今日は高円宮県大会。昨年同様、津と亀山での開催となって今年は津地区の2会場での会場設営やボールボーイなどのサポート。神戸は芸濃グランドを担当し、この広いグランドの外野ネットを設置する。昨夕に神戸のBコートの倉庫から予備のネットを積み込み、今朝は試合用のネットや用具を積み込んで芸濃グランドへ。7時前には着いたが、もう審判部の人達も第一試合の治田さんも来られていた。準備にかかるなり、3塁側の治田さんの指導者からはこの広いグランドなら抜けたらHRに成ってしまうな。。と何度もつぶやく声が聞こえる。だからね、これからネット張るんだよ。と僕も心の中でつぶやく。。
審判部の方もご理解してくれていて、ホームベースから、セカンドベース間の計測後にホームから14.5mの所にマーキング。ここから70.5mの弧を描けばセンター奥85m、両翼80mの外野ネットのラインが引ける。その為に4日の練習日に細いワイヤーでその治具を作っていた。90mのワイヤーから14.5mのポイント、そこから70.5mのポイントを作り、その治具を使って弧を描く。ただ70以上の長さが有るので、間にお父さんに3人ほど入ってもらって僕がラインを引くスピードに大体合わせて動いてもらい、レフト線からライト線までラインを引いて行く。いや、想定通りに完璧に出来たね!少年野球ならこの広さで充分過ぎるだろう。右中間左中間は85m近く有る。神戸のレフト側のネットより10m以上は深い。まずHRに成る事は無いだろう。
今週に作製した90mワイヤー。それぞれのポイントに目印の輪を付けて有る。 これが有ると便利。でも巻き取りが面倒。。何かいい物無いかな。。 |
先週の春季大会、外野をボールが抜けると1試合でHRが5本出た。。今日はそんな風には成らなかった。外野を超えても3塁打までで止まり、ネットに当たる抜けたボールもネットをピンと張っているので跳ね返ってくる。これは今日の審判の人達も言っていた。打球は内野に帰り3塁でのクロスプレーに成る。野球はこれが普通だ。
ネットを1時間近くかかって張り終えて8時過ぎ。やはり両翼80mはやりがいが有るね。高茶屋さんも来てアップを始める。両チームのシートノック。治田さんは外野がちょっと心配かな。。高茶屋さんはみんな緊張気味な様子。いつもの練習通りでいいよ。
予定通り9時には第一試合が始まった。高茶屋さんの先発は小さな4番。緩いボールを低めに集めてピンチをしのいで行く。1回は2死2,3塁、2回も2死2塁、3回は先頭1番にレフト越え3塁打を打たれ2アウトまでしのいだが4番にレフトへ返されて1点。それでも4回は三者凡退。何より無駄なランナー四死球が無い。
第一試合が始まった。 |
高茶屋さんは1回にショート内野安打から盗塁、四球で1,2塁から3番バッター。多分打つだろうと見ていたが完璧に捉えたライトへの痛烈なライナー。僕は捕れないと思ったけどね。深めに守っていたライトの正面で1死とは成ったが、あのバッティングを見たら次も相当慎重に成るだろう。この後4番のセンター越え3塁打。5番もレフトへ返し、返球ミスも有って3塁へ。尚6番もセンターへタイムリーを放ちこの回4点。2回は2死1塁からまた3番。これも完璧なセンターへの打球だったが捕球された。3回には6番の左中間3塁打から7番のレフトへのタイムリーで5点目。4回には9番、1番とヒットが続き、ここで治田さんは先発が70球を超え1番に交代。1死と成ったがまた3番。このバッターの良い所は上体の力が完全に抜けていて右足を上げてヒッチしてそこから一気に振り出しても前に動かない事だ。それにタイミングも近め。緩いボールにも強い。それにこの打席。力の有る外のボールでも身体の近い所で振り抜く。振り遅れ気味のタイミングで外のボールでもレフトを超えて行く。流し打ちではない。同じステップでホームベースの上近くで振り抜く。インコースならライトへ。真ん中近くなら右中間からセンターへ。昔、ロッテのマサカリ投法、村田兆治が言っていた。アウトコースをこの様に打て、と。こういう打ち方をされるとピッチャーにしたらアウトローかインコースのボール気味のボールしか攻めどころが無い。2点タイムリーと成り、更に5番にもタイムリーが出て4回で8点目が入った。
5回表で8-1。ここを抑えたらもうコールドに成ってしまう所だけど、代わった1番が今一つスピードもコントロールも良く無かったね。ランナー2人を置いて4番にレフト越え3塁打を打たれ2点を返されたが、その後は後続を抑え6回にも1点を加えてゲームと成った。このゲーム、高茶屋さんのピッチャー2人には四死球が無い。打たれてランナーを背負っても良く守っている。打線は左の3、4,5番中心に良く打つ。チームとしてもいい状態だろうね。
2試合目の保々さんと野登さんとの試合。シートノックを見ている限りではどちらも良く仕上げているという印象。後はピッチャーと打線の勝負。保々さんの1番はオーバースローの本格派だけども顔は下、外を向く。コントロールには辛いだろうと見ていたが、1回に3番のレフト越え3塁打から4番のタイムリー。2回には2死から2四球とミスも出て2,3,4番の連続タイムリーで4点。3,4回にも1点ずつを追加し5回コールドと成った。この試合で特に目に着いたのが野登さんの走塁。しっかり2次リードが出来ている。それも大きい。キャッチが少し前にはじいただけでランナーは前に進む。続くバッターも楽にバッティングが出来る。この走塁は神戸の子達にも見習って欲しい。こういう事にはバッティングみたいにスランプは無いからね。ランナーが前に進めば必然と得点出来る可能性は上がって来る。
打線好調の高茶屋さんと野登さんとの試合は面白く成りそうだ。野登さんの先攻で始まった試合。高茶屋さんの先発は1試合目に投げた4番。1回に先頭からヒットを打たれ、3番に右中間3塁打、スクイズも決められて初回に3失点。その裏、2死から3番のセンター前から盗塁、4番のセンター前で1点を返す。3回表には高茶屋さんの2回から代わった6番から四球、ヒットなどで2点を追加されるが、良くその後をしのいでいるという印象だ。右手を腰の後ろからサイドスローでピュッと投げて来る。そこそこ伸びも感じられる。身体は先発の4番同様に大きくは無いけれども、見た感じよりもボールの出どころは見にくくフォームも速いのでタイミングは取り辛いのではないかなと思う。
そしてその3回裏の高茶屋さん。ミスと四球で無死1,2塁から3番。ここも速いボールを良く粘って最後はレフトを越し2点タイムリー。5番の打球はレフトの前に落ちるポテンで3点目。更に7番の右中間タイムリーで4点目が入り同点と成った。試合の流れはここから高茶屋さんのペース。4回には2死から2番の四球。チャンスを伺いながら盗塁を決め、3番はまた追い込まれてから左中間へタイムリー3塁打。4番のライト前も続きこの回2点のリードと成った。更に6回裏、2死からまた3番。痛烈な打球が右中間を抜けて行く3塁打。4番四球の後、5番の打球はセンター、セカンド、ライトの間に落ちるポテンで更に大きな1点が入った。
逆転して5回途中ら登板した1番。後投げれるのは30球も残っていないがそれで7回まで投げれたら高茶屋さんの勝利だろうね、と思っていたが、7回表、1死から3番のライト越え3塁打。4番にセンター前に打たれて1点返されたがまだ2点リードが有る。続く5番の打球は良い当たりのショート正面。セカンドから少し送球に間が有ったがDPと成りゲーム。1番の投球数は2試合で70球と成り高茶屋さんは本当に上手くリレー出来たね、という印象。ゲームの後に1番が打たれたら次は?と聞いたらまだ用意していたそうです。。ナイスゲームでした。準決勝進出おめでとう!次も頑張って下さい。
今日の芸濃グランドでの県大会3試合。HRは無くネットまで届く打球でも3塁打でのクロスプレー。これぐらいが一番面白いと思う。HRに成って緊張が抜ける状況では無く、クロスプレーから攻守とも緊張が続いて行く。外野のポジションも神戸の子達よりはずっと前で守っている。内外野の間に落ちる打球も少なかった。ネットが無ければ試合展開も変って来るだろう。そうなったらどちらが勝ったかは解らない。確かなのは無駄なランナーを出した方が不利なのは間違いない。今日もグランド準備やネット張りして頂いたご父兄の皆さん、スコア係りもお母さんも本当にありがとうございました。明日ももう1試合、芸濃で有り片付けも有ります。明日もよろしくお願いします。
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