2013年9月23日月曜日

緩み、甘さ。キャッチボール。。。

 今日は一志球場での積水ハウス旗の大会、準々決勝の3試合。
神戸は高茶屋さんとの第一試合だ。
8時頃に球場に行って、コート作りや大会の準備。そんなに時間の余裕は無い。アップしてトスまでやって少しのノック。9時半には予定通り試合が始まった。

 この試合、一番の心配は子供達の油断、気の緩み。今まで何度か対戦はしているし、大体の力は把握出来ている。けれどバッティングについては神戸でもホームランを打たれているし、とても余裕で挑める試合では無い。バッティングと投手力については間違いなく向こうが上なんだから。
子供達はそれが解っていない。昨日からも、その前からも、気を抜くなよ!1点ずつだぞ!基本のキャッチボールだぞ!と何度言っただろう。

 今まで、ミスや気持ちの緩み、弱さで、どれだけ悔しい思いをしている?少しは教訓にして取り組んでいるのか?
 今朝も同じ事を言ったが、その心配が1回からいきなり連発してしまった。
もちろん先発はマサタケ。ただのライトゴロの送球暴投から始まり、アツシはしっかりカバー出来ていたが、これも捕れない悪送球と成ってしまった。バントはホームベース前で打球が止まり、ファウルに成ると思ったアツシとマサタケ。これは仕方無いが、次の打球にも大きなミス。1アウトも取れず、2点を先制されてしまう。

 でも今日の勝因の一番はこの後も、腐らずにしっかり試合を作ったマサタケ。次打者をショートゴロDPでピンチをやっと脱してくれた。
その裏にフウジロウがレフトへ上手く返して、これをレフトが後逸。HRと成ってラッキーな1点。

 1点差となって3回、1番にライト頭上を超されたが、代わったライトのリクトから4-3-5と上手くボールがつながって3塁をオーバーランしたランナーをホーム前でアウトに出来た。これはとても大きなプレーだった。3塁へ投げる練習をしていたからこれが出来たと思っている。

 そしてその裏、1死からアモンがセンターへヒット。センターが少しはじく間にアモンは2塁まで滑り込むナイスランだった。続くケイタには2球目までは打てのサイン。けれどやはりタイミングは合わない。1,2回はフウジロウの打球以外は内野ゴロと三振3つ、お決まりの内野フライだけ。外野にも飛んでいない。

 1死だけど、バントで狙うしかない。ここでケイタは100点の3塁線バントを決めてくれてオールセーフと成った。2回を終えた時点で狙い所はそこしかないと思っていた。
1死2,3塁でフウジロウ。さっきはヒットを打っているが、次はどうだろう。3塁ランナーはアモンだし、同点には出来るハズ。ここも迷わずセフティー。ケイタのスタートも良く、これが2ランと成ってやっと1点勝ち越し。

 1点リードはしたものの、その後の攻撃はマサタケのポテンが有っただけで、ノーヒット。何の策も無かった。
4回からもマサタケはいつもの様に外野にいい当りをされながらも四球を出さずに打ち取って行く。
この後はミスも有ったが、難しい飛球にもバックは良く守ってくれたね。

 結果として7回、1点差の勝利とは成ったが、バッティングの内容からして完全に負け試合の内容。ケイタのバントが決まらなかったら、勝利は無かったのではないか、そう思う。

 この試合の後は僕は一志に残り、後の試合の進行段取り。津のチームはいないし高岡さんが来るまでは仕方が無い。
第二試合の越賀さんと友生さんの試合を見ていた。
両チームとも内野の守備はしっかりしている。特に友生さんは内野に転がったら無理だな、と思うぐらいに固い、堅実で速いディフェンスだ。外野もいいポジショニングをしている。チームでしっかり共有が出来ているのだろう。
 いい打球を飛ばされても好捕したり、シングルで抑えている。

 勝負の分かれ目はやっぱりキャッチボールの差だ。
1死3塁で友生さんはサードゴロでランナーが思いっきりスタート。サードはホームへ投げたが、ボールが高くセーフ。これで先取点。
続く同じ場面で、今度はファーストゴロ。これも返球が高くセーフ。
その後は後半にミスも出てしまったが、勝負どころの差はこれだけだ。この2点、低いいい送球なら2つともアウトだと思う。
 神戸の内野だったらどうだろうね。アウトに出来るだろうか?

 3試合目の高岡さんと美旗さんの試合が始まる前に球場を出て、4年生以下が、練習試合でお世話に成っている高岡小へ。ここも耐震工事でレフト側は大きく工事で専有されて当分はAの試合は出来ないだろう。高岡さんの4年以下は粒が揃っている様だ。点差は着けられていた様だが、これから沢山経験を積んで、強く成って欲しい。

 そしてオオタカに行くと栗葉さんとの練習試合はハルヤが投げて同点で7回に入るところだった。このところハルヤが7回を投げて試合を作ってくれる様になったのは本当に有りがたい。
結局、同点で終わった様だけど、問題の6年生はスコアブックを見る限り、余り打てて無いようだね。

 次は5年生も入れて試合をしてもらったが、この試合も前半はキャッチボールが全く出来ていなかった。サードゴロの悪送球、ショートと続き、ランダウンプレーも動きが遅くてアウトに出来ない。落球も続く。外野はバッターに合わせたポジショニングが出来ていない。
フウジロウに投げさせたけど、今日はこれだけバックに足を引っ張られても6回で1四球だけ。
ボールに伸びも有った様で、外野にも飛ばされていたが、ちゃんと守れば防げる打球も半分以上は有る。

 バックはフウジロウの投球は大体バッターを押していたんだから、それも考えて状況を頭に入れながらポジショニングをして欲しい。そしたらもっとアウトに出来る打球は増える。失点も少なく成る。そこを覚えて欲しい。
昨日にキャッチをやらせたリクトは今日は2塁への送球も昨日よりは速く成っていた。指先にボールがかかる様に成れば、もっと伸びの有るボールも投げれるだろう。盗塁も出来たし、この試合はフウジロウの投球とリクトのキャッチが収穫だった。

 今日の積水ハウス旗の試合は、子供達にも勝負への甘さ、気持ちの甘さが、少しは良く解ったのではないか。勝負は最後まで、ゲタをはくまで解らない。
絶対に勝負事は油断してはいけない!!

少しも、何の余裕も無い。1試合1試合、気を抜かず集中して基本を忘れずに頑張るだけ。それでダメなら仕方無いよね。また気持ちを切り替えて練習すればいい。
今日の教訓を忘れずに、また集中して頑張って行こう。
 

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