2015年1月17日土曜日

M1カップ・ナイスゲーム!

 夜明け前。モモを連れて散歩に出ると雨。
「え~・・・マジ!」
しばらくして止んだが、今日はM1カップ。
6年生最後の試合だし、いいコンディションでやらしてあげたい。
お天気の回復を期待しながら霞ヶ浦へ向かった。

 昨年の4つの県大会のベスト4以上と選抜チームが集まるとってもレベルの高い大会。
なじみの代表や監督さんが、沢山来られていた。
独特の雰囲気の開会式も新鮮だったね。ああいうやり方もこの様な大会にはいいな、と感じた。

 開会式を終えて試合会場へ移動。去年の東海大会の前にこのグランドで練習試合をさせてもらった。あの時はミスや守りきれない弱さが出たが、今日はどうだろう。
このところの6年生は間違いなく力を着けて来ている。
11月から年末の大会ではケントの投球も力が有る。ミスや四球が無ければ充分戦えるだろう。

 そして、寒い小雨の中での試合前のアップ。
最後のトスバッティングを見ていて、シンペイの叩けるスイングが良いしミートも出来ている。
ケントも少し右方向へ叩く打球がいい。リクトもルイも良さそう。

 新チームの練習をしている間、6年生達には1対1のトスをずっとやらせていた。それらが少しは良かったんだろう。全員は見れ無かったが、ミートが出来ているし良く振れているな、と感じた。これなら大丈夫。

 1試合目の保々さんと松尾さんとのシーソーゲームの終盤から冷たい雨が降ってくる。試合が終わっても少し強く成って、暫らく待機させられたが、一番の心配はこの寒さ。前の試合でも普段ならないだろう、送球ミスが多かった。待機の間にしっかり指先、手首を動かしておくように皆に言った。

 そして雨が上り、試合開始。
1番にはユウヒ。何とかその足を生かせるように頑張ってくれたらいい。
アップではそれ程でもなかったケントは初回の投球。しっかりボールが走っていた。先頭にミートはされたがスピードで押している。シンペイの後ろへのフライ。

 3回に先頭に死球から2塁へ送られ、2死からまた警戒すべきその1番バッター。簡単に初球が高目に入り、左中間を割られ1点先制される。前のバッターも初球バントをしているし、2死だからここは慎重にボールからで良かった。でもこれは指示しなかった監督のミスかな。
失点も安打もこれだけ。
 中盤から終盤まで、ケントのボールの勢いは落ちなかった。

 続く4回にも2四死球で無死1,2塁。
ここでタイムをかけて「投球が単調だぞ、もう少し緩急を使おう。一つずつ一つずつ」
この場面ではいつもの様にショートを前で守らせたが、バッターは4番。それを見てかどうかは解らないが初球強打。セカンドランナーはスタートしていたからエンドランだろう。打球はショート定位置辺りへのフライ。でもそこにはソウは前進守備でいない。そこにランナーをカバーしていたレイヤが間に合ってラッキーなDPに成った。ここが大きなポイントだった。

 6回はショートゴロをソウがファンブル。このコンディションなら仕方無し。
1死2塁と成って2番バッター。打球は右中間へ飛んで行く。ほぼ真ん中と言ってもいいだろう。
けれどもユウヒが良く走ってキャッチ。ユウヒも早かったし、ケントのボールも力が有ったから捕球出来たね。ユウヒは2回にもライト線の抜けそうな打球を捕球している。もう少し楽そうに捕って欲しいけどね。

 攻撃ではリクトが3安打。チャンスを作るが後続が続かない。
無死や1死でランナーが出てもユウヒとソウ以外はバントさせる気は無かった。
ユウヒはチャンスは作れなかったが、いいバントが一つ決めれた。もちろんソウはバント安打も含むいいバントをしている。

 1点リードされた4回表。先頭のユウヤがレフト前にポテン。WPで無死2塁と成ってケント。前の打席でも右中間へヒットを打っている。この打席も狙いはそこへ。打球は右中間2塁打と成り同点。ここで紀宝さんはエースにピッチャーを交代。
さすがに速いし力は有るね。でもバントする気は無かった。
 シンペイが転がして1死3塁でルイ。ここも打て!
ルイは押されながらも、前進守備の2塁後ろへ打球を返し、貴重な勝ち越し点が入った。

 攻撃では4,5番でチャンスが切れた傾向だったが、終わって見れば三者凡退は6回だけ。9安打は良く打った方だね。
追加点は取れなかったが、ケントは1点差の最終回も危なげなく押し切り2死。最後は空振り三振でゲーム。
ナイスゲームだったね!

 そして、今日のこの試合で良かったのはリクトの送球。守備に着いてプレイ前の2塁への送球はベンチから見ていても軽く投げて速く大体の所へ送球が行っていた。
ケントの牽制も良かったが、あの送球を見て紀宝さんはランナーが出ても2塁へ盗塁を仕掛けて来なかったね。

 そして紀宝さんのバッターはどこも気が抜けないいいバッターが揃っている。良く打つと聞いているし、それは間違いないだろう。しっかりバットも振れている。そんな中でケントもリクトも攻め方を良く考えながら攻めていた。ナイスバッテリー。
また紀宝さんで、感心したのは内野のライナーアウトでも1塁まで全力で走り抜いている事。神戸の子は皆、それが出来ているかな?礼儀も正しく声も良く出て大きい。
見習うところは沢山有るね。
今日も願いがつまったバナナ。ありがとう!

 何とかこの悪コンディションの中でも気持ちを切らさず、明日につなげる事が出来た。
6年生最後の大会だけど、この子達はまだ12歳。生まれるもっと前にあの阪神大震災が起きている。僕はあの日、早朝のあの時間の車での出勤途中に亀山の橋の上で大きな揺れを感じた。
「何だ?これ?大型トラックでも事故?」と当りを見渡したが、何もない。
暫らくしてニュースが流れた。

 今、この年に成っても子供達と野球が出来る事に感謝を忘れないように!
明日も寒そうだけど、いい試合が出来る様に頑張ろう!

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