昨日の雨中の試合から一夜明けた早朝。モモ達とお散歩していても空は星が見える。今日は雨は無いだろうが、どこまでグランドのコンディションが回復しているかな。
7時半前に明和のグランドに着くと水たまりはないが、グランドは柔らかい。内野の守備はしっかりグラブを見ないとミスは出るだろう、そう予感する。
しばらくすると長浜の浅井西さんも来て、久しぶりにお会いする監督さんと暫く話をしていた。
浅井西さんとは前団長の縁で10年以上前から交流してもらっていた。毎年長浜には行っていたし、記念大会にも呼んで頂いた。近年では日程が上手く合わないが、神戸大会にも何度か参加してもらっている。今の監督さんになってもう10年は経つだろうか。県大会にも出場している強豪チームだ。
先発したケントの序盤は良くスピードが乗っていた。相手のベンチも遅れるな、と言うぐらいに。スピードで言えば最近では一番ではないかな。
浅井さんの中軸は大きく鋭いスイングをするけれども3,4回まではスピードで押し切っていたね。速いボールに合わせて来た中盤からは上手く抜いたボールも使えている。リクトのリードも上手い。7回に日光が入ったんだろう、レフトフライの落球からライトゴロで1点を入れられ完封は逃したが、内容は7回ノーヒット、2四球。欲を言えば2四球は余分。それ以外は本当にいい内容のピッチング。
けれでも打線は小フライのオンパレードでチャンスも作れない。緩急を上手く使うピッチャーに確かに「初球でも狙い球は積極的に行け!」とは言ったが、早いカウントでの内野フライが4回までに10個。特に小技の出来るバッターには柔らかいグランドコンデョションだしバントもチャレンジして欲しかったが、そんな素振りもない。4回まで40球も行ってないんだからね。
やっと5回、ユウヤが粘って四球。ユウヤの構えはどっしりしてきてポイントに入れば持って行かれる、そんな感じをピッチャーも受けるんだろう。そんなところから四球、僕はそう感じる。これも実力のうち。
6番に下げたケントには、「今、そのスイングでは右方向へしかヒットは打てないから、徹底してライト線を狙え!」昨日からずっとそう言っていた。何球か粘って打球はそのライト線に高く上がり落ちる。無死2,3塁のラッキーなチャンスになった。
先の回ではレイヤにランをかけたら、上手く外されて2塁で殺された。この時もバッテリーは警戒している。ルイには1球打ての後、3球目にスクイズ。これをルイが上手く1塁線に転がし、ユウヤが入って1点先制。ユウヤの走塁も速くなって来たように感じる。いいスタートだった。
そしてこのところ、バッティングでは迷いが見えるシンペイ。昨日もいいスイングを持っているのに手打ちになっているので、「空振り三振でいいから、足を上げて思い切って振って来い!」
何度か交代させられた事も有った。今日の前の打席でも当てに行くカットするようなスイングで内野フライ。何も考える事なんてない。いい球を思いっきり叩く!それだけ頭に入れればいい。ボール球を振らないように・・・とネガティブに考えるより、いい球を狙ってスイング!
そしてこの打席も当てに行くスイングは見えたが、ファウルしている内に段々タイミングが合って来ていた。
5球ほど粘ってベルト付近のボール、シンペイはボールを体の前で捉えてセカンドの頭をライナーで超える貴重なタイムリーとなった。ヘッドを前で走らすいい時のシンペイのスイングだ。今まで悩んできただけにこのタイムリーは僕もチームにとっても本当に嬉しかったね!
自信を持とうシンペイ!あんなスイングを持っているんだから。
この後、ランナー3塁での独特な浅井さんの守備体系のお蔭で、普通ならショートフライがユウヒの打球はポトリと定位置に落ちて貴重な3点目。この後、ユウヒ2塁からソウにはエンドラン。狙い通りに3塁線に打球を転がし、ユウヒのスタートも完全にホームを狙えるタイミングだったけど、サードは振り向いちゃったね。ここは仕方無し。
6回には代わったピッチャーからケントの右中間タイムリーも出て大きな4点目となった。
そして次の準決勝は大阪の長曽根ストロングさん。僕は初めて対戦するチームだけど、全国では常連チーム。数年前は全国優勝もしている、多賀さんと並ぶ強豪チームだ。
先発したルイは昨日と同じように慎重に投げている。ただ確かに長曽根さんのスイングは強く速い。ミスや四球が失点の元となってしまう。
2回には2死3塁から
サードの悪送球で1失点。3回には四球、ショートエラーが続いて3失点。4回にはピッチャーゴロを自らのファンブルから、アユムにも途中交代したが3失点。この試合、内野でミスをしなかったのはファーストだけ。このコンディションとは言え、相手も同じなんだから。良く投げていたルイには申し訳無かったけっど、こんなコンディションの時こそ基本が大事になる。
もっとしっかりコースに入ってグラブを見る基本を徹底しよう。
打線はソウとタイキのレフト前への安打だけ。四死球などでチャンスも作ったが、後続3,4,5,6が全く打てない。試合は完敗の内容だった。
そしてこの後はまたすぐに大仏山球場へ移動して多賀さんとの3位決定戦のサドンデスゲーム。
子供達はかなり緊張していたようだね。
神戸の先行で始まったそのゲーム。満塁で先頭はレイヤ。レイヤは2球目にラッキーな死球をもらって1点。続くユウヤも四球をもらい2点目。そしてケントは高め外につられて空振り三振。ゲッツーよりはいいけれど、伸び上がるから高めの球に手を出す。当たっても飛ばない。もっと上を目指すなら徹底して直して行こう。
そしてその後はリクト。リクトは上手くライト前に転がして3点目。これは満塁で見る久々の貴重なタイムーだった。
その後はアユムを入れたが、まだまだ6年生のボールにはスイングが負けている。
内野ゴロでDPでチェンジ。こんな勝負の場面で強い打球が打てるようにこれからもっと頑張って欲しい。本当はもっと5年生を入れたかったけどね。3位がかかった大事なサドンデス。しっかり見て勉強して欲しい。
あの満塁の1イニングで相手の多賀さんは、どんな牽制をしていただろう。
1塁も2塁も3塁も、それもパターンの違う牽制を混ぜていた。少しでも気を抜いたらアウトにされる。外野のカバーもしっかり出来ている。
小学生のスポーツ少年団のレベルで、そこまでする必要が有るのか?という気持ちは僕には有るけども全国で勝ち抜くにはどんな事も出来る、それも必要なんだろう。
でもね、僕ならその練習に沢山の時間を費やすなら、基本を徹底的にやってバッティング練習をするなあ。
そしてその裏。6年生は緊張している様だ。プレッシャーも有るのかな。
先頭の左バッターは2球目をレフトフライ。ケントのボールで押しこんでいたから捕れると思ったが、思ったより伸びた様だね。ルイは捕れず1点。フライでランナーがスタート出来なかったのも一つラッキー。
続くバッターは強いサードゴロ。トモキは捕球したけれども何が一番安全にアウトに出来るか、ちょっと整理出来ていなかった様だね。ベースを踏んでDPも狙える。バックホームでもいい。声も聞こえたのか一瞬迷ってオールセーフになった。
これで1点差でなお無死満塁。なんだか北海道の全国大会を思い出した。打たれたら終わり。やるしかない状況。
続くバッターには粘られながらも上手く緩急を入れてセンターフライ。ぎこちないユウヒの動きもまだちょっと不安だけど、タッチアップも止めた。
次のバッターは初球をファーストフライ。1死に成って相手は右狙い。そこへケントのボールが勝ったね。
そして最後も速いボールで押し、打球はセカンドフライ。1点を守り切って3位決定戦を勝ち抜いてしまった。
わずか1イニングの決定戦だけど、全国レベルのチーム相手に沢山勉強出来た決定戦だった。
この後の決勝戦、全国常連同士の長曽根さんとJBCさん。共にピッチャーは大柄でもないし、それほど速くは無いが、微妙に緩急を上手く使っている。 特に長曽根さんの1番はルイぐらいの背丈ではないかな。それでもマウンドでは大きく見える。緩急の使い方とコントロールが本当に良かったね。全国を目指す為のピッチング。もちろんバックの守備も絶対的なキャッチもバッティングも必要だが、それらが有って何よりあのピッチングだろう。
そうそうこんな機会は無い。次を目指す5年生達はどれだけそういう事を感じてくれたかな。
JBCの皆さんにはこの後、美味しいカレーも皆に振る舞って頂きました。
僕もお代わりを頂きました。
表彰式の後の沢山のゲームやレクレーション。OBの皆さんが総出でお手伝いをしている。強さを維持して行くのはそのチーム作りだけでは無い。皆さんの応援や協力が有っての事。それが続かないとチームも続いて行かない。神戸大会にも色々参考にもして行きたい。そんな事も思いながらゲームを観ていた。気合いが入りすぎて転んだお母さんもいたようですが、大丈夫だったでしょうか?
JBCの皆さん、本当にありがとうございました!
また来年は神戸大会で!よろしくお願いします!
皆もベスト4、3位おめでとう!
7時半前に明和のグランドに着くと水たまりはないが、グランドは柔らかい。内野の守備はしっかりグラブを見ないとミスは出るだろう、そう予感する。
しばらくすると長浜の浅井西さんも来て、久しぶりにお会いする監督さんと暫く話をしていた。
浅井西さんとは前団長の縁で10年以上前から交流してもらっていた。毎年長浜には行っていたし、記念大会にも呼んで頂いた。近年では日程が上手く合わないが、神戸大会にも何度か参加してもらっている。今の監督さんになってもう10年は経つだろうか。県大会にも出場している強豪チームだ。
先発したケントの序盤は良くスピードが乗っていた。相手のベンチも遅れるな、と言うぐらいに。スピードで言えば最近では一番ではないかな。
浅井さんの中軸は大きく鋭いスイングをするけれども3,4回まではスピードで押し切っていたね。速いボールに合わせて来た中盤からは上手く抜いたボールも使えている。リクトのリードも上手い。7回に日光が入ったんだろう、レフトフライの落球からライトゴロで1点を入れられ完封は逃したが、内容は7回ノーヒット、2四球。欲を言えば2四球は余分。それ以外は本当にいい内容のピッチング。
けれでも打線は小フライのオンパレードでチャンスも作れない。緩急を上手く使うピッチャーに確かに「初球でも狙い球は積極的に行け!」とは言ったが、早いカウントでの内野フライが4回までに10個。特に小技の出来るバッターには柔らかいグランドコンデョションだしバントもチャレンジして欲しかったが、そんな素振りもない。4回まで40球も行ってないんだからね。
やっと5回、ユウヤが粘って四球。ユウヤの構えはどっしりしてきてポイントに入れば持って行かれる、そんな感じをピッチャーも受けるんだろう。そんなところから四球、僕はそう感じる。これも実力のうち。
6番に下げたケントには、「今、そのスイングでは右方向へしかヒットは打てないから、徹底してライト線を狙え!」昨日からずっとそう言っていた。何球か粘って打球はそのライト線に高く上がり落ちる。無死2,3塁のラッキーなチャンスになった。
先の回ではレイヤにランをかけたら、上手く外されて2塁で殺された。この時もバッテリーは警戒している。ルイには1球打ての後、3球目にスクイズ。これをルイが上手く1塁線に転がし、ユウヤが入って1点先制。ユウヤの走塁も速くなって来たように感じる。いいスタートだった。
そしてこのところ、バッティングでは迷いが見えるシンペイ。昨日もいいスイングを持っているのに手打ちになっているので、「空振り三振でいいから、足を上げて思い切って振って来い!」
何度か交代させられた事も有った。今日の前の打席でも当てに行くカットするようなスイングで内野フライ。何も考える事なんてない。いい球を思いっきり叩く!それだけ頭に入れればいい。ボール球を振らないように・・・とネガティブに考えるより、いい球を狙ってスイング!
そしてこの打席も当てに行くスイングは見えたが、ファウルしている内に段々タイミングが合って来ていた。
5球ほど粘ってベルト付近のボール、シンペイはボールを体の前で捉えてセカンドの頭をライナーで超える貴重なタイムリーとなった。ヘッドを前で走らすいい時のシンペイのスイングだ。今まで悩んできただけにこのタイムリーは僕もチームにとっても本当に嬉しかったね!
