2020年8月9日日曜日

壁は自分で乗り越えろ!!マクドナルドカップ津予選優勝!!

 今日は県大会がかかったマクドナルドカップの準決勝から。オオタカグランドに行くともう栗葉さんはアップも終わっている。神戸の子達はレフト側でノックをしている。グランドはもう30度を超えているだろう。早朝5時のお散歩でも、もう暑く感じていた。今日も熱い暑い戦いになる。 シートノックも始まり、予定より試合も少し早く始まった。

  先発のケイヤ。ここまで緩いボールを中心にいいピッチングを続けている。速いボールには強い栗葉さんには一番面白いだろうと思っていた。今日の投球で速いボールはひとつも無かった。シュンスケのリード通りに外低め中心にボールを集めている。中々、栗葉さんもタイミングが掴めない印象。ケイヤは1、2回と三者凡退に抑えて来る。3回は1死から8番の背番号12番の子にフルカウントから初めて四球を出したがシュンスケが盗塁を刺し4回もずっと3人で終えるナイスピッチング。ただこの12番の子にだけはタイミングが合っていない、投げにくそうで、この後もこの子がキーになって行くかも、、とその時から感じていた。大事な試合の中では良くそういう子が出て来る。特に下位打線に。真ん中にストライクを投げとけば良いのに、とは簡単に思うが、勝負の相性というのは説明できない所も有る。ピッチャーからすれば何となく投げにくいんだろう。

 打線は初回、2死からシュンスケがレフト前、盗塁で2塁からダイチの打球はレフト線に転がり先制。ただこの後のケイタは何度もやられているサイド気味から低目中心に投げて来るピッチャーにかすりすらしない。。全くタイミングが合っていなかった。その後の2,3回も三者凡退。両チームの先発投手が持ち味を発揮してゴロを打たせるピッチング。どちらもベルトより高いストライクのボールは殆ど無かったのでは無いかな。だから打球が上がらない。今日はどちらも最後までナイスピッチングだったよ。

 5回にカンタがショート横を抜いて1塁。タイセイとはバントエンドランだろうか、ミスも有って1死3塁と成ってユウセイはピッチャー前にスクイズ。カンタのスタートも遅かったし、これはどう見てもアウトのタイミングだった。せめて1塁線にでも転がしてくれたら問題無かったが、ピッチャーが下りて来てキャッチにトスしたが、左バッターボックス寄りに高くボールはそれてキャッチは捕れない。ラッキーな2点目が入った。形は何でもいい。ランナーを進める策を講じた事が得点につながる。後はその手段だ。バントももっと左右を狙わないとランナーはアウトに成ってしまう。

 そして6回表。あのイヤな8番バッターだよ。やっぱりここもボールが先行する。フルカウントでも粘ったが先頭に四球を出してしまった。それでも後続で2死を取ったが2番バッターにレフトへ打たれて2死2,3塁。ここで栗葉さんは攻撃のタイムをかける。ランナーやバッターに指示をしている。僕ならばケイヤの緩いボールに対してライト線を狙わせる。きっとそうして来るだろうと思っていた。ライトのポジショニングもずっと右中間より。狙うならそこだろう。インコースを攻めて欲しかったけどね。外のボールを上手く追っ付され打球はライト線に落ち、2者が帰って同点と成ってしまった。次の4番バッターも右狙いは明白。打球はカンタが抑えて逆転は逃れたが、やはり一番の原因は8番バッターだよ。その四球が痛い尾を引いている。

 とうとう同点のまま7回へ。その表に栗葉さんの5番にセンターへ打たれ無死1塁。それでも6番三振の後、その盗塁もシュンスケがストライクのボールを投げカンタが余裕を持ってタッチするナイスプレーでピンチをしのいだ。そしてその裏の7番からの攻撃も簡単に三者凡退に終わり、とうとう無死1,2塁からの8回特別延長戦に成る。

 8回の表。無死1,2塁からバッターはあのイヤな8番バッター。やはりここもボールが苦しいカウントに成る。ストライクを取りに行ったんだろう、打球は3塁線へ。ダイチがはじきレフト線に転がって行く。レフトのリュウもこれを止めれなかった様だ。最悪でも止めるラインに入らないといけない所だよ。1番にはセンター越えも打たれて痛い3失点。でもミスも有ったんだから仕方が無い。

 その裏、1,2塁で代打はオウカ。ちょっと今日は緊張していたのだろうか。いつものスイングが出来ていなかった。ボテボテのショート前のゴロ。ピッチャーがカットし、3塁はフォースアウト。代走のシンゴはスタートが出来ていなかったね。再び1死1,2塁でタイガの打球はセンター前のヒットだ、と思ったらファーストランナーのスタートが遅くセカンドアウト。はっきり言ってここは2つの走塁ミス。記録には出ない大きなミスだよ。2死1,3塁と成って得点は無い。辛い状況に成ったが、3番シュンスケ。打球はセンター右へ返し1点を返したが2死1,3塁でダイチ。ダイチもタイミングが合っていなかったが高目に来たのが良かった。振り遅れ気味の打球がレフトの頭上を越えて1人が返り1点差で2死2,3塁。次はタイミングの合っていなかったケイタだが、栗葉さんは告知四球で満塁で、ずっと8回まで投げ続けて来たケイヤに成った。ケイヤも高目のボールならチャンスは有る、と思っていた。ただそう来るとは思えない。でも何とかしないとこれで終わってしまう。。

 そしてケイヤの打球。当たり損ないのバウンドの打球がセカンド前へ。ピッチャーが届いたらそれまでだったが、届かない。セカンドがダッシュして来ていたがケイヤも必死に走っている。セカンドも慌てたんだろうね。捕ってすぐにファーストへ投げたがタイミング的にも際どいタイミング。そしてその送球がそれて1塁側ファウルラインに抜ける。。その間に2塁からも走者が帰り、2死からの逆転サヨナラと成った。最初から諦めていたら何でもないセカンドゴロで終わってしまっているよ。

 それにしても2つの走塁ミスから3番、4番が良くつないだ。本当に良くつないだ。シュンスケやダイチのヒットが無ければここまでの大会の試合でも勝利を逃してしまう試合が有ったのではないかな。本当に諦めずに良くつないだ。8回まで本当に良く投げたケイヤもナイスピッチングだよ。あの8番バッター、背番号12番さえ、上手くしのげていたら延長戦無くても勝てていたかも知れない。あの8番への四球2つだけなんだから。これも次への教訓。それに最後の打席。諦めずに良く走った。気持ちが出たプレー。それが皆が大喜びする結果につながった。守備ではレフト線を抜かれるミスも、走塁ミスも有ったが他ではケイヤのピッチング中心に良く守ったよ。これで2枠有るマクドナルドカップの出場枠の一つを掴んだ。どうせなら優勝して出場しよう。次も頑張れ!

 2年前の卒団生の試合。2死からユウト8の打球はピッチャーゴロ。万事休すだと思った。が、必死で1塁へ走っている。ピッチャーは一度ボールを持ち替えてファーストへ投げた。。公式審判は両手を大きく広げてセーフ!のゼスチャー。あれから逆転した。ピッチャーゴロをセーフにした走塁。あれは忘れないな。諦めない気持ちがどれだけ大事かと言う事だよ。
 2018年6月 チームを救った走塁!労基杯津予選3連覇!

 続いて行われた高茶屋さんと高岡さんとの試合。昼食で会場を離れたが戻って来るとこれから3回に入る所。高茶屋さんがリードしてるが、両チームとも小さな子が外野や内野も守り良く頑張っているという印象だ。中盤以降に高茶屋さんがチャンスを広げ7点差を着けてゲームと成った。

 そして予定通り2時頃から始まった決勝戦。先発はタイセイ。その先頭のマークすべき1番バッター。バックしているライトの頭を軽々越され無死2塁。2番バッターにもセンター越え2塁打で先制され3番バッターにもセンター越え2塁打でいきなり連続長打で2失点。タイセイの投球はいずれも高かったね。
 ここでピッチャーはセンターに入っていたケイタに代わる。準決勝が終わってからの練習でもピッチング練習はしていたが、少し良く成って来たかな、とは思えてもまだまだ不安要素が有る。それでもこの後、WPで更に1失点はしたが後続は抑えてくれた。
 
