2019年9月1日日曜日

怒り役は必要かな。。

 今日はA,Bチームともそれぞれに練習。
神戸のグランドではAチームのアップが始まっている。天気予報では雨も有るかも知れない予報だったが、そんな事は感じさせない蒸し暑さだ。この時期に水分補給もしながら1時間少々のアップ。かなりしんどいだろうが、みんながこなしていた。

 そんなアップを見ながらグランド均し。湿気が多いのでホコリは立たないが、Bコートの雑草はかなり広がって来た。30分以上は均したけどね、まだまだ雑草の勢いは止めれないだろう。これから秋。しっかり整備をして行きたい。

 櫛形へ行くと、Bチームの皆がノックを受けている。フライはかなり捕れる様に成っては来た様だ。ただそこからの送球がね。もう少し正確さが欲しい、と感じる。今日は指導者の皆さんの認定員の講習会が行われているので、お父さん方のサポートも昨日今日と少ない。シートノックで内野や外野をノックしてもらっているが、見て行きたい所、指導するポイントは一杯有る。特に外野は打球の遠近間の判断、ワンバウンドで頭を越されない様に。カバーする側の声やカバーリング。そして一番大事な正確なカットまでの返球。まだまだ捕れない打球が多くて良く後ろへボールが抜けてしまうが、本当はネクストの子がカバーリングに入っていて欲しい。少しでも練習の効率を上げる。無駄な時間、集中力の切れた練習に成らない様に。

 そんな事を思いながら練習を見ていたが、やはり怒り役が要るなあ、と感じた。中々人様の子供さんをそうは叱れないけどね。でもこれはチーム。少しでも規律も必要だろうし、練習の中では厳しさも必要。チームの中ではダメな物はダメ。大きな声で励まし、挨拶し、チームの為に気を抜かず皆が頑張る。そんなチームカラーも必要だ。

 ただ難しいのはまだ4年生以下の子供達。ある程度の所までは厳しさも規律も必要だろう。でもこれぐらいの時に余りに沢山の事を求めすぎると、それが出来る様に成ったとしても5年、6年生に成ればもっとチーム力が伸びて来るか、と言えば決してそうでは無い。

 昔、低学年からチームを仕上げてしまうと伸びなく成る、と沢山経験積んだ監督さんには聞いたが、それは多分正解だ。滋賀の水口の各チームと交流を良くしていた頃、5年と6年のそれぞれのチームを持つ野球チームが有って、監督、練習も別々。その5年生チームは完全に仕上がっていて、6年生と試合をしても劣らなぐらいの力が有る。でもね、その後にその代表さんに、あのチームはどうなったんですか?と聞いたら、いい答えは返ってこなかった。

 今は出来るだけ伸び伸びやらせてあげたい。出来る事なら4年生以下でバント練習を詰めるのも必要ないだろう。しっかりバットを振らせる練習の方が良いと思う。けれど試合の中では勝つ為には必要な時も有る。それは6年生でも一緒だ。

 神戸に戻るともうお昼前。Aチームはランナー3塁、エンドランの練習。昨日のスクイズの練習でもそうだったがワンバウンドの投球は振らない子がいる。。これは恥ずかしい。集中出来ていない証拠だよ。ランナー3塁でのエンドラン、スクイズは背中のボール以外はワンバウンドも全部やる!鉄則だよ。そんな中で何人かは上手く転がせていたが、もっと確率を上げて欲しい。実戦でそんな時に確実に1点取る為に。

 午後からは2か所でのフリーバッティングとトス組とに分かれながら練習している。グリップを下げて足を上げてタイミングを取る様に成って来たハルト。高目でもいい打球が飛ぶように成って来ている。ただ、低目はまだタイミングが難しいかな。その辺りは身体の硬さが一番の原因の様に思う。そんなハルト、最後のシートバッティングで打たせてもらっていたが、2打席詰まったフライで、監督から「1番バッターが何やっとんのや!」と怒られる。当たり前だろうな。バッターボックスでの足のタイミングの取り方もフリーの時とは違っていて、遅れて詰まっている。4打席目ぐらいに1本、右中間のライナーが出たかな。

 昨日は気に成っていたソウマ。今日のフリーではいい感じの打球が飛んでいた。バットの振り出しが小さく早い時はいい感じだ。少し後ろから回るスイングの時は引っ掛ける打球が多い。ダイチは前へのステップが小さく後ろ過重でバットが前で振れていない。こんな時は前で右手一本のフォロースローを意識してもいい。ダイチなら充分に飛んで行く。金属バットから木製に変えて打っていたが、ダイチには木製のバランスの方が合っているみたいだね。重めのバットの方が良いかも知れない。少し後ろが小さく成ったユウト。いい打球も多かったが、最後のシートバッティングでは明らかなボール球に手を出し、怒られている。僕も何度も言うが、ユウトは高目も低目も自分のストライクゾーンが広すぎる。それはバットを引く後ろの大きさが原因に成っていると感じる。左脇が大きく空いてしまうからね。後ろを小さく、もっとボールを見極める様に成って欲しい。

 30スイング、2セットのフリーバッティング。やっぱり投げて来たボールを打ち返す実戦に近いバッティング練習は子供達にも楽しみだろう。今日の様に外野も広く取れば生きた打球の守備練習も出来る。どんどん打ち込んで自分の良い時、悪い所の感覚を掴んで欲しい。タイミングが合って来たらバントも簡単に出来るはずだ。

 4時過ぎには少し遠くで雷も聞こえた。雨が来るかも知れない空模様には成ったが、少し落ちて来ただけで最後のシートバッティングまでしっかり練習出来たね。秋の県大会への津予選はもうすぐ。しっかり練習していい結果が残せる様に頑張って欲しい。
 Bチームも10月の奈良での4年生大会に向けて、もう少し詰めた練習も必要に成って来るだろう。しっかり練習して頑張って行こう。

0 件のコメント: