2019年10月13日日曜日

奈良4年生大会。悔しさを忘れるな。

 今日はBチームは佐藤薬品工業の奈良大会参加。12日の1日目の予定が台風で流れ、13日に成った。8時にはグランドに行ったが、Bの選手達はBコートで練習している。Aの選手達もアップ開始。僕は積水カップ大会の明日の開会式の準備が有るので、A1の組合わせ表の改訂や参加賞などの袋詰めをお母さん方にお願いしてやってもらっていた。すぐに時間は8時半を回り、Bチームはそろそろ出発準備。何でもこの台風の影響で名阪が針インターの手前で通行止めに成っているらしい。なので針まで165号線で行く。30分近くは多くかかるかも解らない。

 同乗させてもらって針には10時半頃。天気予報はどうなってるんだろう。。名張からはずっと雨なんだよね。少し早めの昼食を終える頃には雨も上がり会場へ向かう。西名阪の法隆寺インターを出て10分程で会場に着いた。広い公園内に2面の野球場が有る。ベンチへ入ってキャッチボールが始まった。グランドは昨日の台風の雨の影響か幾分柔らかいが、コートの中は全然問題の無いレベル。

 少し遅れて対戦相手の多賀さんが来られる。アップが始まってあの監督さんが挨拶に来られる。全国優勝も何度か、最近では高円宮全国大会2連覇をしているチーム。僕がチームを預かる前から全国レベルのチームだった。10年ぐらい、いやこのブログには無いからもっと前に成るかな、一度、勢和台のグランドで交流戦でお会いした事は有る。試合をしたかは覚えていない。ただ観戦していて、その監督さんが一球一打、その守備まですべてにメガホンから声や指示を送っていた。選手達もその様に動く。フライだと、「ハイ、下がって下がって~、ハイそこ」と指示を出す。それを見ていてそこまでやる必要が有るのかな、これ指示が無かったらどうなるんだろう、と僕は感じていた。でもそれ以後、見させてもらった時も、今日もその指示は出ていなかったね。ベンチから指示はされてるだろうけど、無くても選手達は動いている、そういう印象かな。
 
 多賀さんとの試合で一度だけ覚えているのは5年前のJBCさんの大会。準決勝で敗れて多賀さんと大仏山球場で3位決定戦のサドンデスゲームをやった。試合前に整列する選手達。まず身体付で完全に負けているという印象。でもサドンデスの1イニングだけだったけど、勝ってこの大会は3位で終わった。
 2014年12月 ⇒ シンペイの満塁タイムリー!。JBCカップ。ベスト4

 多賀の監督さんによれば25年ぐらい前、滋賀の水口や綾野の大会で対戦した事も有るようだ。その縁で神戸にも練習試合に来た事が有る、と言われていた。丁度その頃は僕はまだ父兄の立場だっただろうから、全く覚えていない。お互いに長く頑張って来た。これからも縁を深めて交流出来たらいい。

 多賀さんのアップもそこそこに試合が始まった。
初回先頭のカナト。力んでピッチャーフライ。オウカはショートゴロ、タイラもピッチャーフライ。それ程速くもないピッチャーに対して狙うボールを絞れていない、打ちに行ってる印象。

 その裏、カナトの先発。バッテリー間は14mでカナトの速いボールが低めに決まっていればそうは打たれない、と思っていた。その先頭、ピッチャー後ろのファースト寄りのフライ。ファーストが来れば何でも無かった。セカンドのミチトが来たが、届かない。これはミチトのミスじゃ無しにファーストフライだよ。2番は三振、3番はセンターフライで2死3塁には成ったが、ここから球際の弱さが少し出てしまったかな。ライト前への飛球が落ち、ショート後方のフライもグラブに当たりながら落ちる。

 多賀さんのベンチはカナトの投球を見て、しっかり身体の近くまで呼び込んでミートする打ち方の指示をしたのではないかな。上位から6番ぐらいまでの子はバットを立ててもヒッチもせず、真ん中から外寄りのボールに合わせてミートする打法だ。同じペースでボールは速くてもその辺りに投げてしまったら、ミートするだけで右中間へ飛んで行く。6番には右中間を割られ、8番にはレフト前へ。この回2死から5失点。特別ルールでやっとチェンジと成った。2回にも四球からライト越え、センター越えなどで3失点。コースとどこに狙うか、ゾーン決めてバッティングする多賀さんのバッター達。レフトへの打球は1本だけだった。

 神戸のディフェンスで、気が付く事、まずピッチャーの投球に合わせて足が動いていない。ピッチャーが投げても両手を両ひざに着いたままでは話に成らない。そんな守備なら代わった方が良い。大抵はバッターがスイングしてから足が動くぐらい。これでは守れないよ。各ポジション、ランナーがいる時のポジショニングも動き方もまだまだ課題沢山。キャッチのナオタロウには多賀さんのバッティングを見て、説明して、だからカナトのボールならもっと高目、インコースを責めなさい、と言った。少し緩いボールを外低目に集めるのもいい。まだまだボールも後ろにこぼれる。リードを覚えてピッチャーをその気にさせるのも大事な仕事。キャッチングも送球もしっかり頑張って欲しいね。
 
 ピッチャーは3回からタイキに代わり、内野にゴロが転がる。いわゆる引っ掛けた打球。そうさせるタイキのボールは思ったよりも中に入って来るのでそうなるんだろうね。内野のリズムも良く、ファーストへ回ったセイゴウのキャッチングも良かった。

 問題は打線。多賀さんと比べれば経験の差は大きく有るだろう。4年生以下のこの大会でも、全国優勝ワッペンを右の袖に着けた選手が半分近くはいる。いつもの様に監督の指示をしっかり聞きながらプレー、バッティングしてる、そういう印象だが、神戸の子達はまだまだこれからだね。4イニングでランナー出たのは四球の2人だけ。外野まで飛んでいないのが特に寂しい。打てる力は有るけれどもタイミングも合っていない、コースの的も絞れずボール球、打ちにくいコースに手を出している、そういう印象だった。フルスイングで打席を終えた子は数人だけだった。
 
 残念では有るけれど、これが今のチームの力。攻守とも完全に負けた内容、その内容、悔しさを決して忘れず、しっかり練習して強く成ろう。

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