 その裏、高茶屋さんのピッチャーは小さな9番が緩いボール中心に投げて来る。低目にボールが集まったら数イニングは手こずるかも、、と感じていた。先頭リュウが追い込まれながら右中間に2塁打で出る。タイガはセンター越えで1点を返しシュンスケ四球、ダイチも四球で満塁。ケイタの打球はショート横の打球。高茶屋さんの要のショートが上手くさばいてセカンドベースを踏みファーストへ投げてDPと成ってしまう。ミスも有ってこの回2点は返したが、また2回表、1死の後四球、2死と成ってバッターはマークすべき1番。ここは敬遠して結果的には次の2番にセンター越えを打たれ、再び3点差と成ってしまう。やはり四球がキーに成ってしまう。

 そしてその裏。タイセイのヒットからユウセイ四球、リュウの右中間2塁打、タイガの3塁線バントヒット、シュンスケ、ダイチ連続四球と続いて、ここでピッチャーが7番に代わった。サイド気味のボール。神戸の子達にとってはこの子の方が合うだろうとは想像出来た。その先頭ケイタ。ボールがやっと内側へ来た。打球はレフトオーバー。カンタのセンター前も続き、この回打者14人。9点が入り一気に逆転してしまった。

 3回裏はシュンスケのレフトオーバーなどで1点追加。それでもケイタの投球にはまだまだ不安。4回、先頭四球から2死まで来たが更に四球が続き2死満塁と成る。幸いまだ得点差はある。ベンチからも大きな声援が飛ぶ。「これを乗り越えないと、また同じだぞ!!」と。僕も気持ちは同じだ。もう自分で気持ちを強く持って乗り越えるしかないよ。この暑さだし下半身の疲れも見える。それでも、もう少しだ!頑張れ!と。

 4番には四球で押し出しをしてしまったが、続く5番、何とか追い込みながら高いバウンドの難しいショートゴロ。普通のショートだったら多分抜けるだろうね。タイガはダッシュしてバウンドして上がって来る所でシングルでキャッチ、こんな打球のお手本の様なフィルディングで3アウト。バックが守ってくれたよ!
 その裏にはタイセイのレフトオーバーから、タイガの3塁線の小技、ケイタのレフトへのタイムリーなどで4点追加、5回表はケイタも危なげなく抑えてゲーム!このマクドナルドカップも優勝と成り9月には2度の県大会出場を果たす事が出来た。
優勝おめでとう!!!
本当におめでとう!!!監督、コーチも本当にお疲れさま!!

 皆が願っていた思い。体力作りの長いアップ。コロナの影響の活動自粛の中でもそれぞれに自主練を続けて来た結果だよ。チームの力はまだまだ課題沢山。荒削りのバッティング。中々安定しないピッチャー。外野のディフェンスも、内野、6,5,1間のデルタゾーンの弱さも見える。そして今日もそれが出た走塁の甘さも。それでもシュンスケやタイガ中心に良くまとまって来た。打線も1番リュウの出塁率も良く成って来た。3,4番へつないで行く打線、それに応える打線も下位打線もつながりが出て来た。
チームの皆さん、本当におめでとう!!本当にありがとうございました!

 監督、コーチも凄いプレッシャーだったと思います。沢山の家族の皆さんの声援を受けて頑張る子供達。何とかそれに応えて行きたい。本当にお疲れ様でした。まだ、明日はリーグ戦の優勝がかかった試合が続きます。ゆっくり休んでとは言えないけれど、もう少し頑張って、いい結果を期待したいと思います。
高茶屋の選手達と一緒に!みんな良くがんばった!!

 選手のみんな、今日は本当におめでとう!諦めない気持ち。気持ちをプレーに出す事がどれだけ大事か、みんなで感じる事が出来た試合だったと思います。明日、もう一つ頑張って行こう!!ご父兄の皆さんも連日の暑い中、マスクもしながらのサポート、本当にありがとうございました!念願が叶ったマクドナルドカップ県大会出場。今日は子供達を一杯褒めてやって下さい。明日もよろしくお願いします!

0 件のコメント: