアなスイングならもっとライナーが打てると思うな。上がる打球はマークされたら捕られるからね。
2試合目は休憩と食事を挟んで新生二見さん。いつも良く練習しているな、と言う印象のチーム。そんなにスキは見当たらない。先発した3年生のカナト。練習では力みが見えてどうかな、と思っていたが良くコントロールされていた。
2回裏に1死から5番バッターを三振に取りながらボールは抜けて振り逃げ。ワイルドピッチも重なり1死3塁から6番の打球はピッチャーゴロ。カナトはけん制してファーストアウトにしてダイチがバックホームしたが、サード寄りのワンバウンドの低い送球でケイタは捕れない。ノーヒットで先制されてしまう。
続く4回には先頭四球から4番の打球はセカンド正面のゴロ。シュンスケはOK!の声も聞こえた。上手くいけばDPが取れるかと思ったが打球はグラブの下を抜ける。1点を追加され、5番にはセンターへ返されて痛い3点目が入ってしまった。
打線は速いボールのピッチャーに押されて4回まで4四球はもらうが打線が振り遅れ気味で中々チャンスも作れない。
3点リードされたもう時間切れ間近の5回表。ヒット、四球などで1死満塁からダイチが押し出し四球で1点。ケイヤはセカンドゴロでダイチは2塁アウトに成ったが3塁ランナーは帰り、ケイヤは残った。続くケイタは四球を選び再び満塁。ここで先発した小さなカナト。カナトは良くセンターへ返したね!同点と成り、ケイヤも迷わずセカンドから良くホームを狙った。セーフと成り1点逆転。続くユウセイの打球はファースト後ろのフライ。これが落ちて1人ホームへ帰り2人目はアウトに成ったが、この回、貴重な逆転の5点が入った。
カナトはその裏は三者凡退で抑えてチームは決勝戦へ。
この試合の途中に3点リードされてベンチで子供達は、この試合で負けたら3位決定戦かな、とか先の話をしている。何を言ってるんだ!今は試合中でまだまだチャンスは有る。今、勝つことだけ考えろ!と叱ったよ。それからの逆転劇だった。小さなカナトは打たれたヒットは2本と1四球だけ。良く投げて最後に良く打った。皆もそこまで良くつないだ。野球は四球やミスをしたら失点につながる。見本のような試合だった。
そしていよいよ決勝戦。相手は栗葉さん。以前の4年生大会では敗れているのかな。栗葉さんはバッテリー中心に内野は良く仕上がっている。特にキャッチがチームを引っ張っているね。良く声も出るし肩も強い。
その初回。先頭タイガはまたフライ。ライトフライだったけど、今日の3試合、すべて初回の打席は内野フライか詰まったフライ。力みが有るんだろうね。トップバッター何だから少し工夫も欲しい。そして体を軸に上手くヘッドを回せるシュンスケ。打球は左中間を抜けHRと成り1点先制。5年生にも負けないいいバッティングだ。が、その後は中々チャンスも作れない。ランナーが出てもピッチャーのマークもきつくてキャッチの肩も良いし中々走れない。そしてピッチャーが代わり、モーションも大きくチャンスも見えて来た。
先発したタイガは特別延長含む6回で無死球だよ。死球は一つ有ったが唯一失点は2回に出した先頭のその死球からだった。無死2,3塁から前進守備での打球はショート横のゴロ。タイセイは止めるのが精一杯だったね。これで同点に成り更に2,3塁のピンチが続いたが下位打線をタイガはミス無く良く抑えた。特にこの試合、同点での5回裏。7番からの下位打線を三者三振に抑えて特別延長にもつれ込んだが、一番は下位打線を四球も出さずそつなく抑えた事が結果につながって来る。Aチームでも良く有るパターン。下位打線に四球やミスでランナーを出し上位に回って返されてしまう一番嫌なパターン。それが全く無かった。
そして1死満塁からの特別延長。先頭は期待が入るケイタ。良く粘って打球は三遊間を割り1人が帰りセカンドランナーのダイチも帰って来るが、これは無理だよ。ランナーコーチも全く止めていなかった。こういう所もこれからのチームとしての勉強だね。
1点だけリードでその裏。1番バッターの打球はショートへの高いバウンドのゴロ。タイセイがいいボールを返してホームアウトで2アウト。続く2番をタイガは良く押し込んで三振に取ってゲーム。ナイスピッチングだったね。
栗葉さんの7番以降は多分3年生以下だろう。それでもバッテリー中心に良くまとまっている。タイガ達が5,6年生に成る頃にはまたライバルに成るだろうね。これからも負けない様にしっかり練習していこう。
今日の1試合目の後、食事も終えて反対側のコートで試合をしている戸木さんと栗葉さんの試合を少し見ていた。戸木さんは3年生以下だろうか、と思えるぐらいみんな身体も小さい。小さな子がピッチャーをやり小さな子が守る。打球が飛んでも中々アウトに出来ない。けれどもベンチからも大きな声が出ている。特に監督を務めるコーチの人は大きな声で励まし続けている。失敗やミスをしてもそれは変わらず。子供達もそれに応えて頑張っている。5点ルールでやっとベンチに戻っても監督さんの声は変わらず諦めずに頑張れ、と励ましている。
