2018年7月22日日曜日

暑い松阪。熱いベスト4!

 今日も暑そうだ。
神戸のグランドもカラカラ。子供達がアップを始めるとホコリが凄い。それでアップはBコートの外野の雑草が生えているところへ移動した。今日も日差しは強いが蒸し暑さは昨日よりはマシ。子供達も昨日に比べたらずっと動けているようだ。特に5年生達はね、この夏が大事。体力も技術もアップ出来る様に頑張って欲しい。

   今日の高校野球予選、ショウゴ達の白山は松阪球場での2試合目。僕も見ておきたいと思っていたが、アップの後11時頃から行く事になった。これは楽しみ!僕は直ぐにチームを離れてプラスワンさんへの資料をまとめて送ってから10時過ぎに出かけた。

  予想通り松阪球場周辺の駐車場はどこも一杯。一周回ってとうふ屋さんの臨時駐車場へ止めて球場へ。陽射しは強く暑い。グランドも暑いだろうね。

   球場に入るとバックネット裏のスタンドは一杯でとにかく暑い。諦めて外野センターの奥の木陰のところまで歩いて座り込んだ。ここならスタンドよりはずっと涼しい。
   第一試合はコールドで終わり、2試合目は12時20分開始となった。

   コフルが送ってくれたプログラムを見ながら白山の試合前の練習を見る。小さかったショウゴは背番号6、大きく見えるね。相変わらずひょうきんそうな素ぶりが見える。17番、コフルの弟ハルヤも直ぐに解った。身体の動きは小さい時からそうは変わっていない。新チームからはレギュラーを取ってくれるかな。

  両チームのシートノックを見ていると暁さんもいい動きをしている。外野だけ比べたら暁さんの方が動けてるかなあ、と感じる。両チームとも内野は良く動いている。ショウゴの動きも良かった。神戸の時はサードを守っていて良くミスをした事も有ったと思う。今日見るショウゴはファーストへの送球もオーバースローで腕の振りも一定している。そうはミスは無いだろうと思うね。

  1回、共にチャンスを潰すが打球はいい当たりが外野へ飛んでいる。打撃戦に成りそうな気配だった。そして2回表、6番からレフト前、センターと続き無死1、2塁から8番はサード前に送りバント。この処理でサードが1塁へ悪送球し、白山はラッキーな先制点。続く9番四球で無死満塁でショウゴ。1打席目はライトフライだったがこの打席は引っ張った打球が3塁線を抜け走者一掃のタイムリー2塁打となった。悔やむところはその後にバントミスだったりフライが続いて追加点が取れ無かった事だ。

  3回の裏には1番バーターの打球はセンター正面のライナー。白山のセンターは迷っていたね。中途半端に前進しワンバウンドの打球は左手横を抜けフェンスまで転がりタイムリーエラーとなって1点返される。ランナーがいなかったのが幸いだった。深い芝でイレギュラーしたのかもしれない。

  白山のエース1番はとにかくテンポが良い。キャッチからボールが返ると、もうプレートを踏み投球動作に入る。サインの確認も早い。まず首を振らない。外野とピッチャーのリズムを見比べていると、センターなどが構えに動く前にもう投げている。
 そして彼の投球は何よりボールが低い。追い込むまでバッターの前の膝辺りの高さ中心に攻めている。そのイン、アウトのコースにスライダーや緩いカーブ?チェンジアップだろうか、それを上手く混ぜてどんどん投げ込んでくる。バッターは考える暇のないまま見逃し三振だったり。そんな場面も何度か有った。今日はその主審も最初に低目のコースをストライクと言っていたので彼にとっても相性が良かったようだ。一昨年か選抜で優勝した智弁のピッチャーよりもリズムが早いね。智弁のそのエースはボールを3つ使って打ち取るピッチングだったが白山の1番は早いカウントでどんどんストライクで攻めてくる。

 その後お互いにチャンスを作りながら得点出来ず。どちらもバントしとけば。。と思う場面が有ったが今どきの野球だね。どんどん振ってくる。振って来るけれども引っ張り一辺倒では無い。どちらも打球はセンター中心に左右に反してくる。この辺がここまで勝ち上がってくる要素だろうな、と思う。

 8回裏に1点を返され2点差で9回表。追加点の欲しい白山はショウゴも打席に入ったが三者凡退。そしてその裏、先頭にセンター前。続く7番の打球は高く上がった左中間のフライ。一番気に成っていたセンター。レフトもお互いに落下点に充分入れている。ただどちらも捕ろうか、相手に任そうか、と思っているようなボールへの動き。ヤバいなあ、と思ったらセンターとレフトが交錯。一旦捕球したのはセンターだと思ったが打球はグラブから落ちてセンターの前に転がっている。センターは倒れたまま。レフトは落ちたボールがどこに有るのか解らず、キョロキョロしている。すぐにショウゴが大きな声で呼びボールを戻してタイムをかけた。

 この時少し感心したのはそのタイムがかかってから一番最初に動いたのが対戦相手の暁の控えのキャッチャーともう一人がコールドスプレーかタオルを持って駆け寄ってくる。それを見たのかすぐに白山のベンチからもマネージャーも含めて数人がダッシュして来た。大会関係者は担架を持って走って来た。まだセンター8番は起きれない。。担架に乗せられて一旦治療に入った。中々その治療は終わらずハルヤが代わりに出るのかな、とも思ったが、3年生はこれが最後だからね。監督も簡単には代えないだろう。

 しばらくして拍手が沸き8番が元気に戻って来た。そして試合再開。9回裏2点差で無死2,3塁のピンチ。けれども白山の内野はショウゴのひょうきんな性格のせいか動じる雰囲気は無い。後でショウゴはドキドキしてた、と言ってたけどね。
 2点差が有るから白山は前進守備をしない。これ正解だろうね。最悪でも同点までで2アウトでいいと言うスタンスだ。僕でもそうするしそうして来た。

 そして8番の打球。。ショート正面の低いゴロ。ショウゴは3塁ランナーを確認してセカンドランナーも戻してファーストへ良い送球1アウト。続く9番。尚、1死2,3塁。ここでも前進守備はしない。それも正解。暁のベンチはスクイズなり、動かなかったね。その9番の打球は高いバウンドのショートゴロ。三塁ランナーはスタートしていたから間に合わない、ショウゴは振り向きもせずファーストをアウトにした。あのバウンドを良くアウトにしたと言うべきだろう。1点差と成って2死3塁。バッターは一番警戒の1番。この打球もショート三遊間寄りの高いバウンドの打球。2死で一番嫌な打球だよ。でもショウゴは素早く打球に追いつき1塁へ高い送球。ちょっとジャンプするような送球だったがショウゴのナイスプレーでこの試合も最終回のピンチを乗り切ってしまった。チームを救うナイスプレーだね!

優しいコフル
ワンチャンスを逃さなかった白山。1,2塁からエンドラン、空振り3塁アウトなどもったいない攻撃が有った暁。ショウゴを中心に良く守った白山。今はゲームごとの強く成って行くんだろうね。

 試合を終えて3塁側ベンチの方へ行くと片付けをしていたショウゴと少し話す機会も有った。小学生のショウゴをそのまま大きくしたようなショウゴ。17番ハルヤには会えなかったけれども、その優しいお兄ちゃんコフルとお父さんも応援に来れれていた。ショウゴのお父さんも来られTいた。同世代にショウゴ達とチームメイトだった人達ご夫婦も来られている。会えなかったけれども他にも沢山来られているだろう。
みんな気持ちは一つだね!

 今でも気持ちは一つ。野球が有ればみんな心がつながる。素晴らしいなあ~嬉しいなあ~次も勝て白山!とっても楽しみだ!

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