2020年9月21日月曜日

マクドナルドトーナメント準決勝へ。

  今日は春の県大会、マクドナルドトーナメント県大会がこの秋に順延されて開催される。もちろん全国大会は無いが、せめて県レベルの大会は行って欲しいとの軟式野球連盟からの依頼も有ってリーグの中でこの日程しかない、と言う所で組んでもらった。コロナ感染影響から6月後半にやっと試合が出来る様に成って、プラスワン神戸大会、その後の色んな予選、リーグ戦、招待大会などの日程の中で本当に厳しい選択だった。全てが動き出したのも6月以降だし、大会の会場予約も大変だった様だ。今夏は津支部開催では有るけれども会場は松阪から亀山支部の会場まで調整してやっと4会場が決まり今回の大会と成った。軟式野球連盟の皆さまも本当にご苦労さまでした。そういう事を進めてくれる人達がいるからね、僕達も大会に出れる。コロナ影響の中でも県大会に出れる。選手達もチームの皆さんも本当にチーム一つに頑張って来たけどね、その様な人達に感謝を忘れてはいけない。

 


今日は敬老の日。国民の祝日だからね、玄関に日の丸を掲げて、少し遅れて芸濃球場へ。もう時間は8時を過ぎていたなあ。。選手達はトスバッティングをしている。ベンチに入れない子達はファウルゾーンの草抜きをしている。監督もしている。。芸濃グランドの外野からファウルゾーンの雑草はかなり伸びていた様だね。僕も少しは抜いたけれども、7時頃には来たチームの皆さんも沢山手伝ってくれて外野の草抜きをしてくれていた様です。ライトや外野の定位置ぐらいの所まで手入れをして頂いた様で僕が見てもそれは解った。本当にありがとうございました。このコロナ感染影響の中で球場の使用やメンテが少なく成っているのかも知れない。。ここは常駐の管理人さんが居てグランド手入れはやってくれていたハズなんだけどね。。そんな状況に成っているのか、と本当に残念だった。数年前に余りにひどい安濃球場の管理状況に文書でスポーツ振興課に改善を依頼した事が有ったが、あれでも何か月かして再度「あの件はどうなっていますか?」と課長に聞いたらやっと動いてくれた事が有った。そもそも話が伝わっていない。担当者レベルで適当に悪しき前例に従って処理されてしまう。行政の一番悪い所だ。改善して行くのは財政もいろんな課題も有るが、誰かがくどいぐらい言って行かないと何も良くは成らない。

 その県大会の第一試合。対戦相手は今一色さん。僕がチームを預かった頃は中々練習試合も頼めないぐらいの強いチームだった。あの頃の監督さんは今もずっと頑張られている。何度か大会で対戦もさせてもらった。去年だったか、伊勢の大会の帰りに二見のグランドで宮山さんと練習試合をしている会場へ寄って色々お話を聞いた。確かもう40年近く指導をされていると思う。僕なんかまだ足元にも及ばない。本当に敬意を表したいが、やはり考えるのは後継者の事かな、と話されていた。どこのチームにも同じような課題は有る。今日も試合が終わってからわざわざ1塁側のベンチ裏まで訪ねてくれました。秋季大会の案内もしたけども伊勢方面は学校行事と重なった所が多いんだよ。今日もありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 1回の表の今一色さん。タイセイの投球にタイミングが合っている。1番にセンター前、2番の打球はライト前へ打たれ、これをライトが後逸しHRと成って無死でいきなり2点。さらに3番にもセンター前へ打たれ、ここでケイタに交代した。ケイタはボールの勢いで4番を三振、シュンスケも盗塁を刺し後続も絶ったが、僕には先に2点取られた方がチームにとっては良かったかな、と感じた。2点なら徹底して1点ずつ追いかけて行けばいい。荒削りに成らず集中して追えるだろうと思っていた。