こういう風景を見ていて周りの人はどう思うだろうね。僕らも声を出して励まそう、ご父兄の人達も応援しようと思わずにいられないだろう。
子供達への指導はこういう所からなんだと改めて思った。ありがとうございました。特に小さな子供達を指導する時。どれだけ気持ちを切らずに子供達の為に頑張れるか、だよ。気持ちが切れたらそれで終わり。すぐにそれは子供達に伝わる。子供達も野球への楽しみも無く成って来るだろう。これからも負けない様に頑張って行きたいね。
今回、初采配の浅井コーチ。にも関わらず接戦を制して優勝!大変お疲れさまでした。子供達も良く頑張ったけれども、ミスをしても次を考えて励ます神戸のベースの指導がとても良かったと思います。子供達も伸び伸び出来たでしょうし、優勝する事で大きな自信にも成ったのではないでしょうか。ありがとうございました。
来週は津リーグ今年最後の大きな大会、秋季大会です。ご父兄の皆さまにもお手伝いを沢山お願いしています。来週もよろしくお願いします。
会場は明野高校の野球部のグランド。色々大会のお世話頂いた戸木のコーチの方やこの大会のスポンサーであるサンフォレストさんの代表さんも明野高校の出身の様だ。トイレには練習試合に来たチームのお礼のティッシュペーパーが有るが、それを見ても高校野球のチームに混ざって沢山の小学生チームの名前が見れる。この大会以外にも少年野球で使われている様だね。普通は高校のグランドを借りるのは難しいと思うけど、ここは開かれているのだろうか?
7,8年前まで鳥羽のパールカップと言う大きな大会がこの時期に開催されていて鳥羽の市営球場や鳥羽高校のグランドで試合をした事が有ったな。あの大会はインフルエンザの凄い勢いの大流行で学校閉鎖なども発生しその年は止む無く中止と成ったが、あれから消えてしまった。
第一試合がスタート |
開会式が9時から始まり、9時半頃から尾鷲さんとの第一試合が始まった。先発したタイセイ。最初はセットから投げていたが、途中からノーワインドアップに変わった。セットの方が安定しているかな、とは思ったがワインドアップでも左足が良く上がって右足に完全に体重が乗っている。タメも出来てボールの力も出て来ている様だ。
今年の尾鷲さんはまだ出来ていないのだろうか。背番号の若い選手達が出て来ているがタイセイは4回までランナー3人出しただけ。良い当たりのヒットは1本だけだろう。四球も無かった。ランナーを3塁に置いた時が2度有ったが、キャッチ・ダイチとのサインで何度か首を振っている。勝負したいんだろうね。速いボールで抑えていた。
打線は1回に1死から連続四球の後、ダイチのライトへのヒットで先制し、続くケイヤの打球は前進守備のセカンド横を抜け、外野も抜けてHRに成り4点先制。2,3回にも1点ずつ追加。この4年生達はランナーセカンドからのサード、ショートゴロでも投げるタイミングを上手く見計らってサードを取る。ランナーサードでもショート、ピッチャーゴロでも上手く図ってホームへ入る。こういう所はちょっと感心した。皆がみんな出来る訳ではないようだが、前の塁を狙うこういう走塁はとっても大事だ。内野の守備力の差も有るけれども、6年生でも余り出来ていないからね。
4回には一挙6点で試合を決めた。印象に残るのはシュンスケのスイング。サード、レフトへの良い打球。ケイタのスイングは後ろも大きいので少し遅れるがその分ミートして力で押し出している印象。ライト越え、センター越え。もっと後ろコンパクトなシェアなスイングならもっとライナーが打てると思うな。上がる打球はマークされたら捕られるからね。
2試合目は休憩と食事を挟んで新生二見さん。いつも良く練習しているな、と言う印象のチーム。そんなにスキは見当たらない。先発した3年生のカナト。練習では力みが見えてどうかな、と思っていたが良くコントロールされていた。
2回裏に1死から5番バッターを三振に取りながらボールは抜けて振り逃げ。ワイルドピッチも重なり1死3塁から6番の打球はピッチャーゴロ。カナトはけん制してファーストアウトにしてダイチがバックホームしたが、サード寄りのワンバウンドの低い送球でケイタは捕れない。ノーヒットで先制されてしまう。
続く4回には先頭四球から4番の打球はセカンド正面のゴロ。シュンスケはOK!の声も聞こえた。上手くいけばDPが取れるかと思ったが打球はグラブの下を抜ける。1点を追加され、5番にはセンターへ返されて痛い3点目が入ってしまった。
打線は速いボールのピッチャーに押されて4回まで4四球はもらうが打線が振り遅れ気味で中々チャンスも作れない。
3点リードされたもう時間切れ間近の5回表。ヒット、四球などで1死満塁からダイチが押し出し四球で1点。ケイヤはセカンドゴロでダイチは2塁アウトに成ったが3塁ランナーは帰り、ケイヤは残った。続くケイタは四球を選び再び満塁。ここで先発した小さなカナト。カナトは良くセンターへ返したね!同点と成り、ケイヤも迷わずセカンドから良くホームを狙った。セーフと成り1点逆転。続くユウセイの打球はファースト後ろのフライ。これが落ちて1人ホームへ帰り2人目はアウトに成ったが、この回、貴重な逆転の5点が入った。
カナトはその裏は三者凡退で抑えてチームは決勝戦へ。
この試合の途中に3点リードされてベンチで子供達は、この試合で負けたら3位決定戦かな、とか先の話をしている。何を言ってるんだ!今は試合中でまだまだチャンスは有る。今、勝つことだけ考えろ!と叱ったよ。それからの逆転劇だった。小さなカナトは打たれたヒットは2本と1四球だけ。良く投げて最後に良く打った。皆もそこまで良くつないだ。野球は四球やミスをしたら失点につながる。見本のような試合だった。
そしていよいよ決勝戦。相手は栗葉さん。以前の4年生大会では敗れているのかな。栗葉さんはバッテリー中心に内野は良く仕上がっている。特にキャッチがチームを引っ張っているね。良く声も出るし肩も強い。
その初回。先頭タイガはまたフライ。ライトフライだったけど、今日の3試合、すべて初回の打席は内野フライか詰まったフライ。力みが有るんだろうね。トップバッター何だから少し工夫も欲しい。そして体を軸に上手くヘッドを回せるシュンスケ。打球は左中間を抜けHRと成り1点先制。5年生にも負けないいいバッティングだ。が、その後は中々チャンスも作れない。ランナーが出てもピッチャーのマークもきつくてキャッチの肩も良いし中々走れない。そしてピッチャーが代わり、モーションも大きくチャンスも見えて来た。
先発したタイガは特別延長含む6回で無死球だよ。死球は一つ有ったが唯一失点は2回に出した先頭のその死球からだった。無死2,3塁から前進守備での打球はショート横のゴロ。タイセイは止めるのが精一杯だったね。これで同点に成り更に2,3塁のピンチが続いたが下位打線をタイガはミス無く良く抑えた。特にこの試合、同点での5回裏。7番からの下位打線を三者三振に抑えて特別延長にもつれ込んだが、一番は下位打線を四球も出さずそつなく抑えた事が結果につながって来る。Aチームでも良く有るパターン。下位打線に四球やミスでランナーを出し上位に回って返されてしまう一番嫌なパターン。それが全く無かった。
そして1死満塁からの特別延長。先頭は期待が入るケイタ。良く粘って打球は三遊間を割り1人が帰りセカンドランナーのダイチも帰って来るが、これは無理だよ。ランナーコーチも全く止めていなかった。こういう所もこれからのチームとしての勉強だね。
1点だけリードでその裏。1番バッターの打球はショートへの高いバウンドのゴロ。タイセイがいいボールを返してホームアウトで2アウト。続く2番をタイガは良く押し込んで三振に取ってゲーム。ナイスピッチングだったね。
栗葉さんの7番以降は多分3年生以下だろう。それでもバッテリー中心に良くまとまっている。タイガ達が5,6年生に成る頃にはまたライバルに成るだろうね。これからも負けない様にしっかり練習していこう。
優勝!良く頑張った! |
優秀選手賞 |
最優秀選手賞 |
今日の1試合目の後、食事も終えて反対側のコートで試合をしている戸木さんと栗葉さんの試合を少し見ていた。戸木さんは3年生以下だろうか、と思えるぐらいみんな身体も小さい。小さな子がピッチャーをやり小さな子が守る。打球が飛んでも中々アウトに出来ない。けれどもベンチからも大きな声が出ている。特に監督を務めるコーチの人は大きな声で励まし続けている。失敗やミスをしてもそれは変わらず。子供達もそれに応えて頑張っている。5点ルールでやっとベンチに戻っても監督さんの声は変わらず諦めずに頑張れ、と励ましている。
こういう風景を見ていて周りの人はどう思うだろうね。僕らも声を出して励まそう、ご父兄の人達も応援しようと思わずにいられないだろう。
子供達への指導はこういう所からなんだと改めて思った。ありがとうございました。特に小さな子供達を指導する時。どれだけ気持ちを切らずに子供達の為に頑張れるか、だよ。気持ちが切れたらそれで終わり。すぐにそれは子供達に伝わる。子供達も野球への楽しみも無く成って来るだろう。これからも負けない様に頑張って行きたいね。
今回、初采配の浅井コーチ。にも関わらず接戦を制して優勝!大変お疲れさまでした。子供達も良く頑張ったけれども、ミスをしても次を考えて励ます神戸のベースの指導がとても良かったと思います。子供達も伸び伸び出来たでしょうし、優勝する事で大きな自信にも成ったのではないでしょうか。ありがとうございました。
優勝おめでとう! |
来週は津リーグ今年最後の大きな大会、秋季大会です。ご父兄の皆さまにもお手伝いを沢山お願いしています。来週もよろしくお願いします。