自信を持とうシンペイ!あんなスイングを持っているんだから。
この後、ランナー3塁での独特な浅井さんの守備体系のお蔭で、普通ならショートフライがユウヒの打球はポトリと定位置に落ちて貴重な3点目。この後、ユウヒ2塁からソウにはエンドラン。狙い通りに3塁線に打球を転がし、ユウヒのスタートも完全にホームを狙えるタイミングだったけど、サードは振り向いちゃったね。ここは仕方無し。
6回には代わったピッチャーからケントの右中間タイムリーも出て大きな4点目となった。
そして次の準決勝は大阪の長曽根ストロングさん。僕は初めて対戦するチームだけど、全国では常連チーム。数年前は全国優勝もしている、多賀さんと並ぶ強豪チームだ。
先発したルイは昨日と同じように慎重に投げている。ただ確かに長曽根さんのスイングは強く速い。ミスや四球が失点の元となってしまう。
2回には2死3塁から
サードの悪送球で1失点。3回には四球、ショートエラーが続いて3失点。4回にはピッチャーゴロを自らのファンブルから、アユムにも途中交代したが3失点。この試合、内野でミスをしなかったのはファーストだけ。このコンディションとは言え、相手も同じなんだから。良く投げていたルイには申し訳無かったけっど、こんなコンディションの時こそ基本が大事になる。
もっとしっかりコースに入ってグラブを見る基本を徹底しよう。
打線はソウとタイキのレフト前への安打だけ。四死球などでチャンスも作ったが、後続3,4,5,6が全く打てない。試合は完敗の内容だった。
そしてこの後はまたすぐに大仏山球場へ移動して多賀さんとの3位決定戦のサドンデスゲーム。
子供達はかなり緊張していたようだね。
神戸の先行で始まったそのゲーム。満塁で先頭はレイヤ。レイヤは2球目にラッキーな死球をもらって1点。続くユウヤも四球をもらい2点目。そしてケントは高め外につられて空振り三振。ゲッツーよりはいいけれど、伸び上がるから高めの球に手を出す。当たっても飛ばない。もっと上を目指すなら徹底して直して行こう。
そしてその後はリクト。リクトは上手くライト前に転がして3点目。これは満塁で見る久々の貴重なタイムーだった。
その後はアユムを入れたが、まだまだ6年生のボールにはスイングが負けている。
内野ゴロでDPでチェンジ。こんな勝負の場面で強い打球が打てるようにこれからもっと頑張って欲しい。本当はもっと5年生を入れたかったけどね。3位がかかった大事なサドンデス。しっかり見て勉強して欲しい。
あの満塁の1イニングで相手の多賀さんは、どんな牽制をしていただろう。
1塁も2塁も3塁も、それもパターンの違う牽制を混ぜていた。少しでも気を抜いたらアウトにされる。外野のカバーもしっかり出来ている。
小学生のスポーツ少年団のレベルで、そこまでする必要が有るのか?という気持ちは僕には有るけども全国で勝ち抜くにはどんな事も出来る、それも必要なんだろう。
でもね、僕ならその練習に沢山の時間を費やすなら、基本を徹底的にやってバッティング練習をするなあ。
そしてその裏。6年生は緊張している様だ。プレッシャーも有るのかな。
先頭の左バッターは2球目をレフトフライ。ケントのボールで押しこんでいたから捕れると思ったが、思ったより伸びた様だね。ルイは捕れず1点。フライでランナーがスタート出来なかったのも一つラッキー。
続くバッターは強いサードゴロ。トモキは捕球したけれども何が一番安全にアウトに出来るか、ちょっと整理出来ていなかった様だね。ベースを踏んでDPも狙える。バックホームでもいい。声も聞こえたのか一瞬迷ってオールセーフになった。
これで1点差でなお無死満塁。なんだか北海道の全国大会を思い出した。打たれたら終わり。やるしかない状況。
続くバッターには粘られながらも上手く緩急を入れてセンターフライ。ぎこちないユウヒの動きもまだちょっと不安だけど、タッチアップも止めた。
次のバッターは初球をファーストフライ。1死に成って相手は右狙い。そこへケントのボールが勝ったね。
そして最後も速いボールで押し、打球はセカンドフライ。1点を守り切って3位決定戦を勝ち抜いてしまった。
わずか1イニングの決定戦だけど、全国レベルのチーム相手に沢山勉強出来た決定戦だった。
この後の決勝戦、全国常連同士の長曽根さんとJBCさん。共にピッチャーは大柄でもないし、それほど速くは無いが、微妙に緩急を上手く使っている。 特に長曽根さんの1番はルイぐらいの背丈ではないかな。それでもマウンドでは大きく見える。緩急の使い方とコントロールが本当に良かったね。全国を目指す為のピッチング。もちろんバックの守備も絶対的なキャッチもバッティングも必要だが、それらが有って何よりあのピッチングだろう。
そうそうこんな機会は無い。次を目指す5年生達はどれだけそういう事を感じてくれたかな。
3位のメダルを架けてもらって嬉しそうなみんな |
僕もお代わりを頂きました。
美味しいカレーをありがとうございました。 |
JBCの皆さん、本当にありがとうございました!
また来年は神戸大会で!よろしくお願いします!
皆もベスト4、3位おめでとう!
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