 その裏、先頭タイガ、2番シュンスケも倒れて2死。今一色の1番はいいボールを投げて来ている。殆どがアウトコース低目でコントロールもいい。最初からこのピッチャーは苦労しそうだな、と感じていた。監督からじっくり見て行けとも言われているだろう。4,5番以外は殆ど2ストライクまで見ていたかな。そして3番に入ったカンタ。今日で言えば、このカンタがキーだったね。高いバウンドのショートゴロで1塁に生き、4番ダイチが左中間2塁打で1点。でもその後のケイタは完全に詰まったレフトフライだった。でもこの試合でバットを一握り短く持っていたのはケイタだけでは無かったかな。低目の伸びの有るボール。そう振り回していれば打てない。

 ケイタは2回先頭に四球を出したが7番には高目のボール球で三振。これは助かったと思ったね。3回にも高目のボールを振ってくれて三振二つ。4,5回と三振も取りながら危なげなく抑えてくれた。特に3回ぐらいから使いだした少しだけ抜いたボールでのストライク。これがとても有効だったね。速いボールを相手に意識させる事が出来たらこういう何でもないボールでストライクを取れる、これがもっと使えたらピッチングの幅はもっと広がって来る。

 打線は2回裏に先頭ケイヤが四球。盗塁の後タイセイが送って1死3塁。ユウセイのバントはピッチャー前で際どいタイミングだったが、主審はセーフのコール。キャッチのラインをふさぐ走塁妨害的なプレーも有ったのかも知れない。ちょっと残念だったのは4回裏、先頭ケイタが出て盗塁アウト。その後2死から連続四球が有っただけにね。みんなスタートの時に立ち上がってしまう。ほんの半歩の差だよ。

 そして相手の1番は70球を超え、5回からは10番に交代。この子もスピードは充分ある。ただ、まだその立ち上がり、コントロールが安定していなかった。先頭タイガが出て、盗塁。シュンスケのバントは3塁手がダッシュして来たショート寄りに転がり誰も取れず内野安打で1,3塁。この後、ピッチャーのボーク宣告で1点勝ち越し。更にカンタ、ダイチ四球で満塁から5番ケイタ。追い込まれてからシュンスケはスクイズのスタート。これは早過ぎるぐらいのスタートだったね。外されたのか高目に抜けたのかは解らない。ピッチャーの目線の中にもシュンスケのスタートは充分に解ったはずだ。ケイタは高目のボール球にバットを立ててピッチャー前に転がす。その時にはもうホーム手前だったね。スタートがもう少し遅れていればフォースプレーだしアウトかも知れない。更に四球、WPも出てこの回ラッキーな4点が入った。6回裏にはピッチャーも代わったが、1死からタイガが出て2死3塁から3番カンタが右中間を抜く打球がHRと成り、大きな2点追加。リードは6点と成った。

 1回途中無死からリリーフしたケイタも5回で70球を超え、6回からはケイヤ。ケイヤの緩急のボールに今一色さんはセンター前のヒット1本のみ。後続も抑えて今年の県大会初めての1勝と成った。70球制限の試合では2番手3番手のピッチャーの出来が試合を大きく左右する。神戸の場合はケイタが良く抑えてケイヤにつなげた事が一番の勝因だろうね。

 続く第二試合は尾鷲さんと内部さん。シートノックを見ていても内部さんはほぼ出来上がっている。何人かのピッチャーもいるようだし、特に左の1番が来たら手こずるだろうと想像は出来た。尾鷲さんは来年のチーム目指しているのかな。今回は小さな子もスタメンに出ていた。力の差が出て試合はコールドで終わり、神戸の次の対戦相手は内部ライオンズさんと成った。

 13時半頃から始まった試合。先発は先の試合を投げたケイヤ。あのピッチィング内容なら僕でもそうするなあ。その立ち上がり、2死まで追い込んで簡単に取りながら3番にセンター越え、4番にも追い込んでライト線へ落とされ5番には死球で2死満塁。それでも6番をショートゴロに打ち取り大きなピンチを切り抜けた。

 内部さんの先発は8番。この子もスピードもコントロールも有る。大振りしていたら打てないだろう。タイガは詰まったレフトフライ。シュンスケの打球も押されたが打球は左中間を抜け3塁打。3番カンタはバントも失敗して追い込まれたがその後に死球。カンタには痛かったけど、チームにとっては有り難たかった。2,3塁と成ってダイチの打球は詰まったファーストゴロ。シュンスケは一瞬止まったがホームへ入り1点先制。そしてケイタ。このところのケイタは少し変わって来た。追い込まれてから強振せずセンターへ返し、これが2点目のタイムリー。前の試合のピッチングでもそうだし、自分でもその辺りが解って来たのではないかな。

