2021年8月1日日曜日

チーム課題一杯の関大会。関の皆さんありがとうございました!

 早朝、ユウを連れて玄関を出ると路面は少し濡れている。車のルーフにも雨の後。お陰で涼しいお散歩だったが、その途中にもポツポツと雨は当たった。西の空も雲一面で青山の山々もかすんで見える。でも予報では雨は無い。今日も一日大丈夫だろう。 

 今日は関大会。例年真夏のこの時期での大会で僕がお世話に成る前からずっと参加させてもらっている。1日でのブロックに分かれての交流戦で、色んな思い出が有る大会だ。この関のグランドも昔から全く変わっていなくて雑草が生えて来ている訳では無く、手入れもしっかりされているのだろう。津の各会場も良く手入れされている所も有るが、これでお金を取るのか!と思えるグランドも有る。。女性の方が入れる様なトイレも無い会場も有って、この時代にそんな環境のグランドは。。といつも思ってしまう。今年は三重の国体が有るけれども、国体担当者から、その後の施設の使用要望や環境について、僕の所にもアンケートが回って来たが、その内容を見ていて何とヒマな事やってるんだろう。。。「こういうアンケートをするぐらいなら、行政の人達で現状を全部確認して把握してからやるべきだ」と返信した。普通はそうだよね?現状が把握されていなのに人に聞くなんて順序が違う。全て人任せなんだよ。

 神戸は2試合目なので9時半頃に着くように家を出たが、駐車場はこの時間で満杯。枠外の所に案内して頂いた。開会式は行わない大会でも会場はこの関の会場だけなので、駐車場やその案内も大変だっただろうと想像する。関の皆さん、本当にありがとうございました。

 馴染みの代表や監督さんらと挨拶をしながら、4面で開始されている第一試合を暫く観戦していた。2,3年生だろうと思える小さな子が名張さんの内野や外野を守っている。バッティングでもそうだが、力は無いけれどもお兄ちゃん達と変わらない動きをしている。来年の神戸のチームも新5,6年生が少ないのでそれに似た構成に成るだろう。でも、これが少年野球の基本だろうと思う。来年はそういう意味でも楽しみだよ。今日のこの4面での試合振りを一日見ていたが、特に思うのはボールが飛び過ぎる事。4面のグランドから外野を超えた打球が回りのコートに入って来る。。そんな打球が特に多く感じた。昔も超える打球は有ったがこんな多くは無かった。選手のスイングが向上している。バットもボールも飛ぶ要素が増えている。それらの要素を入れても飛びすぎでは無いかなと思う。神戸の第一試合で三振を重ねていた速いピッチャーに対してオウカの打球は完全に押し込まれて詰まっていたが、それでもセンターを超えて行く。。オウカの速いスイングも素晴らしいけれども、あれは普通はセンターフライだよ。。神戸が試合をしていたコートにも何度も打球が飛んで来ていた。

 そして始まった神戸の第一試合は熊野の金山さん。先発したセイゴウ。先頭から2四死球、ヒット。そして4番にはレフト越えHR。これはどうしようも無い打球だった。更に5番にも出塁され盗塁。二遊間はハルヤとシンゴだったが、ランナーマークは殆ど出来ていなかった。解らなかったらセカンドは着いていたらいい。それでもこの後、良くセイゴウは抑えたね。2回もポンポンとセンターフライ2つ。2回のここまでセンターフライ4つ。センターにはナオタロウが入っていたが、バッターに合わせてそのポジショニングがちゃんと出来ていた。僕は土手の高い所から見ていたので、それが良く解った。普通に深く守っていたら2本ぐらいは落ちてしまう打球だろう。ナイスポジショニングだと思う。そして2番バッターの打球はレフト正面の打球。エイタは動けていなかったね。難しい打球だとは思うがせめて止めて欲しい。これもHRに成ってしまう。これは痛い失点だよ。3アウトに出来る場面だけにね。3回にもサードエラーから1失点。四球やミスが無かったら、、のタラレバだけど6点も取られるだろうか。。

 打線は金山さんのエースのゆったりしたフォームから投げ込んで来る速いボールに2回まで4三振。粘ってはいるがみんな強振している。速いボールに対じするにはどうしたら良いんだろう?強振する事だろうか。。そして3回裏、先頭のタイキ。今日はタイキだけが速いボールにもちゃんと対応出来ていた。バスターの構えから後ろはほんの小さなバックで前にバットを投げ出す。センター方向へね。手首を返す様なスイングでは無い。バッターボックスのピッチャー寄りで構えていたが、それでも強い当たりのショートライナー。速いボールを打つ理想のバッティングだよ。2死の後、9番セイゴウが四球で1番のオウカ。低目のボールだったので身体の近くで振り抜けたんだろうね。それでも打球は完全に押されていると思ったが打球はセンターを超えてHRに成り2点を返す。

 ピッチャーが3番に代わって4回裏はカナトのレフト前から1点を返し、3点差でもう試合時間も無い5回裏。シンゴはセカンドフライで1死。シンゴは低目のボール球に良く手を出すね。。カナトが出てエイタも内野安打で続いて2,3塁からナオタロウのセンターへのヒットで2人は帰ったが、エイタは完全な暴走だった。たまたま返球のミスが有っただけで、また3塁コーチは止める事も出来ていなかった。そして1死2塁で同点へのチャンス。ここでナオタロウは痛い牽制アウト。慌てる事は無いんだよ。大きな痛いやってはいけない経験、覚えておこう。

 2死ランナー無しと成ったが、タイラは粘って四球。盗塁の後、一番頼りのタイキはレフト前へライナーで返し2死1,3塁。上手くやれば同点も狙えると思っていた。金山さんはキャッチをエースの1番に代え、1塁の逆転ランナーを狙いに来た様だ。それなら益々チャンスだよ。昔の上級生が少ないチームでの練習は何とかチャンスで1点取る練習を良くしていた。この場合なら1塁ランナーがスタートしたらキャッチはセカンドへ投げて殺しに来るだろう。そんな時は勝負をかけて、キャッチが送球してピッチャーがカットしなかったらその瞬間にサードランナーは一気にスタートする。2死だからアウトに成ったら終わり。チャンスはその一瞬のスキしかない。1塁ランナーは手前で止まるか戻ってもいい。1塁ランナーが挟殺プレーされている間にホームを狙う方法もプロでも良く有るが、そのタイミングはもっと難しいと思うな。絶対に3塁ランナーより先にアウトに成ってはいけない。監督も期待はしていたと思うが、そこまでは1塁、3塁ランナーとも共有されていなかったね。

 1ストライクの後、代走で出たレオは盗塁を仕掛けたが2塁ベース1m手前でアウト。3塁ランナーのタイラもスタートすら切っていなかった。金山さんはピッチャー後ろへセカンドのカットも入っていなかったので、一気にスタートしたら多分セーフには成れるタイミングでは無かったかな。いずれにしても1塁、3塁ランナーのこの状況での対応が理解出来ていないと難しい。2,3塁にするのか、挟殺プレーでホームを狙うのか。。でもタイラでさえスタート出来ていなかったので、1塁ランナーが挟殺されている間でのスタートはもっと難しいと感じた。

 まあ、この試合も課題沢山。練習の中でしっかり確認する様にして欲しい。この後に暫く休んで始まった2試合目は1試合目にてい水さんに抽選で敗れたスモールさん。その試合終盤にもエース1番が投げていたが、神戸との試合にも先発してくる。笹尾東さんの大会の決勝でも対戦して大敗しているだけに、このピッチャーに対してどこまで対応してくれるか、とても楽しみだった。

 先発したレオは1回は1四球で抑えたが、ストライクを狙えるというピッチングにはまだ遠い。踏み出した足が開いたりぶれたりするのも要素だと思う。まだ腕の振りも含めて身体の軸で投げれていないという印象。2回に打たれながらも何とか2死まで来たが9番の四球で満塁。次は何度も打たれている10番キャプテン。打球はライト頭上をはるか超えて行く満塁HR。予想出来てしまう失点。何としても四球はもうダメなんだよ。その後、ピッチャーは交代したが、四球が続き打たれるパターンで4回で勝負は決まってしまった。

 3回にオウカのライト越えHR。続くセイゴウは上手く右中間へライナーで返すHR。これタイキと同じく振り回すスイングでは無い。しっかりそこを狙っている様なナイスバッティングだった。一番小さなセイゴウ、それにタイキもいいバッティングが出来ている。他のスタメン組はもうちょっと意識を変えて取り組んで欲しいね。振り回すだけでは打てないよ。タイラはレフトや左中間へはいい強い打球を返せる。それは何故かな。。身体が開かず残り、目線の頭も残り、バットをこねないスイングがその時は出来るからだよ。引っ張っている時は後ろが大きく、前で力でこねるスイングで大抵ファウルか、詰まった打球の1,2塁間方向の打球だ。今までもライト方向への芯の強い打球はかなり少ないと思うよ。いくら力が有ってもミートポイントが小さくなるスイング。ちょっと意識を変えて欲しい。ナオタロウも後ろが大きく成っている。速いボールにはセカンドへバットを投げる意識を持って欲しい。

神戸の2試合目。はるか向こうで、関の子達かな。。上り坂ダッシュしてるね。。

 1,2試合とも残念な結果だったが、これも少年野球。いつも上手くいくとは限らない。コートの土手の上から試合を観戦し、4会場での試合振りも眺めていたが、グランドの向こうの道路の上り坂の歩道。多分関さんの赤いユニフォームの子達だろうね。上り坂でのアップを続けている。。あの2014年の全国大会の直前もこの関の大会で、何とか全国大会でいいゲームが出来る様にと頑張って来ていたが、本当にいい所があの時も少なく全国大会前の課題山盛りの内容だった。

 2014年8月 ⇒ 自覚と工夫。自信を持て!!

 あの時も今日の関さんの子達と同じように何度かダッシュをさせたかな。。もっと前のチームでも色んな思い出が有る大会だ。ふがいない気持ちの見えないプレーの中心選手に試合途中に交代させて、このグランド外周を「走っとけ!!」と走らせた事も有る。暑い最中に今ならこんな事は出来ないね。。この話の後には続きが有って、その子からは卒団してから、僕が涙した手紙をくれたよ。。有名な硬式チームに進んで辛かった頃だろうと思う。「我慢する事を教えてもらいました。。。」と一生懸命書いて有った。それは今も僕の宝物だ。彼はもう学校の先生だよ。。もうお嫁さんももらって子供も出来たかな。。

 2009年5月 ⇒ 高円宮県大会ベスト4進出!そして大貴の手紙。

 まだまだ暑い日々が続きます。コロナ感染も収束する兆しすら有りません。暑い中ですが熱中症に気をつけながら感染対策も徹底して頂く様にお願い致します。

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