 2回表は先頭7番に左中間に打たれたが、2塁で止め送りバントで1死3塁。この後の9番は強打でセカンドフライ。先の試合ではとても上手いバントをしていた1番にも粘られながらファーストゴロ。ケイヤのボールを引っ張りにかかってくれたのが神戸にとっては良かった。バントの方がずっとイヤだったね。

 3回表は1死から左中間前のフライ。深めの守備からケイタは落下点まで真っすぐ走りグラブに届いたがボールは落ち2死から5番にセンターへ落とされ2死1,2塁。ここでケイヤの投球数は前の試合から数えて70球を超え、タイセイに交代。ピッチャーゴロに打ち取ってピンチを抜ける。その裏、先頭タイガの打球は詰まったショート後方の高いフライ。ショートは無理な体勢で構えて日差しとも重なったのかな、打球は落ちて無死2塁。2番シュンスケはバント失敗の後、追い込まれてから上手くセンターへライナーで返し、タイガは3塁を回る。センターはバックホームを焦ったのかな、ワンバウンドの打球が後ろへ抜け、これがHRと成って大きな4点目が入った。更にカンタがセンターへ返し、ここで内部さんは左の1番に交代する。1死と成ってケイタ。ここもケイタの上手いバッティング。打球はセカンド横を抜け、カンタは3塁へ。1死2,3塁と成ったがここで追加点が欲しかったね。ケイヤのスクイズも身体に当たったファウルと宣告されアウト。それでも打線のつながりが出て来たと感じるイニングだった。

 タイセイは4,5回ともランナーを背負いながらも良く抑えている。5回は先頭にレフト前に打たれWPで無死2塁と成ったが内部さんは全部強打で来てバックも良く守って進塁も防いでいる。今日は3塁側のベンチ上から見ていたが、タイセイのトップは後ろ過ぎるのではないかな、と感じた。初球の高目のボール球も多い。僕のイメージは鉄棒にぶら下がって頭近くまで懸垂をしたぐらいの右手の位置。オランウータンがぶら下がるイメージ。でも、今の時代、どれが良いかは解らない。先の試合での今一色さんとはビッタリ合わされていたが、内部さんは大抵が詰まらさせて打ち取っている。バッターから見えるボールの位置、タイミング、ほんの少しの差なんだろう。バッティングもピッチングも本当に難しい。

 6回に1死から四球を出し、ここで監督はすぐにユウセイに交代させる。9番に粘られながらも三振に取り、続く左の1番には良く粘られて左中間へ落とされて2死1,3塁。2番には詰まらせてショート後方のフライ。7回もショートゴロ2つ、最後はタイガへのフライで三者凡退で打ち取り県大会2勝目と成った。



内部さんに4-0で勝利

良く守った!良くつないだ!

 ただね、途中から代わった左の1番には4,5,6回と三者凡退でチャンスすら作れ無かった。殆ど外低目の速いボール。いいピッチャーと対戦した時の対応、この辺りはチームの大きな課題だね。

 試合が終わって審判員の皆さんや津リーグの応援Pの方々が片付けや整備をしてくれている。この試合の前にも三塁側のファウルゾーンなど選手達も監督も草抜きをしてくれていた。そして芸濃球場のベンチの掃除やグランド均しを神戸の6年生達がしてくれている。僕にとってはとっても誇らしい嬉しい光景。グランドの外に出ていた5年生達。すると一番遅く入団したヒロキがトンボを持ってグランドへ入って行く。どこまでその意識が有るのかは解らないが6年生を見て5年生達も何をしなければいけないのか、いつも良く見て覚えて行って欲しい。人任せではダメだよ。自分達でやらなきゃ。

みんなありがとう!

 ご父兄の皆さまも大変お疲れさまでした。今日は選手達の晴れ舞台。お爺ちゃんお婆ちゃん達もちゃんとマスク対応をして来て頂いていた様です。ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。

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